東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

メンタル

2024年06月27日 23時59分00秒 | 通常練習

お世話になっております。3年スナイプスキッパーの遠藤功大です。

僕は最近大学のプログラムでスウェーデンの大学に通う日本語勉強中の学生と英語と日本語でzoomで毎週会話しているのですが、今まで全く接点のなかったスウェーデンの知識がどんどん増えています。

Punsch rulleというお菓子が美味しいらしいです。どっかで探して食べてみたいです。

スウェーデンでも日本料理は人気らしく、その学生のお母さんも現地の寿司屋で働いていると言っていました。

僕はJapanの美味しい食べ物として、

“Imo Kempi“と “IEKEI ramen”を紹介しました。今度日本に行く時に是非食べたいと言ってくれました。

また僕はJapanのelectionの実態として、都知事選のポスター掲示板の写真を紹介しましたが、リアクションは「Oh…many cute girls…」という感じでした。


いつか北欧にも行ってみたいですね。オーロラ見てみたいです。


それではコンクールの活動報告をさせていただきます。


今クールは関東学生ヨット個人選手権(全個予選)でした。

東大はスナイプから1艇全個に進めることとなりました。

自分は佐藤君と出場しましたが、目標としていた順位で走ることはほぼできませんでした。


自分は他艇にわーわー言われることを嫌がって、混んでいる所のスタートで上手く決めることができませんでした。


もっと強いメンタルを持たないといけないなと感じました。

そうまが頭の中で考えているスタートの動きができておらず、申し訳なかったなと思います。


大会の2日後にはOB総会がありました。

引退後ほとんど会うことがなくなってしまった先輩方も現役を応援してくれているのを感じ、嬉しく感じました。


2次会の後僕は北村君と西尾さんと一緒に下重さんの家に行かせてもらい、明け方まで飲みながら語り合っていました。


「やりきれなかった人は引退してからも部活の出来事をいい思い出として思い出すことができず、引退した後も苦しみ続けている」

という先輩方2人の言葉がとても印象に残りました。

自分も4年の秋に引退するまであと1年半も無いくらいですが終わってみた時にやりきれたと思えるように頑張りたいです。


また、自分は来年副将を務めることになっていますが、力を持つ人としての責任についてももっと考えないといけないと感じました。

自分は他の人の合宿所の使い方などに対して苦言を呈したくなる時もありますが、「自分も完璧ではないしそんな注意できる立場ではないか…」と感じてしまいます。ですが、西尾さんに「他の人を注意するようになれば、それ以上に自分自身はきっちりやるようになる」と教えていただきました。


なので、これからは何か改善すべきと思うことがあったら、積極的に指摘して他の部員と一緒に自分自身の甘えも無くしていきたいです。


それでは失礼します。


現状。

2024年06月27日 23時45分57秒 | 通常練習
お疲れ様です。
2年470スキッパーになりました林歩乃葉です。
やまこうさんのブログにあった通り、先週末には470個人戦が行われました。
1日目は順風の中4レース、2日目はうねりが強い中風が安定せずなかなかレースが行われず最後に振れまくりの1レースが行われました。
うぐぐぐ、、あー。という見出し写真のような結果でした。(澤田さん無断使用ごめんなさい🐶💦)
大きかったのはなんといっても5レース中3レースで沈をしてしまったことです。
2.4レース目では他艇を避けるにあたり猶予の少ないタックをしたところクルーと連携が取れておらずまさかのタック沈。6レース目ではリーチングでオーバーヒール沈をしてしまいました。中には本当にしょうもない沈もあって、一上の序盤から沈をした時は巻き返しようもない距離のなか、近くにいるゆっくりした艇を少しずつ抜かしていくような感じでした。もうレースをしているのか、丈夫と2人で帆走練をしているのか、、失笑
1日目で4レース中の半分をこのような孤独な帆走練に費やしてしまった私たちは、明日は絶対タック沈だけはしないようにしようね。と約束して、もうちょっと流石にいい順位取れるはずやろ、、涙 と2日目のド強風を覚悟していました。
すると2日目はなんと、強いうねりの中風がなかなか安定せず結局吹き上がることはありませんでした。そのため帆走練すらあまりできないビミョーな風の中、4357にJOくんと5時間ほど2人きりにさせられるという奇妙な体験をしました。
本船が何度も動きそれについていって、、という中でだんだん会話の種もなくなってきて、、結局恋バナ(JOくんの現JO)をきかくという、最初の覚悟はどうしたの?というほどお互い5時間に飽き飽きしてきておりました。
最終レースは約束していたタック沈はしなかったのですが、2上回航後にセンターを上げるのが遅く、リーチングでスピンホイスト後にすぐ切り上がり沈をしてしまいました涙。
どうしてこんなに沈ばっかりしてしまったのでしょう、、、春の沈祭りを2人で開催していました。なんで?しょうもないよ〜最悪〜、こんなはずじゃなかった〜という気持ちでしたが2人とも。結局はこれが現在の実力であると思います。完全な不完全燃焼の部分はありますがこれから精進していこうと改めて思いました。
こんな中でも反省すべき点はたくさんあります。まず、スタートです。周りがどんどん風位を上げていく中でチキってちびちび進んでいたらルームがなくなってきちゃって加速に出遅れるだとかが多かったです。細かいハンドリング能力の向上、そしてクルーに任せきりになってしまってるライン把握をもっと上手くなりたいです。またある程度風が吹き上がった中でクローズ、時々オーバーヒールが入ってしまったりタック時の減速も大きかったと思います。このようなことがたっくさん見つかりましたので、クルーとたくさんコミュニケーションをとってどんどん擦り合わせていこうと思います。JOくんとは今回の5時間の奇妙な体験を通して仲良しポイントが少し増えたのかもしれません。これからもたくさん乗りましょう。自主練にもっと来てください。
それから細かいですが、格好は格好良くあるべきだと改めて痛感しました。原色オレンジの厚手の手袋に水色のいかにもUSEDのライジャケ着てるのは自分くらいでなんか恥ずかしかったし、やっぱりそういうのは舐められやすいでさ

ではおやすみなさい。

杣道

2024年06月27日 23時45分57秒 | 通常練習
お世話になっております。4年470級チームリーダーを務めております、山本航平です。
まずは先日開催されました関東個人選手権のリザルトを報告致します。

27位 4829 北村/槇枝 17-33-(52)-26-30 106点
30位 4791 安藤/山本 45-14-16-37-(BFD) 112点
34位 4692 澤田/西間 15-40-(60)-24-53 132点
46位 4452 成相/秋田 42-21-59-42-(68) 164点
53位 4579 松本/五熊 36-54-53-58-(BFD) 201点
78位 4303 大下/能登谷 (86)-74-73-60-74 281点
81位 4357 林/山本丈 71-(86)-80-78-71 300点
86位 4319 太田/相川 59-(RET)-DNC-DNC-DNC  332点

まずはじめに、土曜日に来ていただいた天木様、日曜日に来ていただいた工藤様、本当にありがとうございました。他のLB様も含めて、引退しても部活に足を運んでくださること、この場で深くお礼申し上げます。
結果は目標としていた1艇以上の全日本個人戦突破を達成することができず、大変悔しいものとなってしまいました。春インカレで惨敗してから、ペアや船を変えたり、平日の時間の使い方を見直してみたり、コーチとの連携を改善させる試みをしたりと工夫をしてきましたが、満足の行く結果を得ることができなかったことについては、真摯に受け止めなければならないと考えています。
正直な感想としては、全日本の切符はかなり高いところにあるのだと痛感しました。こと470級について言えば、ボーダーの選手がカット有りで64点なので、1レース平均で16点がボーダーという結果でしたが、それはたとえば僕たちのペアで言うところの2・3レース目の点数を取り続けてやっと、ギリギリ全日本選手権に出場できるかどうかというボーダーだということになります。下級生たちから見たら、もしかしたら「じゃあ叩かなければギリギリ行けたかもしれないじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、ヨットレースは不確実なもので、毎レース同じくらいの点数でまとめるというのはとても大事なことではありますが、現実的にはとても難しいことです。回りくどいですが要するに、実力が関個突破に達していないことが根本的な敗因だったと総括します。いいレースでシングルを取って、悪いレースでも20番前後でまとめるくらいの実力が必要だということは、とくに後輩諸氏は強く心に刻んでほしいです。(そして来年こそは全個の海にライトブルーのスピンを咲かせてください。)
ここまで実力の不足を書いてきたわけではありますが、収穫がなかったわけではありません。ペアと船を変えるなどの変化を産んでから、チーム全体は確実に良い方向に転んでいるのではないかと感じています。それは上3艇が春インから5月くらいまででは見られないようないい順位で帰ってくることができるようになってきているということに見られると思っています。ここ数週間でコース練習でとてもいい順位で回航したり、90艇近く出場する個人戦で15番前後で複数回帰ってこれるようになったのはこれまでにない明確な進歩であり、いい成長曲線を描き始められているのではないかと感じていますし、僕自身も含めて前を走る経験が初めてできるようになってきたところなので、やっと勝負の土俵に立つ準備ができたのではないかと思います。(だからこそ、個人的な感想としては「個人戦までにもっと時間が欲しかった」というのが第一に上がってきます。)最終的に叩いてもそこまで崩さず、いいレースではシングルを取れるレベルに達するところを見据えて、セーリングやハンドリングの基礎的なところからまた詰め直していきたいと考えております。
ブログを終わる前に、タイトルの「杣道」について。僕が専攻しているハイデガーの全集第9巻のタイトルでもあるこの「杣道(そまみち)」は、森のなかの細い道のことで、細く険しくて行き止まりかもしれないような鬱蒼とした道を想起させます。僕の人生そのものが「杣道」なのではないか、などと考えてしまいますが、それはそれとして、少し前まで、僕や僕と一緒にチーム運営を手伝ってもらっている槇枝から見ても、というか誰から見ても、470チームの現状が「杣道」のように見えたと思います。しかし、この個人戦を終えて、今の実力の不足具合とともに、ここ一ヶ月くらいのチームの成長も感じることができ、課題が浮き彫りになったことで、暗く鬱蒼とした「杣道」から抜けて本来の目標がはっきりと見え始めてきたのではと思います。目標に対して明らかに足りていないのは、細かいコース云々などの話よりはむしろ、メインとジブ・スピンを使った基本的なセーリングの技術やそれをマーク間で発揮する力、マークの場所を常に失わずにセーリングすることや、回航でぬかれないことであったりと、基本的な技術です。これまでレース続きになってしまい、基礎的な練習が疎かになってしまいましたが、ここから夏合宿まで、基礎力を高いレベルで何段階も上げて行くことができれば、目標がもっと近くに見えてきて、そこへ至る道ももっと開けることでしょう。今までの結果だと、LB様やコーチの方々などからしたら470チームが心配なことと思われますが、結果的に個人戦での敗北がプラスに転換できるように、ここから一層のこと謙虚に基礎的なところからの練習を重ねていき、必ず秋のインカレで結果を出しますので、どうか引き続きご支援ご応援のほどお願いいたします。

4年
山本航平

関東個人戦

2024年06月27日 12時53分07秒 | 通常練習
お疲れ様です。四年スナイプクルーの松本です。
先週末は関東個人戦がありました。以下結果となります。

8位 31418 中静/下村 
4-12-13-3-(36)
19位 31070 市毛/三上
30-28-17-5-(50)
27位 31308 天野/神田
(41)-17-18-30-41
32位 31741 元尾/松本
(36)-27-21-35-31
39位 31494 遠藤/佐藤
46-47-23-16-(68)
66位 30531 藤本/荒井
67-63-(74)-60-47
76位 30785 島瀬/今川
(78)-77-69-74-56

個人的な振り返りとしては、今後の課題としては、セールシェイプの出し方、コースの引き方等が挙げられます。
セールシェイプの出し方に関しては、バングの引き量に関して、甘いことがすごく多かったなと思います。新しいセールでも、スタート直後からベストなシェイプを出せるように注意をしていきたいです。
コースに関しては、最初のレースで、良いスタートで、フレッシュを走れていただけに、内内展開になってしまったことが悔やまれます。レースにおいて焦る気持ちはつきものですが、落ち着いていつも通りのことをしていこうと思います。

今回のレース特有のこととして、1日目の潮の強さがありました。
前回の江ノ島と違い、風がそこそこある中での強い潮で、毎回、上マーク付近でポート艇に前を越されてしまいました。マーク際での混雑を恐れて、左奥に伸ばせられなかったことも反省の一つです。

一方で、チーム全体としては確実に成長を続けていると感じます。まだまだ改善の余地があるのは間違いないですが、それでも去年の今の時点で誰もここまでのチーム像を描けてはいなかったと思います。
秋イン決勝、そしてインカレまでもう半年もないですが、このまま成長率を維持、増大させながら、最後まで頑張りたいと思います。