東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

六大戦~松木

2009年05月18日 23時25分18秒 | Weblog
3年の松木です。
六大戦に来てくださったLBの先輩方ありがとうございました。
レースで分かった課題などをここにも少し書きます。

まず、クローズは走りの幅が狭い。自分はおとしめの走らせ方しかできず、下に船がいると勝負になりませんでした。VMGをほとんどロスせずに幅広いレンジで走れるようクローズ中は常に意識して練習したいと思います。

ランはブランケに対する意識が甘かった。もっとブランケで追いつかれることに恐怖感を持ちたいと思いました。

怒涛のレースラッシュも今週のフリートレースが最後なので、レースでしかわからない課題を見つけて来週からの練習に生かしていきたいと思います。

六大戦の反省

2009年05月18日 21時36分05秒 | Weblog
2年の小山です。先日六大戦が行われ、僕はスナイプで田島さんと出ました。その反省をいくつか。

六大戦にあたって一番しっかりしようと思っていたのはスタートだったんですけど、これはスタートの瞬間に関してはなかなかうまくできたのではないかと思います。7Rやってスタートした瞬間から死んだって思ったのも1、2Rあったけれど、あとはきちんとフレッシュで走ることができていました。
春インの反省から、隣の船の加速動作にすぐ反応できるようにしていたのがよかったのだと思います。

問題はスタートしてからの数十秒間。船が落ちて走れるとこにいたのに走れないとこに行ってしまう+走れないポジになってからのリカバリーが遅い。
スタート後に逃げタックを打ちたいとき、打てるちょっとのスペースで即判断してうたなければ絶望的だってことを痛感しました。



それから上マークアプローチも下手だった。早めにレイライン乗せちゃってオーバーセール軍団のブランケに追い込まれたり、マーク際でのダブルタックの判断が遅れたり。。
マーク際にたくさんの船が集中するコンディションで練習できてないってのも問題だったし、スキッパーとの事前のコミュニケーション不足も問題だったなって思います。(来間さんと乗ってたときは、船の回転半径はスキッパーのがわかるってなことでダブルタックの判断は全部任せていたけど、今回はそういう話し合いをしていませんでした)

課題は多かったけど、スタートうまく決まったとき左艇団のなかでもトップ艇団と走れたのはいい経験でした(その後右にガン振れして左みんな終わりましたが)。

来週は江ノ島で470のフリートレースに出るので、今回の反省を活かせるように頑張ってきます。

六大戦

2009年05月18日 08時24分05秒 | Weblog
六大戦の反省です

今回はスナイプで2年の小山とでて、先輩と470で出場した春インとは
また違った反省点が多く見つかりました。

強豪の4大学にたちうちできず、立教にも勝てなかったのですが、
スピードもレースの仕方も下手だったからです。
スピードはこれから練習するらしいのでとりあえずおいておいて、
レースの仕方の反省がたくさん。
予選では上マークで混雑した中に入る時も先輩に任せっきりで大丈夫だったのですが、今回は自分よりレース経験の少ない後輩とのって、お互い適切な判断ができずに反応が遅れることがあって上マークで何艇にも抜かれるミスを繰り返してしまいました。普段の練習でマークにあんなに艇が集中することはあまりないので、今回の反省して私も小山も次に生かせるといいなと思います。
下りのコースでは、内側を狙うコースがひけませんでした。上サイドが緩かったとき、私のスピードが無くてなかなか角度が落とせず競っていた船に内側をとられたりしたけど、すぐ後ろをジャイブしてラップできれば内側をとれたかもしれなかった。考える方法のレパートリーが少ないし、引き出すのが遅いし、普段のコース練でもっといろんな方法を試して頭を使っていきたいです。

それと、スタートでは0秒の時点で終わることはなかったけどその後30秒間残るというのはできませんでした。これはこれから練習するらしいのでがんばります。あとスタート後に私が競り負けたとき小山がいろいろ逃げる策を考えてくれたのはありがたかったです。失敗策もあったけど私にとっても次に気をつけるためのいい経験になってよかったです。

あと、下マークで偽装ミスでランチャーがおりずにびりになったりは、もう2度と
やってはいけないミスでした。あれは猛反省しないと。

それと、山中さんのジブをやぶいてすみませんでした。

来週からは1年生も交えてフレッシュな気持ちでまた練習がんばります!!

六大学戦~早野

2009年05月18日 08時00分12秒 | Weblog
5月16日に八景島で東京六大学戦が行われました。東大は470級、スナイプ級ともに6位という結果でした。
応援に来てくださった徳毛さん、大川さん、森本さん、霜山さん、金城さん、ありがとうございました。

自分の反省を短く書いておくと…
今回はショートコースで、艇数も少ないレースだったので、先輩からアドバイスを受けたように、スタートや上マーク付近でのタックを特に大切にしようと思って臨みました。
春イン予選と比べて、スタートで全体の船がどこに来て何を狙っているかを多少なりとも考えられるようになりました。また、左右どちらの海面が伸びているかを考えながらタックしていくことを心掛けて実践できました。
コンパクトなレースをたくさん(8レース)こなしたことで、スタート前の動きかたや艇団との位置取りなど、レースを行う基礎的な部分を練習できたと思います。

まだまだ上マークへのレグのコースの引き方に自信も明確な根拠ももてない状態なので、先輩たちの話やアドバイスを聞いて、クルーとしての仕事が果たせるようになりたいです。

文:早野龍輝

六大学戦

2009年05月17日 23時00分57秒 | Weblog
3年の宇田川です。
六大戦は29604 宇田川・早野で出ました。

・スタート
ラインができ始めるころに滑り込む作戦で。
ラインができるのが1分前位と遅かったので長い時間耐えることがなく、並べたら前で出れたが、
混みあってる時に入りそこなって、遥か後ろから出てしまった。早々に空いてるとこにつけ直すべきだった。
・ファーストタック
後ろの艇との距離的に返せるか微妙なとき、そのままずるずる行ってしまった。返して後ろ切るとか、とりあえず返してみて考えるとよかった。
・まともなクローズ
スタート後どんどん遅れていって、1上に着く頃には大抵ケツ争い。
艇団に絡めたのが1回位しか無かったので、レース経験という部分が少なくなってしまい、残念。
・ブランケに対する意識
1艇1艇のブランケは避けていたが、(比較的遠くにいる)艇団のブランケを甘く見ていた。

次にレースに出るのは当分先かもしれませんが、1上まで付いていけるようにはクローズ走れるようにします。

あと、運営の手際がよく、ぱぱっと8Rできたので七帝戦で見習いたいですね。


もうすぐに夏です

2009年05月12日 01時18分00秒 | Weblog
4年の高橋です。卒論という強敵がたちふさがっています。8月までにやらないとかなりやばい・・・


簡単に春の反省などを。

今年のヨット部が特別練習が少なかったとは、少なくとも俺は思っていません。出艇前に整備してて結局出てこない船がいたことは間違いないけど、練習不足を感じるは練習の濃さ、意識の問題だと思う。おれはスキッパーの練習してから船のパワーだとかヘルムの感覚だとかかなり意識するようになったら格段にうまくなったと思ってるよ。

と思ってる俺がいる一方でみんな練習不足を感じてるのは不思議な現象だね。おれはちびーずをはじめかなり教えたはずなんだけどな。


レースの反省としては・・・もっとスキッパーを引っ張りつつ、自立するためのサポートをすることができなかったとは感じております。リーチとかバングとかカニンガムとか、ひとつひとつチェックできなかったのはまずかった。「それくらいできるだろ」と考えることは、ある意味甘えであって、責任を果たしたとはいえない。
でも、どんなスキッパーと乗っててもスタート出れば前を走れるし、どんな状況であっても冷静に考えれば2,3艇は抜けることを確信できたのは収穫です。
課題
・気の利くクルーに
・スタート
・スキッパー動作をしつこくしばく
・スピード、パワーへの意識、波への意識



甘えといえば・・

クルーとしては、ほんとはスキッパーと対等な関係を作りたい。下手でもいいんだけど「自分のやるべきことは自分でやるんだ」っていう意識が決定的に不足している。おそらく全員。これはおれが森本さんと乗ってたときの話だけど、相手に甘えて自分のなすべきことに主体性と自信を持たなかったら絶対走らない。「自分はこれが限界です。後は任せます」って言えないやつは絶対うまくならない。それをしないやつと乗ることはストレスがたまるだけで何も楽しくない。

つまり森本さんは俺と乗ることはつまらなかった・・・残念。あのときの森本さんの立場になりました。あのときは散々たたきまくって、悔いがあって、それでも全日本に運よくいけた。あのときのことがいまだに心残り。去年でも十分に挽回できたとは思ってない。

 俺の目標。今年こそ、俺の実力で、だけどみんなの力で、全日に行く。


          

春インを終えて

2009年05月11日 05時54分53秒 | Weblog
主将の山中です。グロッキーな週末はもうこりごり。

生気を取り戻したところでまずはレースの反省を。

自分の春の最大の反省はスナイプを決勝に連れていけなかったこと。数字としては響いているクルーの経験不足や3番艇の実力はもはや想定されてたことで、決勝ラインに届かなかった誤算の大部分は自分にあった。

クルーをフォローしきれない技術不足(スタートのビジョン、フリーのコース)はもちろんだが、何より大きかったのは来間も述べた「感情のコントロール」だと思う。自分の想定と異なる展開を迎えたときでも、常にボートスピードを保ち順位を落とさないための選択肢をとり続ける、という当たり前のことにほとんど成功していなかった。正直心理状態はレース経験不足に苦しんだ去年の春より悪かった。原因は一つではないが、ペアや艇が固定されていないことやそれに伴いビジョンが不明瞭なままレースに備えることの難しさ、そして情けないがそれを想定できていなかったヨットに対する認識の甘さだと思う。これは一シリーズの一個人反省でもあるが、長い目で見て東大ヨット部が両級で躍進するにはのひとつの教訓にもなった。おおげさじゃないす。

一方決勝で出た470は課題が明確に浮かび上がった。一言で言えば「練習不足、470力不足」。具体的には
・フリーの技術全般。ベスト・スピードを引き出す、もっと低いレベルでは艇を安定させるための走らせ方が出来ていなかった。リーチングでのブローの処理で、スナイプと比してメイントリムよりベアアングルが大事になる470の走らせ方に適応しきれていなかった。
・そのフリーの余裕の無さから、スナイプであれば持てる他艇への視野が持てなかった。フリーの上しあい、マークの内側争い、フィニッシュマークに向けた上し落としの判断など。
が大きい。
・クローズに関しては、オーバー・コンディションでのコントロール・ロープ裁き。他艇とスピードを比較できた練習時間が非常に少なく、セールシェイプに確信が持てなかった(今回順位変動にはあまり関わらなかったが…)

スタート~一上は完成からは程遠いにせよ「危なっかしい」点はあまり無く、基本的に一上での順位をフリーのスピードや動作で落とすというパターンであった。「スピンに慣れる」が課題として明確なので、どんどん乗って秋までには乗りこなせるようにしたい。

レース外のことは…自分の反省も組織の反省も明確なりにたくさんある。つらつら書くといくらでも書けてしまう。過程を抜きに結論だけ言うと、
・ここ数年タブー視されていた「体育会化」は、もはや今のチームが勝つために不可欠。シメます。
・コーチだけでなく鳥居監督始めとするLB会とは、きちんとコミュニケーションを取り合うことが不可欠。
・みんな、就活でたくさん休んでごめん。War is over.

具体的な練習方法や役割分担、夏以降のプラン等など中身については今週平日中に部内で詰めて新たにスタートをきろうと思う。

最後になりましたが、ご声援のみならず新艇購入始めご支援いただいているOBの皆様、ありがとうございました。全日本入賞に向けて「より濃く」練習に励んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

春を乗り越えて

2009年05月08日 18時00分55秒 | Weblog
3年の松木です。
皆さん春葉山お疲れ様でした。疲れを早く癒して、今週からまたがんばっていきましょう。
LBの諸先輩方には練習、レースでのアドバイスから引越しまでさまざまな面で助けていただき、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

春葉山全体も含めた春インカレの感想、反省を書いていきたいと思います。

まず、レース以外の面で、
自分は今年、大きな失敗が多すぎました。淡青回航で目的地にたどり着かなかったり、整備不足で船を壊したり、浜着けに失敗したり。すべての失敗は、普段から細かい注意力が足りていないのが原因だと思います。少しでもおかしいところがあったら傷が浅いうちに整備したり、わからないことがあったらすぐに疑問を解消したりする、普段からのこまめな積み重ねが足りていませんでした。
また、普段の練習では、無駄な時間が多かったです。ほかの船を待っている間何もしていなかったり、海上で船をいじっている間にマークから離れていって、練習を再開するのに時間がかかったり、マークを回っている間も他の船と離れすぎてスピードを意識した練習ができなかったりしました。
これらはミーティングでも何度も言われていたことなんですが、今思い返すとまだ意識が足りていなかったように思います。

予選・決勝と470スキッパーとして出させていただいた春インカレの反省と課題は
 スタート・・・30秒前までは周りにそろえ、行けるときに自信を持って飛び出す、ということができなかった。  ~止まる技術や加速の精度が足りてない。 

 クローズ・・・周りに船がいるときに思いどおりに走れずすぐに殺されてしまった。 ~ピンチング・ドライブの使い分けや波の使い方に気をつけたい。

 タック・・・一度スピンシートにエクステが絡まって大きなロスをした。慧さんごめんなさい。  ~時間ができたらすぐシート整理する癖をつけたい。

 スピンアップ・・・他の船のブランケに入ったり、あげてもすぐ張れなかった。  ~回航前に必ず次のマークをチェック。他の船の上を通り、死ぬ気でスピン張る。

 リーチング・・・遅かった。バングきいてなかった  ~波、ブローの使い方に気をつける。リーチトリムに細心の注意を払う。かつ、後ろも見る。

 サイドマーク・・・内側を狙って取れた覚えがない。回航後スピンが張れない。上突破される。  ~回航するかなり前から内側争いを考える。下マークの位置を確認する癖をつける。動作を完璧にする。後ろ見る。

 下マーク回航・・・やはり内側取れない。回航後他の船よりラインが低い事があった。  ~スピンダウン中も後ろ見る。周りに船がいるときに回航後キリキリ上る技術。

 ランニング・・・遅い。  ~波がうまく使えてない。バングもうまく使えてない。

 レース全般・・・情報集めが足りていない。霜山さんは波、気温、雲などあらゆる要素からコースを考えているようだった。レース中は全体の様子が見えておらず、自分と逆に行った船がどうなったかなどを知ることができなかった。

鳥居監督には松木はレースになってないと言われてしまいましたが、実際上の反省を見ると、課題は普段の練習で解決できるものばかりだと思います。それも川田さんに気をつけろといわれたことばかりです。いつもの練習とレースが深い関係にあるという当たり前のことが、ちゃんとわかっていなかったように思います。

部全体の課題は、全日本で入賞をめざす部活としての雰囲気がまだできていないことだと思います。練習に対する考えや、普段の生活態度など。

秋インまで時間は短く、自分はまだまだ課題が山積みであせってしまいそうですが、まずは一日にひとつでも課題をつぶしていき、秋インには揺るがない実力を持ってのぞめるようコツコツとがんばっていきたいです。

南風

2009年05月08日 00時24分52秒 | Weblog
こんばんは、武尾です。

春インカレが終わりました。いよいよ本格的に学校に行くことができます。・・・なんて書くと新入生に誤解を招くかもしれませんが。

一昨日来てくれた新入生へ
雨の中の試乗会にも来てくれてありがとう。今週末から体験練習が始まるので是非引き続き来てください。

みどりの日に引越しを手伝ってくれたOBの方々へ
森本さん、川西さん御協力ありがとうございました。森本さんにはトラックの運転を、川西さんには八景島コロコロ部隊を率いていただき大変感謝しています。どうもありがとうございました。

さて本題のインカレですが、
4/26:強い南風のためノーレース、小網代試乗会のお手伝い
ということで、4/30の一発勝負となってしまいました。ペアを組む舵取りはレース初心者同然の宇田川さん。吹いたらどうしようと思っていたら第三Rから吹き始めて本当におしまい。慣れないスナイプとはいえ、吹いた途端かけらも相手になりませんでした。
スタートはとりあえず第一線から出ることができるようにと心がけて一分少し前にラインに並ぶという荒業で半分ぐらいは成功しました。今後の課題は二分前にはちゃんと並ぶことです、当たり前のことですが・・・

クローズの速度自体はスキッパーに頑張ってもらうしかないと思いました。軽量コンビとはいえスピードも角度もないでは勝負にならないので。

フリーのコースは完全に僕のせいです。スピンが無い分角度が分かりにくいので他の舟のまねをしようと頑張ったのですが、よく分かりませんでした。

とそんなこんなでスナイプチームの足を引っ張り予選敗退。今から思えばもう少しセールの形とかスナイプの走らせ方とかを勉強しとけばよかったと思いました。

決勝は近藤さんと4096で出場しました。本当は去年の春インから乗りなれている4301で出たかったのですが、通算四度目の大破壊がなされたため出場が不可能に。
あんなに壊されて秋インの頃にはどうなっているのだろうと破壊した人々を少し恨んだりしました。

で決勝本番。南風のインカレ決勝は初めての経験でした。昨年散々練習してきたのにも関わらず、葉山の南の強風でリーチング練習をしたことが皆無だったのでそこだけは非常に不安でした・・・
一日目は微風から強風までバランスよくレースが行われました。課題のスタートは一応成功率六割程度でした。秋までの課題はラインをきっちり見て加速のタイミングを覚えることかな、多分。組むスキッパーによっても微妙に違うのでそこらへんも制御することができるようになりたいです。
コースについては南は入り始めは左に振れて吹き始めたら右に振れるという俗説が見事に実証されましたが、自分はそれに合わせたコースが引くことができなかったのが反省点です。
そして強風のフリーは沈させないことだけで精一杯でした。うねりのある海面でのフリーの走らせ方はまだまだ勉強不足だということを実感しました。いままでずっと頼りっぱなしだったので、いざやれといわれてもよく分かりませんでした。これも秋までの課題の一つです。

二日目は何かとついてない日でした。第1Rで取れなかったスピンの結び目が何故か2Rめでいきなり取れたり、散々でした。

春インを終えての自分の課題はもっと主体性を持った走らせ方をできるようにするということです。そうすれば例え後ろが頼りなくても上手い人に負けない走りができると思うから。
そして怪我をしないこと。この春葉山は前半を怪我で棒に振ってしまいました。その結果自分の練習ができないばかりか、人数過剰のスキッパー陣の相手をすることができずにとても迷惑をかけました。昨年の全日後から怪我気味のこの状態を早く脱したいです。

部全体の課題
まとまること。個々の主体性も大事だと思いますが、主将を中心にまとまっていくことが大事だと思います。

と感想をつらつら書いてみました。僕の文章はあちらこちらに棘や毒があるので不快に思う人もいるかも知れません。この場を借りてお詫びします。

3年(470)クルー  武尾 優

はるいん。

2009年05月07日 22時14分32秒 | Weblog
4357のヘルムスマンで470チームリーダーの来間です。

OBの先輩方にはこの度のご声援および新艇購入、大変お世話になりました。ありがとうございました。
春インカレのレース結果について報告させていただきます。

最終結果は470級は8位、スナイプ級は予選敗退となりました。

470級決勝レースの個人のリザルトを載せておきます。
詳細については関東学生ヨット連盟のホームページにアップされているのでそちらを参照ください。
http://www.geocities.jp/gakurenyacht/result.htm

4357 来間/川口     16 9 19  9 16 28
4175 松木・山中/高橋  3 OCS 26 15 24 33
4096 近藤/武尾     15 16 18 29 22 31



ということで自省の意味での今レースの感想、部員向けにレースに関連した部全体の今後の課題について書きます。

 まず始めに個人的な事からですが、今回のレースで大きな手応えを感じる事ができたのがスタートとオーバーパワーのボートスピードです。予選では2年生クルーに対する遠慮もあり消極的なスタートもありましたが、決勝レースでは全レースでトップスタートを決める事ができました。自艇の上下に入れる船をよく選ぶ、十分なルームの確保のための艇のコントロール、15秒前からは積極的に勝負に出る、といった基本を忠実に守った上でのトップスタートだったので自分の中に確かな成功の感触も残り大きな自信となりました。今後の練習でも毎レース正確にトップスタートを決め、この感覚をより確実なものにしていきたいと思います。逆にスタートにおいて不足している部分としては、僕自身とにかくスタートラインまでの距離が読めてないので自艇周辺のラインがが大きくへこんでいる場合に大きく出遅れるおそれがあるので、単純にラインを読む練習だけでなく、多数の船でラインがよく見えない中でおおよそのラインの場所を把握するといった訓練も必要です。
ボートスピードは1.5ピンダウンの強風下では関東トップ5に入っています。新艇マジックなのかセッティングなのか自分の感覚が良くなったのかはよくわかりませんがスタート後の競り合いとかスピード勝負の展開ではずいぶん楽でした。セッティングは記録しておきました。正直なところこのスタートとスピードなら全レース一上シングルで回るのに十分です。それにも関わらず一上で順位を落としているのは、ファーストタックからのレース展開に課題と反省が山積みなのでクルーと十分に話し合って改善していく必要があります。
 
 去年度に比べてマーク際やランなどの接近戦もいくぶん上達しました。落ち着いて周囲の状況を観察するようになり、ある程度展開を予測できるようになってきたと思います。それだけにジャイブやリーチングでのサーフィングからのベアとか、操船技術の正確さに不安が残るので普段の動作連から超正確にこなしていくのが大事です。
 
 昨年度から継続する課題のブロードリーチの走りとサーフィングテクニック、うねりの海面でのフルパワーのボートスピード、流し込みフィニッシュでの展開にはやはり実力不足を感じました。フリーと走りは今後のクルーとの練習次第ですが、フィニッシュは普段のマーク練習に組み込んだ方がよいと思います。一応展開を考えるようにしていても、2下でフィニッシュラインまでの角度やラインがどちらに傾いてるかなどの情報を掴みきれてなく、とっさの判断ミスで順位を落とす事が多々ありました。

 新たに浮上した課題はインシデント時の状況の正確な記憶、自分の感情のコントロールでしょう。
自艇はシリーズを通して5つのインシデントに関与し、1件は抗議され、残りは抗議しました。内1件は審問となりました。明らかなRRS違反はキッチリ抗議すべきだし自艇はRRSを遵守すべきですが、実際のプロテスト沙汰は結構際どいのが多いです。そういうのに巻き込まれた時に自分がペナルティーターンを履行する必要があるのか否か、審問になったら勝てるのかどうか、瞬時に判断できないとダメです。そのためにも周囲の状況を正確に把握し記憶しておく事とRRSをよく理解しておく事は大切です。これは僕に限らずむしろ残りの2艇にこそ意識が足りてないように思います。去年経験しましたが全日では抗議に容赦がありません。潰せるところで潰しておこうという気迫みたいなのを感じます恐
 感情のコントロール。今までは自分よりレベルが高いクルーとレースに出ていたからか、今年はクルーを自分が引っ張りあげていくという意識がまだ全然足りてなかったようです。クルーワークにミスがあればつい言葉も汚くなってしまったし、コース面でも心から信頼していたかというとそうではありませんでした。僕は室伏さんのように1人で良い成績をとれるような優れたセーラーではないので、今期もクルーとは対等の立場で、互いに尊敬し合い、2人で協力して勝利できるような船にしたいと思っていました。にもかかわらず(もしかしたら)クルーに嫌な思いをさせてしまったことに大きく反省しています。・・・でももうちょっと上手くなってね笑


 さて、チームリーダーとしてチーム全体でのレースの反省をしておくと、第一チーム全体のまとまりがなさすぎです。僕について来いてくるよう散々言ったにもかかわらず、です。セッティングにしてもコースにしてもレース中シェアしたい情報は山ほどあるのに(少なくとも僕と高橋には)みんなが近くに集まってくれないことには教える事ができません。早稲田とか強豪はスタートのインターバルでも空いた時間があれば3艇でヒョイヒョイと走りにいって帰ってくるのに東大は船を集めるところから始めなくちゃいけなくてそれも無理。初めてレースに出る人とか470に慣れてない人がふらふらどっか行ってしまうのは何考えてなのかさっぱりわからん。



 レースの反省はこの辺りで終わりですが、ちょっと思うところがあるのでついでに書いておきます。
みんなのブログを読んでいると、今期の葉山合宿の反省として、練習時間が少なかった、新歓に時間を割かれたり疲れたりして乗れる時間が少なかった、整備が行き届いてなくてトラブルと書いている人が多いんですが、僕はちょっと見方が違ってて、みんなただ練習が下手なんじゃないかと思います。
 これはあくまで僕個人の考え方ですが、例えば調子の悪いスピンハリでスピンアップを30回グダグダやるよりかは、イケイケに整備したスピンハリで5回正確にスピンアップをした方がよっぽど練習になるんじゃないかと思います。また体調が悪くてぼーっとした頭で乗るよりは、一日寝て翌日クリアな頭で乗れるんならそのほうがよっぽどためになる練習ができると思います。新歓だって頑張ったんだからいいじゃないですか。それより練習に対する意識が低すぎ。適当に合わせたセッティングで乗る、微風でもスプレッダー回さない、ボロボロのジブ、マーキングなし、延々ひっかかるオートフック、開かないパロットビーク、なんも考えてなさげに延々回るマーク、のんびり走り出しにと書き出してみると馬鹿らしい事ばっかですがどれも延々注意し続けてるのにみんなが直さないことばっかです。今のみんなの一日練習は僕の本気の半日練習とどっこいな気がします。こう言うとなんかすごく偉そうな感じになってしまってもちろんそんなつもりは無いんですが、要は何が言いたかったかって言うと、時間を朝から晩まで水のように使って練習するのが全てじゃなくてもっと工夫して準備して限られた時間の中でスマートに練習することも大切なんじゃないかなと思いました。そしてこれは今後八景で練習していく上でよーく意識してください。


 春葉山もついに終わりまして、最後になりましたが新2年生の2人は下働きとかお疲れさまでした。そして新3年生のみんなは部の中心となって働いてくれてありがとう。同期の3人には運営を任せっぱなしで自由気ままにやらせてもらいました。そして新1年生は御入部おめでとうございます。ようこそヨット部へ。




 今年も勝つよー!



4年 来間雄介