東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

微速前進

2019年11月19日 17時32分29秒 | 全日本インカレ2019

こんにちは。新3年スナイプクルーの長岡誠です。

先日行われました全日本インカレの振り返りを今更ながらしたいと思います。

 

 

 

もちろん初めての全日本ということでどこまで今の東大が通じるのかわからなかったですが、実際に全日本に参加してみてなんとなくは把握することができました。

 

スピードに関しては全日本でも十分通じるものがあることを確信しました。一度前に出ることができたらそのままキープ、もしくはあげるということが可能だったからです。実際、前入り段階では入賞した広島大学に対してもスピードで負けているといった感覚はなかったです。

 

 

 

では何が違ったのか。スタートとコースだったのかなと思います。

 

 

スタートは広島大学はうまいですね。trac trac を見直していると、すごくドンピシャで出ている時があってそのままキープ。というような最高の流れができていたと思います。

 

一方の東大、とりわけ31308はスタートはそこそこ、もしくは微妙で、そこから挽回していくという展開が多かったです。

スタートに関してはかなりスキッパーに依存していますので、スキッパーのミスということにしてしまえばそれで終わってしまうのですが、クルーとしてもっと主導していく力があってもいいんじゃないかと思います。実際新4年のスーパークルーたいぜんさんはスタートを主導しているようです。早くたいぜんさんになりたいです。

 

ただ、スタートが悪くても巻き返せるというのが吉武さんのすごいところでですね、本当にすごいんですよ。

今回の全日本インカレで4位、関東インカレで1位を取ったレースがありましたが、どちらもスタート前にはじき出される展開だったのですが、スタート前早い段階で巻き返してスタボのケツを切っていき、フレッシュをつかめたタイミングでタック、というようなスタートをしました。これいいですよ。使えます。もしかしたら企業秘密だったかも。そこからはボートスピードで蹂躙していくみたいなイメージです。

特に関東1位を取ったレースはその構図が顕著で、本当に僕はハイクアウトくらいしかしてませんでした。ほんとに。早く吉武さんになりたいですね。

 

 

話が逸れました。

 

コースに関しては、他の大学や艇に関してはわかりませんが、僕たち(僕)についてはレース中「これはやってやったぜ」と思っていましたが、実際にtrac tracでコースどりをみてみると案外大したことなくて愕然としました。西宮は場所ごとで風が違いすぎるので、普遍的な反省はしにくいですが(なんだか日本語がおかしい気がするけど)、特に感じたこととしてはやはり視野は広く、ということでしょうか。

ブローに気づかなかったらジ・エンドでしたから。四日目なんかはブローの強弱がすごくて掴んでいるかいないかで伸び方が全然違った。

 

あとはシフトを海面や他艇を見てわかればいいんですが、僕には正直わからないですし、西宮では「見た目が悪いのは希望」みたいな教訓があったように、ボンボンシフトしていくので、とにかくコンパスを見てリフトを走る。

それだけ徹底しておけばあまり難しいことは考えなくてよかったと思います。

 

全日本中にコースで気をつけたことといえば、リフトを走ることとあとタックを我慢することでした。

これはほんとに正しい判断なのかよくわかりません。ヘダーした時、他艇との関係が厳しくなった時、タックしたいなーとなるところですが冷静に後ろを見てタックした時にゲインを確定させられるのか、あるいは損をしないかを考える。

現状を維持することとタックをすること、どちらが利益が出そうか、あるいは損をよりしないのか。

今までは「タックする?」と聞かれたら、ほとんど何も考えずにタックしていましたが、一旦考える、情報を集めるということを意識しました。パッとタックして、あーしまったとなるよりいいのかなと思います。

まあ、一番いいのは周りを把握しといて聞かれる前に判断する、指示することなんでしょうけど。

 

 

 

こんな感じで我ながら低レベルだなと感じますが、一年前まともにランチャーもあげられなっかた僕がここまでよく成長したなとしみじみ感じるわけです。

 

今から振り返ればレースを経験するごとに成長していったのだなと感じます。

春インでは初めてコースを一部引き、秋インで本格的にコースを引き、全日本ですべてコースを引く。

文面に起こすと、成長の仕方があまりにも微速前進で少々笑えます。ただ、又聞きなのですが、春六大でコースもスタートもスピードもすべてを任せていたあの吉武さんに、「僕周り何も見ていなかったんでコースわかんないです」と言わしめた(らしい)ことにはすごく感激しました。

任されてたんだって。

にやにやしちゃいました。

まあ、意思疎通が円滑に取れるので多少は見ておいてくれると助かるのですがね笑(見ていてくれてるとも思ってますが)。

 

とは言いつつも、コースで吉武さんに褒められたことはただの一度しかなく、それもなんで褒められたのかさっぱりわからないという感じだったので、これからもっと褒められるようなコースを引いていけるように努力していきたいと思います。なんだか小学生みたいですね。

 

 

 

 

去年度の目標が「3人目のクルーになる」だったらしく(最近思い出しました笑)、それはなんとか無事達成できたということで。

 

今年はどうしましょうか。

そうですね。決めました(5分考えました)。

スキッパーに、特に吉武さんにペア決めで「クルー誰とでもいいや」と言わせる。

わかりにくいな。ようは阿部さん、たいぜんさんとほぼ同等くらいに頼れるクルーになる。ということです。

 

直近の課題はランニングのコースとルールの把握、権利の主張、スタートへの参加、整備(、準中の免許笑)といった感じでしょうか。

まだまだやることは多いです。頑張ります。

 

 

長岡誠

 

追伸:世間はにのロスみたいですが、僕は 若干tgyロスです。


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1 コメント

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Unknown (スナイプ乗り)
2019-11-26 17:16:10
ぜひまた西宮でいい景色を見て欲しいし、見せて欲しい!
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