こんばんは。海野です。
今回は約一ヶ月に及ぶJ24全日本選手権キャンペーンに参加した総括をしたいと思います。
まず今回のキャンペーンに参加した理由について述べたいと思います。
私は今年度未熟ながらもディンギー班の主将を務め(今年も引き続き主将を務めますが)ていた為、なかなかJ24の方に参加したくても出来ないという状況の中で、秋インカレで一段落した事をきっかけに霜山監督にJ24への参加を勧められたという事が一つの理由でした。
また、J24にはそれまで2回程度しか乗った事が無く、新しい経験としてJ24に乗ってみたいというモチベーションがあった事も理由でした。
主将という役職にいながら、ディンギーの活動に参加しないという事には葛藤がありましたが、同期のみんながディンギー班をしっかりまとめてくれるという強い自信があったので、安心して今回のキャンペーンに参加できました。みんなに感謝です。
今回のキャンペーンにおいて私はバウマンをやりました。
バウマンの動作に慣れるのに少し手間取りましたが、最終的には動作における心配が無いくらいまで成長できた事はとても自信になりました。
ストラテジーやタクティクスに関しては、レース中神経をすべてそこに使えるのでディンギーに乗っている時以上に頭を働かせる事が出来たと思います。レース中にはタクティシャンの中田と上手くコミュニケーションを取って、思い通りのコースを引けた時にはとても快感でした。
一方で、苦労した事もありました。
それは艇全体におけるコミュニケーションでした。J24は5,6人で乗っているのに加え、さらにバウマンからヘルムスマンまではある程度の距離があるという性質上、艇全体で意識を統一するという事が大変難しかったなと感じました。
例えばロールタックに関していえば、一人が全力でロールをかけにいっても、一人でもそのロールへの意識が足らなければ、船は上手く回らずタックが成功しないというような事が多々ありました。このような意識の齟齬を調整するという事が、上達への道であり、チームワークであるという事なのだと実感しました。
その中でもヘルムの松山はチームの意識を統一するという事に凄く気を使っていて、とても勉強になりました。
オンとオフの切り替え、すなわちメリハリのあるチーム運営が凄く上手かったです。
トリマーの岡田は気分屋の所もあるけど、根っからのセイラーだし、しっかりしているところはしっかりしているなーと感じました。これから仰秀を存続させていくために責任あるポジションにゆくゆくはつく事になると思いますが、本当に頼りに足る男だと思います。
仰秀チームは、復活からワールド出場と短期間の間にざまざまな経験を積んできましたが、様々な大変な場面があったと思います。これらの困難を乗り越えられたのも数多くのLBさんのご理解とご声援のおかげでございます。
私の全日本キャンペーンを含め日頃のご支援につきましてLBの皆様に感謝申し上げます。
私は今後はディンギーの活動に戻りますが、今回のキャンペーンは今後に繋がる大変良い経験になりました。
最後になりますが、今後ともクルーザー班とディンギー班ひいてはヨット部へのLBの皆様のご理解とご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。
ヨット部主将 海野 洋平