ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

幸せと生活を両立させる工夫 アイデア広場 その 1441

2024-08-14 15:57:58 | 日記


 世の中のお仕事は、人を幸せにするためにあるという方たちがいます。たとえば、サービス業の使命は、人を幸せにすることだと断言する方もいます。高齢化社会で、幸せを求めるシニアの方の中には、いつまでも元気でいたい,長生きしたいと思う人が多くなってきました。このように、命を大事にするとか幸せをもとめるとかを基準に考えると、いろいろなものの見方が変わってきます。不況下であっても、健康食品の売上げは右肩上がりになっています。健康を求める人々が、これらの商品を購入しているわけです。大規模農業では、肥料や農薬を使うことになります。この農法は、効率的ですが不安が付きまといます。小規模農業や家族による経営農業では、有機栽培なの手法が、低コストで行うことができます。小規模の有機農業では、加工、直売を最初から組み入れることによって、小さくても十分に暮らしの享受と幸せを届けることができます。有機農法には、健康に良い作物を作るという「刷り込み」があります。このような農業こそが、幸せにいちばん近い仕事だと感じている方もいるようです。面積の拡充なんて考えず、最初かちコンパクトでいこうという考え方を持っています。農地の面積や規模を制限することによって、農地活用や時間の効率もアップするのです。大きな機械を買う必要がないので、借金する必要もありません。本来、農業は鍬一本でできるもので、初期投資をかけなくてもできるはずと楽観的に取り組んでいる方もいます。今回は、小規模な農家の知恵と工夫が、豊かな生き方を体現している様子を眺めてみました。
 農薬や肥料を少なく使用して、環境負荷の少ない循環農業が見直される時代になってきました。以前、消費者は「おいしさ」を求めていました。今は、「安全・安心」次に「健康」、そして3番目に「おいしさ」が選ばれるようになっています。おいしさだけを追求していると、「安全・安心」や「健康」の面が、疎かになる場面がでてきます。そんな中で、「安全・安心」や「健康」を大切にし、そして環境に優しい農業が、注目されています。その注目される農業の1つに、有機農法があります。お米に関しては、田植えをし、農薬をまいておけば、ほぼ手入れをする必要はなくなり、収穫を迎えることができます。昔は重労働であった除草の作業は、農薬を使っていれば必要のない仕事になりました。でも、容易にコメを育てて収穫のできる仕組みより、細かな作業を行う有機農法でつくられたコメに高い価格が付くようになってきたのです。最近は食料安全保障やSDGsによる環境に配慮する視点から、有機農法に関心が集まっています。
 余談になりますが、幸せに暮らすにはどのくらいの収入があればよいのでしょうか。幸せに暮らすためには、どのくらいの収入が必要なのでしょうか。「お金はあればあるだけ良い」、なんて言い出したら、キリがありません。「スピードは速ければ速いほうがいい」、なんて言ったらキリがありません。何のために、どのくらいもうけるのか。この「何」は、幸せと同じようなものになるかもしれません。今回の主人公は、お金と向き合うけど、キリがない欲望には付き合わない人たちです。幸せや売り上げ、収入を考えていくと、やることがどんどん明確になっていくようです。幸せの原点は、「比べない」「足るを知る」ことになります。蛇足ですが、仕事には、人、物、金に制約があります。制約がある中で、ギリギリまで無駄な要素を削ぎ落としていく過程があります。無駄な要素を削ぎ落とし、必要な要素を最大限にひねり出すわけです。この様々な制約の存在が、新しいアイデアを産むことに繋がります。湧き出るアイデアを使いながら、「効果」と「成長」を引き寄せます。この「効果」と「成長」は表裏一体となって、仕事のやりがいや手ごたえをもたらします。「効果が目に見えて高まる」こと、そして「自分が成長する」ことを実感することが重要になります。
 そこで、これからの期待される「安全・安心」や「健康」を目指す農家が豊かに経営を行っていく姿を追ってみました。山陰地方で夫婦2人の畜産農家が、楽しい農業経営をしています。2人の年間売上は1250万円で、直接的な経費が450万円、差し引き800万円が収入となります。今評判のアイガモ農業、牛と豚の飼育、そしてこれらの肉の販売でこれだけの収入を上げているのです。山陰地方の山間部は、離農者が多いそうです。寂しい気持ちになりますが、工夫次第では、追い風になります。農地が、手に入りやすい状況になっているのです。アイガモ農法は、田んぼで米とカモを同時に育てられます。これは、有機農法の類型に入ります。他にも小麦を栽培したり、牛のエサも自給できるよう耕作放棄地を利用して牧草を栽培しています。豚のエサは、地元の野菜くず、せんべいくず、くず小麦などで飼育しています。これは、環境負荷の少ない農業といえます。このエサとなる牧草を確保するために、3㌶の農地が必要です。そして、離農した農家の田畑を借りることは容易です。その田畑は、牧草地にすることも可能なのです。普通は、外国から輸入した飼料を買う仕組みが有力です。この御夫婦は、添加物や化学肥料、そして農薬を使わない方針なのです。外国からの飼料には、遺伝子組み換えによる穀物や牧草が使われています。このご夫婦は、この飼料が嫌なのだそうです。世の中には、安全や安心を大切にする人達が、少数派ですが存在します。この少数の人びとをターゲットに有機米や肉を販売することで、農業経営は成り立つのです。800万円の収入は、消費する人びとの健康を損なうことなく、環境の汚染をすることなく、獲得したものなのです。
 アイガモ農業は、有機米を収穫し、カモを食肉にすることで完結します。この2つの課題を達成する過程に、いろいろな工夫が見られるのです。カモのヒナは、寒さに弱い面があります。4~5月の田植えでは、アイガモを田んぼに離すには早すぎるのです。そこで、田植えを他の農家より遅い6月の上旬まで引き延ばします。6月にアイガモのヒナを買い入れて、プールで1週間ほど慣らしてから、田植えの終わった田んぼに入れることになります。雑草が伸びれば、アイガモが食べてくれます。でも、雑草の伸び方は一様でもありません。雑草が少ないときは、田んぼに入れるアイガモを少なくします。逆にイネが草に負けそうな田んぼには、大きくなったカモを入れたり、数を増やしたりしながら調整していきます。雑草や虫を食べるアイガモにも、エサをやらなければなりません。アイガモは、雑草と虫だけで、肥育するわけではありません。しっかりエサやることで、アイガモが食肉として良いか悪いかが決まってきます。8月頃には、田んぼの中の虫も草も少なくなってきます。草も虫も食べ尽くすと、次にカモがすることは、イネの穂を食べることになります。イネの穂が出たら、真っ先にカモにねらわれてしまいます。イネの穂が出る8月中旬になると、カモを田んぼから引き上げることになります。田んぼで仕事が終わったアイガモは、人間の食用にしないと完結しません。生きた動物をお肉にすることは、人間が生きていくうえで必要なことです。この農家は、アイガモ農業をしている農家からのアイガモの処理を依頼されています。自分の家では、200羽ほどの飼うわけですが、依頼が5000羽ほどになるそうです。
 再度、有機農業の厳しさとその可能性のお話しになります。有機米への最大の障壁は、除草にあります。除草と本気で取り組めば、毎日7kmを歩く作業量になります。もし、この作業が軽減されるならば、有機米農法は急速に普及することになります。この障壁を乗り越えようとする人たちが、秋田県に現れました。アイガモではなく、アイガモのロボットによるものです。雑草を抑える自走式ロボットを使い、有機米を栽培する試みが秋田県の「にかほ市」で始まったのです。地元農業生産法人が、雑草を抑える自走式ロボットを使い有機米を栽培しています。このロボットは、東京農工大発ベンチャーが開発した「アイガモロボ」を使用しています。田植え前に水を張り土の塊を細かく砕く代かきの期間も3台のアイガモロボを稼働させていました。太陽光で動くアイガモロボは、農家の負担と手間を減らすために水田を動き回ります。太陽光発電を動力源にして、スクリューで水をかき混ぜ、泥を巻き上げるのです。水が濁り、水中に届く日光を遮ることで、稲の生育を妨げる雑草の発芽や成長を抑える仕組みになります。田植えから2カ月たった7月15日、40ヘクタールの水田には雑草がほぼ見えないほどの成果を上げていました。この農業法人は、農薬も化学肥料も使わず、「ひとめぼれ」を有機栽培しています。市や井関農機などと連携して、「環境保全型スマート農業」の確立を目指しています。このような環境に優しい農業が普及すれば、未来は明るくなるかもしれません。
 最後になりますが、見方を変えれば、デメリットの中にいくつかのメリットを見出すことができます。たとえば、今のマンションは、高い階のほうが価値は高いことになっています。高層マンションは、階が高ければ高いほど家賃が高くなります。でも、災害の多い日本で、いざ地震か何かでエレベーターが止まったり水道が使えなったりしたらどうなるでしょうか。9階に住んでいたりすると、人が1日に必要な水を運ぶだけでも、大変な重労働になります。地震などになると、価値が低いとされてきた低い階の人のほうが安心して暮らせる状況が生まれます。安心な仕事、保証された仕事、確実な仕事など、そんな仕事などはありません。どんなに頑張って真面目に働いても、今いる会社が倒産しない保証などはないのです。でも、普通の人は、リスクを恐れ、自分のライフスタイルを崩さない程度に働ける会社を選択してしまいます。会社に依存せずに独立し、人生の長い時間を誰にも頼らず仕事していく生き方も、これからの選択肢になるかもしれません。大きな農業が、理想だった時もありました。でも、国際紛争や気候変動で、大きな農業は苦戦を強いられています。そんななか、健康志向、幸せ志向、環境保護などの流れが、小さな農業の支援者になってきました。健康で、環境に優しい、そして幸せを、支援者の方に提供できる仕事を行っていきたいものです。


Short-chain fatty acids suppress obesity Idea Plaza Summary 1160

2024-08-14 09:15:49 | 日記


 As obesity progresses, it leads to diabetes. It is said that there are 425 million diabetic patients in the world. Recent theories have focused on chronic inflammation, which worsens due to obesity. In Europe and the United States, this chronic inflammation is called a silent killer. As a result of inflammation due to obesity, inflammatory cytokines are produced and act on other cells. When inflammatory cytokines are released into obese fat tissue, they reduce the effectiveness of insulin on cells. A decrease in the effectiveness of insulin means higher blood sugar levels. Inflammation due to obesity induces insulin resistance, which increases blood sugar levels and triggers diabetes.
 Recent findings have shown that the intestinal flora of obese people has a reduced ability to produce short-chain fatty acids. These short-chain fatty acids are organic acids such as butyric acid, propionic acid, and acetic acid produced by intestinal bacteria. Short-chain fatty acids have the power to stimulate intestinal cells to secrete incretin hormones. Incretin has the effect of promoting insulin secretion by acting on the pancreas. This effect regulates blood sugar and leads to the prevention of diabetes. Fat cells have sensors that detect short-chain fatty acids. When the fat cell sensor detects short-chain fatty acids, the cells stop taking in nutrients. The sympathetic nerve also has sensors that react to short-chain fatty acids. When the sympathetic nerve detects short-chain fatty acids, the metabolism of the entire body is activated. Short-chain fatty acids work to prevent obesity by both suppressing fat accumulation and increasing fat consumption.
 These reliable short-chain fatty acids are produced by intestinal bacteria such as Bacteroides breaking down food. Bacteroides and other bacteria that produce short-chain fatty acids live by feeding on dietary fiber. Foods that these bacteria prefer are seaweed, mushrooms, vegetables, beans, konjac, millet, and brown rice. Bacteroides bacteria originally work to protect us from obesity. It was the Gordon group that proved this. The Gordon group conducted a one-year dietary experiment on 12 obese people. They found that eating more vegetables can change the obese flora to lean flora. To prevent obesity, it seems that eating more vegetables, exercising, and getting enough sleep are the best ways to prevent obesity.