ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

家庭に眠る資産を有効活用する知恵  アイデア広場 その1420

2024-07-12 16:45:55 | 日記


 以前、代々木公園のフリーマーケットを訪れた時、掘り出し物がいくつかあったことを思い出します。日本の家庭には、価値のあるものがまだまだ眠っているようでした。代々木公園のようなフリーマーケット(フリマ)は、一般の人が広場などでいらなくなったものを売り買いする市のことになります。このフリマがインターネット上でできるようにするアプリが、フリマアプリということになります。このネットによる売買は、年々増加傾向を示してきました。ところが、近年、フリマアプリの成長に陰りが出てきています。いわゆる掘り出し物の数が減少する状況も出てきているというのです。この事業に関係している人たちは、出品数を増やして取引機会を増やしたいという希望を持っています。日本国内の家庭で、日の目を見ずに埋もれる資産は膨大です。フリマアプリの代表格であるメルカリの試算によると、国内の家庭に眠る隠れ資産は66兆円を超えるとも言われています。年代別に見ると、50代~60代の夫婦2人世帯の隠れ資産は、約132万円となり平均の約111万円を上回るのです。メルカリはこうした家庭に眠る資産を掘り起こしたいとの考えです。今回は、眠れる資産を掘り起こし、豊かな生活を送れる仕組みを考えてみました。
 膨大な眠れる資産の存在を有効利用するためには、資産を持っている方の消費行動を知ることも大切になります。市場調査が、対象となる人達に適切に行われることが望まれます。市場調査の重要性は、近年ますます高まってきているようです。その市場調査は、定量調査と定性調査に分かれます。定量調査は、数値化を主体にしたブランド認知度などを集計する調査になります。一方、定性調査は、消費者の個別の声を集める調査になるようです。特に、この個人の調査にビジネスチャンスを見出す傾向もあるようです。この調査の中には、本人さえ気づいていないインサイト(本音)を探る市場調査の手法があります。数値化が難しい消費者の行動の中に、製品に対する本音が隠れているというわけです。本音を探る市場調査手法は、文化人類学などで使われ「エスノグラフィー」と呼ばれています。消費者が店舗で商品を手に取る姿を細かく観察することで、購入を決める際の心理に迫っていくわけです。より積極的には、消費者が家庭内でどのような家具や電気製品をどのようなパターンで使っているかを調べる手法になります。これは、送り込みという手法になります。逆に、ここで使われていないパターンを調べれば、不用品の調査にもなるわけです。定量と定性の調査が効率的に行われる手法を開発すれば、優れた調査ということになります。
 このような優れた手法を開発しつつある企業が、メリカリになるようでます。メルカリは、リユースを推進する価値観を持つ事業者とは業態に応じて連携を検討しています。さらに進んで、実証実験にまで着手しています。ヤクルト山陽は、メルカリとの縁が深かったことから、この実証実験に参加しています。ヤクルトレディが家庭を個別に訪問し、不用品を回収し、フリマアプリ「メルカリ」で売る仕組みです。この実験には、自治体の賛同も得ています。実証実験は、自治体だけでは目配りできない不用品の回収を民間事業者が代行する取り組みにもなっています。この実験には、広島でヤクルト宅配を担うヤクルト山陽と広島県三次市、安芸高田市が参加しています。その現場を見てみます。黒田さんは、80年以上続く家業の陶器販売店を今年に入り閉店をしました。彼女は、陶器の売れ残り品の処分に困っていました。フリマアプリを知っていれば、すぐに処分ができたことでしょう。でも、黒田さんは、メルカリの名前をしりません。ヤクルトレディは、週に1回、黒田さん宅を訪れます。彼女は安心して、ヤクルトレディの回収の提案に耳を傾けています。ヤクルトレディが、「この陶器を回収しても良いのか」聞くと、喜んで同意していました。家にある不用品でも、回収して欲しい人に譲れば価値が生まれます。さらに、自治体からは、ゴミの増加を軽減する方策としても喜ばれます。地域や家庭の状況を理解しているヤクルトレディの存在が、潤滑油となり不用品が有用な商品に代わっていく流が見られました。
 商品開発の視点に、幸福という要素を加味すると面白いものができます。幸福は、財産がたくさんあるとか、位が高いとかでは測れないことが常識になりつつあります。穏やかさ、安らかさ、ゆるやかさを基調とする幸福論が、多くなりつつあります。幸福の条件は、悩みのないこと、感情が穏やかなこと、心身が自然な状態であるというものです。幸福な人たちは、友人、同億家族との人間関係を大事にし、それを推進力としている光景があります。幸福には、面白い性質があります。周りの人達を、快と幸せという状況に引きこむ誘因性があるのです。不用品を有用な商品に変え、地域を豊かにするヤクルトレディの活動も、幸せを目指す行為になるのかもしれません。幸せを目指すことは、人類共通の権利といえます。最近は、幸福の中で働くことがトレンドになっているようです。幸福は、昔から人々の関心の高いテーマでした。幸福の研究には、行動経済学、医学、脳神経科学など、様々な分野が関わるようになりました。幸福が感情的な快や不快の面だけでなく、多面的に捉えるようになってきたとも言えます。商品開発の視点に、この幸福という要素を加味することも、これからの流れになるかもしれません。
 メルカリは、ヤクルト山陽に家庭の不用品回収を委託する実証実験を広島で始めたわけです。ヤクルト山陽は、専用講師がメルカリの初心者に出品方法を指南する教室を開催していました。ここに、行政も関わる取り組みで、お互いが安心してやりとりできる仕組みになりました。実証実験に参加した三次市は、過疎地域で、2023年の高齢化率は36.4%と広島県全体(29.7%)を上回る市になります。この実証実験は、2025年3月までを予定です。一般的に、高齢者はフリマアプリになかなか溶け込みにくい面があるようです。高齢のお客さんからは、着物や新品の下着を引き取ってもらいたいという相談が多いのです。でも、いざ高齢者が、新品の下着をフリマアプリで出品しようとすると躊躇し、そのハードルが高いと言います。ヤクルト山陽は、Shops (ショップス)」上で、回収品した品物をメルカリ売ることになります。商品が売れると、ヤクルト山陽は売上金の1割をメルカリに手数料として支払います。現状では、不用品を提供する側への売上収益の還元する仕組みがありません。不用品を、無料で提供してもらうことになります。今回の実証では、残った売上金は自治体や福祉団体と連携した社会貢献活動に使うことになっています。
 最後になりますが、不用品を有用な商品に変えることは、社会を豊かにすることになります。一般にお金があれば、豊かな生活が可能です。安心やや豊かな生活のためには、お金が必要になります。家の不用品をフリマアプリで、お金を得ることも一つの知恵です。一般的にお金を増やすためにできることは、大きく分けて次の3つのことがあります。毎月の収入を増やすこと、毎月の支出額を減らすこと、運用などで手持ちのお金を増やすことの3つです。最近の学校では、お金に関する学習を取り入れています。積立投資のメリットは、低額でもスタートできることを教えるようです。投資信託を20年保有し続けて損失を出す人はほぼいません。投信信託のお金は、世界の事業に投資され、地域を豊かにし、富を生んでいるのです。お金を使わずに貯蓄をすることは、世の中にお金が回らなくなることを意味します。仮に、月1万円を年利3%で50年運用すると元本600万円に対して運用益が約775万円になります。月1万円を年利5%で50年運用すると2000万円以上の運用益が出て、総額で2660万円になるという計算もあります。この金額があれば、老後の2000万円問題も解決することになります。貯金をお金の増えない不用品とみなせば、それを有用な商品に変える見方も出てきます。
 さらに、現在日本の直面している少子高齢化を乗り切る方策として、国民の個人資産の1800兆円の使い方などを考えてみるのも面白いかもしれません。長い人生を送るためには、「安心」と「自由」、そして「お金」を併せ持つ必要があります。人生100年時代、年金などの国の保障だけでしのぐことは難しくなっているようです。自分の資産だけで人生100年をなんとかなる人もほとんどいません。ここに日本には眠っている1800兆円の資産があることに気が付く人がいれば、面白い発想が出てきます。国民の個人資産1800兆円を投資信託に預けて5%の配当をもらえるならば、1人90万円のベーシックインカムが入ることになります。これに公的年金を加えれば、国民のすべての「安心」と「自由」、そして「お金」の生活が可能になるかもしれません。



쉘터가 안보의 방패가 되는 시대입니다   아이디어 광장 326

2024-07-12 09:01:22 | 日記


 러시아에 의한 우크라이나에 대한 군사 침공으로 연일 많은 시민들의 희생이 전해져 핵전쟁의 위협도 현실미를 띠게 되어 있습니다. 냉전이 끝나 세계는 하나가 되어, 경제의 글로벌화가 진전하고 있었던 것입니다. 낙관주의자의 입장에서는, 나라와 나라의 연결이 깊어지면 평화가 어긋나게 된다고 안이하게 생각하고 있었습니다. 주요국 사이에서 전면적인 전투행위가 일어난다고는 상상도 할 수 없는 것이었습니다. 현실은 자신의 나라가 스스로 지켜야 한다는 교훈이 남은 것입니다.
 유럽인들은 우크라이나에서의 전투와 체르노빌 원전에 대한 공격을 보고 자신을 지키는 것을 진지하게 생각하게 되었습니다. 그 하나의 출현이 대피소의 수요입니다. 유럽에 국한되지 않고이 흐름은 아시아에서도 일어나고 있습니다. 중국에 의한 대만 침공을 상정한 시나리오는, 이 지구의 사람들에게도 현실 맛을 띠고 왔습니다. 그 최전선에 있는 타이베이 시내에서는, 거리의 도처에서 쉘터의 안내 표시를 찾을 수 있습니다. 대만에는 2023년 말에 83,000개가 넘는 대피소가 있습니다. 거리가 이르면 마음으로 안내 표지를 봅니다. 이 8만을 넘는 쉼터에서는 5400만명 정도를 수용할 수 있으며 대만 인구의 2.3배에 해당하는 수용 능력이 있습니다. 대피소의 설치는 대만과 같은 군사적 인 긴장이 많은 나라와 지성뿐만이 아닙니다. 싱가포르에서도 지하철역이나 학교 등에는 공공 쉼터가 있습니다. 이 싱가포르는 모든 신축 공영 주택에 가정용 쉼터를 설치하도록 의무화하고 있습니다. 쉼터가 실제로 사용되지 않는 것에 넘어선 적은 없습니다. 하지만 쉼터가 없는 상황은 불안이 붙어 있습니다.
 일본에서도 늦어지면서, 「무력 공격을 상정한 피난 시설」이라고 정의해, 쉘터 사양에 대한 가이드 라인을 작성했습니다. 이러한 가이드라인을 만든 것은 처음입니다. 「정치 경제의 중추를 포함한 도시부」에 있어서, 일시 피난 시설의 지정을 촉진하는 제언이 이루어진 것입니다. 일시 피난 시설의 지정을 촉진하도록 내세운 것에 정부 측의 위기감을 엿볼 수 있습니다. 대피소의 정비 요망은 대만에 가까운 오키나와 현에서 나오고 있습니다. 「피난처는 전쟁의 준비가 아니고, 만일의 시민의 생명을 지키기 위한 것이다」라고, 오키나와현 이시가키시의 나카야마 요시타카 시장은 기자 회견으로 강조하고 있습니다. 대만에서 280km 정도 동쪽에 있는 이시가키시의 움직임은, 정부의 방침과 연동하는 것 같습니다.