東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

伝えたいことがあります。

2016年02月23日 20時41分35秒 | Weblog
こんばんは。
仰秀チーム 主将の松山です。

ここしばらくオフ期間が挟まったこともあり、部としてブログの更新が途絶えていますね(笑)
盛り上げるためにひとつ、書かせていただきます。

さて、まず、仰秀チームより重大発表があります!
なんと、笠原(一年生)が退部することになりました…。
上村に引き続き数ヵ月のうちに二人目の退部者を出してしまいチームとして大変悩んでいます。ヨット部は専門的なフィールドが大きいので人材確保の重要さをかねてより感じていました。そのためにお金をかけチャンスを与えて人材育成には力を入れていたのですが、それがいとも簡単に流出することに衝撃を受けています。
ちなみに、学生マッチは松山、岡田、工藤、田原の他、単発で青木を助っ人に呼んで出場することになりました。


さて、仰秀チームは年明けからしばらく船底塗料塗り直し、マスト抜きなどの整備をしてきました。
一年生にとっては仰秀チームにきていきなり、つらくいつ終わるか分からない船底サンディング作業が続き精神的にだいぶ参ったでしょう。うまく騙して?オフを満喫していたディンギーチームからも何人か助っ人を呼び、なんとか一週間で降ろすことができました(笑)普段の仰秀はもっと楽しいところだからみんな誤解しないでね!
…実はかくいう僕も船底サンディングはドイツ以来二度目です。しかも、艇の老朽化が原因で想定の二倍以上サンディングに時間がかかりました。すこし整備への見積もりが甘かったと思います。ま、整備ってそんなもんだとは思いますが…。でも、このタイミングで一年生たちを呼んで整備したのは失敗だったかも…(笑)


さて、代わりにそのあと一年生には御褒美を色々与えることにしています。
下級生にとって仰秀チームの一番の旨味は、いきなり大きな役職を与える、ということだと思っています。今回はフォアデッキを基本的に全て一年生に任せました。
いつも感じるのですが、意外にも一年生達が毎回優秀なんですよねー。僕たちと違って、今の一年生はヨットに乗る機会に恵まれずほとんどレースも出たことがありません。もちろん、それゆえの課題もたくさんあります。(動作のミスが緊迫したレース場面でどれほど影響を与えるかイメージがつかない等)
しかし、腐っても東大生?だからか、覚えがよくて、辛抱強く教えてると水を得た魚の如く出来るようになってきます。

冒頭にも書きましたが、ヨット部は専門領域が大きいために人材育成がとても大事です。それがきちんとできないとある一瞬、ちょっとばかし強くても、チームとしては強くなりきれないし、チームも長く続かないんではないかと思います。特にj24はチーム競技ですから、最低でも数名が一定以上のスキルを持っている必要があります。

で、始めの悩みごとに戻りますが、そのために育ててきた人材がこうも簡単に流出するのは何でなんでしょう。原因が分からないから対策を打ちようにもないといったふうになっています…。

ヒントを求めるべく、人事を担当してらした秋田理事長に聞いたりもしてるんですが、やはりいっぱい入れることは大事なようですね。


ということで、このブログ、何が言いたいかと言いますと、


新勧頑張りましょう!!!





東京大学運動会ヨット部クルーザー班
主将 松山宏彰

2月17日~2月21日の練習報告(仰秀)

2016年02月23日 15時00分20秒 | Weblog

こんにちは。一年仰秀クルーの工藤康平です。遅くなりましたが先週の合宿の報告をさせていただきます。

今週は仰秀が新体制になってから初めて5日間の合宿を行いました。五日間とはいっても、初日はマストから抜けてしまったメインハリヤードを通すためにマストを倒しました。強風の中倒さなければいけなかったことと、船上でメインハリヤードを通さなければいけなかったことが難しかったです。また八景から山本先輩が助っ人として来てくださりました。ありがとうございました。マストを倒すのは三週間で二回目で、だいぶ慣れてきたので、大会時の計測の時も短時間で倒すことができるのではないかと思います。

二日目はヘルムの松山さんが不在だったため、岡田さん、田原、僕の三人で新歓に向けて小網代の森の探索を行いました。去年の新歓でも小網代の森に行っていたため僕はあれからもう十か月近くたっているのかと時の流れを感じていました。また私事ではありますが、明日二十歳になるため今このブログを書きながらも時の流れははやっかたとしみじみと感じています。来年一人でも多くの新入生が東京大学運動会ヨット部に入部してくれるように小網代でも準備を進めております。小網代の森の探索が一通り終わったら三人で仰秀に移動して陸シュミを行いました。普段僕はマストハンドをしているのですが、その日はトリマーの陸シュミを少しと、バウマンの陸シュミを行いました。トリマーの陸シュミの意図としては新歓で僕か田原が新歓でトリマーをするかもしれないからで、バウマンの陸シュミの意図は、マストハンドとしてバウマンのサポートがもっとできるようにバウマンの仕事を今より詳しく知ることでした。

三日目は松山さん、岡田さん、田原、僕と初めて四人だけで海に出ました。19日はとても風の強い日で、波も四メートルであり、正面から波が来たときはジェットコースターに乗っている気分でしたが、波が高かったこともあり、風が見えずほとんどブローコールを行うことができませんでした。風が強く、船を止めることができなかったため、マークをうたずにマッチに向けてサークリングの練習を行いました。サークリングではただただ松山さんの掛け声に合わせて動くことが精いっぱいで、動くのが間に合わずに船をオーバーヒールさせてしまった場面が何度かありました。この日のコンディションは蒲郡のものと似ていたらしく、まだまだ学生マッチに向けて課題は山積みだということが実感されました。

四日目と五日目は学生マッチの練習会が三崎マリンで行われました。貴重な練習機会を準備してサポートしてくださった月光、ラル、だぼはぜ、リップル、そしてJYMAの会長の伊藝さんには大変感謝しています。まずは朝に三崎マリンで座学を行い、そのあとに僕たちは仰秀で出港しました。一日目はOBの中山さんが同乗してくださり、動作練習を中心に行ったのですが、他艇のいる中での練習は初めてで、自分の動作ミスがいかに船のスピードダウンにつながるか実感することができ、普段での練習でのスピン回収などで気合が足りていなかったことに気づきました。土曜日の夜は月光ハウスで、しゃぶしゃぶ、ステーキ、カキなどをごちそうになりました。とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。二日目はOBの宮本さんが同乗してくださり、スタート練習を中心に行いました。ディンギーとは異なるマッチ独特のスタートの練習だったのですが、自分の反省としては、秒読みに集中しすぎて、他艇やスタートラインに意識を向けていなかったため、動作についていけていなかったことで、次のスタート練習ではもっともっと周りに気を配っていこうと思いました。

今週はマッチの本格的な練習を行うことができて実際に他艇と競り合って、なぜ多くの人がマッチにはまるのかが少しわかった気がしてJ24がますます好きになりました。残り三週間学生マッチで最高の結果を出せるように頑張っていきたいと思います。改めて、月光、ラル、だぼはぜ、リップルのみなさん、伊藝さん、中山さん、宮本さんありがとうございました。

1年 工藤康平


2月15、16日の練習報告

2016年02月18日 18時28分04秒 | Weblog

こんにちは。一年470スキッパーの西坂です。遅くなりましたが、先合宿の練習報告をさせていただきます。

 
《配艇》
16日火曜日
 
4357 間邪・水石→間邪・角出
4301 園田・金澤→園田・青木
4175 西坂・角出→西坂・柏木(途中スキッパー大南と交代)
4096 大南・中田
 
30785 山本・青木→海野・山本
30563 菅原・江村→菅原・田原
29604 師田・江村→師田・海野
 
淡青
小松コーチ・柏木→小松コーチ・中田・大南・金澤・水石
 
 
14日の日曜日が赤旗レベルの強風だったため、先合宿は15、16日の二日間のみの練習でした。二日間とも小松コーチに来ていただいて、コーチングを受けました。
15日はマリーナの出艇禁止日だったため、一日中小松コーチに座学をしていただきました。沈起こしやレース、さらには連取方法に対して、一通り座学をしていただいた後、小松コーチが部員の質問に答えるという形で座学は進んでいきました。沈起こしなど、基礎的なことに関しても、新たな学びがあり、とても充実した時間を過ごすことができました。
僕個人の話になりますが、「小松コーチのコーチング内容記録大臣」に就任したので、これらの座学などを後世に伝えられるようにしていきたいと思います。
 
また、小松コーチに座学の前に陸シミュを見てもらうことで、今までの陸シミュで意識できていなかったものに気がつくことができました。陸シミュ1つにしても、まだまだ上達するコツが潜んでいるなと感じます。新しい陸シミュマニュアルの作成も進めていきたいと思います。
 
16日は、小松コーチが考えた練習を行いました。その内容は、小松コーチが作ったコースを回るというものでしたが、自分たちでは考えつかないようなもので、とても斬新でした。そのコースには、リーチングのレグが多数存在しており、タイトなリーチングにおいて、スピンをあげるかどうかなどを考えながら走るというものでした。
僕は前回の早稲田との合同のコース練習で、リーチングで大きく置いてかれることが多かったため、リーチングを多く取り入れた練習ができてよかったです。ただ、コースが長いこともあり艇が離れてしまうと、リーチング特有のタクティクスの練習ができなくなってしまうので、1周ごとに上位艇が下位艇に合わせるなどに工夫も必要だと痛感しました。
 
さて、ここで僕自身の反省をしたいと思います。今回の合宿で特に痛感したのは、風への対応が遅すぎる、ということです。16日の練習では、オーバーかと思ったらインデッキになったり、風が触れまくるというようなトリッキーな風であり、その対応が遅れるたびに前に置いてかれる、ということが多々ありました。微々たる変化に対する意識をもっとつけていかなければならないと思います。
ただ、最近では走り合わせでもあまり遅れなくなってきたなど、上達している面もあると思うので、反省しつつ前向きに練習していきたいと思います。
 
それでは、今日の夜から始まる合宿も頑張っていきたいと思います。
失礼いたします。
 
1年 西坂惇之

活動開始!!

2016年02月01日 10時13分42秒 | Weblog

こんにちは。1年の田原です。先月に同じく1年の工藤と共にクルーザー班へ移籍しまして、只今J24について0から学んでいます。

先週よりクルーザー班が始動ましたので、感想と報告をしたいと思います。

クルーザー班は先週の土曜日から練習を開始し、その日のうちに上架しました。明る日曜日から次の土曜日まで仰秀の船底の塗装を塗り直すなどの整備を行いました。そして日曜日に2回目の練習を行いました。

僕は入部してからずっとスナイプに乗っていたため、仰秀のことはほとんどわからないという不安を抱えたまま初日を迎えました。ポジションは工藤とのジャンケンの末、僕がバウマン、工藤がマストハンドとして乗ることになりました。

予習はしてきたものの、やはり実戦となると、できることはほとんど限られていました。松山さん、岡田さん、そして練習を見に来てくだっさった平出さんに一つ一つ動作について教わる、といった感じでした。その中でも平出さんから教わったジャイブ時のポールの付け替えだけはうまく出来るシーンがあり、僅かですが自信を持って乗ることができました。

 

土曜日の練習後に京急油壺マリーナに上架し、日曜日以降は船底塗装を塗り直すべく、整備期間となりました。

途中で岡田さんがインフルでダウンしたり、マストを抜く際にマストを支えるポールのシートが切れるなどのアクシデントはありましたが、助っ人で来てくれた師田さん、金澤、水石、そして海洋サービスの宮崎さん、京急マリーナの皆様の協力もあり、何とか金曜日までに船底塗装を塗り直すことができました。

本来は金曜日にマストを挿して土曜日に練習を再開する予定でしたが、素人1年を2人抱えた状態で風がある中マストを上げるのは危ないということで結局土曜日の午後にマストを挿し、小網代湾へ戻りました。土曜日に来てくださった松屋さんと練習できなかったことが大変悔やまれます。

 

そして日曜日に微風の中、2回目の練習を行いました。

先週に引き続き平出さんに来ていただき、また、助っ人として来てくださった中田さんに学びながらの練習でした。主にマーク回航練とタックジャイブ練をして、風が上がりそうにないということで午後の早い時間に帰港しました。

マークの回航では動作のタイミングや速さが必須なのだと感じた練習でした。特にバウマンの僕がポールセットに手間取ったりしていると上マークを過ぎてもベアができないなど、様々なミスをしました。

周りが見えていなかったので、後ろの先輩方に言われてからその動作をするなど、ぎこちない動作を繰り返しましたが、スピンホイストなど、イメージしたものと近い感じでできた動作もあり、また少し自信が付きました。

練習後に平出さんが撮って下さった動画を見て、自分の動作が周りにどのような影響を与えているのか、見ることができました。クルーザー班でも次からカメラを導入するため、自分を客観的に見て成長したいと思います。

 

今はまだ何が分かっていないのかがわからないような状態ですが、3月の学生マッチで勝つために様々なことを吸収していきたいと思います。

最後になりますが、お世話になった平出さん、松屋さん、京急マリーナの方々、月光、ラルの皆様、助っ人で来てくれた部員たちには大変感謝しています。ありがとうございました!

 

長文失礼しました

                                      1年 田原建人