ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

ちょっと厳しさを伴うダイエット   アイデア広場 その370  

2018-06-04 20:44:50 | 日記
 

 アメリカのエリートには、肥満の人はいないということです。エリートなどの指導者は、逆境や誘惑に耐える強い精神力が求められます。肥満は、意志の弱い人物と見なされようです。これらの弱い人は、いろいろな面で不利益を受けることが想像されます。ダイエットには、強い意志の力が必要とされます。それ故、エリートとして認められる面があるのかもしれません。ダイエットをやりきる人は、ほん少数派といわれています。
 そこで、ダイエットをやりきる方法を考えてみました。単純に考えれば、60kgの体重の人は基礎代謝が1500カロリー程度になります。これに、1.5を掛けた2200カロリーを日常的に摂取し、余分なカロリーを取らないことになります。できれば、一定のカロリー消費を運動で行えば、健康を維持しながらダイエットができることになります。身体的な活動は、気分を向上させる効用があるだけでなく、その効果が持続することが知られています。ウオーキング、サイクリング、ジョギングなど、体を動かすことは良いことなのです。余談ですが、ダイエット中にうつの症状が出る場合があります。うつ病患者への抗うつ剤と運動処方の実験例があります。この実験は、4ヶ月ほど行いました。うつ病の患者に薬と運動処方を行った結果、同程度の幸福感をもたらしたのです。幸福度の改善において、運動処方と抗うつ剤が同じだけの効果があることに、皆さん驚いたそうです。おまけがあります。抗うつ薬を飲んだグループは、6ヶ月後38%が再びうつ状態に戻っていました。運動だけをしたグループは、6ヶ月後の再発率はわずか9%だったのです。食事療法に運動療法を加味する利点がこんなところにもあるようです。
 食事においても、工夫が求められます。食に対する欲求は、根源的なものです。さらにその欲求には、地理的歴史的な文化要素が加味されています。いかに、糖質制限が必要ですといわれても、人間欲求と文化が複雑に絡み合った食生活を変えることができません。一般的には、良く噛んで時間を掛けて食事をすることになるでしょう。近代化する中で食の品質も向上しています。ある家電大手が、レンジと冷凍食品の利用方法を調べたものがあります。冷凍食品を実際どのように食べているのかを調べたわけです。すると、40歳代男性の夜食の特徴がわかりました。この年代の男性は、冷凍パスタを愛用していたのです。このパスタは、腹持ちが良い割りに、カロリーが低いのです。寝る前2時間は、食べないことが、ダイエットの鉄則です。でも、どうしても我慢できないという40歳代男性は、低下ロリーのパスタを食べていたわけです。再度余談ですが、この年代をターゲットにした夜食ビジネスは、低カロリーバランス栄養の商品を揃えておくことになるでしょう。
 ダイエットには食事と運動療法が大切だということがわかりました。この二つの処方を上手にやるには、どうすればよいかということになります。長年続いた食習慣を打ち破って、エリートを目指すポジティブな行動を開始するわけです。そのためには、心身を活性化するエネルギーが必要です。活性化するエネルギーを最小限の努力で発現させる工夫が求められます。食と運動の範囲をできるだけ、狭くしておきます。朝昼晩の食事の時間、費用、料理の数を決めます。決めた食事を、良く噛んで、時間を掛けて食べるのです。運動療法に関しては、行う時間、運動量、運動の質を決めておきます。まず、取りかかる時間だけ確実に守り運動に入ります。後は、自由でも良いでしょう。楽しいときの運動は、運動量も質も想像以上に高いものになるです。時間がないときには、運動の質を上げます。歩く速度を上げれば、運動の質を確保すると同時に量も確保できます。食事の組合せは、無限にあります。その中に楽しみを見いだすことができれば、生き生きとしたダイエットができるかもしれません。
 余談ですが、ダイエット中に心配なことがあります。自分の身体は、大丈夫なのかということです。つまり、健康な状態を、維持しているかということです。毎日、お医者さんに行って調べるわけにもいきません。その確認の簡単な方法は、大便を見ることのようです。便が水に沈むかどうかをチェックします。完全に浮きも沈みもしない状態なら適正だといわれています。これは、食物繊維が適正に摂取できているかどうかという見方でもあります。腸内細菌叢が正常に働いている場合、便は適正な状態になるようです。


電源開発・地域の荒廃・新しい復興 アイデア三題噺 23

2018-06-04 20:26:43 | 日記
  
 電源開発には、荒廃がつきものです。福島県には、電源開発バブルが2度ありました。1度は、奥只見や田子倉ダムに代表される只見川水系開発の時期です。只見川水系には、数多くのダムが造られました。その合計出力数は、370万kwです。原発3基分相当する電力供給能力を持っているのです。この建設は、1949年から始まり1968年で完成をみました。その間、この地区は良い意味でも悪い意味でも、開発バブルに見舞われます。しかし、今は少子高齢化の典型的な限界集落になりつつあります。
 次に訪れた電源開発は、福島原発事故の起きた地域になります。原発開発による交付金は、湯水のように使われました。絶対に事故は起きないと信じた人々は、原発建設に協力し、その恩恵を受けてきました。でも、この地区も原発建設の後半になると、衰退の兆しを見せていました。人口の減少、企業進出の減少など、地域が停滞する現象が出てきました。東京電力に、頼りすぎていたのかもしれません。交付金を、より有効な対策に使う工夫が足りなかったともいえます。人はどん底まで落ちると、這い上がる知恵を出し努力をするといわれています。只見地区も原発地区も、まだまだ資源は残っています。
 たとえば、只見川水系の各々のダムを10mかさ上げするだけで、電力供給能力は100万kw程度増えるでしょう。その利益で、地域を豊かにする方策を高齢者が考えれば良いのです。原発事故では、後始末がまだまだ多く残っています。汚染土の除去と中間貯蔵施設への輸送には、数兆円の予算がついてまわります。これを地元の住民が請け負えば、数兆円のお金を得ることができます。ベトナムの技能実習生に働かせる企業には、遠慮してもらうのです。地元に帰る人には、働く場所はほぼ永遠に保証されます。汚染土除去と中間貯蔵施設に運ぶ仕事はこれからも続きます。自分の土地を自分が利用したいだけ除染するシステムを作ることです。除染すればお金を得て、除染した土を中間貯蔵施設にはこべばお金を得るようにするわけです。原発事故の後、福島はある種のバブルが起きました。でも、いつまでも続くわけではありません。そろそろ自分たちで稼ぐ仕組みをつくり出す時期かもしれません。