東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

澤田さんごめんなさい

2023年10月26日 16時07分34秒 | 通常練習

悠久のロールをかけ完沈したあと、19の典雅で婉麗なガンネルに抱擁することを許されなかった僕は、ひと足先にセンターボードに辿り着き、45度の三角定規のように身体を曲げている澤田さんの足にしがみつくことしか出来ませんでした。

長い間完沈し、三本目のポールを470チームに差し入れする運命を受け入れかけていた僕にとって、スターン付近に垂れていたスピンシートに繋がっている金属の棒は、光り輝いていました。滞納額二位の澤田さんにとって、ポールは命よりも大切だったのかもしれません。

ちなみに結局僕は19に上がれず、たまたまレスキューに乗っていたたくちゃんが起こしてくれました。今回のミッションは簡単だったかな

 

お世話になっております。一年470クルーの山本丈夫です。470チームは六大戦の後、10/14-15,21でミーティングや船の整備など諸々の準備を行い、前回の日曜日に初の練習ができました。

10/14-15では、去年の反省、今年のチーム目標・役職決めなどから、全艇の整備、セールチェックまで、代替わり後の練習に向けての準備を行いました。去年の反省・今年の目標を学年ごとで考える際、浅い考えしか思いつかず、470チームとしての自覚をあまり持たないまま二ヶ月弱過ごしていたことを痛感しました。ポジション分けが行われた後も、470チームではなく一年に対する帰属意識の方が強いままだったのだと思います。ただ同時に、これからはチームとして動いていくんだという意識が一気に強くなりました。まずは、艤装解装・出着艇、練習内容・目的の把握、各部名称の把握など、練習をスムーズに行う際に必要なことをしっかりと身につけながら、時間は絶対に守るなど、チームの士気を下げる行動をしないことを徹底していきます。

ところで、日頃の実績が認められたのか、VRIという役職に就くことになりました。バーチャルレガッタの練習会を定期的に開くことが仕事です。レース告知などはDiscordで行なっています。高校時代パソコン研究会に所属し、使用SNSが Twitter > Discord > LINE > Instagram という典型的geekの生活をしてた僕は、30分前に告知をすればみんなチェックしてくれるだろうと考え直前までレース告知を出さなかったのですが、あまり人が集まりませんでした。同じく高校時代(今も?)geekであったことが予想されるやまこうさんから、前日から予告してslackでも言ったほうがいいよと言われたので、今週はそうしたのですが、10人ほど集まってくれました。しばらくはslackも使っていくことにします。

10/21には、前回やり残したミーティングの続きを行ったり、翌日海に出す艇の艤装、最終チェックを行ったりしました。初めて自分が主体となって艤装を行ったのですが、思ったよりもスムーズにできました。夏休み中に2年生にしてもらった艤装講座が効いたんだと思います。あとはマストの中のロープやワイヤーの状態やセッティング・チューニングについて理解したいです。

その後、本多さんによるトレーニングがありました。4kmランニング→12分サーキット→体幹 を行いました。だいぶキツかったですが、陸でのトレーニングは強くなるために絶対に必要&今まで自分が逃げてきたものなので、積極的に頑張りたいです。

10/22は代替わり後初の海での練習でした。ちゃんと海に出るのが二ヶ月ぶり&ひろきさんから奪った頂いたパドジャケを着たいということで、かなり楽しみでした。

午前は八の字、サークリング、ショートラウンディングを行いました。僕は午前レスキューだったのですが、八の字やサークリングは基本動作の良い練習になりそうだったので早くやりたいです。サークリングでは03の木村くんが79にポートミサイルをかまし、ガンネルを穴を開けました。79良すら取れなかった憤りからでしょうか。

午後は澤田さんと一緒に19に乗り、ショートラウンディングを行いました。クローズ中は常に上マークの位置を確認する、ジャイブの際スピンを潰さず、できるだけ早くポールの付け替えを行う、の二点を意識して練習しました。

上マークの位置は常に把握できていましたが、そっちに気を取られてヒールへの意識が薄くなっていたように感じます。この日は軽風〜中風のコンディションでしたが、こういう風の時のヒールトリムの技術が全然身についていませんでした。トラッピーズに出る量を素早く変えるタフさと、波・風を読む技術を早く身につけたいです。

ジャイブの際スピンが潰れてしまうことが多かったです。撮ってもらった動画を見た感じ、スピンを回すのが遅くて裏風が入って潰れていたため、常にスピンと船の角度を見ながら回したいと思います。ポールの付け替えは早くできたと思いますが、付け替えの際船を揺らしすぎたり、ポールに意識が向きすぎてスピンを見ていなかったりと、まだまだ改善点は多い状態です。

ひろきさん、パドジャケは暖かかったです。ありがとうございます。

着艇したあとはトレーニングでした。僕はランニングだったのですが、途中集団とはぐれてしまい、孤独ランニングでした。ペースが掴めなくてしんどかったです。ただランニング後の芋スイーツは美味しかったです。ありがとうございます。また食べたいです。

 

以上がこの二週間の470の練習報告です。ほぼ自分の振り返りになってしまいすみません。これから一年間、新しいチーム一丸となって、目標に向け頑張って参ります。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

山本丈夫


皇天親無く惟徳を是輔く

2023年10月19日 23時57分00秒 | 通常練習

こんにちは。遠藤功大です。

VIVANT面白かったですね。きっと続編はあると信じています。


時間がないのでとりあえず次に進みます。

9月は毎週のように20歳真夏の大冒険をしました。まず9/159/18で自分はtractracのお手伝いで唐津に行きました。初九州(沖縄以外)でした。

やっぱり飛行機が離陸する瞬間が1番テンション上がりますね。「あーこのスピードで離陸するなこれ」と思っていたスピードからもう一段階加速してから離陸するのがクセになりますね。

唐津では機材の配布・回収や機材がちゃんと動いているかの確認、チャーリーマークを画面に反映させるといった仕事をしました。唐津の海は山々に囲まれていたこともあり、葉山に比べて波があまり高くなく気持ちよくセーリングできそうな場所でした。



呼子のイカ、佐賀牛、資さんうどんなどなどを食べることができました。宮田さんお世話になりました。ありがとうございました。


18の午後に唐津を出発して博多に行き、一緒にバイトしていた方と市街地を散策しました。その夜は豚骨ラーメンを食べた後次の日に博多観光するため駅近くのAPAホテルに泊まりました。

19は駅のホームで豚骨ラーメンを食べた後フェリーに乗って相島(あいのしま)という島に行きました。ここは猫島と呼ばれており、たくさんの人懐っこい猫がいて触り放題という楽園です。フェリーに乗る前にスーパーで猫じゃらしを買って完全装備で向かいました。


かわいい

たくさんの猫と遊べて楽しかったです。

最後にもつ鍋を食らって博多に一時の別れを告げ、帰りの飛行機に乗りました。帰りの飛行機では「鳩の撃退法」という映画を見ましたが、予想以上に刺激的なシーンが多く、通路挟んで1つ後ろに座っていた男の子は食い入るように僕のタブレットの画面を見ていました。

その次の週(9/25)にはDMG moriの選考で奈良に行きました。ちょうど霜降りオールナイトニッポンがせいやの結婚発表回で、新幹線の中で涙ちょちょぎれながら奈良に向かいました。

面接後は奈良公園に寄って鹿をチラ見して、その後候補生の方と大阪に移動しました。


↑芝生をブチブチ食う鹿

ずっと行ってみたかった大阪に行くことができて、めちゃ嬉しかったです。

大阪に着くとまず一緒に串カツ(だるま)とお好み焼きを食べました。


↑キャベツは手で食べるスタイル

その後飛田新地に社会見学に行きました。ぐるぐる歩いて見学しましたが、異世界でした。普通にアイドルみたいな人がいっぱいいました。今度同期と大阪に来た時はまた社会見学したいです。

異世界の入り口。通りの中を撮影するとキレられるらしい。

次の日は一日中なんばをうろちょろしてました。

ついに粗品の実家の焼肉屋「味希」に行くことができました。


(参考資料)https://youtu.be/CUlhjbxztqM?feature=shared

カス客にはなりたくなかったので、中には入りませんでした。

その後もぶらぶらしてたこやき、かすうどんなどを食べました。夕方にはよしもと漫才劇場に行き、翔ライブを見ました。ここで霜降り明星も芸を磨いたのかぁと感動しました。意外と1人のお客さんが多く、始まるまでは1人で笑えるか不安でしたが、みんな笑っていて自分も笑って楽しかったです。


夜は前日うますぎた串カツ(だるま)を再び食べ、帰宅しました。

10月になり、ついに後期学部(シス創A)編がスタートしました。しかしまた社不を発動し、なかなか友達を増やしていくことができず、今週は

火曜昼ゆーた五熊 水曜昼三上、夜北村 木曜昼ゆーた、夜北村 金曜昼ゆーた、夜大下

とばりばりヨット部と飯食べました。

後期課程では友達をたくさん作って前期教養のリベンジを果たしたいです。

それでは今クールの練習報告をさせていただきます。

9/14()は新入生練習をしました。1年前の自分達と比べて今の1年生はみんな上手いなと思いました。

9/15()は千田さんのクルーで乗りました。入部してから3回目という激レア配艇でした。

初めて乗ったのは1年前くらいで、クルーの誰かが怪我してその交代で乗りました。2回目は夏に早朝無風クルーザーセーリングをした時に乗りました。

今回一緒に乗って、色々気づきがありました。コントロールロープの引き度合いが普段の自分と違かったり、自分より細かく調整していたりと、クルーや新入生と乗る時にはない発見がたくさんありました。

千田さんは卒業後もヨットに乗り続けるらしく、来年以降も会えそうで良かったです。

来クールで4年生は葉山での練習を終え、小戸に向かい最終調整を行います。

LBの方も「引退直前の4年が1番技術的にピークに来ているから、今のうちに色々吸収すると良い」とおっしゃっていたので、残りの期間で少しでも多くのことを4年生から学びたいと思います。

それでは失礼します。



2年 遠藤功大


Sweet 21 Blues

2023年10月12日 21時22分57秒 | 大会報告

お世話になっております。2年470クルーの槇枝です。

先週末に行われた秋季六大学戦の結果を報告します。

 

470リザルトは以下の通りです。

 

49-4829  北村/槇枝 22-25-21-25-25-19-20.       計157点 23位

50-4791  松本/山本 21-19-15-RET-RET-21-16  計158点 24位

51-4579  澤田/五熊 26-18-13-20-28-18-15     計138点 20位

249-4692 安藤/西間 24-23-29-22-21-26-26    計171点 26位

251-4452 成相/秋田 28-29-24-27-24-24-28     計184点 28位

 

予想していた通り、4年生のいないチームでのぶっつけ本番で、他大学について行くこともできずに、完敗という形になってしまいました。六大学戦のはずなのに、東大内での部内戦と思われるほど、戦う相手が決まっていました。5艇がほとんど同じレベルにあり、これから大幅なチーム改善をしていく上で、参考になる結果となりました。

私は唯一の2年ペアで、一番艇に乗っていました。なんで??これは六大学戦の配艇を決める際に、2年スキッパーの二人の実力を見るために、あえて良い艇環境にするという意図があったからです。東大内はもちろん、他大学にも艇番で引けを取らない4829に乗ることによって、艇環境以外の要素がどれほど結果に影響するかを試す機会と解釈していました。29に乗るのが怖くて、ぶつけないことばかり考えていました。()

 

 

 

 

代替わりをして個人的にも節目を迎えたので、私も少しこれまでを振り返ってみます。

 

去年の11月。

琵琶湖帰り後の代替わり。

憧れの最上級生が引退するも、新4年生にはインカレ経験豊富なクルー3人が残っており、高天さんという経験者もいる470チームの中で、自分がどのように一年間を過ごすかということを考えねばなりませんでした。

 

大野さんに一年の目標は何か?と聞かれた時に弱腰発言しかしない私に対して、「2年生からレギュラー取ること考えないと」というお諭しをいただきました。経験量で劣る自分が活躍できるチャンスがあるとするならば、それは動作しか残されていない。

 

 

「動作で信用されるクルーになる」

これが一年間の目標でした。

 

 

 

初めての練習、そして八景レースはひろきさんとでした。体育会気質の強い(気がする?)ひろきさんとのヨットは毎日が成長の日々に思えて、モチベが爆発していました。ひろきさん楽しかったです。ありがとうございました。

 

年が明けてもモチベが暴れていた一月は、オフも自主練に行ったりして、ヨットを楽しんでいました。

 

2月、3月。

寒くて辛い(はず)の春合宿は一瞬でした。この期間は、上級生の艇番選考レースが主で、一番艇が確定していた高天さんと我々2年クルーがレースに出させてもらえる期間でした。八景での東北戦や、学連レース。嫌な顔一つせず、ペーペークルーを乗せていただき、ありがとうございました。

 

4月、5月。

そうしているうちに気づけば新歓シーズンを迎えてしまいました。新歓担当で、2年生の私は練習どころではなかったです。新歓やばいよやばいよとNさんにプレッシャーを頂きながら、合間に自主練に行って、少しでも何かを掴みたかったです。合宿所に住んでいたイツクマくんとゆーたくんには及びませんでしたが。二人の自主練量は本当に感服です。

 

無事にたくさん新入生が入部してくれたおかげで、新歓は終わりましたが、同期クルー4人に対して、同期スキッパー2人で、乗艇機会に恵まれない環境は変わらず、変える何かを探していました。

 

6月。

江ノ島シーズンは、ずーまーさんと過ごしました。5番艇から上位艇を抜かそうと、奮闘して、スタート攻めに攻め。BFD2回などの失敗もありましたが、一上をシングルで回ったあのレースは忘れられません。気持ちよかったなあ、、ありがとうございます。

 

関東個選終わりに、ペアと艇の見直しが行われ、たまたままたたかまさんとレースに出られることになりました。92で関東470決勝。南微風から微風でしたが、上ピン即タックからの右振れで一上シングル。2R連続で10番台をとりました。初めてレースで前を走る感覚を知りました。今思えば、この時期が一番調子が良かった気がします。ちょっと自分が上手くなった気がしました。気がしただけです。

 

7月。こんな調子で七大学戦にも最終日1R出させていただきました。初めて大学を背負って出る大会。ただ動作するだけクルーのはずなのにビブスを着て緊張している私を「楽しんでおいで」と声をかけてくれた四年生はやっぱり凄いです。しかし、二下で京大に抜かれ5位フィニッシュ。470は4位で終わりました。悔しいです。陸で、運営で来てくださっていたいくさんに、ガイバック足りてなかったよと言われ、まだまだだなと思いました。

 

8月。この時期が想像よりも辛かった気がします。夏合宿が始まると、高天さんと29ペアを仕上げるべく練習をしていました。この時期はひたすらがむしゃらでした。コース練や動作練でも一番艇としての責任を感じ、今までのヨットの感覚とは全く別物でした。常に緊張した状態。しかし、成績に伸び悩み、その度に私の緊張状態が増して、良くない方向に向かっていってしまう感じがしました。なんで自分が一番艇に乗っているのだろう。一番艇の自覚と葛藤。この時初めてヨットに乗るのが怖くなりました。

 

もう一度ペア協議があり、9月からは私は一番艇のクルーではなく、四番艇のクルーとして、レギュラーを下から支える予備クルーへ変更となりました。閖上で行われた全日本470はレスキューボートから見ていました。ゴールドフリートのナショチとそれに食い込む早稲田の神々の戦いを間近で見る貴重な経験になりました。来年こそは江ノ島でこの舞台に立つと誓いました。

 

そしてすぐに迎えた秋イン決勝。なんとなく自分の出番があるかもなぐらいに思っていたら、色々あって前日夜に出ることが決定。もう一度レースに出られるチャンスをいただきました。前日夜の緊張感は一気に増して、夜はなかなか眠れませんでした。出ますと自分で言ったものの、出艇までガチガチに緊張していました。いろいろな人に励まされたけれどそっけない返事しかできませんでした。すみません。余裕がありませんでした。秋インの雰囲気に飲み込まれていました。

 

コースは全て高天さんが引いてくれて、自分は何も考えずに動作に集中するだけ。それでもレースが始まるまでガチガチでしたが、たかまさんが大丈夫と何回も言ってくれました。不安だった微風軽風でも、走れるレースは走れて、小松さんにも褒められて、ほっとしていました。

 

三日間はあっという間に過ぎました。5Rしか消化できずに、6RもN。からのAPA。9位。細かいミスの積み重ね。これが実力なのであると、自分の無力さを痛感しました。ハーバーバック中泣きたくなりましたが、なんでお前が泣くねんとなるのが嫌で、堪えました。

 

 

 

レース終わりは悔しさしか頭に残っていませんでした。その夜、逗子駅付近の沖縄料理屋で、早く切り替えた者勝ちだなという話を同期として、先週の六大戦を迎えました。

 

 

 

これまで上手いコースの引けるスキッパーと組んだことしかない私にとっては、自分でコースを引く初めてのレースとなりました。しかもほぼ初めての北風。どうやってコース引こうと思いながら。

 

1R目。オスカー。ゴタゴタして空いているところからのスタートにはなったものの、悪くないスタート。でもすぐに他の船のボートスピードに圧倒されました。パンプ虚しく一上から下位。リーチングとランニングは相方の技量と艇番の良さのおかげで数艇抜くも、クローズが課題で、他大学のOP艇に負ける。予想通りでしたが、自分の実力を突きつけられました。

 

この後のレースからは10knt以下の北風が続き、ふれが激しい海面のコースに苦戦しました。コースは客観的に見れば、フレッシュを意識した逃げタックが多く、戦う船に対して有利な展開に持ち込みたい考えが強かった。レースを重ねていくにつれて、コンパス角度の明確な基準を設けてのタックタイミングで、シフトを大外しはしないコツを掴んだり。北風はコンパス、ブローイン、シフト、タック。また、ブロー群の降りてくる方向が周期的で、右のブローが残りやすい。けど左のブローは入ったら強い。こうした感覚を味わうことが良い経験になったと思います。 

 

 

最終結果は冒頭の通り。これからやることはたくさんあるようです。先々週の秋インで敗退し、470は代替わりです。自分も3年生の立場になるようです。もっと、メンタルに余裕があり、引っ張れるクルーにならなければなりません、、

 

 

 

この一年間。特に後半の半年間はたくさんのチャンスをいただきました。高天さんありがとうございました。実力も自覚も足りないのに、最後まで2年クルーの自分を信用してくれました。たくさん前の景色を見させてもらいました。この経験を来年以降に活かす。もう一度、もっといい景色を見るために頑張ろうと思います。

 

それではまた。

 

2年 470 クルー 槇枝大祐

 

P.S.

乗艇機会に恵まれていない時にたまたま話が舞い込み、機会をいただいたゆなさんは、今年最大の転機となりました。求めているクルーは、100%自分のレベルではないことはわかっていましたが、一回で打ち切りになることを覚悟で乗りに行きました。下手すぎて話にならないはずでしたが、何回も練習に付き合って下さりました。強風関東フリートと、閖上のナショチ合同練習も参加しました。自分には勿体無い最高レベルの練習でした。これからもロッキング、ウーチング、パンプ、カット頑張ります。ありがとうございました。


小さい冬みーつけた

2023年10月11日 17時23分38秒 | 大会報告

お世話になっております。一年スナイプスキッパーの杉山です。

大会に一切出ていないのに大会の振り返りを任されてしまいました。

先週末10/7~10/8に行われた秋季六大学戦、10/9に行われたLBSCHお披露目会、懇親会の活動報告をさせていただきます。

まずは六大学戦の報告をさせていただきます。

 

国際スナイプ級

31308 西尾/佐藤・三上 UFD-11-3-3-3-1-UFD 計59点 9位

31494 大野・千田/三上・柳澤 8-16-14-8-12-13-8 計79点 12位

31418 中静/神田 4-9-6-9-11-5-7 計51点 5位

 

1位 早稲田大学 95点

2位 慶応義塾大学 139点

3位 東京大学 189点

4位 明治大学 239点

5位 法政大学 241点

6位 立教大学 296点

 

一日目

スナイプチームは西尾/佐藤を試すということで308に颯真さん、494に三上さんを乗せました。(三上さん解雇の危機?)

主幹校の東大は運営に人をたくさん回さなければならないということで自分はアウターにいました。

レースを見ていると第一レースで上2艇がリコール。上1はなんと308。インカレではないので焦りはしなかったものの、西尾さんでもリコールすることあるんだと驚きました。リコールした瞬間は「上2艇リコール!」とでかい声で叫んでいましたが(笑)

↑珍しい西尾/佐藤ペア

 

それでも東大スナイプチームは一回の文字で崩れるようなチームではありませんでした。ほかの2艇がきっちりと一桁順位につき1レース目終了時点で暫定3位。

その後は文字を付けず、3レース終了時点で暫定4位。明治には1点差で負けていて抜きたいところ。

↑これまた珍しい大野/三上ペア

 

また、今大会はオープン艇をだせたので二年生スキッパーがレガッタに参加しました。

自分も早く大会に出たいと強く感じました。しかも大学を背負っていないから気楽にできますよね。うらやましいなぁ。

でもオープン艇の存在によって一番強く感じたのは早稲田の層の厚さ。470もスナイプも上位艇団に早稲田が4艇以上いる確率がすごく高かった。全日本インカレ優勝候補の強さを肌で感じました。

↑1年と4年470メンバーはほとんど運営でした。(楽しそう)

一日目の夜はレセプションでした。

あんなにうまい早稲田、慶応などの名前をよく見る人たちも同じ大学生なんだって感じれました。あとこういう時に身内で固まる人と積極的に話しかけに行く人に分かれるの面白いですね。一年コミュニケーション王はやはり大下でした。

自分はというとアウターで一緒だった早稲田の女の子を通じて早稲田の一年女子たちとしゃべれたうえに、いろはとつなげることができて満足していました。

 

二日目

颯真さんが熱を出したので大野/三上ペアは解消、西尾/三上、大野/柳澤ペアで第4レースに臨み、第5レース、第6レースは大野さんと代わって千田さんが、第7レースはまた大野さんが出ました。

 

自分はハーバーで昨日仲良くなった人たちと会釈しながら矢野コーチのサポートボートに乗り込みました。(ハーバーに同期以外の知り合いがいるのっていいですね)

↑やっぱり308はこの2人ですね。

 

308は3-3-1-UFDというギャンブラーのような成績を自分たちを沸かせてくれましたが、自分としては正直それどころではなかったです。

というのもこの日が寒くて寒くて、短パンで出艇した自分の愚かさを恨みました。小学校の頃の冬の日のサッカーを思い出す寒さでした。

一緒に乗っていた荒井は寒がりなようで寒いと言うたび、矢野さんに「冬はこんなもんじゃないからつらい思いする前にやめたほうがいいよ。」と退部勧告?されていました(笑)。

早く春秋用のウェットスーツを買わねばと決意しました。(先輩方ウェット選びの情報ください)

 

二日目は全艇がいい走りを見せ、3位に落ち着きました。

三上さんも解雇されなさそうでほっとしていました(笑)。

 

このブログを書いていて気付いたのですが、418中静/神田ペアが走っても1年のだれも驚かなくなりました。

大会で前を走るのが自分たちの間で当然になってて本当に未経験者ペアの星だ。

来年はスナイプリーダーにずっとついていこう。

↑凛々しい神田さん、グラサンがでかすぎて何も表情を読み取れないけど多分いろいろ考えてる中静さん

 

次に10/9のお披露目会、懇親会の報告です。

この日はLBの方たちをお招きして、自分たちがLBの方たちのご尽力によって活動できていることへの感謝を述べさせていただきました。お忙しいところご足労いただきありがとうございました。今抱いている感謝の気持ちを忘れずに一歩一歩セーラーとして成長していきたいと思います。

 

拙い文章なうえに、レースに出てもいない1年の活動報告でしたが、読んでいただけたのならうれしいです。

全日本インカレまでの通常練習で1年が出艇できるのかはわかりませんが、出艇するなら全力で練習、サポートならレースメンバーを信じて全力でサポートという風に、レースメンバーと一緒に全日本まで走り切りたいと思います。

 

 

杉山諒介

 

 

 

 


あと一歩

2023年10月11日 17時14分38秒 | 通常練習

みなさんお久しぶりです。
クルーザー班2年バウマンの源優介です。

最近寒暖差が激しいですが皆さんは体調崩しておられませんか?
自分は体調を崩し先々週二日ほどお休みをいただきました。ここに三年風邪なんてひいてなかったから自分は大丈夫だと思っていましたが、やはり油断はいけませんね。全日本も近いのでしっかり体調管理していきたいと思います。

先週日曜日は我々仰秀はフリートシリーズ最後のフリートレースに参加しました。以下リザルトです。


第一レースはスタートで上に二艇抱えてしまったことでタックできませんでしたが、その後継続的なリフトが入ってきたのでそのまま右に伸ばしました。その後ポートレイ足りな目ぐらいで返しフレ戻りの風をつかみさらにゲインしトップ艇団内に位置付けることができました。その後最終下レグまでダボハゼに対して一艇身ほどリードを保ち続けたのですが、最後のフィニッシュラインの読み間違いで一艇身差をつけられてフィニッシュしました。

第二レースではスタート前に艇内のコミュニケーション不足によりタックポイントが5秒遅れてしまいにっちもさっちもいかない位置でスタートを切ることになってしまいました。その順位から上位に上がれることなく終わってしまいました。しかし逆に言うと差を縮めさせなかったのでスタートをしっかり決めて上位を目指したいです。

第三レースでは後ろに追いつかれそうになるタイミングが多々ありましたがしっかり対処して順位を保つことができたのはよかったと思います。しかし最終レグで前を走る月光とダボハゼに絡むことができないほどの艇身差が開いていていました。スタートも含めしっかり上位艇に絡んでいけるようなレースを組み立てていきたいと思います。


来年はおそらく僕がコースを引くと思います。友成さんがコースを引くレースも残すところ関東選手権と全日本選手権のみなので、しっかり技術を盗んで来年に繋げたいと思います。バウマンの経験を活かし最強のタクティシャン目指して頑張ります。

 

全日本まであと練習できるのがあと1ヶ月となりました。しっかり集中してどの練習も無駄にしないように努めてまいります!

 

ありがとうございました。

 


その時じぶんならばどうする

2023年10月07日 00時00分01秒 | 2023秋イン

お世話になっております。2年470スキッパーの北村です。時間の都合上、まとまりの無い文章になっておりますが、ご了承ください。

秋イン決勝の振り返りをさせて頂きます。470チームのリザルトについては澤田さんのブログに掲載されています。残念ながら全日本への切符を手にすることはできませんでした。

 

昨年は陸で電話で伝えられる先輩方の成績に一喜一憂していたと記憶していますが、今年は控えのスキッパー、そしてサポートとして三日間共に淡青に乗りました。

不安定な風の予報で、このレースが最終レースかもしれないという緊迫感が毎レースありました。

結果として試合に出ることはありませんでしたが、交代の提案をされた時に、4年生の引退のかかったレースであるという重圧を再認識させられました。

交代するからには、より前を走ってこなきゃいけない。ですが、その自信が持てなかったのがというのが本音です。

 

代替わり後からの個人的な振り返りをさせて頂きます。

470で最初にスキッパーをしたのが10ヶ月前のこの土日。二日目にして船に穴をあけ、とんでもない野郎だと思われてたと思います。

冬合宿では、乗るたびごとに初めての風を体験して、強風の時はプチパニック状態でした。

冬合宿を終えたあたりから、スピードの良し悪しに意識が向く余裕が出来たことと、同期と乗れるようになったことから、ヨットがとても面白くなってきました。

春から夏前にかけては、平日でも暇があれば自主練に行って、小松さんのマンツーマン指導を受けた日もあったりと、濃い練習が出来ました。

夏合宿では、他大を交えたコース練習に参加する機会が増え、上位との実力差をひしひし感じる結果になりました。

ざっとこんな感じです。成長曲線を描いてはいると思いますが、秋インで活躍することを目標にする選手の1年間ではなかった。

でも、次の1年間はそれを目標にしなければいけない立場にあります。来年の今、前を走る自信が持てないなんて言ってられない。

 

気持ち新たに、頑張っていきたいと思います。

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

470スキッパー

 

北村湧

 

 

 

p.s. 学科ガイダンスと秋イン決勝初日がかぶって、ガイダンスには行きませんでしたが、学科に友達は出来ました。一年生にむけて、来年の参考までに。


GATCHI MEN

2023年10月07日 00時00分00秒 | 2023秋イン

こんにちは!お世話になっております。一年470クルーの相川です。もう半袖短パンタオルケットで寝るのがちょっぴり厳しい季節になってきました。夏の終わりと共に秋の始まりです。

先日、まだ少し夏っぽさの残る中、秋イン決勝が行われました。今回は、何も知らないペーぺーの一年ですが、僕なりに経験したことを話していきたいと思います。

まず最初に、僕はこの大会で出される特別な雰囲気に驚きました。先輩方の面持ちがどこか“ガチ”だったのです。さらに驚いたことに、いつものハーバーに見慣れないキラキラした人たちが、、、?!

応援部の方たちがわざわざ応援しに来てくださったのです!この応援には圧倒されました。正直最初は全然応援なんかで盛り上がれない雰囲気でしたが、応援部の方達の全力の応援で先輩たちの緊張がほぐれていくのが分かりました。僕も来年はスタメンとしてTOKYOコールを呼ばれるようになりたいな〜、などと呑気なことを考えていました。

その後、ハーバーには他大学の応援部も押し寄せ、なんだか僕にとってはお祭り騒ぎの様相を呈してきたように思え、この大会の大切さを感じると共に、胸踊るような気分がしました(いかにもペーぺーの感想)。

今回、秋インを通して、僕は陸で球や、という試合の速報を伝達する係を担当していました。海で頑張る先輩方の順位を手に汗握りながら聞いていて、ヒヤヒヤでした。談笑をしていても、海から報告の電話がかかってくると空気が変わります。

そんなこんなで微風による波乱の中、1日目が終了。スナイプは盤石の試合運びをし、470もペナを出さず健闘しました。

2日目も微風ではあるが、休日になったことで会場はさらに盛り上がり、僕ら一年を中心とする陸組の応援熱は高まりました(赤灯台の下で部旗を振り回してる奴なんかも)。ここで470は決勝通過ライン争いに入り、目の離せない展開になりました。

3日目はこっちまで緊張して来ました。僕は出艇時に470の先輩を見送る時に、張り詰める緊張で胸がいっぱいになりました。頑張ってください!、、と言いたかったっけれど、なんか言葉に無責任さが混じるような感じがして、言い出せずに(今となっては若干の心残り)、心の中で応援することしかできませんでした。

結果は、スナイプは2位という素晴らしい成績を残し、470は惜しくも決勝敗退でした。個人的には実感が全然なくて、もう終わり?、という感じ。厳しい現実を前に茫然としていて、その後も実感がないままクラス別ミーティングへ、

この時僕は初めてヨット部の一部員としてその場に参加していた、と感じます。今までは若干のお客様気分で生活していましたが、もう一緒にプレーは出来なくなる4年生と、2、3年の先輩方のアツい話し合いを見て、先輩の持っている”ガチ“が僕の中にも芽生えているのを感じました。4年生の残す言葉は重みがあって、とても心に響き、僕もこの悔しさを晴らしたいと思いました。

まあこんなようなことを、おこがましくも感じていたわけです。来年はもっと強いチームになれるように、また僕も、そこにより貢献できるように、1年間全力で頑張っていきたいです。

T! O!K•Y•O〜! チャン!チャン!チャン!  T!O!KYO! アイカワ! Let's go!T!O!KYO! アイカワ! Let's go-! オー、オーオーオーオーオオー、、、

それではまた会いましょう!

一年 相川 悠太郎


秋の気配

2023年10月06日 23時58分00秒 | 2023秋イン

今年の秋インは秋というには程遠いほど、まだ暑さが残っていました。


お世話になっております。スナイプクルー4年の柳澤球大朗です。


紆余曲折あって自分は去年のペア、大野と出場することになりました。


今年にはいってからは全日本個人戦にて何レースかしか乗ってないペア。でもその時にそこそこいい景色が見れたから、秋インでは余裕を持って戦えるはず。配艇が決まった時は、そんな甘い考えを持っていました。


いざ本番になると、そんな余裕はどこかに消え去ってしまいました。なんだかうまくいかない。去年は喧嘩ばかりしていた2人も今年はなんだかギクシャクしていました。


結局、思っていた走りはできないまま、秋インは終わってしまいました。


個人の反省点は上げればキリがないです。まだまだ課題はたくさんあると感じました。


着艇すると、複雑な気持ちになりました。


全日本で目指すものがひとつ、なくなってしまった悔しさを少しずつ実感してきました。


470チームのみんな、本当にお疲れ様でした。


幸いにも、サポート含めチームメイトのおかげでスナイプにはまだ借りを返すチャンスがあります。


あと少し、最後まで一緒に走りきれたらなと思います。


秋インが終わった途端、一区切りがついたように暑さが消えて涼しくなってきました。


寒さにお気をつけて。


無念の敗退

2023年10月06日 20時36分00秒 | 2023秋イン
お世話になっております。3年470スキッパーの澤田です。

大きな節目となるタイミングでのブログですが、時間の関係上そう長々とは書けませんと、断らせていただきます。

9/29-10/1の3日間で行われた秋イン決勝が終わり、今年の関東秋インシリーズも全て完結しました。決勝のリザルトは470チームのみ以下に示します。


4829 吉田/槇枝 11-39-22-13-24 計109点 19位
4791 澤田/山本 17-35-20-17-29 計118点 22位
4692 成相•安藤/加藤•丸山 33-12-37-46(BFD)-32 計160点 36位

1位 早稲田大学 115点
2位 慶應義塾大学 175点
3位 日本大学 177点
 途中略
8位 法政大学 376点
9位 東京大学 387点


悔しくも470チームは全日本インカレ進出とはなりませんでした。本当に、あと一歩だっただけに、悔しい結果に終わってしまいました。

コンディションとしては北東から東のシフティな微風と、大きく西風も入る南西の微風ということで、あまり葉山では経験したことのないような風でしたが、ちゃんと実力通りの結果になったと言わざるを得ません。

個人的な振り返りを先に書こうと思います。

僕自身、去年は運営側、春インはサポートだったので、この秋インで初のインカレデビューとなりました。2番艇に乗せてもらい、かっこいいビブスを着て、みんなの声援を背に受けながら出艇をした時は、今まで感じたことのないプレッシャーを感じましたが、レースにマイナスに働くようなことはなかったと思います。

相方のクルーもファンキーな野郎ですが、さすがに緊張していたようで、D旗掲揚のホーンがなってもトイレから戻ってきませんでした笑。

その緊張がマイナスに働かないよう、レース前にはその日の風の特徴やチューニングの良し悪し、レースプランについてしっかり話し合い、「落ち着いてやれば大丈夫」と自分達に言い聞かせていました。

今レースは文字を付けなかったことと、回転をしなかったことは良かった反面、スタートでの攻めが足りず、苦しいレース展開になった場面があり、特に2Rと5Rは大きく崩す結果となりました。

この一年を振り返ると、ほとんどずっと相方と乗っていました。4579という、少しだけ年季の入った船に、これまた長い間乗っていましたが、前半はなかなか結果が振るわず、個人戦では目標としていた30番以内には遠く及びませんでした。スタートでは攻めすぎたり守りすぎたりして上手くいかず、得意のクローズのボートスピードは活かせず、ランニングの走らせ方に迷走して色々と大変でした。

しかし8月に入って、相方が南風のコースの引き方を掴んだようで、少し良い兆候が見え始めました。4791に乗り替わったこともあってボートスピードも改善され、コース練習でも前を走ることが増えて、調子としては良い形でインカレを迎えることができたと感じています。

今後の課題としては、安定したスタートをすること、だんごになったときに順位を落とさないこと、クルーが誰であっても走ることの3つが最重要だと考えています。

次に、チームとしての振り返りです。

去年の代替わり後、全日本インカレシングルという目標を立てましたが、スタートした時点でかなりビハインドが大きかったことを考えると、一年間質も量も最大にして練習をしないと全日本にすら行けない弱小チームとして始まったんだと、今改めて認識しています。

引っ越しなどで夏の練習量が例年よりも少なかったことを考えると、春合宿でいつも出艇が遅れていた時点で、好成績を残すのはかなり厳しい運命にあったのだと感じます。

最後の追い込みで9位という結果に留まったものの、自分達の実力の把握の甘さと、チーム内での危機感の共有不足が問題だったと感じます。

次の代ではこの経験を活かして、大きく成長した状態でインカレを迎えられるよう、
そして、江ノ島で良い形で引退を迎えられるよう、下級生も含めたチーム全体で気持ちを新たに精進していきたいと思います。

最後に、沢山のご支援、ご声援を送ってくださった保護者、LBの皆様、そしてサポートしてくださった方々、チーム東大がこれほど多くいるんだと、レース当日も非常に心強く感じました。本当にありがとうございました。



3年前の忘れ物

2023年10月06日 16時31分12秒 | 2023秋イン

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そして、今年の秋に立てた目標は…

関東準優勝

でした。

あんな成績を取った後でも、自分達はこれを目標に立てていたって自分は胸張って言えます。それだけ、いいチームになったんです。関東予選の1週間前のミーティングで、僕が準優勝を目標に掲げたいって言った時、誰1人として笑わなかったんです。

夢のような目標を笑わないチームになった。

それが、自分にとっては本当に幸せでした。

 

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2020年10月29日 

戸沢真矢 引退ブログ 

『一輪の花』





平素よりお世話になっております。

4年SNIPEチームリーダーの大野です。

 

先週末に行われた秋インカレ決勝について総括させて頂きます。

詳しいレース成績は中静のブログに掲載されてるのでご参照ください。

 

単刀直入に申し上げますと、

東大SNIPEチームは2位となり、無事全日本インカレへの切符を掴むことができました。

 

例年にない好成績を残すことができて嬉しく思うと同時に、SNIPEチームの皆んなと一緒に小戸でも戦えるので心から安堵しております。

 

これも全ては支えてくれた東大ヨット部員全員、そして指導してくださったコーチ陣、応援してくれるLBの方々や保護者など関係者皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。

 

僕は今回の秋イン決勝を臨むにあたり、チームリーダーとしての地位をより強く意識させられました。その大きな責務の一つが「全日本インカレ出場権獲得」でした。

我々は未だ全日本インカレ出場が当たり前ではないからこそ、秋イン決勝で8位内に入ることは今までの先輩チームリーダーにとって至上命題だったのではないかと思います。

 

少し昔話になりますが、僕が1年生だった3年前、両クラス共に全日本インカレへは行けない結果に終わりました。

 

当時、僕は控えの470クルーとして淡青でサポートしており、4年生の先輩たちの悔し涙を見ました。

尊敬してた先輩たちが明日から来なくなる。そんな現実が嫌でたまらなかったのも覚えてます。

また史上最強なんじゃないかと言われていた当時のスナイプチームも秋イン決勝で敗退しました。全日本個人戦に2艇も出場するようなチームだったのにまさかの結果でした。

僕はこの代のチームを見ていたからこそ、全日本個人戦に3艇が出場しようとも秋インカレ決勝は安心できませんでした。

 

僕としては今年のチームは3年前の戸沢さん率いるスナイプチームにどことなく似てる気がしていました。

だからこそ今年は3年前のやり直しを神様がさせてくれるんじゃないか。

そんな「運命」を感じてました。

 

終わってみると2位という成績を掴み取ることができました。

個人的にはダメダメな結果だったけど、それがなお一層スナイプチームの皆んなに支えてもらっていることを痛感しました。

自分が30番前後で走る中、2位と3位を走ってくれてる他の2艇は頼もしかったし、そして不甲斐ない自分をそれでも応援してくれるサポートチームの皆んなにも助けられました。入ったばかりの1年生も陸でしっかりと艤装解装のサポートをしてくれて本当に助かりました。ありがとう。

本当にチームリーダーとして恵まれてる。そう思わずにはいられませんでした。

心の底からみんなを誇りに思います。

 

この「2位」という順位ももともとは戸沢さんの代が掲げていた目標でした。

3年前の葉山で先輩たちが僕たちに見せてくれたもの。それが時を超えて結実したんだと思います。

 

それだけでなく、大根田さんの代、古関さんの代、そしてもっと昔のスナイプチームの先輩方が紡いできた歴史が僕たちをここまで導いてきてくれました。



だけど、やっぱり「ここまで」でしかない。

優勝した早稲田とは何十点も離されており、他の大学だって実力通りに勝ったとは言い難い。

 

だからこそ先輩たちが見てきた夢の続きを小戸でも皆んなと一緒に見たい。

 

あと1ヶ月、残された時間を使って万全の準備をつくそうと思います。

 

他の2艇は充分に走ってる。

明らかに自分の実力が足りなかった。

情けないけど謙虚に努力します。

 

最後になりますが、運営してくださった大会関係者の皆様にも感謝申し上げます。

ありがとうございました。




〜追伸〜

 

470チームの皆んなへ

 

みんなと一緒に小戸で戦えないのは本当に悔しいです。

 

でもみんなが最終レースまで諦めずに戦い抜いた姿勢は本当にかっこよかったです。

 

470チームの同期と過ごせたこの3年間は幸せでした。

スナイプチームの同期よりもプライベートで過ごす時間が多かった気がします。

色々なことを学ばせてもらったし、楽しませてもらいました。

ありがとうございました。

 

そしてまだ残された470チームの後輩は是非ともこの先輩たちの姿を覚えていて欲しいです。

悔しいと思うなら絶対にその気持ちを風化させないでほしいです。

 

秋イン決勝で敗れた先輩たちと無念を晴らすのは今年の全日本インカレに向かう僕たちSNIPEチームではなく、未来の470チームなんだということは強く覚えていてほしいです。