東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

7/19(日)の練習報告

2015年07月22日 01時02分37秒 | Weblog

みなさん、こんにちは。

一年の笠原です。 

先週末の練習の報告をさせていいただきます。

 

まず、7月18日土曜日についてですが、台風の影響により風が非常に強いことが予想されたため、その日の練習は中止となりました。

 

翌日の19日日曜日こそは張り切って練習に励もうと思っていたのですが、とても残念なことにその日も風が強く、赤旗があがってしまい、出艇できなくなってしまいました。

その代わりといってはなんですが、まず八景島マリーナの下村さんに風についての座学をしていただきました。そこで、この日の強風の原因としては、台風ではなく二つの発達した高気圧による気圧の谷の影響が考えられるそうです。他にも東京湾の海風の原理や八景島の地形など、様々なことを教えていただきました。まだまだ自分はセーリングに活かせる域には達していませんが、今のうちから風に対する知識をもっと深めていきたいと思います。ありがとうございました。

その後は淡青の出艇許可はでたため、一年の淡青練習と並行して陸シミュや整備、その後トレーニング、一年への座学、夜にまた陸シミュとやっていきました。

特にこの日は疲労も無い中、長い時間陸シミュをすることができ、曖昧だった細かい動作を先輩に教えてもらいながら確認しつつ何度も反復することができて、特に有意義な時間にすることができたと思います。早めに動作をマスターし、夏の練習に次のステップで臨めるようにしたいです。

このように、出艇できない日ではありましたが、多くのものを得ることができたとともに、海に出る機会の希少さを改めて痛感する日でもありました。これまで以上に海の上での1分1秒を無駄にしないよう心がけていきます。

  

なお、この日は朝昼にマネージャーさんが一人もおらず、自分たち一年が食事を作ることになりましたが、これが思った以上に大変で、改めてマネージャーさんのありがたさが身にしみました。いつも本当にありがとうございます!


仰秀班、7/11,12の活動報告=体は大切に

2015年07月17日 16時54分23秒 | Weblog

お久しぶりです。

現在仰秀のマストハンドをしております中田です。
誠に遅くなりましたが、先週の練習報告です。
 
土曜日は、渡辺哲さんに来ていただきました。青木さん、上村がいなかったため乗員4人となり、僕のクルーワークを鍛える練習となるはずでした。しかし、病み上がりにも関わらずその日の朝に船底掃除をしてしまったせいで、昼ごろ食道あたりに痛みが走るようになり、着艇することになってしまいました。先週は小網代に限らず体調を崩した人が多かったようです。七大戦遠征の影響などもあったと思われますが、そんな時こそ体調管理をしっかりしなくてはならないと、当たり前のことですが思いました。
哲さんにはそのあと車を回していただき、買い出しなどに、協力していただきました。ありがとうございました。
 
日曜日は葉山に移り、マッチレースクリニックに手伝い兼受講者として参加してきました。僕はマッチに参加するのが初めてで、一対一でやるマッチがとても新鮮に感じられました。どちらの艇も動作で手一杯でマッチの本質を体験はできなかったのですが、目の前の一艇に勝つために流動的に考えていくのがとても楽しそうだということは分かりました。
 
ところで、仰秀チームでは夏の世界選手権に向けてチームジャケットを作ります。デザインなどは調整中ですが、水色が基調のかっこいいジャケットになる予定です。LBの中で欲しい方がいらっしゃいましたら、お声掛けください。
 
現在僕は和歌山でのシエスタクリニックに向かうバスの中です。仙台に行ったり和歌山に行ったりドイツに行ったり、いつから僕はこんなに世界を飛び回るようになったのでしょうか(今だけ)。
 
それでは、失礼します。

ホッパーレース!!

2015年07月16日 19時53分26秒 | Weblog

皆さんこんにちは、1年の浅川です。

先週の土日に開催された一年ホッパーレースについてお話ししたいと思います。
先週の1年ホッパーレースは1日目は団体戦、2日目は個人戦というプログラムで開催されました。両日ともに非常に白熱したレース展開となり、実際に乗っている人も観戦している人も大いに楽しむことができました。
そしてお楽しみの結果発表ですが、団体戦1位は見事!!浅川、大南、田原、西坂の所属するCチームが勝ち取ることができました!!!勝因はチーム全員が平均して2位以上の成績を収めることが出来たことだと思います。
そして個人戦ですが、1位は高山、西坂の同率1位となりました!!高山、西坂ともに2日目は全勝でしたので、この2人の勝負も見てみたかったなと個人的には思っています。
詳しい結果は下の方に貼り付けておきましたので、よろしければ見てください。

今回のホッパーレースでは日々の練習の成果を存分に発揮して満足のいく結果を出せた人も、思うように行かず悔しい思いをした人もいると思いますが、大事なのは結果がどうあれホッパーレースで得た経験を次に繋げることだと思います。ですので、1年は今後の練習により一層励みたいと思っています。

そして、今回のレースが楽しく、そして安全に終えることがてきたのは、自らの時間を割いて淡青の上からサポートしてくださった先輩方のおかげです。
まだ練習をしていても先輩方に迷惑をかけることが多いですが、レースの経験を活かし先輩方に早く追いつけるようにこれからも頑張っていきます!!!

 

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七大戦‼ in 東北

2015年07月15日 00時03分47秒 | Weblog

お久しぶりです!!

最近、インターンに書類選考の段階で落ちて、悲しみのあまり、

自分のバリューについてロジカルシンキングしながらも、

迫る期末試験に向けて、勉強というタスクに追われている

3年470リーダーの間邪です。

さて、今回は7月3,4,5日に宮城県七ヶ浜で行われました伝統の七大戦について、

遅くなりましたがレポートしたいと思います。

東大ヨット部にとって、数少ない貴重な遠征で、とても楽しみにしていました。

 

7月3日

前日の夜行バスで東京を出発。

朝6時に仙台に着き、仙台名物、なか卯で朝食をとりました。

仙台は僕の出身地である三重の県庁所在地、津になんか似ていました。

 

レンタカーを借り、ハーバーへ出発!

10時頃にハーバーに到着、ハーバー周辺には本当に何もなく、驚きました。

あみだくじでチャーター艇が決まり、東大の470は新しくもなく、古過ぎでもない2艇に決まりました。

整備をし、14時くらいから出艇して、軽めに練習をしました。

去年の琵琶湖での七大戦では、フネが酷くて、かなり手こずりましたが、

それに比べると、全然マシで、安心しました。

七ヶ浜の海面は、意外と藻が多く、水深が浅く、この時期は風が弱いそうです。

練習後は、スーパー銭湯で汗を流し、十川さんにソフトクリームをごっつぁんになりました。風呂上がりのアイスは最高でした‼

 

その後、レセプション会場に向かいました。

会場は仙台市内のホテルで、開会式が行われ、ビュッフェ形式の夕食でした。牛タンを集中的に食べました。

そして、お待ちかね、各校による芸の披露‼

各校レベルが高く、なかでも京大が強かったように思います。さすが。

後ほど誰かが動画をUPしてくれると思いますが、東大の中尾も負けておらず、観客全員を味方につけて、ギネス記録に挑戦していました。お楽しみに。

 

レセプ後、旅館に向かいました。

僕たちの代はまだヨットレースで賞状を貰ったことがなく、

どうしても欲しかったので、

七大戦の目標を入賞に決め、

レースに備えて早く寝ました。

 

7月4日

レース初日。旅館は秋保という温泉地にあり、ハーバーまでは2時間ぐらいかかるので、朝は5時半起床でした。

2日間とも南の軽風で、コースはトラペゾイドでした。

470の1日目レースメンバーは、

4452 谷柏木

4357 間邪青木

で臨みました。

 

1レース目

上1からスタート、しかし、スタート直後のスピ−ドがなく、タックして右に伸ばす。青木曰く、右へのフレ、ブロー、艇団に合わせて5回タックし、1上3位、その後、上マーク回航直後に1艇抜かすも、アウターへのリーチングで上し合いを引き起こしてしまい、前との差は広がり、後ろとの差が縮まる。2マーク回航後はジャイブのタイミングが遅れてしまい、自分たちだけ左海面に伸ばす。3マークはまた一つ順位を落とし、4位で回航。さらに回航後、藻がかかっているのに気づかず、スピードが出ず、京大に抜かれる。2上では左海面を選択するが、失敗。2マークを6位で回航と思いきや、潮の流れが強く、マークタッチ、1回転する間に、さらに2艇に抜かれる。しかも回転が酷かった。2下でも1艇抜かれて、最終順位は9位。結局、1上は良かったのに、どんどん抜かれてしまい、この日行われた4レースの中で一番順位が悪かったです。

 

2レース目も、1上3位で回航しようとするが、また潮の影響でギリギリ入れず、タックを返し、プロテストされ、2回転で死亡。

3レース目は、リコールし、自分たちでも出ちゃったなと思い、ラインに戻るが、P旗だと思い込み、I旗だったことに気づかず、失格。このミスは、本当にやってはいけない。インカレでなくて良かった。

4レース目はあまり覚えていない。7位でフィニッシュ。

 

この日は、かなり落ち込みました。

本来は2日間とも3年ペアで出場する予定でしたが、2日目、僕は降りることにしました。

 

その日の夜は、旅館の温泉にゆっくりと浸かり(温泉地なので温泉だと思い込んでいましたが、あとで温泉ではなかったことを知りました…)、

彼女に電話して、慰めてもらい、ちょっと元気が出たので、寝ました。

 

 

7月5日

470の2日目のレースメンバーは、

4452 谷角出

4301 中尾柏木

で臨みました。

 

僕、青木、師田、山本、金澤は応援に来てくださった塩島さんたちと共に仁王というクルーザーから観戦しました。

久しぶりにレースを外から見ることができ、いろいろ気づかされました。やはり、クルーザーからはヨットレースのゲームのように俯瞰して見ることができるので、他艇の位置やブロー、ブランケがよく見え、「ここで返すべきでしょ。」というポイントがよく分かりました。でも、スキッパーとして実際フネを走らせながらとなると、なかなか気づけないんですよね。

春イン以降、思うような結果が出ず、470リーダーとして結果でチームを引っ張っていかないといけないのに…と焦っていましたが、

今回レースメンバーから外れることにより、変なプレッシャーやプライドがなくなり、気持ちがスッキリしたように思います。

今回のレースを通して、自分はスタート(特に加速が下のスペースと時間が十二分にないとうまくできず、トップスピードでラインを切れていないので、もっと少ないスペース、短い時間でトップスピードに持っていけるようになる。)とダウンレグ(軽風のランニングのスピードと位置取り)を改善することで、手っ取り早く、順位が大きく上がるのではないかと思いました。470個戦でも、1上からの順位の落とし具合が酷いものでした。

 

幸い、先週の関東470予選では(誰かがまたブログを書いてくれると思います。)、1日目は高橋慧さんと一緒に乗らせていただき、2日目は柏木と乗り、スタートはまだまだでしたが、ダウンレグは改善し、かなり抜くことができ、特に2日目は前を走ることができたので、久しぶりにヨットレースって楽しいなと思えました。

 

話を七大戦に戻します。2日目は3レース消化しました。

 そして、なんと第6レースでは、十川さん・宇佐美ペアが2位フィニッシュ‼

クルーザー上では、みんな涙を流し、大盛り上がりでした。

最後の七大戦で、きちんと結果を残すのは、本当に凄いです。

そして、なにより、十川さんはみんなから愛されているんだなと思いました。

十川さん、おめでとうございます‼

 

最終結果は470、スナイプともに4位で、総合4位でした。

目標は達成できませんでした。悔しいです。

その後、チャーター艇の返却、閉会式、

そして恒例のジュースジャンケンが行われました。

なんと現役戦、OB戦を優勝した九州大学がジュースジャンケンも制しました。さすがです。

 

こうして、東北での七大戦は幕を閉じました。

東京への帰りの手段は何も決めていなかったのですが、霜山監督がNewマイカーに乗せてあげると言ってくださったので、交通費タダで東京に帰ることができました。高速道路を飛ばして、4時間ほどで着きました。めっちゃ速かったです。しかも、途中、スタバでごっつぁんになり、ちゃんと茨城でお土産も買って帰りました。霜山監督、本当にありがとうございました。

 

来年は、4年生にして、東大主管の八景島での七大戦です。

慣れている海面、慣れているフネ、他大は4年生が抜けるのに対し、僕たちはさらに1年間鍛錬を積んだ変わらないメンバー、

来年こそは、優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。

 

久しぶりのブログで、ちょっと張り切って書き過ぎちゃいました。

おそらく東大ヨット部ブログ史上、最長でしょう。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

それでは、試験勉強に戻ります。


新入生自己紹介12 上田編

2015年07月12日 20時14分50秒 | Weblog




はじめまして、こんにちは!マネージャー1年の上田裕巳(ゆみ)です。ほとんどの確率で祐巳と間違われるのですが、裕巳です。読み方もひろみではなく、ゆみです。初対面の時に間違えずに呼んでもらえると、かなり嬉しいです。


出身校は、兵庫県にある小林聖心女子学院というところです(読み方は、こばやしじゃなくて、おばやしです)。同じく同期のマネージャーで小林出身である末吉とは、6年間共に過ごしました。が、そこそこ仲良い友達というだけで、めちゃくちゃ仲が良いとかいうわけではありません。
三光町の聖心出身である、2年のマネージャー筒井さんとは、たまに姉妹校バトルになります。
聖心は、大学以外にインターと三光町、小林、不二、札幌にそれぞれ学校があります。小林出身者からすると、はじめ、三光町はボス的な存在で怖いな~と思ってました。正直ゆりえさんが三光町出身だと聞いて、最初は怖い人なのかな…と思ってました。これ言ったら絶対ゆりえさんに怒られるけど…。

出身は大阪の高槻市で実家も兵庫にありますが、幼稚園、小学校を関東で過ごした時期があり、関西弁はあまり出ません。地元の友達と喋ってたり、波に乗ってるときはたまに関西弁が出たりします。ほんとにたまに。
ちなみに神戸弁を喋る人は、わたしの周りにはほとんどいませんでした。


ヨット部に入部したきっかけは、当初入りたいサークルがなく、同じ学生会館に住んでいる、元ヨット部マネージャーの聖心大学院2年の津崎さんに相談したことでした。津崎さんに「試乗会楽しいから、行かない?」と誘われ、実際に試乗会に行ってみたらとても楽しく、その時点ではまだ完全に入部を決めていたわけではなかったのですが、新歓コンパに行ってみたらやっぱり楽しかったので、その時に入部宣言をしました。

中高はゆるーく部活をしていて、大学に入ったらちゃんとやりがいを感じれることをしたいなあと思っていたので、事故米がうんたらかんたらとか、調味料を計らずに適当にぶち込む、だとか言う同期たちや味にうるさい怖い先輩とかいますが、ヨット部に入ってとても楽しく充実した週末を過ごせています。
これからも頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!d( •̀∀•́ )b



長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次は上村さんへの毒舌っぷりで話題の、白石彩華ちゃんです!



七大戦を終えて(一年生の視点から)

2015年07月09日 16時27分08秒 | Weblog

皆さんこんにちは、1年の高山です。

今回の七大戦の遠征には、僕たち1年生も随行させていただきました。率先して先輩方をアシストするべきところでしたが、思い返すといろいろと反省点が残ります。特に、レースに関する知識(信号・旗)が不足しているな、と痛感しました。今後の大会ではこの反省を踏まえて、十分なサポートをできるようにしたいです。

また、1年生が遠征に参加した目的の一つには「他大学との交流」があったわけですが、レセプションや陸番を通してこの目的は達成することができたと思います。個人的には、友達の友達と友達になったり(ややこしい)、地元の同じ予備校で浪人していた人に遭遇したりと、意外なことが多くて楽しかったです。来年彼らと再会し、今度は海の上で戦えれば嬉しいですね。

レースの話に移ります。僕は2日間とも陸番だったので実際にレースを見ることはできませんでしたが、見ることができた1年生はいい刺激になったと言っていました。しかし、今回は驚いたことにGPS中継も行われていて、陸番メンバーにとってもいい刺激になりました。(http://maru.marux.net/yachtrace/ から当日の模様を見ることができます)そして、レース結果は470級4位、スナイプ級4位、総合4位という結果でした。来年の東大主管の七大戦で両クラス1位、総合1位で完全優勝するためにも、僕たち1年生も今以上に練習に励んで参ります。

今回の遠征にはLBの方々がはるばる東北までいらっしゃってくださいました。さらに、OB戦にも参加していただきました。どうもありがとうございました。ミーティングの際に頂いた激励の言葉は今後の練習のモチベーションになっています。また、遠征の帰途で1年生と2年生(宇佐美さん・江村さん・中尾さん)はLBの大川原さんに牛タンをごちそうになりました。大川原さん、どうもごっつぁんです!!

今回の遠征は総じていい経験になりました。ここで得たものを糧に、今週末のホッパーレースも頑張ります!


関東学生ヨット個人選手権国際スナイプ級

2015年07月07日 07時35分52秒 | Weblog
お久しぶりです。二年山本です。
スナイプ個人選手権の報告をさせていただきます。学連の各マーク回航順位表が出たら書こうと思っておりましたが、遅くなってすみませんでした。
まずはリザルトです。
http://kantogakurenyacht.jimdo.com/成績表/2015年/
全80艇のフリートで、5レース行われ、うち1レースはカットレースとなりました。東大は
園田海野 37-33-25-53(0)-48 40位
山本宇佐美 47-67(0)-46-50-64 56位
十川江村 51-59-59-67(0)-63 64位

以下長文
僕は二日ともに同期クルー宇佐美と出場しました。結果はボロカスで、今レガッタの目標であったはずのスタートとボートスピードが大きな敗因となってしまいました。スタートで第一線、ボートスピードで競り負けることなく…といった目標を立てましたが、散々でした。
スタートが上手くいかなかったことの原因として、
・入り込むためのスペースが見つからない
・ラインを形成しても、スタート前の加速が上手くいかない

入り込むためのスペースが見つからないのはライン形成に入るのが遅いせいと、有利エンドに行こうとしたせいだと考えられます。スタ練不足を強く感じて、スタートラインが全然読めてないのが明らかになってしまいました。
クローズのボートスピードが糞なのは、波があり、さらに藻が点在するコンディションでの走る経験の不足が大きかったと考えています。波で叩かれないように操船するあまりに藻が見えておらず引っ掛けたり、テルテールを乱したりで、クルーにどこ見て走ってるのかを聞かれるほどの失態でした。また、メントリが普段以上に雑で、波も相まって船がかなり揺れていたように思われました。ボートスピードについては集中力を高めることと普段の練習でボートスピードに拘り続けることでなんとかしたいと思ってます。冬の練習は何だったんだ、くそ。

ここまで散々な結果で、糞みたいな内容だったと書き散らしましたが、少し良かった点も二つほどあります。
まず第一に、下回航で内側に入って順位を上げることが何回かできました。しかしその後の回航後の走り出しに難がありましたが…。
次に、一度だけスタートがビシッと決まったことです。その後も気持ちよく走り続けることで、一上に一桁順位で回航できそうな位置で到達できたことです。そのレースは生憎の無風で、一上より手前でノーレースとなってしまいましたが、それを見ていらした浅田様よりお褒めのお言葉を頂いたことが非常に嬉しかったです。
前にほとんど船がいないために好きなコースを引けて、なおかつ後ろを振り返ると数多の船がひしめき合う…その時、言葉にしがたい何かが僕の中で込み上げてきました。むむむ
では、今日もまた江ノ島に行ってきます、それでは

新入生自己紹介9 水石編

2015年07月04日 09時10分34秒 | Weblog

はじめまして
この春入部しました、理科二類一年の水石さおりです。
出身は筑波大学附属高校で、高校では柔道部に所属していました。
タフだとか言われてますが、たぶん無駄に繰り返す沈→沈起こしとやたらと増えて行くアザのせいでしょう。鈍くさいんです… 早く舵恐怖症を克服し、艇の中を華麗に動けるようになりたいです。

ヨット部に入ったのは、まず海が好きだからです。これにかけては誰にも負けない自信があります。海好きばかりのヨット部にあって埼玉県民が何をいうかと思われるかもしれませんが、中一の臨海学校以来、海に恋しているんです。毎週海に行っている今が楽しくてなりません。そして、高一のときに一度乗せてもらってからヨットに憧れていたからです。試乗会に参加し、やっぱりヨット最高だと確信し、自分で動かせるようになりたいと思って入部しました。今はクルーをすれば艇の中しか見られず、ホッパーに乗れば風と波と舵に振り回されていますが、初めて乗った時の爽快感を自分の力で感じられるようになりたいです。

ところで、私は6月に江ノ島スナイプに出していただきました。高校でヨット部だった高山を除けば一年生でレースに出たことがあるのが私だけということになります。こんな幸運を得たからには、何となく楽しく海に出ているだけというわけにはいきません。同期を引っ張っていけるよう、部に貢献できるように、全力で練習します!これからよろしくお願いいたします。


次は、だるそうな顔の下に情熱を燃やすわれらが食当大臣、渡邊拓夢です!


フリートレース所感

2015年07月03日 00時17分48秒 | Weblog
こんばんは。2年470スキッパーの中尾です。
現在、仙台へと向かう夜行バスに乗っております。東京から仙台が片道1680円。驚きの安さですね。明後日から七大戦です。三番艇スキッパーの僕に出番は無さそうですが、精一杯サポートします。

さて、先週6/27(土),28(日)に江の島で開催された第2回関東470協会フリートレースについてご報告します。
以下、リザルトです。
4452 (谷・師田/伊東さん) 47位
BFD-BFD-10-32-14-9-17
4357 (間邪・伊東さん/角出) 71位
DNF-BFD-27-19-18-BFD-OCS
4301 (中尾・高橋さん) 42位
34-7-DNF-35-30-4-11
高橋慧さん、伊東敦さんが一緒にレースにでてくださいました。
このレースは練習レースという位置付けで、普段一緒にレースをおこなう学連のヨットに加え、各大学の医学部ヨット部や社会人も参加する大フリートでした。今回はリオ五輪の代表最終選考レースであるヨーロッパ選手権と日程が近かったためナショナルチームの参加はありませんでしたが、それでもエントリー艇は90艇以上にのぼり、レースは4つのディヴィジョンに別れて実施されました。
ディヴィジョン分けは強豪校や実業団のレベルの高い艇が赤ディヴィジョン、それ以外の艇が青、黄、緑のディヴィジョンに均等に分配され、レースは二つのディヴィジョンの組み合わせで実施されました。
僕達の艇は初日緑ディヴィジョン、二日目黄ディヴィジョンでした。
赤ディヴィジョンとのレースではレベルの高い艇を相手にどこまで食いついていけるのか、それ以外のディヴィジョンとのレースでは、特に個戦で課題となったスタートを克服しつつ、どこまで上位をねらえるのか、といったことを目標に挑みました。

以下、個人的な反省です。
まず個戦で課題とされたスタートについて。今回のレースでは初日ゼネリコが頻発し、予定されていたレース数が消化できないほどでした。文字をつけてしまった艇も沢山います。しかし二日目は運営からの指摘もありスムーズなスタートが続き、二日間で予定されていた7レース全てを実施することができました。僕としては、周りの艇より遅れず前に出る、左右の艇を刺激しないよう注意しつつもしっかり下のルームをキープする、割り込もうとする艇に対して適切に対処する……といった基本的なスタートのルーティンが少しずつですが実感をもってわかってきたような気がします。今回のレースの大きな収穫のひとつです。ただ、まだまだ出られるところから出ているのが現状なので、しっかり有利エンドから第一線スタートを決められるような技術を磨きたいと思います。加速もヘタクソです。フルスピードでラインを切った上の艇に被せられてしまいます。逆にスタートが上手くいったレースは総じて順位が良かったように思います。
次に、クローズの走らせ方について。二日間で下オンからオーバーまで、風の強弱がそこそこ激しいコンディションでした。とくに初日は南風特有のうねりが大きく、艇の上り下りにあわせた細かいハンドリングが課題でした。理論では理解しているつもりでしたが、実際はタイミングがずれていたり、のぼしおとしが極端だったりと、なかなかうまくいきません。今後の練習あるのみです。風域別に振り返ると、微風域では表のテルテールが跳ねるぐらいの上しているのに、トラベラー全あげかつリーチを開くためメイン出し気味というちぐはぐな走りをしていました。遅いはずです。結果、風が下オン~インデッキまでおちた赤ディヴィジョンとの初日最終レースではトップ艇団との艇速差が大きく、7分のタイムリミットに間に合わずに無念のDNFとなりました。角度をとるのか、スピードをとるのか、状況に合わせた切り替えが必要だったと思います。強風域ではメントリが雑でした。ヒールしてからメインを出すのでは遅いのです。スピードの遅さをコースでカバーするレース展開がほとんどだったと思います。
三つ目に、ダウンレグの走らせ方とタクティクスについて。今回は全レースソーセージコースで実施され、下マークは慣れないゲートマークでした。ゲートマークは左右の高さを見極つつダウンレグのコースを引く必要があるほか、内側争いも普段とは違う様相となります。今回慧さんから特に指摘されたのが、波に乗せるテクニックでした。これは敦さんからも指摘されたのですが、小さい波を一つづつ拾い、前へ前へと進む技術がありません。正確なタイミングをまだ感覚で理解できていないため、今後の練習の課題にしたいと思います。ほかにも、上アップや下回航といった基本的な動作すら覚束ないことを指摘していただきました。

最後に、細々とした反省、気付いたことを箇条書きであげておきます。
・ラダーに藻が引っ掛かり、艇速が大幅に下がった。練習中に経験のないトラブルで対処が遅れ、順位を落とした。
・他艇とのコミュニケーションは重要。ミートしたときに「前通っていい?ありがとうございます!」とかスタートで上の艇に「開けますから!開けますから!」とか下マーク際で「ラップあるよ、内側頂戴!」とか、大きな声で他艇とコミュニケーションをとれば、レースがスムーズにすすむ。
・特に競っている場面では、下マーク際のひと波に乗せられるか否かが大きなちがいを生む。慧さんのパンプで内側を何度か奪取できた。
・回航動作が総じて下手。練習でできることがレースでできない。ベアの加速感がない。ラフでマークを閉められない。
・タックしても望みが薄いならば、ブランケをしばらく我慢して走り続けるのも一つの手段。

今回のフリートレースはLBさんと出場させていただく初めてのレースでした。普段の練習では気づけないような技術的アドバイスを沢山いただき、この一週間で大きく成長することができたとおもいます。
振り返ると、順位の良かったレースはすなわち苦労が少なかったレースだったような気がします。ラインが長めに設定されていたため、スタートを出られるところから出られれば、伸ばしたい海面へとフレッシュを走り続けることができ、途中ミートする艇もほとんどないため逃げのタックをすることなく、振れに合わせた最低限のタック数で上マークに到達することができました。ダウンレグでは僕の技術不足から抜かれる場面が多かったのですが、二上のコースを当てればある程度の挽回も可能でした。
いつもこういったレース展開で上手くいくものでもないとは思いますが、良いレース展開の片鱗をみたような気がします。特にシングルで一上を回航したレースでは、ヨットレースが失点のスポーツと呼ばれる所以を垣間見たように思います。僕のミスでひとつまたひとつと順位をおとすのがわかりました。
やってはいけないことも沢山やりました。上マークにポートアプローチした際に回航後のスタボ艇ともみくちゃになったり、レイライン際のタックでエクステをぶっぱなして危うく沈しかけたり、内側とれる場面をやすやすと見逃したり、ブローチングしたり、スタボなのに避けたり、下なのに避けたり……枚挙に暇がありません。深く反省しています。
今回のレースでは、ヨットレースに対する意識が改革されました。これが今回のレースの一番の収穫だと思います。慧さんからは、クルーが綿密な下準備からマークの内側を狙いにいくこと、そうして積み上げた努力が僕の動作ミスでいとも簡単に無駄になってしまうことを指摘されました。勝つことに貪欲に、細かいミスを一つ一つ無くしていくことの重要性を改めて認識しました。

最後になりますが、レースに一緒に出ていただき、自己最高順位へと導いてくださった慧さん、そして、レース前に一緒に練習していただき、スキッパー的着眼点から細かい走らせ方を教えてくださった敦さん、本当にありがとうございました。

そろそろスマホのバッテリーが切れそうなのでこの辺りで筆をおかせていただきます。それでは。