東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

2023年度 伊東クルージング

2024年04月27日 20時46分58秒 | 通常練習

お世話になっております。470スキッパー2年の大下です。

半年以上前にはなりますが、当時1年だった同期何人かでOBさんのクルーザーに同乗させていただき、相模湾を横断して伊東へと行くクルージングに行かせていただきました。ただ、その時のブログを投稿していなかったため、今更にはなりますが、新歓の時期に合わせて投稿させていただきます。文章自体は当時書いたものなので、それなりに臨場感があるのではないかと思います。以下、本編になります。

 

 9月2日、朝9時ごろ。各自海に集合してクルーザーに搭乗しようとなったとき、はじめに行ったのはクルーザーの掃除でした。係留している間に鳥の糞がかかっていたみたいです。朝ということもありテンションも低い中みんなで掃除を始めたため、ちょっとした憂鬱に包まれたまま出発しました。  

そして、掃除が終わった後ついに出発。晴天の青天井の下、心地よい潮風が吹いていました。基本はみんなで和気藹々とおしゃべりしていました。通常の部活とは異なって同期しかいない状況だったからか、普段はしないような会話も弾みました。また、他には舵を握らせてもらったり、自由に昼寝したりとそれぞれが有意義な時間を過ごしていました。僕は個人的に釣り糸を借りて釣りをしていましたが、結局何も釣れませんでした(というか、実際にはトラブルが起こって途中で道具が流れて中断することになりました)。  

夕方17時ごろ。ようやく伊東に到着しました。海にいる間ずっと目的地が見えてはいましたが、遠くから見ても半島の大きさがなかなか変わらず、近づいているようには思えなかったため、到着した時はちょっとした興奮を覚えました。  

そこから、クルーザーの片付けを軽く行った後、伊東の街を散策し、夕飯を食べに行くことになりました。その道中では「伊東に行ったら絶対食べるべき!」と船長に太鼓判を押されていたアイスクリームを食べました。今思うと、食事前のデザートって何か少し変な感じですね。夕飯では金目鯛を始めとした海の幸を堪能させていただきました。本当に美味しかったです、ありがとうございました。

 夜は多くの人が船中泊をさせていただきました。船の上では好きな音楽をかけながらオンラインでできるゲームをして過ごしていました。かなりゲームが白熱してしまい、気づいた時には深夜3時になっていました。船酔いしやすいタイプの僕は翌日に響きそうだったのでその時点で寝ましたが、他の人はその後も起き続け、人によっては完徹したみたいです。完徹組は船を降りて散歩し、コンビニで買ったカップ麺を食べて時間を潰していたみたいです。  

9月3日、朝8時。朝/昼ごはんを各自揃え銭湯で前日の汗を洗い流した後、横須賀の方へと出発しました。ほとんど寝ていない人ばかりだったため、前日のようにはいかず多くの人が寝ていましたが、雄大な自然の中で爆睡するのもクルージングの醍醐味の一つなのかな、と思いました。横須賀に到着したのは夕方18時ごろでした。  

こんな感じで今回のクルージングは幕を閉じました。海にいるという高揚感に包まれながらゆったりと時間を過ごしたりするのは至福の時間で、部活での動作を覚えて、レスキューに乗りながら色々なことを学んで、みたいな時間とは大きく異なりました(もちろん、こういう時間も好きですよ)。ヨットって競技としてもレジャーとしても本当に素晴らしいものなんだな、というのをこのクルージングを通じて実感することができました。ヨット部に入った僕の選択は間違っていなかった気がします。  今回のクルージングを企画して下さった方、お手伝いしてくださった方々、本当にありがとうございました。 ここで深まった同期内の仲やヨットへの愛を礎にヨット競技の方で精進していきたいと思います。 


足りない

2024年04月26日 23時49分23秒 | 通常練習

お世話になってなっております。

3年470クルーの秋田です。

 

今年の4月は例年より寒めで、まだまだパドジャケが手放せない気がしますね。薬が効いているせいか3月より花粉が楽なのは救いですが、

→と書いていたらもうゴールデンウィークには30℃まで気温上がるらしいです。皆さま体調管理にはお気をつけて。

 

今年はキャンパス移動があったのでそれに伴って出会いやら変化やらを感じています。

まずキャンパスは建物大きいし、伝統ある雰囲気でサーオリの時に行った駒場と比べるとえらい違いでした。

本郷三丁目から法学部のエリアまで門入ってからもそこそこ距離があって思ったより時間かかりました。教室移動が結構しんどいです。本三(本郷3丁目)から近い経済学部の人を羨ましく思うと同時に本三から遠い工学部、農学部の人に尊敬を覚えました。

あと食堂が昼休みとかにめちゃくちゃ混むのは勘弁願いたいです。

 

加えて結構先輩に会うんですよね。

駒場で先輩に会うことは去年はなかなかなかったんですが、今年はもう何人かと会ってて特に引退した世代と会うことが多い気がします。(留年の賜物)高天さんや萩原さんにも会いました。

 

授業に関しては法学部でも特別講義とかは特に面白いです、またとある授業で英語判決77ページ参照しながら12ページ分の質問に答える予習が出る授業があって流石に履修断念しました。(めちゃくちゃ力はつきそうなんですが、)



さて先週の活動ですが、下級生の力を借りて新歓と並行して470スナイプともにフリートレースに参加してきました。

 

リザルトは以下の通りです。

470級

29位 4829 澤田(4年)/槇枝(3年) 35 13 24 (DNF) 42 計114

36位 4791 安藤(4年)/西間(3年) 43 36 (51) 24 47 計150

38位 4579 成相(4年)/秋田(3年) 37 32 37 (DNF) 50 計156

47位 4452 北村(3年)/五熊(3年) (RET) 44 39 DNF 29 計179

50位 4692 松本(3年)/山本(4年) 53 52 45 (DNF) 37 計187

 

スナイプ級

32位 31418 中静(4年)/下村(2年) 27 45 17 29 (52) 計118

34位 31308 元尾(2年)/三上(3年) 29 39 (65) 21 34 計188

37位 30736 天野(3年)/松本(4年) 10 (72) 34 24 61 計201

68位 30072 遠藤(3年)/神田(4年) (DNF) 51 53 68 44 計294

70位 31494 市毛(3年)/佐藤(3年) 66 59 47 55 (67) 計297

 

470はこのレースで今週末の予選のスターティングを決めるということもあってみんな気合を入れて臨んだんですが、結果はなかなか厳しいものとなってしまいました。

 

1日目は軽風〜順風といったコンディションでブローでフルトラになることもありました。朝に風が北から南をぐるぐる回った影響もあって波がとにかく汚くてヒールトリムが本当に難しかったです。またオスカーが上がった時にギリギリランニングで波に乗せられるかみたいな判断やロッキングに課題を感じました。

潮の影響ももっと考慮できたらよかったです。

 

2日目は南風のザ・軽風なコンディションで波はそんなに高いとは感じない程度でした。

2日目のレースはいずれもスタートは第一線で出れても1上から悪いというレースでした。

内内展開になったこと、シンプルなボートスピードが原因だと思われます。DNFの回に関しては2上でほぼビリを走っていて精神的にかなりきたのを覚えています。

 

総合で20番代、最低でも30前半に乗れるようでいたかったのできっちり反省して次のレースに活かそうと思います。

 

今週末はいよいよ春インシリーズが始まります!

自分はインカレシリーズで初めて海に出るので

少し緊張していますが、ベストを尽くします。

応援よろしくお願いします。

 

最後になってしまいましたが、今回フリートにかなり多くの上級生が参加できたのは下級生とLBさんが新歓を引き受けてくださったからです。インカレ直前のフリートは貴重な機会でありがたかったです。本当にありがとうございました。感謝の気持ちを持って今週は前走って帰ってきたいです。

 

それでは失礼します。

 


All you need is love

2024年04月24日 14時49分12秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀2年の木藤です。

春暖の季節です。まだまだ桜が見たい今日この頃ですが、シーボニアの坂道の桜は1週間も経たないうちに葉桜になってしまいました。同期の泰三をお花見に誘っていたんですが、予定合わせる前に桜が先に散ってしまいました。先ほど読んだイマポさんのブログにお花見の写真が写ってました。羨ましいです。

今日はブログに書く内容が見つからなくて同期のイロハにお題をつけてもらいました。この新歓期。ズバリ、「どうしてYOUはヨット部へ?」僕自身もちろん最初からヨット部に入ろうなどという気は全くなく。元々は中高時代にやっていたフェンシングを続けようと思ってフェンシング部の練習に行ったんです。フェンシングには基本的なアタックで”ファント”なるものがあって↓の写真のごとく大きく左右の足を開くという動作なんですが、ちょっとカッコつけて普段より大きく深いファントをしようとしちゃったんですよね。そうしたらファントした瞬間に「パン」という音がして「むむむ、なんじゃ、なんじゃ」と思ったら、太ももの肉離れでした。というわけで数日間フェンシングができないうちに中高の友達に「肉離れしてたってヨットは乗れるかもよ」と誘われるがまま小網代試乗会へ。その時一緒のグループになったのが今の同期の山本丈夫で。その時は良いセーリング日和で楽しかったし、もうすでに入部を決めていた丈夫もすごくいいやつで部の雰囲気も良かったので「これならワンチャン、ヨット部いいな。」と思ったのが運の尽き。その後も「ブローチング事件」やらなんやかんやあって5月末日に滑り込みで入部を決めたのですが、一年たって、今こうして葉山でブログを書くに至っていています。そう考えると一度一度の出会いってほんとに大事だなと思います。これからも小網代の仲間や同期一人一人との輪を大切にしつつセーリングを続けていきたいと思います。

(↑ファント。ロングソックス忘れてフェンシングしたら足が異様に焼けててダサかったです。)

さて、活動報告に入る前に皆さんご心配の仰秀Ⅵの状態についてもご報告したいと思いいます。先週の金曜日に源さん、太智、木藤の3人で自主練をするということで3人の出艇にしては少し強めの風で出艇しました。風が上がり始めた午後イチ、急にバウの方から「バン」という大きな音がして、「むむむ、なんじゃ、なんじゃ」と見てみるとポートのサイドステイがブランブランに揺れてマストがメトロノームがごとく左右にゆらゆら揺れていました。予想以上の大事故に大急ぎで船外機を引っ張り出してハーバーバック、シーボニアに緊急ドッグインしました。サイドステイの根元のプレートが抜けてテンションが抜けていました。「デッキの中まで腐ってるな。デッキから剥がさないといけないぞ。」とシーボニアの川田さんに言われてしまいました。流石に呆然としました。太智は例のごとく「仰秀ちゃーん」と半泣きでした。見積もりによると修理には3週間かかるようです。考えてみれば仰秀Ⅵも今年で23歳。人間でいうところの90歳。とっくの昔に仰秀も後期高齢者の区分に入っていたんですよね。「仰秀Ⅶに買い換えるか」などと冗談を言うと機嫌を損ねて「ぷん」と拗ねて次々に故障してみたり、時にノロノロ走ったりもしますが、毎年10月に上架してお腹の船底塗料を1ヶ月間かけてじっくり磨いて落としてあげると全日本では見違えるような速さで走っちゃったりするツンデレな可愛い船なんです。また元気な姿で帰ってきてこれからも一緒に走り続けてほしいと思います。帰ってきたら前よりも整備も含めもっと細かい気遣いで労ってあげなきゃですね。そう思うと、やっぱり22mの風が入って機装でハーバーバックする時、なる早でキルコードだすのもマストに負荷かけないためにもめっちゃ大事ですよね!(仰秀のうちわです。友成さん、生意気な後輩でごめんなさい。)というわけで仰秀は3週間の修理期間を経てスプリングカップに間に合うかどうかというくらいに小網代に戻ってくる予定です。ご心配をおかけしました、新入生の皆さんも修理できたら仰秀に乗りに来てください。何度も言うようですが、よく走るいい船です!(見出しの写真でベストスタート切ってる10番の船、仰秀なんです。仰秀Ⅵお気に入りの一枚です。)

 

やっと活動報告に入ります。先週分と今週分の新歓活動をご報告します。

先週は新歓前日にに仰秀が壊れたので、急いで船を探したところ土曜日は日大の大橋さんが合同新歓という形で快く船を出してくださりました。急なお願いだったにも関わらず、本当にありがとうございました。日曜日は急遽葉山新歓に変更し、新入生にはディンギーに乗ってもらいました、両日通して、LBの落合さん、維摩さん、美緒さんにぐる担・ドライバーとしてご協力いただきました。ありがとうございました。個人的には今まで仰秀LBの先輩方とお話しする機会がなかなかなかったので貴重な機会でした。次回の仰秀総会でお会いしたときはまたよろしくお願いします!日曜日には僕の高校同期が試乗会にやってきました。半袖短パンで小網代にやってきたポッチャリ気味の彼に「その服装、絶対寒いべ」と声をかけると「こっちはガリガリのお前と違って日頃からミートテック着てんだ、なめんな」と返されました。なるほど、僕や友成さんはガリガリだからあんなに海の上で寒がりなのかと思い至りました、「やっぱ源さん見習って太らな」と脂肪の保温能力に魅せられて新歓で増量の決意を新たにすることになった木藤であります(汗)。両日通して、新歓最後のミーティングで新入生から「レスキューボートが一番楽しかったです」と次々に言われたのは少し微妙な気もしましたが(泣)、何はともあれ海を楽しんでもらえたようでよかったです!今週は予定通り葉山で試乗会を行いました。両日通して6人もの入部宣言を聞くことができて感無量です。この調子で来週のラスト小網代試乗会も頑張ろうと思います。

 

ここ数週間、新歓と週2日の自主練で葉山に通っているおかげで葉山の同期たちに去年より頻繁に会えていることが最近の喜びです。入部から早一年、新入生にホッパーを教えられるのかが最近の同期たちの懸念事項のようですが、あの八景練からもう一年が経つのかと考えると感慨深いものがあります。今年は葉山での新入生練ですね。新しい世代の新入生練習は僕らの代の去年の八景練とはまた違う色の思い出になるんでしょうね。どんなものであれ、彼らの心に残るようなスタートダッシュであればいいなと思います。ポエム感が入り始めたところで終わります。今週はこの辺で。

 

木藤大和


年々去来の花を忘るべからず

2024年04月23日 12時48分01秒 | 通常練習

お世話になっております。

4年スナイプクルーの神田陸人です。

 

4/20(土)、4/21(日)の活動報告をさせていただきます。

この2日間はフリートレースと新勧に分かれて活動を行いました。

以下、第二回江ノ島スナイプのリザルトです

 

31494 市毛/佐藤/三上 66 - 59 - 47 - 24 - 61

31418 中静/高畑/下村 27 - 45 - 17 - 29 - 52

31308 元尾/三上/松本 29 - 39 - 65 - 68 - 44

30736 天野/松本/神田 10 - 72 - 34 - 21 - 34

30072 遠藤/神田/佐藤 DNF - 51 - 53 - 55 - 67

 

レースの行われた2日間は2〜4m/sの微風コンディションでした。

個人的には春合宿の大半を一緒に練習した天野くんとレースに出て、着実に走ることができたので素直に嬉しかったです。

スタートがうまくいかなくても、2人でしっかり切り替えてレースに集中し、緊張感を持って1レグずつリカバリーできたのが良かったと思います。

微風のランニングで周りが早く見えてしまうあの現象はなんでしょうか...神経を使ってとっても疲れました。

ただ、スタートを始めまだまだ改善できる部分もあると思うので、春インまで残りわずかですができることを全力で取り組んでいきたいです。

 

そして、下級生やクルーザー班を中心に新勧をしてくれたみんな、本当にありがとうございました。

新勧シーズンはレースシーズンでどうしても心の余裕がなくなりがちですが、純粋に心の底からヨットを楽しんでくれる新入生の姿を見ると、自分の初心を思い出します。

ヨットやヨット部の魅力に惹かれて入部した時の純粋な気持ちを普段から自分自身で持っていたいし、みんなのそのような気持ちも守っていける組織でありたいです。

 

神田陸人

 

 


200日

2024年04月18日 10時00分00秒 | 通常練習

お世話になっております。東京大学運動会ヨット部ディンギー班副将 3年の西間です。

去年はほとんどブログ書かなかったのに、今年になってからもう3本目(?)です。ブログって書き始めると長くなるから、結構時間持ってかれるんですよねぇ。

そういえば新学期に入りましたね。今は絶賛新歓中です。といっても春イン直前ってこともあって新歓にしっかり参加したのは先週の1日だけです。後輩達の働きには本当に脱帽です。いつもありがとう。上級生は全力で春イン頑張ります。

唯一参加した新歓は急遽小網代試乗会から葉山試乗会に予定変更。仰秀も相当古い船だもんねぇ。ここから源ちゃんの手腕が問われそうです。

新入生の集合時間と場所を前日に変更するわけにもいかなかったので、午前組は小網代葉山淡青回航を実施しました。これ、新入生のリアクションは結構良かった気がします。日曜日なのもあって小網代沖には大型クルーザーが沢山、佐島沖ではリビエラカップが開催されてて、新入生にヨットレースとは何かというのを視覚的に分かってもらえました。

葉山まで戻ってくると東大ディンギーが走り合わせしてて、新入生はロールタックに興奮してました。あと走り合わせって後ろからみるとかっこいいですよね、なんか隊列組んでるみたいで。僕自身純粋な海の楽しさ、美しさを再確認できた1日でした。


一応活動報告。今回は入学式があったため12日から練習を開始しました。金曜日土曜日ともに朝から出艇し、1時間半ほど基本動作確認のためのラウンディング、10時頃から16時まで早稲田主催の合同コース練習に参加しました。

金曜日のコース練習は僕のコースがそこそこ冴えていて、3レースに一度くらいは早稲田の上位に食い込めるくらいでした。

土曜日のコース練習はコースひきをズーマーさんにお願いしてから走り出すという、クルーのプライドをへし折られるコース練習となってしました、

日曜日は91のガスケットを貼り直したのち、上記にあるように新歓活動に参加しました。

 

さて、今学期のお勧め授業は、水曜1限東洋史学特殊講義Ⅷです。この授業は文学部開講で授業タイトルにある通り東洋の歴史を学ぶ授業です。でも今回のトピックは「アラブ地域の航海技術の歴史」なんです。これヨット部アドバンテージめっちゃあるやん。先生も緩い人だし、学問分野としても面白いし。

昨今のアラブ情勢は見るに耐えないことが多いです。SNSが発達した今だからこそ、戦争は日常と表裏一体に存在することを体感しやすいですよね。どうしても昔の戦争は教科書に書かれた非日常の現象に感じてしまう。

ってこともあって今学期はイスラーム世界に関する授業を多めに取ってます。社会学専修なのに。

僕らがいつも乗ってるヨットは基本的にヨーロッパで開発された船で、17世紀のオランダにその成立をみます。「大航海時代のポルトガルのでっかい帆船の模型はたまにみることあるけど、イスラーム世界の帆船ってどんな感じなんだろう?」と興味を持ったので履修することにしました。

是非本郷に通ってるヨット部員の皆さんにも履修してほしいです。




 

 

200日。

なんの数字か分かりますか?特に同期のみなさん。



今日から今年の全日本インカレ最終日である11/4までの残り日数です。

最近は主将の成相さんが就活で忙しく、僕が主将職を任されることも増えてきました。

またこれがむずかしいんだなぁ、海と陸のスケジュール管理とか合宿所清掃とか。部員に対して厳しく当たりたくない一方、このままだと締まらないよなぁとか。

この間も自分の実力のなさを痛感しました。まあ最初からうまくいく人間なんていないので、ここからの自分の成長に期待してます。

でも、最近部の雰囲気が少しずつ緩み始めてる気はしています。「強い大学は揃って合宿所が綺麗だ。」これは真理だと思います。このブログを読んでくれる部員がどれだけいるか分からないけど、皆んなもう一回気引き締めないといけないです。

 

 

そんなこともあり、少しずつ来年のことを考えるようになりました。正直再来週から始まる春インやそのレギュラー選考で頭がいっぱいで、それより先を見通すキャパなんてないんだけど。

ちなみに来年のスローガンとして「やったもん勝ち」を候補の一つに入れています。といっても僕が勝手に言っているだけなのですが。やれること全てやる、そういったストイックさが大事なのかなぁと。

僕の春の個人的な目標は、「楽しむこと」と「やったもん勝ち」でした。

春合宿、僕が経験してきた4回の長期合宿の中では一番成長を感じられる合宿だったと思っています。そういった練習ができたのも、計画を組んでくれる先輩方、走り合わせてくれる同期達、レスキューワークとかを文句言わずやってくれる後輩達、合宿生活を支えてくれているマネージャーのみんな、いつも親身になってくれるコーチの皆様、日頃から応援してくれるLBの皆様、葉山まで送ってくれたり遅くに帰る僕の夜ご飯を作ってくれる両親のお陰です。純粋にヨットを楽しめる環境を作ってくれているみなさんに感謝です。

加えて、二ヶ月という長い合宿期間を中弛みせず過ごせたのは、3月上旬の京大留学が大きかったです。来年は別の大学に留学してみるのもありだなあと感じます。京大の皆さんありがとうございました。また京大留学が入ったことで温泉旅行をドタキャンしてしまった大学の友達には申し訳なく思っています。



 

大学ヨット部というのは4年生の11月で全員が引退していきます。そういった観点から見れば、部活動というのは社会実在論的存在として捉えることができます。「全日本総合入賞」という目標を掲げている以上、ゲゼルシャフト的社会が広がっており、だからこそ部内で各担当を決め、それぞれの役割を果たすよう日々活動していると言えます。

でもヨットというのはゲマインシャフト的スポーツです。確かにスキッパー、クルーにそれぞれの役割は与えられていて、二人で一艇でも前を抜かすという意識で船を走らせていくのがヨットというスポーツです。でも艇内の二人は個人として未分化であり、それはインカレという場では3艇ないし6艇が未分化に存在していると言えるのではないでしょうか。

しかも引退後もヨット部に携わってくれている人がたくさんいて、そういった人たちの記憶は引き継がれつつ、新入部員のDNAも部活に組み込まれていく。これはすなはちヨット部自体も社会名目論的存在とも捉えることができます。

ってなことブログに書いてみたかったんですよねえ〜自己満足です。

 

今週からフリート、春イン予選、決勝、春六、五月祭、オリンピックウィーク、個人戦、七大と怒涛のレースシーズンに入っていきます。勉強も忙しそうですが、部活にも全力で取り組む所存であります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

東京大学運動会ヨット部ディンギー班副将 3年
西間 立


もう夏ですね、春はどこにいったんでしょう

2024年04月16日 13時37分17秒 | 通常練習

お久しぶりです。お世話になっております、4年スナイプクルーの今川です。

時は早いもので気付いたら4月の半ばになっていました。

(写真はこの間師弟班で行ったお花見の桜です。なぜか上野に東大ジャケット&手ぶらできたT君もいましたが、ひたすら私が行きたいところに行けたのでとても楽しかったです🌸)

 

4月になってから平日は毎日9:30~17:00きっかりまで研究室に箱詰めにされ、土日はみっちり部活と、4年間の大学生活の中で一番忙しく、規則正しい生活を送っております、、、そろそろ限界が来つつあるので一日48時間あればいいのにと切実に願う日々です。

とはいえ、私は本当に新しい環境に慣れるのが苦手で、平日の研究室が少しストレスだったりもするので週末に慣れ切った仲間たちと過ごせる時間が良いリフレッシュとなっています。

改めて、ヨット部に入って、続けてよかったなと思っています。

 

ヨット部の魅力といえば、この時期は新歓でひたすらヨット部、そしてヨット競技としての魅力を語ることが多いです。

ヨット競技は本当に奥が深いし、面白いのですが、私はかなり口下手なので4年目になってもなかなかそれを言語化するのが難しいです。たくさん伝えたいけれど、初めてそんなことを聞く新入生に伝わっているのかわからなくて、もっと説明するけど、余計わからなくなっていそうで、、やっぱり新歓は難しいですね、、

私が初めて新歓に行ったときも、たくさん説明されたけど、ほとんど理解できていませんでした。ただ、とにかく先輩がヨットは面白いんだって言っていることだけは伝わって、ヨット部に入ってからそれを自ら実感したいと思ったのを覚えています。

だから、新歓はもちろんヨットの面白さを伝えるのも大事かもしれませんが、とにかく楽しいんだ、面白いんだ、ということが伝わればいいのかなとも思います。

 

長々と話してしまいましたが、そろそろ本題の活動報告に移ります。

先週末は金曜日が入学式で授業が休みだったので3日間の練習でした。土日はクルーザー班の試乗会があり、ディンギー班は通常練習の予定でした。紆余曲折あって日曜日はディンギーの試乗会に変更となりました。

金曜日は(私は研究室で欠席していたので詳しくは知りませんがおそらく)東大内でセーリングとコース練習を行いました。

土日は早稲田大学のコース練習に午前から混ざり、1日で7~8レース程行いました。

今回の練習はフリートレースの直前ということもあり、日本大学、中央大学、社会人、とかなりの強豪がいる中での練習となりました。やはり、上手い人は何度やっても前の方で帰ってきていて、安定しているなと感じました。そんな中でも東大がくらいついていけている場面も多々あり、今後のレースが楽しみです。

 

来週はフリートがあり、春イン前最後のレースとなります。主務としてはとにかく船をぶつけずに安全を最優先事項としてレースに挑んでほしいところですが、レギュラー決めがかかっているレースなのでみんながバチバチやっていい順位で帰ってくるところを見れることを期待しています。

そして来週末にはいよいよ春インシーズンがスタートします。まずは470の予選を1位通過できることを願って、一生懸命サポートに徹したいと思います。

 

今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

 

今川穂乃香


春であげぽよ

2024年04月10日 18時40分00秒 | 通常練習

お世話になっています。

2年470スキッパーの木村和真です。


長いようであっという間だった気もする春合宿も終わり気づけば4月になりました。

東京に帰ると至る所で桜が咲いていて海の上では感じられない風情を感じられますね。あとは一緒にお花見に行ってくれる彼女さえできれば完璧のですがまだまだ春はこなさそうです、、

テント列から本格的に新歓が始まり、今週末は最初の試乗会を行いました!新歓担当(R)として勝負の1ヶ月がいよいよ始まったなと感じています。そんな4月第1週の活動報告をさせていただきます。


4/3  駒場でサーオリを行いました。

雨だったにもかかわらずたくさんの新入生が来てくれて嬉しかったです。

某チームリーダーの「自分ら麻雀好き?」「ハンチャン」「マリカーでいうインドリ」などヨットの説明とは思えない言葉も聞こえましたが理系男子にはこういうのが刺さるみたいで興味を持って聞いてくれてました。やはり話が上手いです。寺口くんはビラ配るのが絶望的に下手でしたが久々に同じクラスの女の子と話せて嬉しそうでした。そろそろ03以外の恋人を作って欲しいところです。


4/4 久々にヨットに乗れる日でしたが午前は微風というより無風で心地よい日差しの中相川と一緒にずっとぷかぷかしてました。

ハイライトはニコニコで10人分のあぶずり弁当を買いに行くスナイプチームリーダーと相川がトイレをしているとレスキューで爆速で近付いてきて大笑いしてる3年の某クソガキ系スナイプスキッパーでしょうか。海上で食べる唐揚げ弁当は死ぬほど美味くて感動しました。

昼前に少し風が入り走り合わせをしたもののまたすぐに落ちてしまい2人で眠気と戦いながらランニングを走ったのち早稲田とのコース練に混ざりました。インデッキ以下の微風は個人的にまだまだ苦手でタックのたびに進む早稲田と止まる自艇ですごい差がついてました。悔しいです精進します。


4/5 マクドナルドでクルー


4/6 試乗会初日

午前はまさかの2人だったので超VIP待遇で迎えました。たくさんヨットに乗ってもらって満足してくれたっぽくてうれしみです。午後も少なめではありましたが新入生が来てくれて楽しんでくれました。ヨットもヨット部もいろんな魅力があって奥が深くて、何かしら刺さる部分はあるはずだけどそれを探すのが難しくて新歓の大変さを感じています。しっかり話せば面白いと感じてくれるはずなんだけどなー

駒東の北村くんにはぜひ入部してもらって北村さんと木村と北村くんでカオスを作り出したいと思います。







4/7 この日は初日とはうってかわって午前午後ともに10人を超える大盛況でたくさんの新入生にきてもらえました!ずっとスラックぽちぽちしていたのであまり新入生とお話はできませんでしたが天気も良く風もちょうど良くて新入生はみんな楽しそうな顔をしていた気がします

俺もヨット乗りたかったなー締めの挨拶ももっと上手くならなきゃいけないですね

何はともあれ大きなトラブルなくこの2日間の試乗会を終われてよかったです。協力してくれたLBさん、本当にありがとうございました。


思ったより大変だったのか試乗会の時の記憶がほとんどないので最後に写真だけでも載せたいと思います。



↑クイズ大会で体重測定with神田さん


↑オークリーをかけるちゃんりな
似合っててお気に入りなのですがアルバムに載せたら消されたのでこれもバレたら多分怒られます








↑前日に急いで作ったクイズ大会の雑コラたちお気に入りは最後の市毛さん




授業も始まり、20歳にもなり(いわってくれたみなさんありがとうございます、オークリーのサングラスと春用の薄い海着が欲しいです)、改めてここから頑張って行こうと思います。絶対に留年をしないようにしながらなるべく多く自主練に行きたいな。

まずはそろそろ履修を確定させないと、、


最後まで読んでくださってありがとうございました^_^


木村



新学期が始まった

2024年04月10日 12時46分10秒 | 通常練習

お世話になっております。
クルーザー班3年の杉山太智です。

長いようで短かった春合宿もついに終わり、新年度が始まりました。
先週末には今年度初のフリートレースが行われ、春合宿の練習の成果を確かめる機会となりました。
結果をご報告したいと思います。

3-4 計7点
5位/6艇

7点で並んだチームが3艇という混戦となりました。
目標としていた3位には及ばなかったものの、叩かず安定した順位をとる、という基本は達成できたのではないかと思います。

1レース目は中風コンディションでした。
上の船にスピード負けしブランケに入れられてのスタートとなりましたが、タクティクスにとらわれすぎることなくストラテジー重視で船を進めた結果、月光2艇の次点である3位となりました。

2レース目は風が大きく振れて落ち、微風コンディションとなりました。
左に伸ばした艇が大きく伸び、我々含め右に伸ばした2艇は大きく後れを取ることになりました。風が大きく振れショートとなり、下回航のマーク選択などで前の一艇を抜き、4位となりました。

ヒールトリムの詰めの甘さ、スタート、レイラインタック、他艇に対する位置取りの難しさなどを痛感するレースとなりました。

良かった点としましては、走りに重点を置いた練習を重ねた成果が出たのか、他艇に対して大きく走り負けしているわけではなかった、タクティクス面でいくつか課題は見つかったがおおまかなストラテジーは悪くなかった、風の変化に対するモードチェンジに十分に気を配れた、というのがあげられます。

個人的には、タクティクスはおろかストラテジーでさえ自信をもってコースを考えることができなかった悔しさがあるので、次回のフリートをひとつの目標に日々練習に取り組みたいと思います。

さて、次週からは小網代でも試乗会が開催されます。
ヨット部全体としてこれからのチームメイトを発掘すべく、気をひきしめて頑張りたいと思います。


そろそろOakleyのグラサンほしい

2024年04月08日 21時12分45秒 | 通常練習

お世話になっております、新2年スナイプクルーの高畑彩葉です。このブログを自主練帰りの電車で書き始めています。

↑同じ方面だった三人はお金がないと言いながらこの後一緒に夕食を食べに行きました。仲良い。私は母親のご飯が食べたくて帰宅。私が家に帰るときは、合宿では提供しづらい魚料理や揚げ物を作ってくれるところが大好きです。

春合宿明けの通常練習1週目の4/6,7(+自主練)の活動報告をさせていただきます🌟

と言っても私は両日とも新歓に回っていて、グループ担当(ぐるたん)だったので、ヨット乗らない久しぶりの週末でした。(それなのに最終日の完徹で乗ってもないスナイプ船を2便コロコロさせようとしたませさんにはおこです。どういう計算だったのでしょう。一回くらいは夜更かしが次の日体にひびきますように。2便目快く代わってくれた成相氏ありがとうございました。)

今週末は今年度初めての新歓でもありました。私は新歓担当なので、試乗会の予約が埋まってないことに脂汗タラタラしながらこの週末を迎えました。

新歓をしていて思うのは、ヨットの魅力って言語化して伝えるのがむんずい。試乗会に来てもらって、ヨットに乗りさえすれば、ハマる人にはハマって抜け出せなくなることには自信があるのですが、ヨットに乗りに来てもらうのがムズカシイ。とりあえず、海の爽快感(実際私もレスキューで爆走して波をバインボインしたのが一番楽しかった)でフィーリングに訴えかけて、自分の身体を鍛えるだけでなく整備で船という道具をとことんカスタマイズしたりコースを学びまくって戦術を極めたり風を見て感じて読み取って予測する感覚を研ぎ澄ましたり波への対処やパワーの原理などの知識を追求したりとレースで勝つために様々な要素が必要でかつそれらがすべて奥深い。たぶんマリアナ海溝よりずっと深い。練習すればするほど極め切ることができないということに気づいて飽きることがないスポーツだよと言って(話が長すぎるのかな?!)東大生の知的欲求的な所を突くという伝え方をしているのですが、刺さっているのかは分からず。しかし、実際にヨットに乗ってきた新入生を桟橋まで迎えに行くと、みんな目がキラキラしていて楽しそう。コントロールロープに興味を持ってくれる子やセールについて質問してくれる子などヨットのおもしろさも伝わっているようで、私もニンマリ。去年の私がそうであったように、いろいろなことに興味を持っている新入生も多いと思いますが、ヨットに乗った時のワクワク感と直感を信じて、ヨットの世界に飛び込んでみてほしいです。

また、新歓にあたってたくさんのLBの方々に来ていただきました。私たち現役の選手が練習時間を確保できるよう協力していただきありがとうございました。大変助かります。何年たってもまた戻りたい思うところに、東大ヨット部というコミュニティやヨットというスポーツの人を惹きつける力が表れているなあと改めて感じました。今後の新歓へのご協力もよろしくお願いいたします。

月曜日は、同期たちと久しぶりの自主練をしました。さすがに週末一回もヨットに乗らないと身体が疼くようになってしまいました。かなり早い段階でなかなか船が進まないくらいまで風が落ちてしまって、enjoy sailingとserious practiceが半々くらいでした。たいぞうヘルムスマンともたいぞうクルーとも乗って、微風のランニング角わかんないねと言いあったりティラーでヘルムを感じたりスタートの難しさを実感したりしました。相川と470に乗ったけどスピンはれなさすぎて下回航できませんでした。りょうすけとはロールタックのロール量と動作について議論しながらタック練をしました。しきりにお尻がかゆいと言っていて、病気かなと思いました。

以下は、今週のハイライトです!

新歓担当として奮闘してくれて、本日二十歳(おめでとう!)になった木村は、なぜかリーダーの頭文字がRだと思ったらしく、人員配置でぐるたんリーダーの名前に(R)を付けていました。一回指摘した後ももう一回同じミスをしていて、とても心配です泣。

↑新入生が海に行っている間、やまこうさんにアイスをおごっていただきました。この日は天気も良くて暖かく、アイス日和でした。最近そろそろほんとうの春を感じます。やまこうさんはクレイジーですが太っ腹です。ありがとうございました。

↑コース練の前に海を見つめるりょうすけとたいぞう。二人でそろって見たからには相当ブローが見えていたはず。三上さんリスペクト?

自主練で入部して二台目のスマホをロストした相川くん。位置情報は出艇時間で更新が止まっているそう。おそらく葉山港の海底でしょう。誰か拾ったら渡してあげてください。

以上が今週の活動報告です。

春合宿を終えて間もないですが、新歓と授業が始まって全体的にバタバタしています。今後もレースが続き、なにより春インまであまり時間がありません。一回一回のタックをも大事にしながら、自分がやらなくてはいけないことを丁寧にこなしていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

高畑


春です。

2024年04月03日 22時47分31秒 | 通常練習

お世話になっております。

4年スキッパーの安藤です。

春合宿第8クールの報告をさせていただきます。

 

早いもので、もう「新」が取れて晴れて「4年」と名乗ることができるようになりました。

合宿中も、就活やら実習やら研究室やら、4月からの新しい大学生活に向けて頑張っている人が多く、いよいよ長かった春合宿も終わってしまうんだなあと、少し感慨深いです。

 

このクールを少し振り返っていきます。

 

一日目、朝は8mくらいの北東の強風、昼頃に東に回りながら風が落ちてきて、最終的には東の3-4mくらいに落ち着きました。僕は91に乗らしてもらっている身でありながら早稲田との合同コース連などで前を走れず、歯痒い思いをしていました。風、マーク、他艇のうちの一つに縛られずに2つ以上を理由にしたコース、と意識していてもタコティクスに走ってしまうことがあり、反省の限りです。

 

二日目、出艇直後の風は北風が3m前後あってコース練を一本できましたが、10時ごろに落ちていき、しばらく海上で待機となりました。美味しいミートソース丼に舌鼓を打ちました。昼ご飯を食べてもまだ南から入って来ず、曳航権をかけたロッキングレースをやりました(6位以下は自力でロッキングしてハーバーバックしろという鬼のように楽しい企画)。シングルハンドとなった神田がボート部の意地を見せてパドルで漕ぎ続け見事3位を獲得し、このレースのハイライトを飾りました。そんなこんなしているうちに風が入ったかなーと思ったところでスタート練をしてみたりすると、また風が消えたり振ったり。そんな形でなんとか練習していると、南の方からさーっと風が入ってきたので、早稲田のコース練に混じりました。

 

三日目は、Wind Finderが真っ赤に染まる南風爆風&大雨のため一日オフ。雨のなかテント列で頑張ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。

 

四日目は最高気温が20℃を超える暖かい春の陽気でしたが、午前中は風が全くなく、爆風のうねりが残って酔いコンディション。僕は91の整備のため午前中は出艇しなかったので、げっそりした顔で帰ってきたみんなを出迎えました。小松さんが南風の黒っぽいのを発見し、パッション溢れる成相主将の号令のもと出艇。そしたら本当に南からそよ風が入ってきて、練習再開。小松さんが打ってくれたマークでスタート練3回+コース練上下2周をずっと回しました。僕はスタート時の加速のタイミングを課題としていたのですが、このスタ練でなんとなく感覚を掴めかけてきたような気がするような、しないような感じでした。今後も精進します。

mtgでは、遠藤がCATS EYEの保留案件を解決してくれて、すっきりした気持ちでした。ルールには強くなりたいですね。

夜は宮川さんmtgも行っていただき、色々なお話を聞かせていただきました。

 

五日目は、またもや南風の爆風。朝起きて新港の風速計を見て絶望しかけるも、Wind Finderの9時くらいに若干落ちる予報にかけて新港へ。しかし白浪の圧倒的な量と、クルーザーのマストのヒューヒュー音の大きさに、「あ、これは無理なやつだ」と分からされました。案の定赤旗でして、午前中は整備、11時くらいからは新合宿所のプロジェクターを設置し、小松さん動画鑑賞会を行なっていただきました。小松さんに動画を見てコメントを頂くという滅多にない機会で、普段小松さんが何を見てどうコメントをしているのか、といった視点の置き方や考え方を知ることができ、とても勉強になりました。

ちなみにこの日の昼食は海鮮入りの天津飯で、あまりのおいしさにプレーヤーは感動し、小松さんも「やっぱり東大のご飯は日本一だな」と誉めておりました。最近、マネ飯のクオリティーが爆上がりしており、大変嬉しい限りです。合宿後半を乗り切れた原動力は、マネ飯による午後の練習のモチベーションアップがかなりの部分を閉めています。いつも本当にありがとうございます。

↑めっちゃ美味しかったかき揚げ。おかわりが殺到。

↑着艇後のトレーニングの合間に焼いてくれた煎餅?餅?。砂糖醤油が好きでした。

六日目は、僕は研究室のキックオフミーティングのため欠席していたためどんな練習だったかはわからないのですが、いい風で練習できていたようです。

 

 

さて。

この春合宿は、上級生も下級生も含めチーム全員の実力が高まり、チーム全体の底が上がってきているのをひしひしと感じます。

後半になるにつれ疲れとフラストレーションが溜まってきているのは要所要所で感じましたが、そんな中でも練習の中で毎回目標を設定し、個人でもmtgでも振り返り、次は何をどうやって練習していこうかと考えていく姿勢をチーム全体で作れていたと思います。

凡事徹底、コミュニケーション、組織力。

十月に掲げた僕たちの行動目標ですが、合宿を振り返ってみると、疲れた頭でもこの目標を意識できていたのではないかと感じました。

もちろんまだまだな部分もありますが、成相主将や各チームリーダー、そしてそこについていっている部員全員で、ある程度いい空気を作ってこれていると思います。これからは新歓と春インが迫ってきてバタバタする時期になります。そんな中でも部としてまとまり、今後入ってくる新入生にいい姿を見せられるように頑張っていきたいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

今後とも応援よろしくお願いします。

 

安藤