東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

一つずつ

2018年12月21日 00時14分12秒 | 通常練習
一年スナイプクルーの白江です。動作は少しずつ慣れてきましたが、未だヨットの上で悪戦苦闘しまくっております。


先週は早稲田と合同で練習しました。そこで思いました。早稲田はっやww。もちろん早稲田が速いことは知っていましたが、いざ同じ海面で走って、その速さを実感して、改めて思いました。同じ人間が同じスナイプという船に乗っているのにこんなにも違いが出るものか、と、しみじみ思いました。練習頑張ります、、、


今の僕には課題が無限にありますが、全部一気に解決するなんてことはできるはずもないので、1つずつ目標を定めて一つ一つ解決していこうと思います。今の僕の目標は、「風の強さ・向きなどの変化に敏感になる」です。(まあもちろん動作もきちんとできるようにするのもそうですが。)ヨットは風の力を使うスポーツなのに、風の変化がわからないようじゃまともに船を走らせるなんて無理ですし。


話は飛びますが、先週多賀谷さんからハイクアウトパッドを借りたのですが、すごいいいですね。トレーニングしたのも相まって、先週はハイクアウト結構出られました。今度ウエットソックスと一緒に買おうかと思います。






あっという間に今年も最後

2018年12月21日 00時05分21秒 | 通常練習

こんばんは。1年470クルーの足立です。前回ブログを書いたのは5月の新入生紹介の時、今からもう半年以上も前のことです。あっという間で、気が付いたら今年の定期練習も今回で最後となってしまいました。470チームでの練習を振り返って、反省と来年の目標を書こうと思います。

 

 

11月から470クルーとして練習し始めましたが、直すべき課題は増える一方です。まずは基本動作。各動作の改善点は多く、特にスピンセール関係の動作は伸び代しかありません。動作の他にもブローの見方や他艇との位置関係、風向の変化など、船の外の情報をもっと得られるようにしないと、レース中に他艇と戦うことすらできないでしょう。とにかく課題が山積みです。

 

それでも、自分がどうしようもなく下手なことが分かっても、どこを直すべきか検討もつかなかった最初の頃に比べれば多少は成長したように思えます。

 

レースを経験するまでは目の前の動作に始終追われ、自分の動作のどこが悪いかを考える余裕さえありませんでした。いつ何をすべきかが分からないから、いくら練習をしたところで上手くなるはずがありません。

しかし東北大戦や八景レースを通じてレースの全体的な流れが少し分かるようになると、状況は変わってきました。レース中にどこで何をすべきか、という流れが分かると、動作に対する意識も変わってきます。今まではひたすら動作に追われ独り相撲をとっているような状態でしたが、自分が何をすべきかが分かってからは、動作を客観的に見ることができるようになりました。大局観が持てるようになって、少しだけ成長しました。

 

今後の課題は、個々の動作の精度を上げていくことと、船の外の様子をもっと見られるようになってスキッパーと少しでも戦略について話し合えるようになることです。

そして何より、寒くて厳しい海の上でも、今まで以上にヨットを楽しんでいくことです。僕のようにメンタルが弱い人間はすぐに海上で弱音を吐きそうになりますから。海の上でもっと笑えるようになるといいです。

 


厳しい季節

2018年12月13日 23時30分21秒 | 通常練習
お疲れ様です。1年470スキッパーの古橋です。僕がブログを書くのは自己紹介ブログ以来でしょうか。大学に入ってろくに文章も書いてこなかったので拙い文章になりそうですが、僕なりにこの数週間で感じたことを書いていこうと思います。

今年の470チームの一年生でスキッパー志望の部員は僕を含めて3人(全員未経験者)います。12月に行われたレースでは、艇数の都合上僕と鈴木がスキッパーとして出ました。

僕と鈴木がスキッパーとして練習をし始めたのは、代替わりを終えた翌週(11/10)からでした。東大スナイプ1年や、他大学の1年生部員はスキッパー志望であったとしても最初はクルーとして練習や試合に出ることがほとんどです。しかし今年度の東大470チームでは、スキッパー志望の1年生は最初からスキッパーとして練習させてもらうことになりました。先輩方が熟考の末に下したこの判断が今後どのように影響してくるのかまだヨットを始めたばかりの僕にはわかりませんが、他のみんなより始める時期が早いのだからその分この期間で得るものを出来るだけ多くしよう、と11月の初めに自分に言い聞かせていました。

そう思っていた時から早くも1ヶ月半が経ちました。率直な話、レースもスキッパーとして出たというのにも関わらず1人の470スキッパーとして上手くなった気が全くしません。1ヶ月以上も船に乗せてもらっておいて申し訳ないこと極まりないのですが、正直に言うとそう感じている次第です。

テルテールを見ては合わせてるつもりなのに、いつの間にか風下に下っている…。何故だ。いつ俺が舵を引いたと言うんだ。動作練習中、タックをする度に先輩スキッパーが乗っている船との距離がどんどん離れていくのが目に見える。毎回のタックで「お前のやっていることは間違っている」と言われてるようでなかなか辛いです。何がそんなに違うんだろう。先輩クルーには「回し過ぎ」「メインもっと引こう」「ブーム、センタリングしよう」と言われ、毎回ちゃんとやっているハズなのに…。きっと、というか絶対、言われたことが出来てないんだと思います。自分の中ではできてるつもりでも側から見たら全くできてない。

先輩スキッパーに質問をしようにも、自分の何がおかしいのかわかっていないから質問をすることができない。練習後になんだかモヤモヤが残る感じ…。

このままではいけない。経験者がいない僕らの代は特に、上手くなることを他の代以上に意識しなければならない。そのためにも自分が上手くならなければいけないのに、なかなか思うようにはいかない。早くもっと上手くなって一段階先のステージに進みたい。けれども焦ることと急ぐことは違う。そんなことばかりを思う毎日です。

ここまで読むと僕のことを悲観的な人だと思うかもしれませんが、そんなこともありません。鋼のメンタル古橋はどんなに前回の練習の出来が悪くても「こんちきしょう!今日こそ上手くなってやる!」と思って今週も冬の海に向かっています。とはいうものの、冬の海は容赦なく僕らの体温を奪っていき、はっきり言って寒過ぎです笑。

どんなに下手でもこの向上心だけが取り柄なので、これからもこの気持ちを忘れずに練習に励みたいと思っています。

具体的な練習内容やレースのことなどは書けませんでしたが、ダラダラと書くのも良くないと思うのでここら辺で終わらせておこうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

冬来りなば春遠からじ。

2018年12月13日 16時31分39秒 | レース反省

最近やっと八景島に少し友達ができて嬉しい限りの2年470クルー天木です。それと同時に、他大の同期と比べて自分の力不足を感じては成長しないとなーと思う毎日です。

 

前のチームでペアを組んでた西坂さんが前を走ってたおかげで、新チームになってから僕が後ろで燻っていると、どーした天木?あんな後ろいたけど?と声をかけられますその度に今は1年生スキッパーと組んでるからしゃあないと冗談まじりに言い訳してました

 

この前京都に旅行した際、今年の全日本で躍進した京大の友達に会ってきたんです。同じ国公立でセレクションも取ってないのに何が違うんだろう。練習環境だったり人数だったり色々挙げればキリがないんですが。やっぱり1番はクルー力かな。

 

京大の470クルーといえばこの方。という方がいらっしゃる(すでに卒部されていますが)のですが、やはりその方は伝説だった。どんな一回生スキッパーと組んでも近北では1番で帰ってくる。そんな話を聞きました。

 

そしてどうやら京大の一回生クルーはブロー、ラルでジブトリムをするらしい。さらに言えば、ジャイブとかでミスったらクルーがめちゃめちゃ反省するらしい。そんなん僕もやってるか正直怪しい。船への関わり方が違う。

 

なんだかんだ言ってヨットはスキッパーが評価される世界だし、実際スキッパーが上手だったらある程度はごまかせるスポーツな気がします。クルーが評価されることは極めて珍しい。特に経験者スキッパーの多い関東では。

 

そう思って今までは責任をスキッパーに押し付けるじゃないけど、まあ俺は頑張ったんだけどなぁー、しゃあない。どこかで妥協してた部分があった。そんな気がしました。

 

でもそれじゃあダメだなと。実際近北には誰と乗っても走る、そんな伝説のクルーがいたんですから。

 

この前横国の同期と話してたんですが、やっぱり未経験者中心の国公立が前走るにはクルーが大事。大半のペアの双方が大学始めだし、スキッパーは舵取りマシーンぐらいの勢いじゃないと前を走れない。たまに入ってくる経験者スキッパーは別かもしれませんが。

 

一概には言えませんが、強豪校のスキッパーの大半はボートスピードも早くて、自分で周りも見てコースを引いてます、多分。もちろん全員ではありませんが。でもコースを引くスキッパーは周りを見てコースを考えている瞬間、必ず何かを犠牲にしています。ボートスピードだったり船の安定性だったり色々あるとは思いますが、必ず何かを。

 

上位校のスキッパーはそれをしてもあり余るほどのスピード、技術があるから前を走れる。しかしです、未経験者中心の僕たちは違うんですね。スキッパーが周りを見て何かを犠牲にしたら安定した成績は取れない。まあ例外はあるにしろ。

 

スキッパーはテルテールとリーチリボンしか見ないことが理想。クルーは周りを見渡し最善のコースを引く、必要な情報をスキッパーに伝える。これをスタンダードにしないといけない。スキッパーにこいつなら全てを委ねていい、そんな安心感を与えられるクルーがいないと3艇まとまって前は走れないんです。結局3艇の成績で争うわけですから。

 

今年の東大はクルー力不足。これはまぎれもない事実です。

 

これまでは人数も少なく、ある程度は先輩スキッパーに任せるのも当然と言えば当然だった。だけど人数も増えて、これからはレギュラー同期ペアも増えるでしょう。そしたら尚更、スキッパーが上マークを回って気づいたらシングルだったそんなクルーを育てなきゃいけない。というか育てた方がチーム力が上がるわけです。大橋と僕の2人で、後輩を育てるだけではなく、我々が卒業してもそんなクルーが育ち続ける環境を作らなきゃいけない。ひゃあー、まずは自分たちがそうならないと何も始まらんって感じですがねスキッパーに安心感を与えられる、そんなクルーに。

 

そう心に思いながら先週八景島レースに臨みました。前にも書いた通り、最近は本格的にヨットに乗り始めてから1ヶ月ちょいの1年生スキッパーと組んでます。オーバーコンディションで、正直完走できればいいかとか思ってた東北大戦から1週間。

 

意識が変われば意外と変わるもんです。結果は悪かったものの、2上までは10番代だったり。結局流し込みでリーチングブランケに入り10番くらい落としたのですが軽風だったこともありますが、勝負する気があればできるんやなと。逆に今まで半分勝負を捨てていた自分は何だったんだろう。「1年スキッパーだから。」これはもう禁句。

 

船が走らないのは、先輩である自分の責任。ペア競技で先輩が責任を後輩に押し付けるなんて恥ずかしいったらありゃしない。

 

とは言え、負けず嫌いなもので、1年スキッパーには妥協せずに接してきたつもりです笑。ですが、京大には2年生で全日本470に出た大学始めのスキッパーがいます。あと半年で全日本470。冬必死で一緒に頑張りましょう。何と言っても来年の今頃にはレギュラースキッパーです。

 

初めて後輩スキッパーと組んで、先輩スキッパーとの落差に最初は関係性に悩みました。でも八景レースで一つ何か見えた気がします。単純です。今まで先輩にカバーしてもらっていた部分を自分がカバーすればいい。それができるのがヨットというペア競技。

 

最初は後輩と乗っても自分は成長できないんじゃないかなーとか思ったのですが、全くもってそんなことはありませんでした。周り見れるのはどう頑張っても僕しかいない。だからこそ最近めちゃくちゃ周り見るようになったし。今まで先輩に任せっきりだった部分を全部自分がやらなきゃいけなくて。ほんと勉強になってます。

 

思い返せば、去年組んでた西坂さんはペア2人でボートスピードを作ろうとする意識が強かった。今日のコンディションだとこの走らせ方微妙だねーみたいな。結局自分で改善するにしても、一応何もわからない僕に相談する過程を作ってくれてた。動作も一緒に作り上げてこうって感じを出してくれて。天木じゃないとジャイブできないって言われたり。やっぱペアってこうでなくちゃ。2人で乗ってるんだから、2人で考えたほうがいいに決まってる。

 

時たま塚本さんや小野さんと乗ってもそれは同じ。わからないなりに自分で考えて色々提案してみたり。小うるさい後輩だと思われてただろうけど。

 

今はほんとに何もわからない1年生を育てるってことで、一方的になるのは仕方ない部分はあるけれども、せっかく2人で乗っているのだから。1年生といえども意志を持ってペアに関わろうとして欲しい。

 

この時期から自分で考えることを意識したら、1年後、2年後、全く違ってくると思います。僕はこの前の9月くらいからやっと意識し始めたので。

 

この前のクルーミーティングでも話に出たけれど、1年生クルーはそろそろ自分でジブには責任を持つという意識を。1年生スキッパーはメインとテルテール。今は先輩に乗せてもらってる感じが強いかもしれないけれど、自分のことができるようになれば、ペア組んでる人と同じ土俵に立って二人で色々試行錯誤できる。一緒にレースを楽しめる。

 

もちろん先輩の方がヨットを深く理解してるからいつまで経っても指摘は受けるでしょう。でも自分で考えることをやめなければ、必ず成長できる。

 

まずは基本的な動作。それが体に染み付いてくれば、自然と余裕がでてきて周りやらセールシェイプやらが見えるようになる。そこまできて初めて、クルーだったらコースを任せてもらうなり、スキッパーだったら自分でちょっとバングいじって走りを変えてみたり。段々と自分の船への関わりを強めていけばいい。

 

今の1年生は同期がたくさんいて。競争があって。上手くならないはずがない。

 

「自分で考える。」

 

これが個人的な今シーズンのテーマです。今まで先輩に頼りきっていた自分が、突然頼られる側になり、未熟な自分にため息をつきたくなりますが、みんなで考えて乗り越えていきたいです。

 

できるだけ多くの人が自ら必死に考えて、試行錯誤して。そして下級生も自分で考えることのできる環境を作れるように。そう意識したら、チームとして成長できるんじゃないかな、なんて思います。

 

なんだか年始の挨拶みたいになってしまいました。しかし、先輩たちから与えられた「日本一のコーチの下、日本一のチームと合同練習」という環境に、なんだか満足してしまっていたような自分がいます。いつの間にやら自分で考えることを放棄してしまっていたのかもしれません。

 

自分で考えることをやめなければ成長できる。

 

後輩にごちゃごちゃ言う前に、自分が実践しないと。

 

 

東京大学運動会ヨット部2

天木悠太

 

 

p.s.まあこんな偉そうなこと書きながら、八景島レースの結果は4レース中2レースに出て28(R2)-30(R3)/45艇中だったんでダメダメです。。ワンツースリーに他大の同期が。冬精進します。来年には関東一のクルーになるって約束があるもので。


寒い

2018年12月12日 01時10分08秒 | レース反省

470クルー1年の和田です。

本当は先週書く予定でしたが、実験、アレス、スペイン語に追われて手が回りませんでした。許してください。

先々週は東北大戦、先週は八景レースと、一年のデビュー戦が一通り終わりました。他のみんなも書いてると思いますが、自分からも反省を書こうと思います。

何と言っても動作ができてない。タックは止まるしジャイブは遅いし、ヒールアンヒールにも鈍感...人並みにできたことといえばシート整理くらいですかね。そしてマークが全く見つけられなかった。マークってあんなに見つけづらいんですね...まあ自分では八景マリーナのマークがくすんでたのが悪いってことにしてます。

動作はともかく、練習に対する心構えについても反省点が多かったです。東北大戦に向けての練習では、あまり意味を考えずに先輩の指示に従っていたように感じます。スタート前のジブの抜き入れや、クローズでのジブの引き具合など、ただ指示通りに調整していたのでは、スキッパーを支えられる優秀なクルーにはなり得ません。言われずとも行動できるようにならなければいけないのは当たり前のことです。かなり初歩的なことですが、大事なことにようやく気づいた気がします。

レースの感想としては、正直あまり楽しめなかった...動作にいっぱいいっぱいで、醍醐味の一つである戦略について考える余裕がなかったからかもしれません(というかそもそもマークが見えてない)。まあとにかく動作を練習して視野を広げるしかなさそうです。

今年もいつの間にか12月、シーパラダイスから流れてくるクリスマスソングにやる気を削がれつつも、一生懸命練習しているつもりです。今年一杯はショボい装備で耐え抜く予定なので、凍死しない程度に頑張ります。


切磋琢磨

2018年12月11日 16時13分20秒 | 通常練習
こんにちは!

スナイプ1年クルーの上野です。
スナイプ1年でブログを(自己紹介を除いて)書いたことがないという人が遂に僕だけになってしまったので、今週は僕が先週の合宿を振り返って思ったことを書いていこうと思います。最後までお付き合いいただけると幸いです。


さて、先週は土曜日が八景島レース、日曜日が通常練習でした。

まずは八景島レースのリザルトです。


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470級個人成績 (4R,全44艇)
49 塚本/廣瀬・木村ペア 4-13-11-14 42点 6位
50 小野/下重・童ペア 28-7-7-11 53点 11位
51 松前/斎藤祟ペア 27-14-23-21 85点 23位
49_ 斉藤太朗/和田・足立ペア 31-27-21-BFD 124点 30位
250 古橋・鈴木/大橋・天木ペア 41-28-30-28 127点 32位

スナイプ級 (3R,全42艇)
49 吉武/古関・長岡ペア 13-13-3 29点 7位
50_ 永田/上野・白江ペア 26-28-24 78点 25位
50 多賀谷/阿部・野村ペア 12-5-25 42点 12位
51 戸沢/小堀ペア 33-26-26 85点 31位
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今週の練習で一番切実に感じたのは、自分の至らなさでした。


土曜日、八景島レースで他大と初めて競い合い(正確には東北大学戦でもやっているので初めてではないですが、まあほぼほぼ初めて)、その中でだいぶ前を駆け抜けていく他大の船を見る…

一方自分はというと、力尽きてハイクアウトも十分に出ることができず、周りを見る余裕もなく、挙げ句の果てにはシートが絡み大事なところでミスしてしまったり、カムをうまくかけたり切ったりできなかったり、動作が遅かったりetc...

まあ練習でもまだまだ失敗が多い状況で本番だけうまく行くはずなんて無いのですが、もう1ヶ月もやっているのにこのザマとは…


そんな反省の中臨んだ通常練習、ここでさらに自分の至らなさを実感する出来事が

それは同期の頑張りです

この日自分はレスキューに乗っている時間が長かったのですが、その間強風のコンディションの中で2時間もハイクアウトをしながらセーリングをしていたり、一方では陸でLBTをひたすらやっていたり、果たして自分はそんなに耐えられるのだろうか…?

知識についても他の皆はコントロールロープをしっかり把握していたり、艤装を正確に間違えずしたり…

もちろん僕が過大評価しているだけかもしれませんが、同期が頑張っているのは事実であり、自分の力不足もまた、事実だと思います


他大を見て、そして同期の頑張りを見て、対して自分のことを鑑みると…



しかし凹んでいるままではなにも始まらない
同期と切磋琢磨しつつ、他大にも勝てるようになるには、今は技術もフィジカルも知識もまだまだかもしれないけど、気持ちだけは高く、そしてこれからもっと努力していけばいい

そう信じて来週からの練習に気持ちを新たにして望みたい


そんなことを思った合宿でした



まあまずは、今週の日曜日にレスキューの上で凍えて寒さで心が折れていたので、新しい装備を検討したいと思います笑(資金の許す範囲で)



長々と八景の海のようにどんよりとした(偏見か)ブログを書かせていただきました
次回からはスナイプの某Nくんとか某Sくんのように明るく面白いブログをかけるように頑張ります笑

最後までお付き合いいただきありがとうございました

はやく、はやく。

2018年12月07日 05時10分24秒 | レース反省



こんにちは。470の1年クルーの下重です。
先週は東北大戦で1年生はレースデビューでした。
ブログとは難しいものですね。思ったことも学んだこともたくさんあるのに、うまく文章にまとめられません。
まとまりのない稚拙なものになるとは思いますが、少々お付き合いください。

まずは470チームの結果報告をします。

・東北大戦3校

470級個人成績
 4692 塚本・廣瀬/木村 
2-1-1-1-4-4 13点 1位
 4579 小野・下重/童  
4-3-2-2-8-3 22点 3位
 4452 松前・斎藤(崇)
    8-7-4-5-7-8 39点 7位

470級3艇合計順位
 1位東京大学   74点
 2位横浜国立大学 94点
 3位東北大学   111点

・オープン艇を含めた個人成績(27艇)
 4692 塚本・廣瀬/木村
    2-3-1-5-7-9-6     33点 1位
 4579 小野・下重/童
    6-7-5-6-24-8-10     66点 7位
4452 松前・斎藤(崇)
    13-14-9-11-23-17-16  103点 14位
4357 斉藤(太)・和田/足立
 20-17-16-15-15-19-17 119点 16位
4301 鈴木/古橋・天木/大橋
12-DNF-18-12-22-22-22 136点 20位
 


私は1日目に小野さんのクルーとしてレースに出場しました。
この日は風のアップダウンが激しく、1レース目は風が弱くショートになったかと思えば、2レース目から風が上がってきて、3レース目にはフルトラに。
そしてまた4レース目に風が落ちてまたショートになってしまったほどでした。

個人的に私は毎練習心のなかでテーマを決めて練習に臨んでいて、今回の私のテーマは『アンヒールしない』でした。
天気予報ではこの日は1日中風が弱く、おそらくヒールかけながら走る場面が多いだろうと思っていたのと、アンヒールがかかるとブレーキがかかってしまい、ボートスピードが一気に落ちてしまうので、アンヒールするならヒールのほうがましと聞いたからです。
1,4レース目は微風だったので比較的前までの練習に比べるとアンヒールに気を付けることが出来たとは思うのですが、半トラ~フルトラの2,3レース目は風の上がり下がりが激しくすぐに風がおちたり、いきなり風があがったりしたのであまり満足にヒールトリムをできませんでした。

当たり前ですが、この日の反省はたくさんあって、
自分でもこんなにも満足にレースができないのかと落ち込み、
実は自分のまだ知らない色々がヨットにあるのだと知り落ち込み、
他の1年クルーと自分を比べては落ち込み。
落ち込むことが多いのですが、今回褒められたことがひとつだけありました。
微風時のスピン張りです。
自分でも今までよりもうまく張れるようになったとは思いましたが、小野さんが褒めてくださってすごく嬉しかったです。
今日はこれが良かった。あれが良かった。っていうものが1つずつ1つずつでいいから増やせていけたらな。と思いました。
まだまだ動作がままならず、各動作もっと早くできるようにならなきゃ。という状態ですが、早く動作を習得して、自分で海面をみてコースをひけるようになりたいです。頑張ります。

2日目は私は観覧艇に乗ってLBさんと部員のご家族と一緒にレースを観覧しました。
LBさんがレースを見つつ、いろんなことを教えてくださったのですごく勉強になり、楽しかったです。
また、クラス分けで470級に配属になってからスナイプをあまり見る機会がなかったのですが、
観覧艇からスナイプのレースも見ることができて良かったです。
まだ目が肥えていないなりに傍からみてて思うことも多く、同期にそれを共有出来たらと思います。

早く上手くなりたい。切実に強くそう思っています。
時間がかかると思います。それまでに先輩方にたくさん迷惑をかけると思います。
それでもいつか、下重ヨット上手くなったな。と思ってもらえる日まで。待っててください。
1日も早く上手くなれるように、
早く、速く走れるように。頑張ります。


1ミリも緊張しなかった・・・

2018年12月06日 20時43分39秒 | レース反省

こんにちは。先週の投稿が好評だったため(うわごと)、今週も私長岡ブログを書かせていただきます。

今週は東北大戦に関して書かせていただきたいと思います。

 

 

スナイプチームのリザルトは以下の通りです。

スナイプ級個人成績(25艇)

30785 多賀谷・野村/阿部 
3-6-11-2-8-2-10 計42点 3位
30308 吉武・小堀/上野 
18-5-2-14-3-6-11 計59点 6位
30418 戸沢・落合/長岡 
15-13-5-DNF(26)-RET(26)-18-17 計120点 19位

*30072 永田・長岡/古関 
12-16-8-8-23-21-20 計108点 14位
(*はオープン艇)

スナイプ総合成績(オープン艇を除く9艇のみの順位で算出)

1位 横浜国立大学 80点
2位 東京大学 82点
3位 東北大学 116点

 

 

僕は最近の部活への貢献度が高いということで、土日両日ともに出させていただきました。結果としては、惜しくも横浜国立大学に及ばず、2位という悔しい結果となってしまいました。

この原因はなんなのか。おそらくいろんなことが積み重なっての結果だとは思いますが、僕としてはやはり1年クルーの完成度の低さをあげたいです。

ハイクアウトのショボさ、タックでのジブの張り替えミス、ランチャーアップ・ダウンの手際の悪さ、、、しでかしたミスは数え切れない。今回のレースは後ろを走ることも多かったんですが、自分のミスのせいで船が止まったりボートスピードが上がらなかったりしていると考えると、罪悪感は半端ないです。特に2日目は大事な局面でのミスが多かったので、すごいヨット上でため息をついていたのを思い出しました。

 

いやでもいつまでも落ち込んで入られませんね。僕の信条としては、ポジティブに生きていった方がいいに決まっていると思っているんで切り替えです。ハイクアウトに出られないんなら日頃からハイクアウトしてればいい話ですし(謎すぎる状況)、動作がまだまだなら陸シュミとイメトレですね。もうやるしかないフンス( ̄^ ̄)。とりあえず手始めにブラジリアンスクワットをしながらこのブログを書いている次第であります。冗談です。

 

この東北大戦で印象に残っていることといえば、何もレースだけではありません。

とにかくレセプがひどかったのは、1年全員が申し訳なく感じている所存です。ただ、もうしょうがないですよ。僕らは六大戦で燃え尽きました。灰になりました。尾澤の頑張りに免じて許していただきたいです。

人は多すぎましたね。ご飯の時はだいたい皿を持って机から離れて食べていましたし(スペース的に離れるしかなかった・・・)、寝る時はドラえもん状態になって寝たり、2列に布団を並べてあるところの間の通路的なとこに布団敷いて寝たりしてました。これ来年とか大丈夫ですかね。新1年生がまたいっぱい入ってきたら部屋から追い出される人間が発生するんじゃないかと心配してます。少なくとも僕は追い出されないように気をつけようと決心しました。あ、ちなみに寝心地は悪くなかったです。爆睡できました。あと、マネージャーズはお疲れ様でした。カレー美味かったです。

 

デビュー戦となりましたが、普段の練習と違うレース独特のものを感じれてすごく良かったです。動作だけではないのでやることが多くてんてこ舞いでしたし(まだまだ増えていくらしい・・・)、何より上級生スキッパーの雰囲気がいつもと違っていました。ピリッとしている面もありましたが、一番印象的だったのがNさんが前を走っていたんだけどなんやかんやで抜かされて順位を落としてしまったということが何度かあったんですが、その時にいつもは比較的口数少ないNさんが、もうベラベラ喋ってるんです。それは主に愚痴でしたが(小声)、憤慨しているというよりか勝負を楽しんでいる、そういった感じがありました。楽しかったです、色々と。

これから動作と知識がどんどん身についていったらもっと楽しくなっていって、上級生たちの感情が共有できるようになっていくんでしょう。今回のレースでは僕は1ミリも緊張しませんでした。僕はテニスをやっていたんですが、テニスと比べるとヨットは緊張する要素がないように思われるんです(もっと緊張感をもて!!って感じですか?)。でも、これから思考に上がってくる要素が多くなれば必然的に緊張する要素も出てくるのかな。わかんないですね。僕のメンタル次第かもですね。

 

また、かなりまとまりがなくなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。


負ける悔しさと、勝つ喜びと

2018年12月05日 12時26分20秒 | レース反省

人の記憶というものは美化されやすいもので、特に自分はその傾向が強いので、全日本が「思い出」にならない内に思うところを書かせていただきます。

初めての遠征。初めての全日本。一言で言えば「力不足」を痛感した3日間でした。まずレース中。何かトラブルが発生した時に、説明してもらうまで何が起きたか分からない。分かってもその対処ができない。すぐに対処法を考え実践する先輩たちの姿を見て、ヨットの上では究極の自主性と問題解決能力が試されているのだと強く感じました。

ただ自分が力不足をより強く感じたのは、レース中よりもレース前の準備でした。端的に言うと、艤装が完璧ではない。レース中のトラブル対処ができないのもこれが主な理由です。出艇前にゆっくり確認しながらできるだけでは意味がない。レース中の時間が限られた状況で船を完全な状態に戻せるようにするには、艤装を身に染み込ませなければならないと思いました。

それ以外にも、前日練習中に不注意から危うくメインハリを抜きそうになったり、朝の準備で無駄な動きが増えた結果出艇が遅れ、他艇との走り合わせができないままスタートを迎えるなど、色々な点で足を引っ張ってしまったと思います。

ここまで書いて気づいたのは、いずれも他艇とのレースの前に、自分に負けているということ。艤装や準備に対する普段の意識の甘さが、慣れない場所、慣れない船でのレースで表れてしまいました。

チーム全体としても課題はあったんじゃないかな、と思います。艤装もままならないのに生意気なことを言うな、と思われるかもしれませんが、敢えて書かせてください。それは、全レースを通しての明確な目標がレース前に共有できていなかったのではないか、ということです。例えば神戸大に絶対勝つとか、何位以内を目指すとか。先輩方の中には何か共通認識があったのかもしれませんが、少なくとも最初のレースがスタートする時点で、自分は何を目指すのかはっきりとは分かっていませんでした。

知らない海でのセーリングはとても楽しかったのですが、結果的には神戸にも4点差で負けてしまい、色々な面で悔しさが残ったまま終わった、初めての全日本の舞台でした。

時は変わって1週間後、Pre Aniorus cup。工藤さんが引退され、磯野さんの下5人で迎えた新体制初のレース。第2レースのスタート前に本船に衝突し、解消しないままフィニッシュして文字を付けたり、第5レース中にフォアステイが切れかけて最終レースに出れなかったりと、全体を通して完璧と言える内容では決してありませんでしたが、それ以外のレースで着実に結果を残し、何とか優勝することができました。表彰式後、「本当に優勝したのか?」とどこか疑心暗鬼になりながらも、全員が勝った充足感を覚えていたのは間違いありません。ヨット部に入って初めて「勝つ喜び」を自分のこととして感じることができました。

そして僕は今、こう思います。この喜びを、この先何回も感じたい。3ヶ月後のAniorus cupで神戸にリベンジを果たし、学生日本一になりたい。その先のSYWoC(世界学生ヨット選手権)で、学生世界一になりたい。あわよくば社会人を含めた全日本で勝ちたい。

振り返ってみれば、ヨット部に入って7ヶ月、小網代に来てまだ2ヶ月。まだ分からないことだらけでチームの足を引っ張ってしまう場面も多々ありますが、成長した部分もあると自負しています。そもそも、1年生のこの時期からレースに出させてもらっていること自体本当にありがたいことです。

そして自分にはあと3年残されています。この3年で勝つ喜びを一回でも多く感じられるように、前進し続けます。

 

東京大学運動会ヨット部1

クルーザー班  中野

 

P.S.

最近、「飛行機のパイロットの訓練みたいに、ヨットのシミュレーターがあったら平日陸でも練習できるのになぁ」なんてぼんやり思います。ただ、自分には何から始めたらいいか皆目見当もつきません  このブログをどれぐらいの方がご覧になっているのか分かりませんが、良いアイデアがある方いらっしゃいませんか



ぼくの東北大戦

2018年12月02日 23時59分59秒 | レース反省

スナイプクルー1年尾澤

   壮絶な滑り芸。合宿所に詰め込まれた東北大・横国大・東大総勢70人が静寂に包まれました。僕が放った下ネタが笑いのツボにかすりもせず、霧散していきました。これが僕の東北大戦の最初の記憶です泣

 デビュー戦はその2日後でした。

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  12/2(日)は曇り、安定した北風、風速4~6m/s、スナイプ参加艇数30弱というハイクアウトコンディション。

   クルーの役割に艇内の雰囲気作りもあると、前日に出た1年クルーからアドバイスを受けていたので、いろんなことを出来るだけ喋ろうという意識で臨みました。

  しかし、スタートして気づきました。そういう問題ではないと。タックするごとに順位がどんどん下がって行くのです。ハイクアウトが足りなくて艇速と角度で負けてしまうのです。

  1位を目標にしていたのに、目標は想像以上に高かったです。もっと動作が上手ければ、もっと筋肉があればと悔しいばかりです。

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 しかし、その分得るものもありました。レース中はミスすると容赦なく指摘が飛ぶので、どのようなことが全然足りてないのか分かりました。

 また、1上の前半では多くの艇の前を切る経験をしました。あのような経験をもう一度したいです。今度は自分もそれに貢献して...

 

  閑散とした八景島シーパラダイスの夜景をバックに帰る僕は、2日前に本土から八景島に来たときよりほんの少しだけ、だけど確実に成長していた、と思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。