富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

日本語変換のちょっとした工夫:ユーザー辞書

2007年10月30日 | パソコン

例えば、丹波に生まれてきたことが、パソコンする上で
ちょっとした面倒に出くわすと実感するのは、
すっかり「丹波弁」になじんでしもて、「ダ」と「ザ」行がごちゃ混ぜのまま
文章打つときに、極自然に、「絶対」を「でったい」と入れて
スペースキー押しても
いっこうに変換されへん時・・・何回も押しながら
「そうやがな、あんたが間違うてる!がな」「でったいちゃうがなゼッタイや」
って思いがちやし、ついついそう言いがちですが
実はそれは大間違いもええとこです。

僕が思うに、お国なまりを間違いナんて切り捨てることこそ
大げさにゆうたらその「文化」を否定することではありまへんか?


一言でゆうたら、IME(日本語変換プログラム)が
「丹波弁」に対応してないということで、プログラムの方に
問題があるということでしょう。
間違いなどでは決してありません!「標準」などと勝手に決めつけた
そういうモノの考え方の方に狭苦しさを覚えてしまいます。
言葉に正しいなんて言うものがありようもないのです。

とはゆうもんの現実には、「でったい」は「でったい」ってなるし
「名前をつけてほどん」ってやっても「ホドン」ってなるのがオチやし・・・



そこで、IMEの「単語登録」を使うことによって
ある程度のこのイライラ問題の解消を図ることが出来ます。

実際は、こういうのって、「丹波弁」に限らず
例えばメールアドレスのややこしいのとか、
自分の名前や住所をいちいち入れるのは面倒やし、
間違いの元っていう場合にも
「かんたん入力」としても応用できます。
「ユーザー辞書」っていう機能です。



IMEバーの赤で囲んだアイコンが「単語登録」ですが、もしもそのアイコンが見えなんだら
「プロパティ」の方を開きます。



するとこんな、画面が開きますのでその中の「単語登録」を選択して
下の画面を開きます。


単語登録の手順は、まず真ん中の「語句」っていう欄に
登録したい「変換後の文言」を貼り付けるか入力しときます。
次に一番上の「読み」によみを【読み・・・ひらがなでその文言の読みを設定します。】
を入れます。例えばメールアドレスなら「めーる」と出来るだけ
簡単で、省略された言葉がええでしょう


そして、「品詞」の欄は初期設定の「名詞」はさけて
「▼」をいじって「固有名詞」とか「固有人名」などを
適当に選んで「OK」をクリックすると
単語登録を完了します。
出来たなら、どっかで「読み」を入れて変換して確認してみてください。


 


はじめにゆうた「丹波弁」を「絶対」という言葉に「でったい」という
読みをあてがえば、今後は「でったい」と入れてもちゃんと
「絶対」っていうように変換できます。
せやけど、膨大な「丹波弁」をいちいち登録するとなると
結構な時間と手間を必要とします。
それもメンドクサイし、ちょっとは頭で「絶対」は「ぜったい」やったかな
てなぐらいの学習が必要になるんかも知れません・・・


実はコレって以前サークルでやった「おさらい」なんですが・・・


筆ナンとかの年賀状ソフトのたくらみ

2007年10月30日 | パソコン
11月と聞いて、「年賀状」作りっていうのは、
少々気が早いって気がせんでもないんですが、
電気店の店頭には所狭しと「筆・・・」なんとかてな
年賀状ソフトが、あふれ出します・・・っと(小枝風に・・・)


誠に律儀な人は、きっと毎年季節ごとに買い換えておられるんでしょう。
それらは、4000円ほどで売られています。
・・・考えてみれば「年賀状」印刷に限ってゆうたら
5年で2万円をこえる投資になるわけですやん・・・
セキュリティソフトの更新でさえも
年間4000円します。この物いりな世の中に
なんぼほど、「ぼったくるんやねん」って気にもなりますわいな


実は、買い換えたい人の気を引くのは
たいていの場合、こういったたぐいのソフトが、その年用の
干支しかないうえに、サンプルもその年限り
さらに、悪賢いことに住所→郵便番号変換の辞書を
絶対に更新したりしません。新しい辞書は
新しいソフトにしかついてません!
・・・なら毎年「買い換えせな」っていうのが
奴らの「ねらい目」っていうもんです。


ほな、「買い換えなしゃーないん?」ってことになりますが
そうではなくて、
古いままの年賀状ソフトのままで使い続ける策はあります。


確かにこういった類のソフトのメリットは、
イラストやサンプルが抱負で
宛名の印刷が非常に便利であることが、
ファンを惹きつけてはいます

イラストや背景は、市販の素材集を買うか
あるいは、ネット上の無料素材を「ダウンロード」して
デザインすることで対抗できます。

一方、肝心の住所録はといえば、悪いことに
はやりの「市町村合併」のせいで郵便番号や住所そのものの更新を
余儀なくされてきており、
面倒くさいけど「修正せんとアカン」ハメにおちいりがちです。

コレも、ナントか知恵を絞って解消できます。
というのも、パソコンになれた方なら
すぐに理解できると思いますが、各社特有のファイル形式
で保存された住所録も、
実はほとんどどのソフトも、ちょっと「保存」のさいに
気を利かして、「ファイルの種類」を探ってみると
共通のファイル形式で、読み書き出来るんです。

「CSV」という形式です。
コレは、あのエクセルも取扱いが得意なんです。
住所録をCSVで書き出して、エクセルで読み込み
エクセル上で修正して、CSVに書き込み
それを年賀状ソフトで読み込むてな段取りで
この問題を解消するんです。


ゲッ!・・・コレ聞いただけで、「やっぱり買い換えよ」って
思たらあきまへんで・・・それこそ筆ナントかの思うつぼ

節約はこうした努力の継続によって、なされるのです・・・っと