東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

最後の幕開け

2021年11月04日 17時04分32秒 | 全日本インカレ2019

お世話になっています。2年470クルーの加藤です。いよいよこの1年間を締め括る大会が始まりました。初日のこの日にレスキューに乗れた貴重な体験をもってこのブログを綴らせていただきたいと思います。

まずはリザルトを以下に示します。

・470級  参加艇数 計72艇

4791 13  古橋/齋藤 13-73-62 計148点

4692 14 調/工藤 59-55-59 計173点

4579 15 鈴木/廣瀬 42-42-24 計108点

大学別順位 全24校

1位 日本大学 計67点

2位 早稲田大学 計96点

3位 慶應義塾大学 計144点

4位 中央大学 計166点

5位 関西学院大学 計173点

6位 同志社大学 計245点

7位 近畿大学 計254点

8位 立命館大学 計290点

9位 甲南大学 計295点

10位 明治大学 計301点

11位 九州大学 計322点

12位 金沢大学 計327点

13位 明海大学 計344点

14位 日本経済大学 計346点

15位 鹿屋体育大学 計349点

16位 東北大学 計386点

17位 岡山大学 計387点

18位 横浜国立大学 計389点

19位 京都大学 計390点

20位 東京大学 計429点

21位 名古屋工業大学 計477点

22位 名古屋大学 計556点

まだ初日が終わったばかりなのでこれからの挽回に大きく期待していきたいと思います。

公式の大きな大会のサポート艇に乗れたのは久しぶりで改めて海からレースを見ることの楽しさを味わえました。実際に海を見て予想したり、東大の船が前を走っているところを見たりするのが印象に残りました。トラックトラックで古橋さんとかが1位を走っていいた時とかはレスキューで大盛り上がりしたりもしました。

この1年間を通して先輩方にお世話になったことは数え切れないほどありました。私はあまり文才がないので、拙いですが先輩方に主に感謝したいことや良さを箇条書きにしてあげていきたいと思います。

・陸シュミを夜遅くまで見守ってくれていたこと、動作の指導で各艇ミーティングや動作練習とかで丁寧に教えてもらったことなどの面倒見の良さ

・コロナの影響でこの1年間は一度も遠征したことがなく、今回の初めての遠征で他水域の海面に連れて行ってくれたこと

・積極的に話しかけてくれたり、自分たちの結果などに一喜一憂してくれたこと

あまり態度に出ていることはないのですが他にも心の中で密かに感謝していたことや思い出に残っているレースや出来事は書き切れないほど数多くあり、ヨットが楽しいと思える時間があるのは紛れもなくこれらのおかげだと思っています。

以上をもちまして活動報告を締めさせていただきます。そして、レースメンバーの先輩方にはしっかりと最後まで楽しく、思い出に残るようなレースを送ってきてください。


微速前進

2019年11月19日 17時32分29秒 | 全日本インカレ2019

こんにちは。新3年スナイプクルーの長岡誠です。

先日行われました全日本インカレの振り返りを今更ながらしたいと思います。

 

 

 

もちろん初めての全日本ということでどこまで今の東大が通じるのかわからなかったですが、実際に全日本に参加してみてなんとなくは把握することができました。

 

スピードに関しては全日本でも十分通じるものがあることを確信しました。一度前に出ることができたらそのままキープ、もしくはあげるということが可能だったからです。実際、前入り段階では入賞した広島大学に対してもスピードで負けているといった感覚はなかったです。

 

 

 

では何が違ったのか。スタートとコースだったのかなと思います。

 

 

スタートは広島大学はうまいですね。trac trac を見直していると、すごくドンピシャで出ている時があってそのままキープ。というような最高の流れができていたと思います。

 

一方の東大、とりわけ31308はスタートはそこそこ、もしくは微妙で、そこから挽回していくという展開が多かったです。

スタートに関してはかなりスキッパーに依存していますので、スキッパーのミスということにしてしまえばそれで終わってしまうのですが、クルーとしてもっと主導していく力があってもいいんじゃないかと思います。実際新4年のスーパークルーたいぜんさんはスタートを主導しているようです。早くたいぜんさんになりたいです。

 

ただ、スタートが悪くても巻き返せるというのが吉武さんのすごいところでですね、本当にすごいんですよ。

今回の全日本インカレで4位、関東インカレで1位を取ったレースがありましたが、どちらもスタート前にはじき出される展開だったのですが、スタート前早い段階で巻き返してスタボのケツを切っていき、フレッシュをつかめたタイミングでタック、というようなスタートをしました。これいいですよ。使えます。もしかしたら企業秘密だったかも。そこからはボートスピードで蹂躙していくみたいなイメージです。

特に関東1位を取ったレースはその構図が顕著で、本当に僕はハイクアウトくらいしかしてませんでした。ほんとに。早く吉武さんになりたいですね。

 

 

話が逸れました。

 

コースに関しては、他の大学や艇に関してはわかりませんが、僕たち(僕)についてはレース中「これはやってやったぜ」と思っていましたが、実際にtrac tracでコースどりをみてみると案外大したことなくて愕然としました。西宮は場所ごとで風が違いすぎるので、普遍的な反省はしにくいですが(なんだか日本語がおかしい気がするけど)、特に感じたこととしてはやはり視野は広く、ということでしょうか。

ブローに気づかなかったらジ・エンドでしたから。四日目なんかはブローの強弱がすごくて掴んでいるかいないかで伸び方が全然違った。

 

あとはシフトを海面や他艇を見てわかればいいんですが、僕には正直わからないですし、西宮では「見た目が悪いのは希望」みたいな教訓があったように、ボンボンシフトしていくので、とにかくコンパスを見てリフトを走る。

それだけ徹底しておけばあまり難しいことは考えなくてよかったと思います。

 

全日本中にコースで気をつけたことといえば、リフトを走ることとあとタックを我慢することでした。

これはほんとに正しい判断なのかよくわかりません。ヘダーした時、他艇との関係が厳しくなった時、タックしたいなーとなるところですが冷静に後ろを見てタックした時にゲインを確定させられるのか、あるいは損をしないかを考える。

現状を維持することとタックをすること、どちらが利益が出そうか、あるいは損をよりしないのか。

今までは「タックする?」と聞かれたら、ほとんど何も考えずにタックしていましたが、一旦考える、情報を集めるということを意識しました。パッとタックして、あーしまったとなるよりいいのかなと思います。

まあ、一番いいのは周りを把握しといて聞かれる前に判断する、指示することなんでしょうけど。

 

 

 

こんな感じで我ながら低レベルだなと感じますが、一年前まともにランチャーもあげられなっかた僕がここまでよく成長したなとしみじみ感じるわけです。

 

今から振り返ればレースを経験するごとに成長していったのだなと感じます。

春インでは初めてコースを一部引き、秋インで本格的にコースを引き、全日本ですべてコースを引く。

文面に起こすと、成長の仕方があまりにも微速前進で少々笑えます。ただ、又聞きなのですが、春六大でコースもスタートもスピードもすべてを任せていたあの吉武さんに、「僕周り何も見ていなかったんでコースわかんないです」と言わしめた(らしい)ことにはすごく感激しました。

任されてたんだって。

にやにやしちゃいました。

まあ、意思疎通が円滑に取れるので多少は見ておいてくれると助かるのですがね笑(見ていてくれてるとも思ってますが)。

 

とは言いつつも、コースで吉武さんに褒められたことはただの一度しかなく、それもなんで褒められたのかさっぱりわからないという感じだったので、これからもっと褒められるようなコースを引いていけるように努力していきたいと思います。なんだか小学生みたいですね。

 

 

 

 

去年度の目標が「3人目のクルーになる」だったらしく(最近思い出しました笑)、それはなんとか無事達成できたということで。

 

今年はどうしましょうか。

そうですね。決めました(5分考えました)。

スキッパーに、特に吉武さんにペア決めで「クルー誰とでもいいや」と言わせる。

わかりにくいな。ようは阿部さん、たいぜんさんとほぼ同等くらいに頼れるクルーになる。ということです。

 

直近の課題はランニングのコースとルールの把握、権利の主張、スタートへの参加、整備(、準中の免許笑)といった感じでしょうか。

まだまだやることは多いです。頑張ります。

 

 

長岡誠

 

追伸:世間はにのロスみたいですが、僕は 若干tgyロスです。