アイデア+アイデアガーデン その1 脱過激派プログラムを再度考える
はじめに
アイデア広場やトット記者の対談で生まれたアイデアを、2つとか3つを融合させてアイデアを考えて見ました。それが、『アイデア+アイデアガーデン』です。老化を防ぐために作っているのですが、だんだん面白くなっています。このまま健康寿命を全うできれば、望外の幸せです。
脱過激派プログラムを再度考える
IS(イスラム国)は、アルカイーダからも排除された過激な集団とされていました。でも、アルカイーダもアルカイーダを名乗れば、具体的なテロの戦術を個人で行うことができたのです。イスラムの地を侵略する敵と戦うというアルカイーダの理念に共鳴すれば、誰でもアルカーイダとなることができたわけです。ISにも、同じことがいえるようです。ISは、崩壊します。でも集団から個人にいたる拡散が、憂慮されています。
そこで、個人の過激的な信仰を平和的なものに変容させることを考えてみました。イスラム過激派は、ジハードを標ぼうします。最も、ジハードは、信仰を深める個人の内面の戦いを重視しています。武器を手にした戦いは奨励されていません。ムスリム社会では、アラーとの約束であるイスラムの教えを守ることが信用の基本になります。信仰の厚いムスリムは、人間は騙せても神様を騙すことができないと堅く信じています。信仰の厚いムスリムは、決して嘘をつくことも、礼拝や断食を忘れることはありません。これらの行為は、最終的には本人が決めなければなりません。個人の決定は、クルアーンやハディースを読んで、自分の責任で判断し行動することになります。個々のラーメンやカレーがハラームかどうかは、個人がその都度判断すればよいのです。疑わしい食品経営者の店であれば、いかなければよいというだけです。日々の生活で食品を買ったりする場合、ムスリムなら自分が信頼する店に行きます。ヒジャーブを着る着ないは、本人に任すのがイスラームの基本的なルールです。ヒジャーブを着たいと思う人は着れば良いし、着なくても良い人は着なくとも良いのです。
テロを繰り返す人々の再犯を抑える仕組みが、求められています。「健全な身体に健全な魂が宿る」式のスパルタ訓練は、抑止効果がありません。再犯の減少には、罰に加えて、「治療」を導入することが必要です。再犯予防という観点からすると、刑罰だけでは不十分だという認識が世界の潮流です。犯罪者に何の治療も施さなかった場合、平均的再犯率は65%であり、適切な治療を行った場合は35%になります。治療で変えることのできる要因を調べ、原因になっている要因に絞って治療を行うことになります。過激派の場合、思想や信仰ということになります。
インドネシアでは、過激派を穏健な思想に転換させるプログラムを行っています。そのプログラムが、効果をあげています。彼らから、ジハード精神を放棄させることはできませんでした。でも爆弾の使用を、辞めさせることはできたのです。ジハードの精神に無抵抗の人々を殺すことは、『アラーが望んでいない』ことを理解させました。このプログラムのポイントは、『理解させた人』にあります。カウンセリングで言えば、臨床心理士となります。神様を信じ、嘘をつくことも、礼拝や断食を忘れることのない誠実な人が、このプログラムに関わったのです。信仰の厚い人々が、過激な思想を沈静化させたわけです。過激的思想を持つ人も、信仰の厚い人の言葉と行動には理解を示すようです。
はじめに
アイデア広場やトット記者の対談で生まれたアイデアを、2つとか3つを融合させてアイデアを考えて見ました。それが、『アイデア+アイデアガーデン』です。老化を防ぐために作っているのですが、だんだん面白くなっています。このまま健康寿命を全うできれば、望外の幸せです。
脱過激派プログラムを再度考える
IS(イスラム国)は、アルカイーダからも排除された過激な集団とされていました。でも、アルカイーダもアルカイーダを名乗れば、具体的なテロの戦術を個人で行うことができたのです。イスラムの地を侵略する敵と戦うというアルカイーダの理念に共鳴すれば、誰でもアルカーイダとなることができたわけです。ISにも、同じことがいえるようです。ISは、崩壊します。でも集団から個人にいたる拡散が、憂慮されています。
そこで、個人の過激的な信仰を平和的なものに変容させることを考えてみました。イスラム過激派は、ジハードを標ぼうします。最も、ジハードは、信仰を深める個人の内面の戦いを重視しています。武器を手にした戦いは奨励されていません。ムスリム社会では、アラーとの約束であるイスラムの教えを守ることが信用の基本になります。信仰の厚いムスリムは、人間は騙せても神様を騙すことができないと堅く信じています。信仰の厚いムスリムは、決して嘘をつくことも、礼拝や断食を忘れることはありません。これらの行為は、最終的には本人が決めなければなりません。個人の決定は、クルアーンやハディースを読んで、自分の責任で判断し行動することになります。個々のラーメンやカレーがハラームかどうかは、個人がその都度判断すればよいのです。疑わしい食品経営者の店であれば、いかなければよいというだけです。日々の生活で食品を買ったりする場合、ムスリムなら自分が信頼する店に行きます。ヒジャーブを着る着ないは、本人に任すのがイスラームの基本的なルールです。ヒジャーブを着たいと思う人は着れば良いし、着なくても良い人は着なくとも良いのです。
テロを繰り返す人々の再犯を抑える仕組みが、求められています。「健全な身体に健全な魂が宿る」式のスパルタ訓練は、抑止効果がありません。再犯の減少には、罰に加えて、「治療」を導入することが必要です。再犯予防という観点からすると、刑罰だけでは不十分だという認識が世界の潮流です。犯罪者に何の治療も施さなかった場合、平均的再犯率は65%であり、適切な治療を行った場合は35%になります。治療で変えることのできる要因を調べ、原因になっている要因に絞って治療を行うことになります。過激派の場合、思想や信仰ということになります。
インドネシアでは、過激派を穏健な思想に転換させるプログラムを行っています。そのプログラムが、効果をあげています。彼らから、ジハード精神を放棄させることはできませんでした。でも爆弾の使用を、辞めさせることはできたのです。ジハードの精神に無抵抗の人々を殺すことは、『アラーが望んでいない』ことを理解させました。このプログラムのポイントは、『理解させた人』にあります。カウンセリングで言えば、臨床心理士となります。神様を信じ、嘘をつくことも、礼拝や断食を忘れることのない誠実な人が、このプログラムに関わったのです。信仰の厚い人々が、過激な思想を沈静化させたわけです。過激的思想を持つ人も、信仰の厚い人の言葉と行動には理解を示すようです。