東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

焦げた食パン?

2024年07月25日 23時58分22秒 | 通常練習

お世話になっております。2年470クルーの山本です。

7/20,21の活動報告をさせていただきます。

 

テスト期間や風邪が重なってしばらく自主練に参加できていなかったのですが、7/19は久しぶりに自主練に参加できました。一日中8〜9m/sの安定した南風が入ってくる素晴らしいコンディションでした。

60分間クローズを走り続ける鬼の小松練をしたのですが、2週間ぶりにヨットにのったせいか、午前で体幹や腹筋が限界を迎えてしまいました。15時くらいに小松さんが察してくれてハーバーバックになりました。フタバアごめんねぇ

陸に上がったあと小松さんから「山本はトラッピーズの姿勢が綺麗なんだあ」と言われたのですが、これって人の顔を「優しそう」って形容するのと同じ類ですか?

午前中の動画を見てたら、タックのときの動きが生まれたての子鹿みたいでした男として弱すぎる

 

今回のクールは久しぶりに上級生スキッパーと乗る機会を与えてもらい、土曜日はズーマーさん、日曜日はズーマー&ディアンと乗りました。

土曜日は、午前は金曜日から続いている強風、午後にかけて風が落ち上オン〜フルトラまでの風でうねりが強い海面での練習でした。とても密度の濃い練習でした。

やはり上級生とのることで得られるものは多いです。特に船のスピード感や風の変化は僕たちよりも圧倒的に敏感で、普段もらえない指摘をたくさんもらえて大満足です。特にうねりに対するヒールトリムはだいぶ上達したんじゃないかと思ってます。

また、まだまだ動作の精度が足りていないことも自覚しました。どの動作をとってもまだまだ伸び代があるので、下級生同士の自主練などで引き続き鍛えたいと感じています。レースの成績に動作の精度が占める割合は結果的には低いとは思いますが、上位層にこれだけは張り合えるという部分があるだけでレース中のメンタルは変わるのではないかと思います。

日曜日の朝の小松さんミーティングで、「ヨットはスポーツだろってぇ!スピンの回収も死ぬ気でやるんだあ!」というお言葉に感化され、日曜日はスピン周りの動作を全身全霊で行いました。気持ちの持ちようで動作のスピードはだいぶ変わる気がします。

 

春合宿を思い出すような密度の濃い練習ができた3日間でした。最近ヨット以外のことにうつつを抜かしがちなので、夏休みは屈強なセーラー目指して頑張ります。

 

山本丈夫


正解

2024年07月25日 23時50分41秒 | 通常練習

お世話になっております。2年の平井咲如です。

 

入部から2ヶ月が経とうとしているみたいです。本当にあっという間で卒部がすぐ目の前に来てしまいそうな予感がもうしていますが、今は充実していて楽しい毎日です!少しでも成長しているといいのですが、、、

 

突然ですが、最近お気に入りの一曲はRADWINPSの『正解』です。高校生の時に一度好きになってまた最近自分のなかで流行り出しました。なんだか歌詞に勇気をもらえるんです。ヨットの練習の励みになっています。

 

さて、先週の活動報告をさせていただきます。試験期間も近く、一年生は勉強に専念ということで2年生以上で練習を行いました。

 

上級生の方と乗ると学ぶことが多く、まだまだ下手な私と練習していただけるのは本当にありがたいです。土曜日の午前中は、入部して初めてのレベルの強風でした。ハイクアウトの苦しさがなんだか悔しかったです。

 

最近はまずは動作を上手くできるようにならないとなと思っています。動画を見てイメージを固めていきたいところですが、いざ海の上でやってみるとなかなか思ったようにいかないです。レスキューから撮ってもらった動画を見て、理想との違いに毎回びっくりしています。差を埋めていけるように色々研究していきます。

 

まだまだぎこちない動作ですが、うまくいかなかった後もリカバリーを早くする意識を忘れずしっかり持っていきたいです。動作に慣れてきたら、自分が何をしたら速くなって、何をしたら遅くなるかというように、スピード感に色んな要因を結びつけられる頭をつくっていけたらいいなと思っています。今は乗ることでいっぱいな感じですが、見えていないものをどんどん見えるものにしていきたいです。

 

振り返ると反省だらけです、、、

 

7月も終わりが近づき、もうすぐ夏合宿の始まりです。週5での練習の毎日。まだ想像がつきませんが、少しわくわく。この夏の目標は、同期の背中が見えるところまで追いつくこと!夏の終わりには「よーい、はじめ」で同じところからスタートできるようにぐんぐん伸びていきたいです。

 

ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

 

平井咲如


アサガオの行方

2024年07月25日 21時45分00秒 | 通常練習

お世話になっております。
2年マネージャーの久保田莉菜です。


梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。暑いのは得意ではありませんが、朝に蝉の声を聞いて今日も暑くなりそうだなあと思ったり、街中で涼しげなワンピースを着た女性を見る回数が増えたり、日差しから解放されて少し涼しくなる夕暮れの時間を楽しんだり、他の季節では感じられない特別な夏らしさを感じると無性にワクワクします。とはいっても、連日のこの暑さには参ってしまいますね…。

それに、気圧の変化に加え日差しの影響なのか、最近はよく偏頭痛が起こる気がします。


↑頭痛ーるという気圧予報を出してくれるアプリです。頭痛いなあ、って時にアプリを開いているのですが、注意報が発表されていると何となく安心できます。



見出し画像は7月7日に撮影したアサガオです。5月23日から26日にかけて行われた江ノ島オリンピックウイーク中、江ノ島ハーバーでアサガオの苗をいただいたので合宿所の花壇に植えてみました。誰かが添えてくれた東大ヨット部の看板が支柱として機能し、この写真の通り綺麗に巻き付き成長していました。何色の花が咲いてくれるのか楽しみにしていたのですが、先週7月20、21日に様子を見に行くと花どころかツルもきれいさっぱり消えていました。七大戦の間に何が起きたのでしょうか…泣



さて、先週のマネージャーの活動報告をさせていただきます。
32年振りの七大戦総合優勝という嬉しい結果を受け、先週の金曜日は興奮が冷めやらぬまま合宿所に向かいました。飾られた4枚の賞状を見ると、更に気持ちが引き締まりました。

先週のお昼ご飯は、土曜日はビビンバ丼、日曜日は4年マネージャーのさくらさん考案新メニュー、ケバブ丼を作りました。下味をつけたスパイシーなお肉とヨーグルトを入れたソースがポイントです。

今年の2月頃から始めたマネ飯のInstagramですが、フォロワー数はまだまだ伸び悩んでいます。(いつも見てくださっている方々、ありがとうございます!)そこで、今回から新しい試みとして動画撮影に挑戦してみました!3年マネージャーのあかりさんが編集を手掛けてくれて、あかりさんらしいポップな動画が完成しました。
この動画はマネ飯のInstagramと東大ヨット部のTikTokで投稿していますので是非チェックしてみてください。おいしくて楽しいコンテンツをお届けできるよう引き続き頑張りますので応援よろしくお願いいたします!

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再来週からは夏合宿が始まります。去年の夏合宿は、まだ慣れない環境の中で、次々に現れる課題に頭を悩ませることが多かったと思います。でもそんな時には、自分の足りない点を補ってくれたり、時には厳しい言葉で導いてくれたり、悩み事があれば納得するまで一緒に悩んでくれる周りの優しさに救われていました。私もそんな誰かの心の支えになれるようなマネージャーになりたいと思うようになったきっかけでもあります。今年の夏合宿は去年の反省も踏まえながら、更に良い練習環境が作れるよう貢献していきたいです。

また、マネージャーチームの今年度の目標は「ヨット生活に楽しさを」です!私たちマネージャーが何よりも楽しむことを大切にして活動することはもちろんのこと、長くて暑い夏合宿をプレイヤーにも楽しんで貰えるアイディアを考えたいですね。ありきたりですがスイカ割り、かき氷とか…?


最後に、活動のパワーを与えてくれるプレイヤー、最も時間を共にするマネージャーチーム、暖かく見守りご支援くださるLB様や保護者の方々、笑顔で送り出してくれる家族の全ての方々に感謝の気持ちを忘れず、これからも過ごしていきたいと思います。


お読みいただきありがとうございました。

久保田莉菜

1/7の夢旅人2024

2024年07月22日 12時01分15秒 | 七大学戦2024

お世話になっております。2年スナイプクルーの荒井です。またお前かよ。そう思ってる方がいらっしゃるかもしれません。大丈夫、僕もそう思ってます。二週連続の登場です。くどいですね。僕が昨日寝る前に食べたプルコギぐらいかったるい。もしよろしければ最後までお付き合いください。7/6,7に行われました、7大戦の振り返りをさせていただきます。

とは言っても荒井はレースに出ておりません。第三者視点からの振り返りになると思います。

授業の関係で一人で乗った新幹線は快適でした。短くて少しガッカリなくらいです。しかし先に東京を出発していた同期が楽しそうで少し羨ましかったのも事実。

着いた後はゆっくりする暇もなくあっという間に開会式の日になっていたような気がします。大量の課題に追われていた/今も追われているせいかもしれません。船の整備をして(自分はほとんど何もできていませんが)、すぐに開会式に。どうやらエール大臣は先頭に立つものらしく、七大戦に限らず色々な大会で東大の先頭に立たせていただいているのですが、目立つ分緊張感があります。シュッテイを見送った後はTracTracでレースの様子を見ていました。プラクティスレースの東大は全体的に爆走していました。結構行けるんじゃないか。勝手にそう思いました。レセプションで去年会った人と再会したりして楽しかったです。一年生が文字通り体を張っていました。張りすぎでした。腹の底から笑いました。その後聞いた話で某O君の裏の顔を知りました。その後すぐにエール交換になったので笑っていられなくなりました。エール交換は自分に任された役目です。エールのバリエーション多すぎじゃね?そんな感じでチームの雰囲気も終始和やかで、その夜に部屋にいた悠汰さん、遠藤さんは楽しそうながらも、人生の教訓を学んだような顔をしていました。

二日目はいよいよレース本番だったわけですが、結果は他の部員が書いてくれていると思います。前日よりも苦しい展開で、陸も暗めの雰囲気が漂っていました。とは言っても夜には気を取り直して和やかな雰囲気を取ほとんど取り戻していたように思います。一年生は大縄大会で二位だったらしいです。すごい。個人的には最初の円陣の声出しを任されました。スベりました。交流という点では他の六大学の人と仲良くなりました。楽しかった/たまに悲しかったです。着艇後は審問があったのですが、僕のミスで危うく集合時刻に遅れるところでした。問答無用で審問に負けていたら目も当てられませんでした。間に合って良かったと安堵した反面、陸の役割の重要性を再認識した瞬間でした。その夜部屋にいたアイクヮとキムゥラはやっぱり人生の教訓を大生さんから学んでいました。教訓が活きる時が来るといいなぁ。

三日目は終始緊張感が漂っていたように思います。そのせいもあって二日目の声出しはさらにスベりました。出艇の時に東の海を歌って送り出すのですが、その声も小さかったように思います。これも難しいんです。部員の中でも賛否両論です。個人的には選手が望むなら陸の部員は歌って送り出すべきだし、やるからには選手が聞こえるように歌わないと意味がないと思っています。色々な意見を出し合ってベストな方法を見つけ出せればと思っています。レース自体も手に汗握る展開でした。ヨットレースはチーム戦なんだなぁ、と思わせられる素晴らしい優勝でした。師弟班が同じカズマさんがMVPで本当に嬉しかったです。Zoomingの威力を思い知りました。個人としては前日の反省を生かして審問関係の情報伝達がスムーズに行ったこと、何もなくて当たり前だけど何もなくて良かったと思っています。新たな他大の友人ができて嬉しかった反面、己の小ささと未熟さを思い知りました。過去は振り返らないし後悔もしない強い人間になりたいです。最後のエール交換を終えた瞬間から任務を終えたような気がしていて、気持ちはおうちに向いてました。おうちに向きすぎていて、次の日提出期限の課題が入ったパソコンとタブレットをハーバーに置き忘れました。名古屋駅を出てすぐ気づいた時の絶望感は凄まじいものがありました。市毛さんありがとうございました。課題の提出が間に合って良かったです。

 

これまでもこれからもUps&downsですが、来たる夏を頑張って乗り越えたいと思います。一回一回の練習で最大限の学びを獲得すること、これが夏合宿の目標です。よろしくお願いします。ありがとうございました。

 


仰秀活動報告

2024年07月20日 00時43分00秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀2年の古川です。ディンギー班のめでたい七大戦優勝ブログが続投される中ですが、クルーザー班仰秀として活動報告を致します。


先週は土曜日に外洋学生連合のうち関東の学生が品川に集まって懇親会をしました。日曜日は通常練習、月曜日はOBとなったヒデさんに久々に来てもらって指導を受けながら練習を行いました。


土曜日の懇親会には東大の他に日大、千葉大、慶應、明学、都市大が来ました。日大、千葉大は同じ小網代にヨットを置いており会う機会がたまにあるのですが慶應、明学、都市大は少し離れた諸磯という所にヨットを置いているため会う機会が滅多にないため新鮮でした。また他の大学は新入生もいっぱい来て、日大の三人の新入生は合同新歓でお馴染みでしたが、千葉大は六人ほど新入生が来て、懇親会には来ませんでしたが、明学は13人ほど新入生が入ったらしく他の大学は新歓をすごい頑張ったようでした。ただ明学に関してはキャパを超える新入生が入り、運営に頭を悩ませているらしく、多すぎるのも考えようだと感じました。その点、仰秀は精鋭二人がクラス分け本調査で希望してくれたようで、新歓は成功したと言えるでしょう。


日曜日、月曜日は学業、体調不良、他の社会人チームでのレースといったりで練習の参加人数が少なく、そのおかげかヘルム練習をガッツリできました。自分個人的には最近トリマーとして経験を積みたいという欲が高まっておりトリマーをやらせてもらえる隙があれば積極的にやってきたので、舵を持つのは久しぶりでしたが舵を持つ経験もやっぱり積めるだけ積んだほうがいいです。特にランニング中ですが、トリマーとの意思共有の重要性を感じました。レースではトリマーとヘルムスマンは先輩がやるので練習においては彼らの練習を邪魔しない程度に、彼らが疲れたらやらせてもらうというように積極的に両ポジションの経験を積みたいと思いました。

正直邪魔してレースでもトリマー経験を積みたいというのが本音ですが、、



今後も仰秀の応援の程、よろしくお願いいたします。



七大戦前後の思い出

2024年07月19日 23時50分12秒 | 七大学戦2024

お世話になっております。二年470スキッパーの大下 晟生です。先週行われた七大戦の思い出でも綴ろうと思います。

 

まず、前日までの旅を振り返ろうと思います。七大戦の会場である蒲郡ですが、今回は現地まで自転車で行くことにしました。単純にサイクリングが趣味なのと、七大戦当日は観戦も含めて海に出れないのが確定していたので、何か身体を動かしたいな〜ということで実行することにしました。

一日目。朝9時ごろに家を出発。天気は曇り。相模川に沿って南下したのち、伊勢原の方まで出たら一気に西に進んで御殿場の方まで直行、そこからはひたすら南下して沼津の方まで行きました。半年前に山中湖行った時の道順と途中まではほぼ同じで、お昼も考えるのが面倒だったのでその時と同じところで同じものを食べました。確か目利きの銀次のチラシ丼みたいなやつ。静岡に入ったのも15時前とかだったから何か静岡ならではのことをしよう!みたいなのも特になかったし、神奈川と静岡の境の峠を越えたあたりでそれなりに体力を消耗していたからどれだけ距離を稼げるかばっかり考えてました。夜はせっかくなので静岡で有名なハンバーグ屋のさわやかってところで夕飯を済ませました。店を出た時には土砂降りで、ハンバーグのいい思い出は全部雨で流れました。

二日目と三日目はひたすら海岸線に沿って西に進んでいくのみ。まあやること自体は自転車を漕ぐことだけで全く変わらないのでただただ日中は体を動かして、合間に美味しいご飯を食べて、みたいなのを繰り返していました。清水で食べた中トロ丼と浜名湖で食べたうな重は格別に美味しかったです。ちなみに、両日とも雨が降っていて、三日ともサイクリングとしては最悪な天候のまま終えることになりました。

 

さて、七大戦当日。前述の通りずっと陸にいたので去年と同じように他大の人との交流がメインでした。ただ、去年と変わったのはいろんな人と関わろうという精神が減っていたこと。京大留学や東北大戦で仲良くなった人とずっと一緒で、あとは去年の七大で少し話した人とちょっとコミュニケーションとって終わり、みたいな感じ。去年は積極的に人に話しかけに行っていたはずのレセプションでも京大生三人と卓囲んでお話ししてたら気づいたら終わってました。一年生たちはいろんな大学の人と交流していたみたいで、フレッシュマンの力ってすごいなぁなんて思ってました。来年からは各大学の同期は自分含めて海に出るようになり始めるだろうし、直接勝負していく相手になるはずなので、一年後に負けないようここからまた腕を磨いていこうと思います。


七大戦2024

2024年07月19日 19時36分00秒 | 七大学戦2024

先日蒲郡でおこなわれた七大戦の振り返りをさせていただきます。結果等はズーマーさんのブログをご覧下さい。


スナイプチームとしては優勝を目標として練習に取り組み、レースに臨みました。目指せ7点レース。そしてトップホーン。フルパワー以下なら自分がスターティングということで予報と睨めっこしていました。

1日目
くじ引きで僕らの艇は31703に決まりました。艇体はピカピカで整備箇所もあまりなくというか、大掛かりな整備は禁止されていたため、艇体チェックを済ませて蒲郡の海へと出艇しました。自分にとって、はじめての他水域でのセーリングでした。初日は走りの感覚を掴むことが目的でしたが、なかなか思うようにいかず中静さんに一生走り負けました。プラクティスレースではダンピンで走る中静さんをみながら、真ん中らへんでポケーとしてました。レース後も予定ギリギリまで走りを磨き続けました。そしてレセプション。内容についてあまり言及はしませんが、東大が1番オモロかった笑。レースへの不安とかそんなもんは吹き飛んでいきました。一年生お疲れ様。ホテルに帰って部屋はやまこうさんとの二人部屋。テレビつけたまま21時過ぎに寝落ちした僕を気遣ってか、部屋の電気は22時には消えました。

2日目
運命のレース初日。中静さんに頼りきりにならないよう着順をまとまきることが目標でした。1回目のスタートはまさかの2下でN。ターゲットタイムに間に合わなかったようです。1R目、僕らは9位。おもわず「こんなはずじゃなかったのに」と声がでてしまうような展開でした。スタートもその後のタックもスピードも。切り替えて2R目、1上から上げていき、なんとか2位。2艇ともが前を走る展開がなくなかなかにしんどい状況でしたが、レスキューによると他大が文字をつけててスナイプは2位らしい。いける、そう思った3R目、10.11位フィニッシュ。認めたくなかったですが、優勝争いからは離脱。そして僕の中でも前を走るイメージは全くできなくなりました。名古屋大との審問を終えて、ホテルに帰りミーティング。一年生もいるなか、地獄のような空気でした。その夜22時、部屋に中静さんが来て僕らが陸待機になることを告げられました。もちろん悔しさもありましたが、正直肩の荷がおりちゃいました。

3日目
朝1時にでたレース結果を見ながら悶々とし、ろくに朝飯もとらずに部屋でニュースをみてました。今日の役割はドライバー。朝からハーバーとホテルを4往復。出艇を見届けてからコンビニに向かっていると突然電話。クルーの神田さんからで、海に召集がかかったとのこと。急いでハーバーに戻り着替えてレスキューに乗り込みました。前日のあと2Rを消化してまさかの最下位。もう背負うものも何もなく31703に乗り込みました。6R目3.6位。7R目5.2位。
審問もあり、蓋を開けてみれば1位の東北と9点差の3位。9点差。どこでも挽回できたように見えて、遠すぎる9点。風が荒れてたから?そんなことでは言い訳にならない15点レース。7レースで104点。
結果に一喜一憂するのも大事ですが、終わってしまったものは仕方ありません。ここから何を持って帰るか。課題は山盛りですが、何が足りないのか、どんな練習、振り返りをすればいいのか、をもう一度見つめ直すいい機会にします。このチームはまだ終わりじゃないので。全日本、江ノ島で全員で笑えるように、これからも精進していきます。

最後に
わざわざ蒲郡まで来てくださった小松さんをはじめ、OBさん、保護者の方々など様々な方の応援をいただきました。本当にありがとうございます。
そして。470チーム。本当に優勝おめでとう。そして総合優勝をありがとう。これからもどうぞよろしく。


3年スナイプスキッパー天野

470に新たな風を

2024年07月18日 21時33分17秒 | 七大学戦2024

お世話になっております。三年の槇枝です。先日行われました、七大学戦の振り返りをします。

 

結果は、総合で32年振りに優勝をすることができました。詳細はズーマーさんのブログをご覧ください。

 

ここにきて、東大ヨット部が掲げていた目標の一つをチームで達成できたのは、これまで試行錯誤して積み重ねてきたチーム改変と課題克服の努力が、一つ成果として実を結んだのだと思います。

 

加えて、470級では優勝をすることができました。

 

これは記録が残っている限りでの史上初の快挙であります。スナイプ級と比較して結果を残せずにいた470級ですが、ここにきてその存在感を発揮することができたと思っています。

 

我々のペアが走らない中でも、安藤山本ペアが2回もトップフィニッシュをするなど、前を走ってくれたおかげです。(MVPおめでとうございます。)

(二日目叩いて後味悪い自分と、二日目トップホーン×2でご機嫌の山本)

何より、チームのサポート力のおかげです。我々はレースだけに集中することができましたし、(艤装解装は秒で終わりました)。

 

前日に急遽駆けつけてくださった小松さんと、沢山応援に駆けつけていただいたLBの方々おかげであると思います。本当にありがとうございました。

 

 

結果は結果として、嬉しいものではありますが、個人的には素直に喜べる内容ではないと考えております。スナイプチームが優勝を逃したことにも悔しさが残りますが、我々のペアも主に二日目で大きく崩してしまうレース運びをしたことも悔しさが残ります。安藤山本ペアが走ってくれたおかげで、チームとしてはいい結果になりましたが、個人成績は46点と、4位止まりでした。

 

原因の一つは、1点の重みを気にするあまり、他艇の後ろを通ることに対しての抵抗が大きく、風を吟味して自分の行きたい方向を決めることができない点にあると思います。確証バイアスというやつでしょうか。

 

レグの後半は特に、艇が固まって艇団をなしており、マーク際で身動きが取りにくいということも多く見受けられました。いかに、自分がそのなかで一つ頭を出して、取りたい風を取りに行くということができなかったのだと思います。

 

これは七大戦というレガッタに限ったことではなく、関東の艇数の多いフリートにおいても課題に感じていた点であり、その克服をしない限り全日本では通用しないということを実感しました。

 

同期の北村と三年ペアを組んでから、約二ヶ月間。いい場面も悪い場面もどちらも経験して、お互いにいいところと悪いところが見えてきたところであり、発展途上にあります。目標だった、関個突破は叶わなかったですが、夏休みに入ると残すは秋六大学戦と関東インカレ、全日本インカレとなりますが、そこでの目標を見据えて、着実に成長していきたいです。

 

 

 

固い振り返りブログとなってしまいましたが、ここからは来年以降のチームについて思うところを、簡単にわかりやすく書こうと思います。特に後輩の皆には是非読んでほしいことであります。

 

 

今七大学戦で470級が優勝をしたということですが、私はこれを東大ヨット部における470チームの勢いの始まりとせずはいられないということです。つまりはこの勢いを止めてはいけないということです。

 

ご存知の通り、近年の東大ヨット部はスナイプチームの成績向上に支えられてきました。今年度の目標は、全日本総合入賞であり、総合で結果を残すというところに重きをおいて活動してきました。しかし、470チームは目標を達成することができず、470チームに所属する以上、どうしても比較をして負い目を感じることもしばしばありました。

 

今大会の結果は、一大会の結果にすぎませんが、それでも470チームにとっては大きな一歩のように感じました。「470も強い東大」になるのは、今を逃しては、いつになるかわからないということです。

 

「ヨット部において、未経験から活躍することはそう簡単なことではない。」このことを深く胸に刻んだのは、ちょうど一年前。関東個人戦が終わった頃に、同時の主将の西尾さんと電話をした時です。

 

ジュニア上がりの経験者を多数率いる大学に勝つとは。自分達よりも数倍の努力と寒い冬を超えて練習してきた人達なのだから、リスペクトは少なくとも持つべき。たかが四年で勝とうとしてくる人達に負けるような覚悟でヨットをやっていない。というのはまさにそうで、それに勝る努力が必要なのは明らかである。ということです。それでは、限られた時間の中でどのように努力しなければならないのか?

ということを話していました。

 

「470は経験者の実力者が集まっているし、難しい船。」というのは聞き慣れたフレーズですが、だからといってスナイプが未経験で活躍できるという訳ではありません。東大のスナイプが強いのは、近年稀に見る選手層の厚さもそうですが、それ以上に、スナイプの走らせ方が実力者(西尾さん筆頭)から受け継がれてきたからだと思っています。(偏見ですが)

 

逆に言えば、それが470でも同じことができるはずだということです。小松さんのおっしゃるところの、「東大の伝統」というところに470の走らせ方と技術を組み込むことができれば、一代に縛られない、継続的チームの強さを実現できるということです。以上が、限られた時間の中でどのように努力しなければならないのかという問いに対する答えであると考えました。代交代の時に、その始まりをこの代にすることをチームにおける自分の目標にしました。(私の裏垢はその試みの一つでもあります)

 

 

七大戦直後のある日の夜に、京大ヨット部の友達であるT君に電話をいただきました。

「どうやって未経験だけで、そのレベルまで到達したのか。」

優勝チームとして偉そうに唱えるわけではありませんが、「当たり前のことを、レベルを上げてこなせるように練習する」ということが大事な意識の一つであるのは間違いないと思うという話をしました。そのようなチーム運営をこれからも心がけていかなければ、470チームは七大優勝で止まってしまうということです。

 

今回の七大戦を通して、来年以降のチームの姿について考えることが多くなりました。少しでも470の未来に希望をもって人気が上がってくれたら嬉しいです。470かっこいいし。少し複雑だからこそ飽きない面白さがあります。

 

スナイプと470で迷っている新入生が参考にしてくれたら幸いです。

 

それでは失礼します。

 

3年470クルー 槇枝大祐


未だ冷めぬ興奮、でもこれからです。

2024年07月17日 15時19分54秒 | 七大学戦2024

お世話になっております、4年の今川です。

久しぶりのブログで書き方を忘れてしまっていますが、思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。(気づいたらとんでもないくらい長くなってしまいました。ご容赦ください。)

 

ディンギー班は7/13~15にかけて、蒲郡にて七大学戦が行われました。

今回の七大戦の目標は完全優勝。去年は470が4位、スナイプ優勝、総合2位という嬉しさ半分、悔しさ半分の結果でした。

今年は470は完全に未経験者のみのレースメンバー、スナイプは経験者は1人のみ、という構成になっていて、今までとはまた違うチャレンジングな戦いとなっていました。とはいえ、全員実力があって完全優勝は全く夢ではなく、全員が実現可能な目標として挑んでいたと思います。

 

七大戦前日の7/12は葉山から同期たちとハイエースで蒲郡に向かいました。

運転手はひろなりとやまこーと私でした。

ひろなりは安定していて安心できました。やまこーは速度が圧倒的に速くてCS、CS(car speedの略)とうるさかったです。猛烈な雨の中の爆速運転で多分プレーニングしてました。

私の運転は信用されてないようで後ろがうるさかったです。

途中でご飯を食べに御殿場アウトレットによったのですが、主将の成相くんがはしゃぎすぎて行動がうるさかったです。

初めての長距離ドライブでしたが、無事蒲郡につけてよかったです。

 

まず7/13の初日は船のくじ引きとプラクティスレース。

東大は3番を引き、かなりいい船をゲットできました。主将は今年分の運を全て使い切ったみたいです。

開会式では4年目にして初めてのエール交換が行われました。本物の大会っぽくて、全大学の覇気みたいなものを感じて気が引き締まりました。

急遽小松さんがいらっしゃり、ミーティングでのお言葉とスピードチェックをしていただきました。

整備を終え、プラクティスレースが始まると、まあ中静が走りに走りまくりました。とりあえずこれはスナイプ優勝だな、という感覚でした。

 

7/14。七大戦二日目、レース初日。

少し緊張した面持ちのレースメンバーを見送ってサポートはたまや(得点・順位計算)を行いました。

午前中はなかなか風が安定せず、1日目は470が4レース、スナイプ3レースで終えました。終始大学の順位変動が激しく、全大学実力が拮抗している様子でした。

1日目終了時は470が1位と1点差の2位、スナイプが全大学僅差で1位と16点差の5位でした。

 

7/15。七大戦三日目、レース二日目。

どの大学が優勝してもおかしくなく、より緊張感が増していました。

(以降レース中の陸の様子をお届けします。当時の緊張感のまま書いています。長いです。)

1レース目の1上時点。470が1位、スナイプ7位、総合1位という初めて見る結果になりました。

2レース目の1上時点。470が2位、スナイプ7位、総合4位。完全に首位を奪われる展開に。総合で1位とは28点差。途中スナイプが順位を上げるものの、全体の順位は変わらず2レース目終了。

もう厳しいか、と陸のみんなで話していました。でもやっぱり表彰台にはいきたい。全員トラトラに張り付いて、めちゃくちゃ念じていました(笑)

3レース目の1上時点。470、スナイプともに2艇まとめて上位で周り、470は1位、スナイプ6位、総合1位に返り咲きました。これをLINEグルに速報で出したときリアクション数が15件もありました

 

途中でスナイプが何艇か抜き、3レース目終了時は470が1位、スナイプ5位、総合1位となりました。

最終レースとなった4レース目、陸のメンバー全員固唾を呑んでトラトラに張り付いてライブで追ってました。

私はスナイプしか見てませんでしたが、スタートもレース展開もとてもいい感じで1上時点で470が1位(2位と9点差)、スナイプ同立3位(1位と9点差)、総合1位(2位と17点差)。

ズーマーがダンピンで悠々と走っていたみたいです。みんなが口々にズーマーがズーミングしていると言っていました。(ズーミングの元々の意味は知りませんが、どうやら褒め言葉になったみたいです。)

そして迎えたフィニッシュ。470が1位を死守。史上初(?)の優勝です。スナイプは少し落としてしまい、4位。でも総合は1位を死守。

海上ではズーマーの470に部旗を掲げ、その写真が送られてきました。初めて見る光景で、本当にかっこよかったです。

陸に帰ると東大に出された審問はなし。暫定1位だった名古屋大学にかけられた審問により、東大スナイプは3位となりました。

 

最終的な結果は470が1位、スナイプが3位、総合1位。両クラス&総合で表彰台に立つことになりました。

そして、なんと470の安藤(ズーマー)がMVP賞をとりました。

表彰式で同期のチームリーダー、主将、安藤が続々と表彰台に上っていくのを見て、うるっときてしまいました。

 

本当に3年間でここまでになるとは思ってなくて、もちろん総合優勝できるとは信じていたけれど、この代で、このメンバーで、七大戦総合優勝という32年ぶりの快挙を成し遂げたことが驚きとともに誇らしさ、嬉しさで興奮が未だ冷めないです。

どの大学が優勝してもおかしくなかった今大会で東大が勝ち切れた理由の一つにチーム力があると思います。東大4艇がハーバーに戻ってきた時に自然と起きた拍手、全員が「お疲れ様」と声をかける様子を見て、運営側の人間が言うのもアレですが、客観的に見てどの学年も同じ方向を向いてくれている気がしました。一つのチームで一丸となって戦っている感覚がありました。チーム運営という面でも間違ってなかったのかなと思います。それを指揮してくれた主将の成相をはじめとした幹部のみんな、ついてきてくれている後輩たちには感謝です。

もちろんこの景色を見せてくれたレースメンバーには大尊敬で、大感謝です。本当にありがとう、そしておめでとう。

 

それでもやっぱりスナイプチームとしては優勝できなかった悔しさが残ります。ここ何回かの大会の結果を見ても実現可能であったはずなのに、という気持ちになってしまいます。

それは多分レースメンバー全員が思っているはずで、この悔しさをバネにスナイプチームみんながこの夏、とんでもない成長を遂げると思っています。

今回レースに出てない人の悔しさも、今回レースに出た人の経験、喜び、悔しさ、全てが次の目標である秋インカレ、そして全日本での飛躍につながると思います。今後も部員一同の活躍を期待していただきたいです。

 

そして今回わざわざ蒲郡まで足を運んできてくださったLBの皆様、保護者の皆様、また、離れた場所でも大会LINEの動画やtractracを見てアドバイスをくださったコーチの皆様、大会LINEにて一緒に一喜一憂してくださったLB様、本当にありがとうございました。とても心強かったです。

今後とも東大ヨット部の応援のほど、よろしくお願いいたします。

4年今川穂乃香


七大学戦振り返り

2024年07月17日 14時31分06秒 | 七大学戦2024

お世話になっております。

4年470スキッパーの安藤です。

 

この度、7/13(土)~15(月)に蒲郡ヨットハーバーにおいて第63回全国七大学総合体育大会が行われました。13日はヨットの引き渡しと開会式、プラクティスレースが行われ、本番のレースは14、15日に行われました。

 

まずは結果から。

 

470

4579 (船3875) 安藤・山本 4-1-10-7-1-3-2-1

4452 (船 4329) 北村・槇枝 2-3-3-6-4-12-7-9

 

スナイプ

31418 (船 30205) 中静・下村/市毛・三上 4-10-11-8-11-6-2

31308 (船 31703) 天野・神田/元尾・松本/中静・下村 9-2-10-14-9-3-5

 

総合

470 75点(1位)

スナイプ 104点(3位)

総合 179点(1位)

それでは1日ごと振り返っていきます。

 

金曜日。ホテルへの前入り。

イマポ、ひろなり、やまこうが運転をしてくれて、高速を爆走しながら、途中で御殿場に寄りつつ、蒲郡へ。CS(Car Speed)には自信あり。運転お疲れ様でした。ホテルでは、2年生がSwitchを持ってきており朝まで桃鉄する中、1人で爆睡。

(ヘルムスやまこうと名クルーひろなり。お疲れ様でした)

(家族連れor観光客しかいない御殿場アウトレットに、明らかに場違いな奴ら)

 

土曜日。開会式、プラクティスレース。

3年前の全日本の地、蒲郡ヨットハーバーにやってきました。成相がくじ運を発揮し、470は4329と3875、スナイプは31703と30205を引き当てました。4329も3875もポテンシャルの高さを感じる、整備の行き届いたいい船でした。安藤・山本ペアが3875、北村・槇枝ペアが4329に乗ることとなり、午前中に整備とチューニングを行いました。

開会式の後出艇し、艤装やチューニング、スピードのチェックをし、景色への目慣らしと海面調査をしました。小松さんが東大のため蒲郡まで駆けつけてくれて、レスキューに乗っていただきました。後ろから見ていただいたりスタート練習をしていただいたことで、景色に慣れ、ボートスピードの調整にある程度自信が持てました。ありがとうございました。プラクティスレースでは、ブローと振れの対応が分かりにくく、14時を過ぎた頃に一気に風が落ちながら左にまわっていくシフトもあり、難しい海面だなと感じました。

レース後もスピードチェックをしてからハーバーバックし、レセプションに参加しました。他大学ヨット部やLBの方々と話したり、成相の挨拶や一年生が会場を沸かした芸出し、エール大臣荒井が轟かせたエール交換などの後、ホテルに戻りました。

 

日曜日、レース1日目。

少し風待ちをした後出艇し、スピードチェックと海面調査をしました。風は3~4m、波はほぼ無し、しかし湾の中なので八景島みたいな変な波があるなあ、と感じたりすることも。スピードチェック、海面調査、潮などのスタート前のルーティンをこなし、絶対に文字をつけないように、と北村と声を掛け合ってからレースに臨みました。

風が回ったり落ちたりする難しいコンディションの中、1R目は東大が2,4位フィニッシュ、2R目は1,3位フィニッシュで、先行艇は順位を落とさないこと、後続艇はカバーをしつつ順位を上げることを意識して展開できていました。レース間に集まって話した時も、雰囲気は良い感じ。このまま順調に突っ走れるかと思いきや3,4R目では艇団の内側に位置してしまい抜け出せず、1上の順位が振るわないままそのあとのレグでも大きくは上げることもできず、厳しい順位となってしまいました。北村が叩かず上の方で回ってくれているのを見ながら、なんとか一点ずつ上げていこうともがいていました。レース後に考えると、3R目に焦った精神状態を4R目で立て直せていなかったなあ、と反省です。1,2R目の貯金のおかげでなんとか2位をキープ。

審問を出すも相手が調停を受け入れたため、意外と早めの時間帯にホテルへ帰り、明るいうちから風呂に入りつつ反省。ホテルから海を見渡せて、リフレッシュできました。美味しい夕食をいただいた後、ホテル裏の廃業した居酒屋を借りてmtgして、就寝。

月曜日、レース二日目。

前日の予報は外れて、西風軽風で出艇。

それまでとは違う風向のため、以前東北大戦で東北大がやっていたのを見習って、スピードの揃った2艇で2分くらいセパレートしてから合流することで海面調査し、なんとなく左が伸びそうなのかなという情報を頭の片隅に入れつつ、スタート前のルーティンをこなして準備。

前日の反省から、スタートは遅く並んで空いてるピンから出て、そのまま第一線で艇団の端でフレッシュを掴み続け、かぶされることもなく1上をいい感じに回って、その後も順位を順調に上げていき、1位でフィニッシュ。そのあとのレースもずっと同じことを繰り返し、自分たちのコースを信じてお祈り。集中を切らさず、文字をつけないことだけずっと意識していました。九州大に追いついて追い越して、8レース目をトップフィニッシュ。やまこうと一緒に思わず「してーい!」と叫んでいました。その後レスキューから、470は優勝、総合も優勝しそう、と聞いて、もう一度「してーい!」。

スナイプのフィニッシュを待ってから、部旗をマストに掲げてハーバーバック。

船を引き渡した後、閉会式。470優勝で山本、スナイプ3位で中静、総合優勝で成相、個人成績1位で僕が表彰されました。

↑やや表情が固い我らが主将。ここまで9ヶ月、ようやく成相に賞状を持たせることができました。

↑表彰を受ける各チームリーダー。

↑今回MVPを獲得した安藤・山本ペア。これからも頑張ろう。

 

470優勝は記録の残っている中ではおそらく初?、総合優勝は1992年以来32年ぶりということで、歴史的快挙となりました。

470優勝は、東大470チームが成長してきた証です。代替わりから今まで、チームのあり方を考え、自分たちの課題を明確化しそれを克服するための練習をし、試行錯誤を繰り返し、反省と実践を重ねてきた470チームが、このような形で結果を残せたことが、本当に嬉しいです。

また、総合優勝は、東大ヨット部が部として成長してきた証です。これまでずっと総合で勝つことを目標としてきましたが、今回総合で戦って部全体として優勝を共有することで、改めて「総合で勝つ」という意味を実感できました。

東大ヨット部が七大戦で4枚も賞状を獲得できたことは、これまでの東大ヨット部の取り組みが間違っていなかったことを示しています。プレーヤーも、サポートも、マネージャーも、全員がひとりひとり、自分が部のためにできることに取り組んできたことが、今回の結果に繋がったんだと思います。これからも頑張っていきます。

最後に謝辞を。

まずは運営に携わっていただいた関係者の方々に感謝を。いきなり風が消えたり振れたりする難しいコンディションでしたが、その中で470は8R、スナイプは7Rも実施していただき、本当にありがとうございました。

次に、蒲郡まではるばる来ていただいたLB・保護者の方々。いつもご支援・ご応援いただき誠にありがとうございます。皆様のご支援のおかげで東大ヨット部は回っています。

次に、いつもご指導いただいているコーチの皆さんに。小松さん、宮川さん、本多さん、西尾さん、またレスキューや船に乗って指導してくださったLBの皆さん。こういった形で日頃のご指導の恩を返すことができていけたら幸いです。これからもご指導のほどよろしくお願いします。

次に、一緒に戦ってくれた七大学の皆さんに。これからもそれぞれの海域で頑張って、もう一度全国の舞台で会いましょう。

 

そして、今回サポートしてくれた東大ヨット部のみんなに。ホテルの手配から始まって、送迎も、船の整備も、諸々の申告も、たまやも、審問の準備も、サポートボートも、何から何までやってくれていて、レースに集中することができました。一人一人の働きが今回の結果につながりました。本当にありがとう。

そして最後に、我らが主将とチームリーダーに。先ほども書きましたが、9ヶ月間、成相が部をまとめあげ、やまこうと中静がチームを作ってきた結果が、今回の総合優勝です。ありがとう。これからもよろしくお願いします。

最後に一言だけ。

今回の結果は本当に嬉しいです。しかし、僕たちの最終目標は、全日本にあります。ここでの結果に満足することなく、これからも謙虚に、愚直に、練習していきます。明日が引退の日ではないことに感謝して、一歩ずつ成長を積み重ねていこうと思います。

 

安藤