富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

素材から:「文字」という「図」

2007年12月25日 | パソコン

 

やけに、「にやけた」というか「わかりにくい」タイトルでは、ありますが
年賀状作りも佳境を迎えた今日この頃
同じ内容ではないにしろ3人の人から、質問・疑問を投げかけられて、
ふと気づいたことがあります。

それが、タイトルにある「文字」という名の「」というとらえ方です。
パソコンで扱うデータには、いくつかの種類があって、区別されます。


その中でも良く使う種類に「数値」「文字列」「イメージというモンがあります
これらの持つそれぞれの意味は、パソコンを扱う上でそれぞれが
大きく違っており、それぞれの意味をもってファイルに保存する場合
全く違うファイル形式で保存されんとあきません。

こういう言い方をすると、パソコンの初心者のかたにとっては、
「なんで?」「どこが?」「どういうことか?」
ますます、煙たい話になって、わかりづらいと思いますが・・・


ともかく、絶対的にちゃうモンなんです!



ですから、この区別を混乱してしまうと、誤解が生まれます。

パソコンで数値といえば、正に数字ですが、数字といっても
1,2,3・・・100,1000,10000のように
それぞれが、それぞれの大きさや数値としての意味をもって・・・
(・・・わしゃ学者か???・・・何が言いたいかわかって欲しい!)
言うてることが小難しいけど、101は100より1だけ大きいという
数値という意味がちゃんとあるってことで、100に101足したら201になり
1と0と1を並べただけとは、ちがうということです。


これに対して、ただ単に1と0と1を並べただけの「101」は
文章と変わらず、101に100を足しても「101100」と横並びに
なるでしょう。「明けましておめでとう」と文字入力しても
同じです。こういう一つ一つの文字を並べただけのモノを
文字列」とよび、パソコンではテキストデータなどというのが
一般的です。


ここまでの説明だけでも、汗かきますし、読む側も頭が痛なるかも・・・・


テキスト」という文字列は、編集も可能ですし
キーボードから文字入力出来るし、フォント(字体)を
変えたり大きさも変えることが出来ることを知っておられますよね


エクセルやワードの「テキストボックス」という機能は
まさにこうした文字列をページの中に「挿入」するときに使います。

ところが、例えば上の図のような年賀状の「素材集」にある
筆文字などの文字のデータを「テキストデータ」とごっちゃに考えると
誤解が生まれます。

・・・・文字は文字でも・・・文字やナいンですけど・・・・ねぇ・・・

質問をされた一人が電話口で、「文字が・・・」動くとか
動かないとか、しきりに言われて 
それを聞いてるこっちが、てっきり「テキストボックス」の話と勘違いして
行き違った原因がここにあります。

 

上の図をもう一度じっくりご覧下さい!

中身が縮小表示された部分でなく、ファイルにつけられた
名前にこそ、注目してください。
それぞれの「文字」のファイル名の末尾に「.PNG」という
拡張子がついていること、そのことこそが重要なポイントです。


確かに「縮小版」モードにしてフォルダの中身をのぞくと
そのファイルは「文字」のようですが、パソコンでは
文字を意味するテキストデータなどではなくて
実は、筆で書かれた文字の「」であり、
言い換えれば、文字のイメージです。

ファイルそのものは、拡張子が「.png」であるPNGという形式の
イメージ(画像)ファイルなんです。


これに対して、文字列の意味をもったテキストデータには
「.txt」というような拡張子がついて区別されます。

 

素材集にある「筆文字」は、どうして作られたかというと
多分、達筆な方が、実際に筆で書かれた文字を
スキャン(読み取って)して、写真のように「イメージ(画像)」として
保存されたイメージデータで、そういう意味で
干支や門松などのイラストと何ら違いがありません。

ですから作成画面のところに貼り付けて、
そのデータをクリックすると、縦長にも横長にも拡大・縮小が可能ですが
かといって、中身の文章を修正・変更は出来ません
正にイメージそのものです。

 

ですから、タイトルにあるように、文字という「」と言えるのです。
」ということは、広く「イメージ」ということであり
写真やイラストなどの仲間であって
パソコンはイラストも写真も筆文字も区別はしません。



前述の方の質問は、文字が動く・動かないとおっしゃっておられたのですが
実は、「図」が動く・動かへんということを「ゆうとっちゃったん」であって、
たとえそれが、見た目が「文字」やったとしても、
ファイル自体は「イメージ」のなにものでもなく、
この場合、年賀状画面のイラストや写真や文字の
「図」が思うように動かないということであり、
図」のところで「右クリック」→「図の書式設定」→「レイアウト」
タブで「行内」
となっていたのを、それ以外のに指定して
「OK」
を押して解決しました。

 

この、こ難しい話わかっていただけましたか?
脅かすようやけど
こういった「拡張子」で表すファイルの形式の理解については
これからパソコンを一歩だけ進むのに、結構重要な意味を持ちます。

 

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