お世話になっております、4年の今川です。
久しぶりのブログで書き方を忘れてしまっていますが、思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。(気づいたらとんでもないくらい長くなってしまいました。ご容赦ください。)
ディンギー班は7/13~15にかけて、蒲郡にて七大学戦が行われました。
今回の七大戦の目標は完全優勝。去年は470が4位、スナイプ優勝、総合2位という嬉しさ半分、悔しさ半分の結果でした。
今年は470は完全に未経験者のみのレースメンバー、スナイプは経験者は1人のみ、という構成になっていて、今までとはまた違うチャレンジングな戦いとなっていました。とはいえ、全員実力があって完全優勝は全く夢ではなく、全員が実現可能な目標として挑んでいたと思います。
七大戦前日の7/12は葉山から同期たちとハイエースで蒲郡に向かいました。
運転手はひろなりとやまこーと私でした。
ひろなりは安定していて安心できました。やまこーは速度が圧倒的に速くてCS、CS(car speedの略)とうるさかったです。猛烈な雨の中の爆速運転で多分プレーニングしてました。
私の運転は信用されてないようで後ろがうるさかったです。
途中でご飯を食べに御殿場アウトレットによったのですが、主将の成相くんがはしゃぎすぎて行動がうるさかったです。
初めての長距離ドライブでしたが、無事蒲郡につけてよかったです。
まず7/13の初日は船のくじ引きとプラクティスレース。
東大は3番を引き、かなりいい船をゲットできました。主将は今年分の運を全て使い切ったみたいです。
開会式では4年目にして初めてのエール交換が行われました。本物の大会っぽくて、全大学の覇気みたいなものを感じて気が引き締まりました。
急遽小松さんがいらっしゃり、ミーティングでのお言葉とスピードチェックをしていただきました。
整備を終え、プラクティスレースが始まると、まあ中静が走りに走りまくりました。とりあえずこれはスナイプ優勝だな、という感覚でした。
7/14。七大戦二日目、レース初日。
少し緊張した面持ちのレースメンバーを見送ってサポートはたまや(得点・順位計算)を行いました。
午前中はなかなか風が安定せず、1日目は470が4レース、スナイプ3レースで終えました。終始大学の順位変動が激しく、全大学実力が拮抗している様子でした。
1日目終了時は470が1位と1点差の2位、スナイプが全大学僅差で1位と16点差の5位でした。
7/15。七大戦三日目、レース二日目。
どの大学が優勝してもおかしくなく、より緊張感が増していました。
(以降レース中の陸の様子をお届けします。当時の緊張感のまま書いています。長いです。)
1レース目の1上時点。470が1位、スナイプ7位、総合1位という初めて見る結果になりました。
2レース目の1上時点。470が2位、スナイプ7位、総合4位。完全に首位を奪われる展開に。総合で1位とは28点差。途中スナイプが順位を上げるものの、全体の順位は変わらず2レース目終了。
もう厳しいか、と陸のみんなで話していました。でもやっぱり表彰台にはいきたい。全員トラトラに張り付いて、めちゃくちゃ念じていました(笑)
3レース目の1上時点。470、スナイプともに2艇まとめて上位で周り、470は1位、スナイプ6位、総合1位に返り咲きました。これをLINEグルに速報で出したときリアクション数が15件もありました
途中でスナイプが何艇か抜き、3レース目終了時は470が1位、スナイプ5位、総合1位となりました。
最終レースとなった4レース目、陸のメンバー全員固唾を呑んでトラトラに張り付いてライブで追ってました。
私はスナイプしか見てませんでしたが、スタートもレース展開もとてもいい感じで1上時点で470が1位(2位と9点差)、スナイプ同立3位(1位と9点差)、総合1位(2位と17点差)。
ズーマーがダンピンで悠々と走っていたみたいです。みんなが口々にズーマーがズーミングしていると言っていました。(ズーミングの元々の意味は知りませんが、どうやら褒め言葉になったみたいです。)
そして迎えたフィニッシュ。470が1位を死守。史上初(?)の優勝です。スナイプは少し落としてしまい、4位。でも総合は1位を死守。
海上ではズーマーの470に部旗を掲げ、その写真が送られてきました。初めて見る光景で、本当にかっこよかったです。
陸に帰ると東大に出された審問はなし。暫定1位だった名古屋大学にかけられた審問により、東大スナイプは3位となりました。
最終的な結果は470が1位、スナイプが3位、総合1位。両クラス&総合で表彰台に立つことになりました。
そして、なんと470の安藤(ズーマー)がMVP賞をとりました。
表彰式で同期のチームリーダー、主将、安藤が続々と表彰台に上っていくのを見て、うるっときてしまいました。
本当に3年間でここまでになるとは思ってなくて、もちろん総合優勝できるとは信じていたけれど、この代で、このメンバーで、七大戦総合優勝という32年ぶりの快挙を成し遂げたことが驚きとともに誇らしさ、嬉しさで興奮が未だ冷めないです。
どの大学が優勝してもおかしくなかった今大会で東大が勝ち切れた理由の一つにチーム力があると思います。東大4艇がハーバーに戻ってきた時に自然と起きた拍手、全員が「お疲れ様」と声をかける様子を見て、運営側の人間が言うのもアレですが、客観的に見てどの学年も同じ方向を向いてくれている気がしました。一つのチームで一丸となって戦っている感覚がありました。チーム運営という面でも間違ってなかったのかなと思います。それを指揮してくれた主将の成相をはじめとした幹部のみんな、ついてきてくれている後輩たちには感謝です。
もちろんこの景色を見せてくれたレースメンバーには大尊敬で、大感謝です。本当にありがとう、そしておめでとう。
それでもやっぱりスナイプチームとしては優勝できなかった悔しさが残ります。ここ何回かの大会の結果を見ても実現可能であったはずなのに、という気持ちになってしまいます。
それは多分レースメンバー全員が思っているはずで、この悔しさをバネにスナイプチームみんながこの夏、とんでもない成長を遂げると思っています。
今回レースに出てない人の悔しさも、今回レースに出た人の経験、喜び、悔しさ、全てが次の目標である秋インカレ、そして全日本での飛躍につながると思います。今後も部員一同の活躍を期待していただきたいです。
そして今回わざわざ蒲郡まで足を運んできてくださったLBの皆様、保護者の皆様、また、離れた場所でも大会LINEの動画やtractracを見てアドバイスをくださったコーチの皆様、大会LINEにて一緒に一喜一憂してくださったLB様、本当にありがとうございました。とても心強かったです。
今後とも東大ヨット部の応援のほど、よろしくお願いいたします。
4年今川穂乃香