東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

Now and then

2023年11月29日 18時44分19秒 | j24全日本

Now and then 、今月リリースされたthe Beatles最後の新曲。ジョンらしさを残しつつ心地よい哀愁を感じさせる。彼らの60年のラストソングは、4人が人々を魅了し続けたいままでとこれから音楽界に新しい時代の波が生まれても色褪せることのないであろう彼らの作品の価値の永続性を表している。タイトルのNow and thenの慣用的意味は"時々"。でも、それ以上に、Now and thenthe Beatles"今と、これからと、、、"そんな意味深さを感じる。そんなことに思いを馳せたのは僕だけではあるまい。全日本後、蒲郡からの帰り道、街の電光掲示板にこの曲のミュージックビデオが流れていた。"今とこれからと"。彼らと同時期に誕生した仰秀、仰秀チームの一員としての僕の今とこれからと。そんなことに思いを馳せた。三日間のレースの達成感と悔しさを思い、同時に3年後、4年生になり仰秀を背負っていくであろう自分達の将来を考えた。レースを振り返ると2日目のレース、スピンを張れば26ノッドの風に負けないようにスピンシートを手繰るヒデさん、友成さん、ジブ観音となれば揺れの激しい中ライフラインの上に足を伸ばしてジブを張るゲンさん、終始重い舵を操つる関根さん、自分と同時期に入部し今では正ピットとして不可欠な存在になりつつある太智、そんな素晴らしい先輩方の力で船は進んでいる。それに引き換え強風に呑まれてバングさえも完全に引ききれない自分はあまりに不甲斐なく、情けなく。それでも、第3レース、レース途中で仰秀のリコールが疑わしい中、フィニッシュ時に鳴らされたホイッスルを確認した瞬間は、その安堵と興奮を先輩方と共有している自分がこの4ヶ月で確かに仰秀の一員となったことを実感した瞬間であって、それゆえに目標であった5位に及ばなかった悔しさ、無念さが身に沁みたのだと実感した。ただ、本音をいえば5位という当初の目標に届かなかったということよりも6位のpinkkissにわずか1点勝ちきれなかったということが悔しかったのかもしれない。確かに最終レース前の時点で数字上5位が射程圏内ではあったが、それも実を言えば優勝候補のDIANA月光が2日目のレースをメインハリが切れたことで欠場した事が響いて最終レース前で仰秀より低位にいたためであり、最終結果でそのDIANA月光が5位に食い込んだことを考えれば5位以内のチームとは""の時点でかなり実力差があると言わざるを得まい。それでも、"これから"-3年後を考えるといつか月光やsiestaと張り合える仰秀にしたい。月光の中澤さんは、最終レース後「これだからヨットはやめられない」とおっしゃった。あの言葉は覇者の特権なのかもしれない。3年後そう言える土俵に立った仰秀でありたい。その土俵に立つには四股を踏み続け月光やpinkkiss、ダボハゼの胸を借りさせてもらわねばなるまい。またここから一年、決意を新たに日々努力したい。

 

 

 

最後にもう一度だけ歌としてのNow and then。印象的な歌詞のワンフレーズ。

 

Now and then
I miss you
Oh, now and then
I want you to be there for me

 

ヒデさん、カナさん

お二人がいらっしゃらない小網代はさびしくて仕方ありません。同期単身小網代に来た僕を温かく迎えて頂いたこと本当に嬉しかったです。短い間でしたが本当にありがとうございました。また小網代に遊びに来てくださる日を楽しみにしています。

 

 

 

クルーザー班1年(新2年) 木藤大和


同期全員映った集合写真が撮りたい

2023年11月28日 16時54分55秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。新4年スナイプクルー、そして今年度主務を務めさせていただきます、今川です。

 

まずは前のブログでズーマーくんから質問をいただいたので答えさせていただきます。

ここ2年間、後輩が入るたびに「いまぽ」という呼び名は気に入ってないので「ほのかさん」と呼んでくれと常々言っているつもりなのですが、毎年うちの同期の圧によって「いまぽさん」と呼ばざるをえない風潮になってしまっています。

確かに最近は私も諦めて「いまぽさん」と呼ばれても返事をしてしまっています、それが良くなかったのかもです

ちなみにちゃんと「ほのかさん」と呼んでくれる後輩は若干2名います、30人中、、、ぜひ、他の方もよろしくお願いします、、、

 

さて、本題のラストイヤーにかける想いについて語りたいと思います。

今年の個人的な最終目標は、部員みんなが楽しい1年だったと思える1年にして、全員笑顔で江ノ島で引退することです。

もちろん、ヨットというスポーツをしている上で辛いことも悔しいこともあるだろうけど、部活としては楽しい場所にしたいです。辛いことばかりだったら続ける原動力がなくなってしまいます。私たちは苦行僧ではないのだから、楽しいから、部活を続けるべきだと思います。

そのためにはどんな部活にするべきか考えてみると、温かい、居心地の良い部活にすればいいのではないのか、という結論に至りました。居心地が良いというのは、部員全員が居場所がある、と感じられるような部活です。そして、温かい、というのは全員が当事者意識を持って他の部員のこと、部活に関わる全てのことを考えられる、行動できる部活です。

 

元々、私は新入生の時、東大ヨット部の温かさ、居心地の良さに惹かれて入部を決めました。もちろん、ヨットも面白そうだったし、海も好きだから、という理由もありますが、何はともあれ、この部活に入ったら楽しそうだな、というのが一番の印象でした。これは部員のほとんどが新歓で感じたことなのではないでしょうか。

しかし、部活が日常の一部になりすぎた今、初心を忘れかけていました。ヨットはただ楽しいだけでなくて辛いこともたくさんあり、部としてもなんとなく殺伐とした雰囲気がたまにあったり。

この苦しいことばかりに目が行ってしまうと部活が辛くなってしまいます。最初に感じた楽しそうだ、という気持ちを忘れてしまいます。

実際、私が去年そうなっていました。

でも同期たちと、後輩と、たくさん話して、すごく温かい人たちだったことを思い出しました。

自分事のように悩みを一緒に考えてくれる同期がいて、いつでも話を聞きます、と言ってくれる後輩がいて、

え、なんでそこまで、、っということをさらっとできてしまう人ばかりが集まっている場所でした。

 

私はこのみんなの温かさを忘れる暇がないほど、常にありふれたものにしたいです。そして、その温かさを感じていたら、きっと全員が居心地の良い部活になっているはずだと思います。

そのために部活を運営する側として以下のことを意識して1年を過ごそうと思います。

・4年になんでも相談できる環境

・誰も置いていかない雰囲気作り

まず一つ目については、難しくない気がします。今の4年は主将決めの時からわかっていたことですが、誰といってリーダー格の人がいません。この人にはなんとなく逆らえないとか、この人じゃなきゃ回らないとか、そういう人がいない、珍しい学年です。だからこそ、いい意味で全員後輩に舐められているし(笑)、話しやすいんじゃないかと思います。何か、部活の運営等で、ん?と少しでも疑問に思うことがあったり、困ったことがあったら、いつでも、なんでも誰にでも話してほしいです。きっと親身になって聞いて、どうにか解決してくれます。

もちろん、4年ではなくても、どの学年でもきっと話は聞いてくれるし、一緒に考えてくれます。とにかく、1人で悩まず、周りに頼ってみてください。

二つ目は特に4年は気をつけていきたいところです。何か決めるにしても、全員が納得できるような説明を伴うなど、配慮を欠かさないようにしていきたいです。風通しの良い、運営を心がけようと思います。また、全員が当事者意識を持てるようにしていきたいです。私自身も最後までプレイヤーで続けることが難しい可能性もあり、仮にサポート一本で行くにしても大好きな同期を全力で支え続ける所存です。選手でなくても、チームの一員という自覚を全員が持ってチーム一丸となっていける雰囲気にしていきたいです。

 

今後とも精一杯頑張って参りたいと思うので、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

名前順かと思いきや次回はさくちゃんこと森田さくらです。彼女は同期唯一のマネージャーとしていつも部活を明るくしています。彼女が今年目指すマネージャー像はどのようなものなのでしょうか。金曜日更新です!乞うご期待!

 

P.S.

同期へ:タイトルにもあるとおり、ディンギー班の同期が全員映った集合写真が1枚もなかったので今年こそは撮りましょう。

見出し画像のもつ鍋の時の写真がMAX人数でした。


心の中ではかずまさんと呼んでほしいですが、ズーマーが普及してしまっています。今度入部してくれる新入生にはかずまさん♡でお願いします。ご飯奢ります。

2023年11月24日 23時39分56秒 | ラストイヤーにかける想い

ブログのタイトルに悩んでいたら、某n相君がいいタイトルつけてくれました。このブログを読んだ皆さん、某新ディンギー班主将のこともぜひ「ゆうすけさん♡」と呼んであげてください。珍しい名字のせいで名前があんまり普及しておらず心の中では名前で呼んで欲しがっている彼は、きっと狂喜乱舞してなんか奢ってくれるはずです。

 

お久しぶりです。新4年470の安藤です。

いやあ、寒くなってきましたね。最近あまり海に出れておらず先週の日曜日に久しぶりに海に出たのですが、出艇の際の海水の冷たさが冬を感じさせました。まあでもやっぱりmorgen skyのドラゴンは有能で、12月までは3mmウェット+上ドラゴン+パドジャケでいけるんじゃないかな、と楽観視しています(フラグ)。

 

さて、リレーブログのトップバッターを仕りました。例年のごとく、お題は「#ラストイヤーにかける想い」です。

最近ミーティングが多く、今後の一年をどうしていくかをよく考えます。今後のことを考えていく時に僕が意識しているのは「引退する時に何を思って引退したいか」です。来年の11月、江ノ島での全日本の閉会式が終わり、日が暮れて暗くなり表情が見えなくなってきた中行う、最後の全体ミーティング。ヨット部の4年間を振り返ったその時に、自分は何を思って引退したいか。

僕の結論は「『凡事徹底』と『コミュニケーション』の達成」でした。

 

『凡事徹底』

この言葉が意味するのは、合宿所の掃除や整理整頓などの具体的行為に留まりません。もっと根本的な、「今は当たり前にはできていないような難しいことも、当たり前にしていこう」という、凡事徹底をしていこうとする意識です。自分にとっての「努力しないと達成できないこと」も、強豪校にとっては「凡事」かもしれません。自分が難しいと感じていることも、ヨットが上手い人にとっては意識せずにできる凡事かもしれません。逆に、自分が常に意識して物事をこなしていれば、いつしかそれが「凡事」になります(なんかの研究によると、3週間〜1ヶ月同じ行動を意識していれば、それは習慣化されるそうです)。そうやって、「凡事」が高いレベルで習慣化され、意識すらされないようになっている、という状態を、引退までに達成するのが目標の一つです。

 

『コミュニケーション』

できている人にとってはコミュニケーションも凡事に含まれるかもしれませんが、僕にとっては「凡事徹底」と分けて意識しておきたいテーマです。

コミュニケーションといっても色々な段階がありますが、僕のなかで達成したいコミュニケーションは、「伝えるべき相手に伝えるべきことを伝えている」状態です。組織として動く中でどうしても問題は生じますが、それができていれば問題が小さいうちに速やかに解決していけるはずです。相手の考えていること・感じていることを理解しようとする、その上で自分が何を考えているかを発信していく、そしてそのフットワーク自体を軽くしてハードルを下げていき、そのうち凡事にしていければ、問題の8割は解決していくはずです。

 

引退する時、自分はこんな感じの『凡事徹底』と『コミュニケーション』が達成できているな、と思って引退していきたいです。おそらくその状態なら、選手としても部の運営としても後輩に何かしらの何かを残せているんじゃないでしょうか。

 

言いたいことを書き綴っていたら、こんな時間となってしまいました。タイトルはゆうすけさん♡のおかげでアレですが、本文は真面目に書いたつもりです。今回はこの辺で筆を置きたいと思います。

 

新4年生リレーブログ、次に続くのは、東大ヨット部のポと名高い今川氏です(ちなみに見出し画像の夕焼けも彼女撮影です。いい写真だったので拝借させていただきました)。今川氏にも実は呼んでほしい名前とかあるんでしょうか?

どうやら今後は微生物の育成にも力を入れていくらしい、そんなバイオ系な彼女が綴る「ラストイヤーにかける想い」、乞うご期待!


チーズケーキ

2023年11月24日 09時29分24秒 | 通常練習

お世話になっております。2年マネージャーの吉田あかりです。

スナイプチーム、470チームに加えてマネージャーチームも1ヶ月に1回、ブログを書くことになりました。マネージャー目線でヨット部の活動についてお伝えできれば、と思いますのでお付き合いください。

では、11月の練習を振り返っていきたいと思います。11月は代替わりがあり、同期、チーム、全体でミーティングを行いました。

マネージャーミーティングでは、今年度のマネージャーチームの目標「ヨット生活に楽しさを!」を達成させるために、どうすればいいのかについて話し合いを行いました。

話し合った結果、改善点を改善したり、新たな活動を開始したりしています。新たな活動の1つが、部員の誕生会を毎月開催することです。

早速、1117日の練習後に11月生まれの部員の誕生日会を開きました。ゆうた君と五熊君の要望を聞き、チーズケーキをつくってお祝いしたところ、2人ともとっても喜んでくれたので、すっごくうれしかったです!

12月生まれの部員はマネージャー2人しかいないという早速継続の危機ですが、全員の誕生日を祝えるようにがんばります!

プレーヤーと役割や見えている視点が違うからこそ、コミュニケーションをとって理解し、協力しあいながら、いいチームをつくっていきたいと思います。そして、ヨット生活に楽しさを感じてもらえるように努力します。これからもよろしくお願いします。


最近寒くなってきた。牛丼に冬を感じた。

2023年11月23日 23時15分34秒 | 通常練習

 

お世話になっております。1年スナイプスキッパーの林です。

最近は肌寒くなってきましたね、末端冷え性なのですでに合宿所ではもこもこソックスが手放せません。もともと刺激物は好きな方なのですが、寒さからか最近は七味の量がさらに増えてきました。冬ですね。バイト帰りに、バ畜の山本くんとよく牛丼を食べるのですが、最近は慣れてきて七味と紅生姜がドバドバのファンシーピンク丼が定番になってきました。なにもなかったので、近況報告を兼ねて?この写真をアップしました。ヨットの冬の寒さは常々聞いているので非常に怯えています。とはいっても人間にできることは限られているので、コツコツですが地球温暖化促進活動をがんばるしかないですね、、、

さて、11/18-19の練習についてですが、土曜日は風が強く海に出ることができませんでした。そのため合宿所でセイルの片付けや座学を行いました。日曜日は風が弱く、艤装に時間がかかってしまったのもあり、余り練習はできませんでしたが久しぶりにヨットに乗れて嬉しかったです。そして、陸でのトレーニングがなんといってもキツかったです。体力のなさを痛感しました、サーキットの筋肉痛がいまだに少し残っています。。。夜のVRIも相変わらず弱く、皿洗い係になってしまい恥辱・屈辱の極みでした。侍なら切腹してます。そろそろ強くなりたいです涙 ランニングと回航時にメチャクチャ抜かされてしまうので、ここが課題なんだと思います。修行に励みます。

月曜日は三上さんや彩葉たちと自主練しました。小松さんもいらっしゃって、練習を見ていただけました。嬉しか〜。三上さんと乗るのも何気に初めてでした!お二人とも丁寧にアドバイスしてくださってバリ嬉しかでした。これからも月曜日はよろしくお願いします。

ブログの存在に気づいたのが非常にギリギリだったため、何の推敲もできない雑なものになってしまいました。’’抜け感’’のあるブログってことにしておいてください。

おやすみなさい。


豊島園の跡地のハリポタのやつ行きたい

2023年11月23日 02時49分14秒 | 通常練習

お世話になっております。一年470クルーの能登谷航です。

明日(現在深夜3時なので今日)木村くんと一緒に船舶免許を取得しに行くのですが、ギリギリにならないと動かない性格は治らないらしく今日勉強を始めました。朝に学科の問題集を開いたら思いの外多くて終わらないぞと焦りましたが、母親に今日はスペイン語の授業があることを通達してしまっていたので、大学に行くふりをして家を出てマックで船舶の勉強をしてました。母親がこのブログを見ないことを祈りましょう。ちょうど今いかり結びをマスターして一通り勉強が終わったのでこのブログを書いたら寝ようと思います。

11月18日、19日の活動報告をさせていただきます。18日は強風のため両クラスともに出艇せず、合宿所で座学や整備、トレーニングを行いました。19日は一転して下オンからインデッキの微風で練習が行われました。個人的にはロールタックの練習のいい機会だと思ってましたが、ロールをかけるタイミングや起こし方、ジブの掛け替えなど基本的なことがまだまだな上に、風の微妙な強弱によってロールのかけ具合や起こし具合も考えながらというのが非常に難しかったです。しかし感想がいつまでも「難しかった」で終わるようではダメだと思いますし、次回同じようなコンディションでの練習の時には成長した姿を見せれるように動画を研究したりイメトレしたりして改善していきたいと思います。下手くそは練習あるのみなので精進します。

それではおやすみなさい

 

P.S. 見出しの写真は師弟班で先週BBQに行った時のです。花菜さん4年間お疲れ様でした。


新入部生紹介2023 元尾帆斗

2023年11月19日 11時25分03秒 | 新入生自己紹介

初めまして。理科2類1年の元尾帆斗(モトオハント)です。如何にもって感じの名前ですが親族に1人もセーラーはおらず偶々この名前をつけたそうです。

 

小学2年までは福岡の太宰府でサッカーやら水泳やら習字やら色んなことをしながらのびのび過ごしていました。小学3年からは長崎の小学校に通いそこでヨットに出会いました。すでに水泳クラブにも所属していたためやるかどうか迷いましたが奇跡的に水泳の練習とヨットの練習の日が被っていなかったでとりあえずヨットクラブに入ることにしました。小学5年の頃には水泳で選手コースに移り練習量も増え「週1で習字、週2でヨット、週4で水泳」という小学生の自分には鬼畜すぎる毎日を過ごしていました。白波がたつ冬の海に出るたびに本気でヨットを辞めたいと言っていましたが親の圧で辞められず嫌々続ける羽目になりました。(水泳も同様)

 

そうこうするうちに中学生となり当時は部活に憧れていたのでハンドボール部に入部したいと考えていましたが何度話しても親を説得できず結局帰宅部に入部しクラブチームで水泳とヨットを続けるという道を選びました。また今まで一ミリも勉強というものをしたことがなかったためか何故か中一の時点で高校受験が不安になり始め地元の塾に入塾しました。忙しかったですが自由時間がないわけではなく学校が終わったら水泳の練習にいくまでの数時間は地元のイオンのゲームセンターに友達と通いメダルゲームを極めるしょうもない毎日を過ごしていました。気づけば三年生となり中総体が終わると水泳は引退し勉強モードに切り替えていきました。ヨットに関しては高校入試の1ヶ月前?くらいに外せない大会があったため引退せずにやり続けました。そして直前に詰め込んだこともありなんとか長崎西高校に合格することができました。

 

高校の頃はコロナの影響もありヨットは一年生時しか活動していませんでした。その代わり部活の水泳に熱を注ぎ愉快な仲間と共に放課後の練習に勤しんでいました。高三の高総体のメドレーリレーでは平泳ぎを泳ぎ長崎予選を勝ち抜いた時は無茶苦茶嬉しかったのを今でも覚えています。部活を言い訳にしてサボり気味だった勉強ですが引退して8月からはせざるを得ない状況となり渋々机に向かいました。

 

(修行の一年)

 

そうこうして東大生となりサーオリがありました。何周も回りたいくらい最高な空間で、先輩方もキラキラしていて大学生活に大きな期待を抱きました。ヨットの試乗会には割と早い段階で参加しましたが偶々参加した日が爆風でヨットにのることなく代わりに免許取りたての先輩が運転するレンタカーに1日中乗り続けるというなかなかの恐怖体験をすることになりました。

 

まだ部員の顔と名前がぎり一致するくらいですが徐々に部に馴染んでいきたいです。やるからには最後までガチでやろうと思ってるので残り三年間精一杯頑張ります。よろしくお願いします〜

 

 

 

 

 

 


東大ヨット部ディンギー班、新体制始動!!

2023年11月18日 07時02分32秒 | 通常練習

平素より大変お世話になっております。東京大学運動会ヨット部ディンギー班二年、470クルーの西間立と申します。LBの皆様におかれましては、先日の全日本インカレにおきまして多大なるご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。今後ともご支援・ご声援の程、よろしくお願いいたします。

 

また全日本インカレの終了と共に西尾前主将をはじめとする四年生が引退され、新体制のディンギー班が発足いたしました。発足に際しまして、3年の神田とともに私西間が副将に就任したことを併せて報告させていただきます。二年間という非常に短い時間ではありますが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

副将としての最初の仕事は部員面談になりました。私は一年生面談を担当することになり、現在進行形で一年生達の思いを聞いています。やっぱり似たような意見を持つんだなと思ったり、逆にこんなにも反対に考えることがあるんだなと思ったり、一人一人の個性の豊かさを身に沁みて感じます。そしてこれだけ一年生と話をしていると否が応でも自分の一年前を振り返ってしまいます。

 

2022年11月6日、調さんの代が琵琶湖で引退しました。最終日は観覧艇の上でレースを見ないままAPAが掲揚されるのを見ていました。470は17位。七大学戦で準優勝だったことを考えればシングルも現実味を帯びていたチームだっただけに、全日本という大舞台で3艇でベストを出し切ることの難しさを痛感しました。

 

スナイプは5位。全日本で5位。賞状を持つ大根田さんの笑顔がすごく印象的で、自分は3年後この時の大根田さんよりも笑顔でいられたらいいなと思いました。

 

調さん達が部を去っていくことに寂しさを感じつつ、470は高天さんやレース経験の豊富なクルーの先輩方が来年も残る、スナイプは西尾さん、大野さん、柳澤さんが来年も残る、これなら来年の総合入賞も夢じゃない!そう思ったことを鮮明に覚えています。

 

ヨットを100%楽しめていた去年の自分にとってヨット部の活動の全てが新鮮で希望に満ちていた気がします。だからこそ郁さんが引退の際に仰っていた「ヨットの苦しさ」をあまり理解できずにいました。

 

あの日から今日まで、正直あまりよく覚えていません。冬の八景期間でヨットの苦しさを知り、自分の不器用さを恥じ、勉強や私生活、大学でやりたかったこととの両立に葛藤し、自分のことで精一杯な一年間でした。春インも七大も秋インも全日本インカレもあっという間に過ぎて行きました。

 

でもやっぱり大会で淡青カラーのビブス着て海に出ていく仲間たちの背中は本当に大きく見えました。まだ全く自分に自信はもてないけど、来年はあのビブスを着て東大を背負ってみたいなって思います。

 

ヨット以外の面で。この一年では部活動における協賛活動に精を出しました。色々な制約があり実際に資金繰りに参加することはできませんでしたが、来年以降部活動として協賛活動をしていく上で大切なことをたくさん得ることができました。この活動に関連してLBの皆様には今年一年更にご苦労をおかけするかとは思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

 

さて、自分の今年一年の目標は、「楽しむこと。自信を持つこと。広い視野を持つこと。落ちつくこと。まわりに相談すること。」です。長いですね。

 

先日の全日本インカレ、引退した西尾さんに「西間は楽しんだほうがいい。」って言われました。どうしてそうおっしゃったのかは今度西尾さんにご飯に連れていってもらう時に聞いてみたいと思いますが、そもそもヨット部に入ったのは「ヨットに乗るのが楽しいから」だった訳だし、そういった初心を忘れずに活動していきたいです。

 

同期によく「お前は自信を持て」って言われます。確かに今自分には正直1mmも自信がない気がします。でも一年自分なりに必死に練習してきたのは事実だし、同期のみんなに推薦されて副将になったのも事実だし、全てのことを過剰でもいいから自信を持って進めてみたいなと思います。

 

広い視野・落ち着き・周りへの相談は全て本質的には同じものだと思います。何かあったときは一息つく、これが大事だなあと一年半の部活を通じて学ぶことができました。

 

要するに余裕を持つことが大事なんだなという結論に至りました。ヨットは膨大な知識と膨大な意識が必要なスポーツです。合宿生活をしているなら尚更膨大なことを解決していかないといけません。これまでの1年間はたくさんやらないといけないことがありました。自分はそれに対しててんてこまいになっていたと思います。ここからの1年間は「不必要に見える余白」を大事にしていきたいです。それが意外と体裁を整えてくれたり、生活にリズムを与えてくれたりする気がしています。

 

そして感謝の気持ちを忘れずに活動します。僕はこの同期とこの部活の仲間全員が本当に大好きだし、尊敬するところがいっぱいあります。色々なところで助けてくれている両親にも感謝しています。また冒頭でも述べたように、LBの皆様に対する感謝も忘れずに活動します。協賛していただける企業の方や大学の友人達への感謝も忘れずに努力していきたいと思います。

 

若く優しく、尚且つ輝きに満ち溢れた部員が揃う東大ヨット部の部員たちを束ねるリーダーに次の夏までになれるよう、1年間全力を尽くしたいと思います。ご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

東京大学運動会ヨット部ディンギー班第91代 470クルー 副将 西間 立


←はっしゅたぐあいぼー おつかれさんした(全日本インカレ@小戸振り返り、及び11月第2週活動報告)

2023年11月18日 02時51分25秒 | 通常練習

見出し画像の出オチ感が否めないですが、今更ながら全日本の振り返りと先週の練習報告をしたいと思います。インカレが終わってからだいぶ日が経ってしまったので、細かなレース報告はFBに投稿されているものや先輩方の引退ブログに譲るとして、いつも通りヨットからは少し離れた、脇道の部分を中心に綴っていこうと思います。

10/26(前入り初日)

そーま君と空港で待ち合わせて小戸へ向かいます。スプライスキットに散財しすぎてお金がなくなってしまった彼と一緒に乗るのはもちろん、LCC。

↑安心と信頼のジェットスター。

↑大衆居酒屋には似合わぬキューティクル。福岡最初の夜はインカレの決起集会兼作戦会議を行い、クラス優勝するための術を色々話し合いました。微風レガッタということで、結局落ち着いたのは、艇体重を少しでも軽くするために下レグでクルーが海に飛び込んで、クロールで下マークまで泳ぐというものでした。これからは酔った状態で議論はしません。

10/30(インカレ2日前)

↑矢野さんのすすめで、夕飯は牛タンになりました。知る人ぞ知る牛タンの名店、「たんか」。まともに調べもせずに入ってしまった我々も我々ですが、この店結構お高め。牛タン串1本で2000円とか。そのせいか、画像では見切れていますが、千田さんが今まで見たことないような、とんでもなく怖い顔をしていました。まあ皆、多少なりとも顔が死んでいました。画像では見切れていますが、壁に描かれたでっかい牛だけが満面の笑みでした。

この日はそーま君と近くのお風呂に行きました。サウナに入りながら去年の全日本を回想していました。そういえば去年も旅館のサウナに入ったなぁ、あのころは気楽な一年生だったなぁ、今より1万倍どうでもいいことを100万倍真剣に話していたなぁ…。

10/31(インカレ前日)

↑インカレ前夜、早稲田のモチベーションアップ動画が公開されました。これは船台をバイクに見立てるボケをしている桔川くん。さすが天下の早稲田大学ヨット部、ギャグセンスが高くて尊敬します。

 

11/1~11/5(インカレ本番)

そうこうするうちに開会式があって、風待ちして、レースして、また待って、ノーレースがあって、待って、待って、APAが上がって、早稲田が胴上げして、閉会式があって、笑う人は笑って、泣く人は泣いて、そして引退する人は引退しました。

↑帰り際に駅で早稲田の畠山くんとばったり遭遇。これは確か正岡子規の顔マネをしているところ。さすが天下の早稲田大学ヨット部、ギャグセンスが高くて尊敬します。

 

11/11,12(土、日)

ところと場所変わって、先週末は葉山で代替わりmtgを行いました。

 

11/13(月)

もともと自主練するつもりでしたが、なかなかの強風のため、いろはと308の整備をしました。

↑強風で倒れるモス。いかにも「ほぁ…いやぁ...」と言っていそうな小松さん、ほくそ笑む成相さん。

↑Lineのビデオ通話を活用したら、普段は見ることの難しい船の中も簡単に整備できます。名付けて「内視鏡式船内整備法」。我ながらいいアイディアを思いつきました。これもひとえに白い巨塔の手術シーンのおかげです。

 

海に出られなかった上に地味で大変な整備につきあってくれてありがとう。助かりました。

てなわけで今週も楽しかったです。おやすみなさい。

新3年 スナイプチーム

三上瑛司

 

P.S.

4年生への、とりわけこの1年をどうしようもなく刺激的なものにしてくれた西尾さんへの想いが足りないのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、割とパーソナルな面も強いので、また今度ふたりの時に。次は最初の一杯で寝ないでくださいね。


最後のタッパー飯

2023年11月14日 22時57分00秒 | 船底整備

お世話になっております。先週に引き続きヨット部イチのブラック作業と名高い船底作業中の仰秀班、主将の伊東です。引退ブログを除けばこれが最後のブログになるでしょう。早いものです。

今年の全日本はワールドの切符を掴むために気合を入れるぞ!ということで、愛艇仰秀を陸送することになりました。というわけで、今週は船底やすりの裏で梱包もやりました。初梱包です。写真の通り、マストの固定もバッチリです!

そして、写真を見て
①船底が白くなっている
②船台が変わっている
という変化に気づいたアナタは、素晴らしい観察眼をお持ちです。それぞれ説明致します。

①:
頑張りました。先週日曜日の時点では灰色のプライマーを剥がし切れるか心配でしたが、全員がかなり集中して作業をしたおかげで、美しいハルボディが見えてきました!大進捗です!残りの仕上げは、蒲郡での作業に持ち越しです。

②:
月曜日、源と2人で残って梱包の最終チェックをしていたところ、ちょうどマリーナに来られていた運送会社の方から「これじゃあ運べないぞ!」と電話があったのです。今まで使っていた船台が高すぎて制限を超過してしまうとのことでした…
今回の整備でお世話になっている川﨑さんに使えそうな船台を探していただき、支柱が弱っていたのでパイプで補強をして、船台のシェイプは毛布を挟み調整し、これで輸送することになりました。川﨑さん、油壺京急マリーナの方々、運送会社の平岡さんなど当時マリーナにいた沢山の方々に助けていただいて、死地を抜け出しました。本当にありがとうございます!!(合宿所の毛布2枚は永久にこの船台の一部、となりました。)

今回の件だけでなく、仰秀陸送にあたってこれまで多くの皆さんに助けていただきました。直接繋がりがなくても「なんだよ、あの仰秀かよ」という風に助けてくださる方にたくさん出会ってきました。この人的ネットワークは、歴代仰秀の諸先輩方の積み上げてきた愛嬌と信頼から来ているのだと思います。こうした方々への御恩を思うと、涙が出てきそうになりますが、結果で報いなければ…!

仰秀は16日に発送、前入り組は18日に蒲郡入り予定です。「世界で戦う仰秀」を手にするため、その歴史に恥じぬ戦いをしてきます!応援をお願い致します!!

仰秀主将 伊東秀晃