東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

おにぎり作る夢を見る

2020年08月27日 20時15分56秒 | 通常練習

8月第4クールの報告をさせていただきます。
2年470スキッパーの藤田です。

 

 

今週はクルー不足のためあまり乗れていませんが、その中でも中風域の風でのコース練習をたくさん経験できました。

課題は…山積していますね笑

 

 

強風でもど微風でも、先輩に走り負けてしまいます。唯一、もう少しで手の届きそうな中風でも、マーク際のあれこれで一気に抜き去られてしまう。練習あるのみです。がんばります。

 

 


新しい時代が来たなぁと感じたことがひとつ。

 

今週、初めて2年のみによるレスキュー運営を行いました。

 

上マークやスタートラインの精度の高さは、そのままコース練習の質に直結すると痛感しました。

風に波に潮、すべての変化を鑑みて、アンカーを落とす位置を決めなければなりません。何回も打ち直してヘトヘトになりましたが、満足のいくようにスタートラインを作れたときはなかなかの達成感がありました。今後、ヨット力のみならず、運営力、サポート力も上げていけたらと思います。

 

 

 

もうひとつ、新しい風が。

 


仮入部してくれていた新入生が、2週間の検温記録を乗り越え、部活にやってきてくれました。オンライン新勧で画面越しには会っていたけれど、やはり生で会うことはまた格別です。

 


気がつけば、例年より数ヶ月遅れではありますが、「先輩」になっていました。

今までの人生で「先輩」になるたび、1年前の自分の先輩といまの自分を比較して「こんなんだっだっけ」と首をかしげてきましたが。この時期がまたやってきました笑


新勧の資料を見ていて思い出したのですが、我がヨット部の最終的な目標は「ヨットを通じた人間的成長」でしたね。後輩に負けぬよう、恥じぬよう、ヨットにおいても、人間的にも、成長しよっと思います。

 


これにて失礼いたします。

 

東大ヨット部2年 藤田郁


またひとつ裂いてしまった

2020年08月27日 14時54分22秒 | 通常練習

お久しぶりです。2年スナイプクルーの大根田です。

 

8月21日〜25日の練習について報告させていただきます。

 

今クールの練習は前クールとは変わってフルパワー手前の風が多く吹きました。この夏休みの練習ではスナイプチームはなるべくペア固定で練習を行なっているのですが、古山・大根田ペアにとっては非常に苦手とする風でなかなか速く走れなかったのですが、練習後の反省などをいかして試行錯誤し、少しずつ感覚を掴めてきたように思えます。

 

日曜日には東大主催で八景レースを行いました。天候の関係で2レースしか行われませんでしたが、普段の練習よりも艇数が多いため良い練習機会となりました。東大のスナイプチームとしてはスタートをジャストタイムで決められないという課題が浮き彫りになりました。風、潮の強さや有利エンドなどを考えた上で適切な場所で待ち、しっかりと加速してスタートするということをもっと練習で磨いていきたいと思います。

 

次のクールの練習では院試を終えた4年生が多く戻ってきて練習できる艇数も増えてきます。4年生から学べることをたくさん吸収し、成長していきたいと思います。

 

最後に日曜日にレース運営を手伝ってくださったLBの小野さん、塚本さん、火曜日に練習を手伝ってくださった角出さん本当にありがとうございました。

 

大根田智也

 

 

p.s.

以前古山と乗っていた際にワイルドジャイブ した結果ジブが2枚に裂けてしまったのですが、今クールでは大吾と乗っているときに大吾がタック後に落水して沈してしまい、ジブが1.5枚に裂けてしまいました。僕は呪われているのかもしれません。精進します。


練習前日の夜は興奮して寝付けない

2020年08月20日 18時46分37秒 | 通常練習

こんにちは。2年470クルーの工藤です。

 

8月14日から8月18日の練習についての報告は阿部さんが書き尽くしてしまったので、活動再開からここまでの練習のなかで感じたことを書かせていただきます。

 

4ヶ月の自粛期間を経て、満を待して再開した練習の中で、当初は「案外できるやん」と感じました。自粛期間の動画研究やミーティングを通して、ヨットに関する知識は格段と増えており、動作も頭のなかに叩きこまれていました。特に大失敗することなくラウンディングが行えて、たまに頭の中の理想像と合致するような上手い動作ができました。全員がブランクを背負った今なら、頑張れば先輩達に追いつけるのでは、なんていう淡い期待を抱いたりもしました。

 

でも、そんなものは簡単に打ち砕かれます。先輩クルーの乗っている船と比べるとどうしても走りません。

なんでかなぁと考えて行き着いた答えは、単純でした。

 

僕は「ちょっとしたミスが多すぎる」のです。

 

少しのヒール・アンヒールでのマイナスで船はすぐに減速してしまいます。一度失った艇速を取り戻すまでのロスは、大成功した動作のアドバンテージをはるかに上回ります。ランニングでいくらスピンを張ることに集中しても、クローズでジブが1cmずれたままずっと走っていたら意味がありません。

繊細なヒールトリムやジブトリムといった基本的なことが、まだまだ身についていません。

日々の練習の中で、基本に忠実に練習して成長していこうと思います。

 

工藤光生


意識、意義、効率

2020年08月20日 15時27分04秒 | 通常練習

ヨット部4年目の阿部です。

8月14日から8月18日までの練習について報告します。

毎回こういうブログを書くときは、心の中で「どうせ先週とほぼ同じなんだから書く気おきないな」とか強く思っているわけなんですが、今回はそう強くは思っていません。その理由は単純で、先週とはいろいろ変化があったからです。


まず1つ目の、一番大きな変化として、両クラス同日での練習ができるようになりました。
これまでは人数制限があり、片クラスずつ艇を出し、余った枠で残りのクラスの練習をする形となっていて、単純に練習時間の確保ができていませんでした。しかし、両クラス同時の練習となり、活気も出てきたかなと思います。


次に2つ目の変化として、今回の合宿から東大主催で、毎日曜日にしっかりとしたレース形式の合同コース練習を始めたことがあります。
470は横浜国立大学、立教大学、関東学院大学、専修大学と、スナイプは横浜国立大学と練習を行いました。
部員が最大限レースに出ていたため、運営が忙しく、スタートラインが傾いたり上マークが右にあったりなど少し難しいレースもありましたが、良い風が吹き、良い練習になったと思います。フリートレースに出場できていないこの夏はレース形式の練習が特に重要になる気がします。


3つ目の変化としては、院試勉強のために多くの4年生部員が部活を休むようになったことです。特に今年度はオンラインの試験に伴い例年とは異なる点が多くあるようです。
4年生の部員が来ないことは、今年の成績を考える上では負の面もあるかもしれませんが、来年度以降の成績向上のためには良い側面が大きいのではないかと思います。
春合宿途中から7月中にかけての活動自粛によって、下級生のセーリング技術はまだ低いレベルにあり、上級生に合わせた練習は適していないこともあります。この期間に技術を向上させ、帰ってきた4年生を驚かせるような成長を見せてほしいです。


最後に、練習を見てくださったH31卒 水石さん西坂さん、日曜日のレース運営に協力してくださったR2年卒 多賀谷さん塚本さん、ありがとうございました。また暇があればいつでもいらして下さい。

 

以上   東京大学運動会ヨット部 阿部佑真


仰秀トリマーは3時半に目を覚ます

2020年08月18日 09時31分42秒 | 通常練習

んにちは。クルーザー班 3年の落合です。

 

私たちもディンギー同様、通いでの練習を再開して二週間が経ちました。改めて海に出る気持ち良さをかみしめるとともに、突然に初春から真夏に飛んだようで不思議な心持ちがしています。

初めの一週間は風の強い日が多く、リハビリには急にハードな内容となりましたが、体力や技術を回復させられる良い練習ができました。トリマーとしては一日も後半に差し掛かると、握力が尽きてくるのを感じました。

トラブルは特に無く、動作に関しては休止期間前よりも向上さえしているようだとみんなで話していました。海に出られない代わりにオンラインミーティングを開き、社会人チームの動画などを見ていた成果でしょうか。

この一週間は一転して微風での動作練習が続いています。こちらも以前よりスムーズなタック、走りができているようです。8/10は、主将春日のお父様が船を出して、マネージャー二人を乗せて下さいました。外から仰秀を撮影してもらえるありがたい機会でした。鮮明な写真によって仰秀Ⅵの汚れがはっきり見えてしまったのには困りましたが。

先の日曜日の練習で、社会人チームのジェリーフィッシュと一緒に練習する機会がありましたが、何をおいてもスピードで負けていることが分かりました。原因を考えたものの、セッティングの問題か、セールの良し悪し、船底塗料、船自体が水置きで重くなっているのか、などあり得る要素が多すぎて特定するに至りませんでした。重大な問題なので、早く解明したいところですが、個人的には艇齢に由来する要因が半分、自分のセールトリムが半分、と思っています。

 

コロナが収束しない中、ままならない事も多い状態での練習再開です。とりわけ、船やセールなどハード面での改善が、自分たちの技術的向上に劣らず必要だと感じました。

 

これからの予定としては、直近で次の日曜日に関東フリートレースがあり、そして来るべき11月の全日本選手権が、4ヶ月の空白のあった現体制にとってのひとまずの締めくくりとなります。やれることは全部やって、悔いのない残り3ヶ月にしたいと思います。

 

というわけで、まず今日やれること、ウインチの整備、を、これから一人やってきます。なぜ一人かと言うと、朝5時にごはんを食べ、昼のおにぎりを作り、6時前の電車に乗って8時半前に合宿所に着き、増量のためにバナナを食べ、海着に着替え、予想される強い日差しに備えて日焼け止めを塗りたくったところで、今日の練習は明日に振り替えられていたことを知ったからです。

 

皆さま、くれぐれもお体と予定管理にお気をつけてお過ごし下さい。

 

クルーザー班 3 落合


日焼けが痛い

2020年08月13日 21時33分56秒 | 通常練習
こんにちは。3年470スキッパーの鈴木です。
最近顔の日焼けがつらいです。日焼け止めは塗ってるんですけどね…

さて、夏休み2週目の練習が終わりました。今週は最初の2日間が風が強く赤旗で出れなかったので日月火の、3日間での練習となりました。人数制限の都合上470チームは日曜と火曜の2日間練習を行いました。


両日ともだんだんと吹き上がっていき、途中で赤旗が上がるというハードなコンディションでの練習となりました。風の強弱が激しく、海面を見て風をしっかり予測し対応することが求められ、大変良い練習となりました。

最初は久しぶりの強風でテンションが上がっていてやる気と謎の余裕があったのですが、走っていくうちにクローズではメイントリムの精度の悪さを感じ、またメイントリムを繰り返すうちにどんどんスタミナがなくなって雑になっていくのがわかり、体力不足を痛感しました 。また、ランニングでもひと度ローリングが入るとしばらく不安定な走りが続いてしまい、練習不足を実感しました。

来週からは人数制限が解除され練習機会も増えます。今週で多くの課題が浮き彫りになったので、これからの練習を集中して行い、他大学に対する遅れをいち早く取り戻せるよう頑張ります。

以上で今週の練習報告を終わります。

3年 鈴木 智貴

ワイルドな漢

2020年08月13日 21時21分24秒 | 通常練習

自粛開け2週目は、最初の2日間は強風予報で赤旗が上がるかもということで、練習がありませんでした。

 

その2日のうちの1日で、先日ジブカム台に終止符を打った30072ペアが、車で海洋サービスに行ってから八景島へ整備しにゆくというので、暇だった僕も同行しました。

 

僕は八景島で、愛おしき29220をいじくりなめまわしました。

 

まずいろんなところにメモリーテープをはっつけてみました。

コントロールロープの引き量を数値でわかるようにすると、一度いい感じの形にできたら、この風ではトリマーここまで引いてこようということができて、大きくセールシェイプを外すことはなくなるはずです。

さらに、メモリーとかマーキングを統一すれば、艇間で共有するみたいなこともしてみたいです。スナイプは船ごとに構造がちょと違ってくるから、難しいかもしれないけど、統一できるところはすると良いかもしれまっせん。

 

構造の違いで言うと、29220はOkumura製で、ジブカムのとこにブロックがなく、いつも大根太君がひきにくそうにしてるので、ブロックをつけてみたのですが、翌日4年スナイプクルー阿部氏にお披露目したところ、「ジブシートが引かれる位置がより外側になってしまうので、微風で遅くなる」と1秒でご指摘を受け、無に帰しました。ありがとうございました。

 

あと、そういえば、他の船では、ウォーターブレーキのところにジブセールのためのメモリーがはっつけてありますが、Okumuraは、ウォーターブレーキの位置とかがちょっと違うので、バウデッキに貼ったのですが、これはハイクアウトに出ると見えないことが判明しました。

ジブシートの目印をもとにするのが良さそうです。

 

今後の展望としては、テンションをスキッパーの位置から、引いてこれるようにしてみたいです。

下位艇は、自分がより心地よく乗るためにいじくりたいと思うところが比較的多いので、楽しいです。

 

練習に関して書きます。

日曜日の練習は僕はレスキューだったのですが、風が強くてすごくいい練習になりそうだなと、僕も出たかったなあと、思ったわけです。

火曜日も強風予報だったので、配艇管理人に頼み込んで、僕も出艇させてもらったのです。

ですが、ランチャーをはりながらのランニングを走ってると、すごいスピードでるなあと思って感覚でどんどん下してしまっていて、そこでパッと他のもう1艇をみたら、角度が全然違うと。

そしてそして風見を見たら、なんかいつもの見え方と違うぞと思った瞬間に、ブームがマッハ6で返ってきて、そのままヒール。ランチャーが海に突き刺さり、ジブセールが2枚におろされてしまいました。

出艇後、30分でハーバーバックとなり非常に悲しかったです。

スキッパー始めて、春合宿でもろくに練習してないへてクソなのに、基本を怠っていました。

今一度、すべてにおいて最も基本的なところに立ち返ることが必要そうです。

 

3枚の帆で、帆走しながら帰っていたわけですが、途中でチェーンプレートのピンが弾け飛び、あえなく曳航となりました。

曳航中サイドステイがぶらんぶらんしていて気になったのでメインシートがわりに持っていました。

 

ちなみにランチャーポールも無傷ではなく、弓のようにたわみました。

しかし、マストを曲げ直す要領で、反対に曲げ直してみました。

完全にまっすぐにすることはできず、ティラーパイプみたいですが、練習には使えそうです。

ただ、通常状態よりは逝きやすくなっているはずなので、これから緊張感を持って船に乗れそうです。

 

船をぶっ壊したり、艤装ミスしたりすると、練習時間は削られてしまいます。

インカレが近づいてきて船に乗れる時間も少なくなると思うので、先輩らが院試などでおらず、たくさん船に乗れるこの期間を大切にして、練習して参りたいと思います。

 

2年スナイプスキッパー古山でした。


ぼくは毎朝5時半に目が覚める

2020年08月08日 22時00分00秒 | 通常練習

お世話になっております。2年470スキッパーの高原諒です。

さてさて長い長い活動自粛が終わり、130日ぶりに練習が始まりました。自粛前はヨットマンらしく分厚かった手の皮が自粛中にみるみる薄くなってしまっていたらしく、ひさびさのメイントリムにざっくりやられてしまいました。丸まらない指をなんとか動かして執筆しているところであります。

ようやく海に出れる嬉しさ60%と、どれだけ下手になっているのかという不安感20%と、自粛期間中470の動画やセールシェイプをたくさん見て研究したから意外といけるのではという謎の自信20%が合わさった、なんとも形容しがたい心情でヨットを海に浮かべました。

そして走り合わせでのタック。先輩艇と同じようにタックしたにもかかわらず、なぜか自艇だけ1艇身以上遅れていた。タックを繰り返すたびにどんどん遅れていって、差を埋めるために2回転のサークリングの笛が鳴るけど自分はサークリングできない。

去年の11月から470乗り始め、最初はもちろんひどかったけど、だんだん走れるようになり先輩との差が縮まってきた矢先に活動休止。また差が広がってしまった気がします。シンプルに悔しいっていう気持ちもあり、同時に去年のインカレメンバーの安定感はやっぱりすげぇなって。

でもハーフトラは意外と速かったり、自粛中の動画の成果なのか手応えを感じる瞬間も多くあります。本当にありがたいことに、2年470ersにもインカレメンバーへのチャンスを残していただいているので、うまくならねばと。

例年戦っているライバル校より活動再開が遅く、470チーム全体的に強くなっていかないといけないですが、まずはコース練習などで比較しやすい先輩達に追いつくことを目標に頑張っていきます。そのためには、通いで練習時間も短いので海にいるときは本当に集中して練習することが大事になってきますね。

頑張ります。

高原 諒

毎朝4時半には目が覚める

2020年08月07日 22時53分00秒 | 通常練習
 こんにちは。2年スナイプクルーの山村です。
 制限付きではありますが、先週の金曜日から練習が再開されました。

 今クールでは、皆久しぶりにヨットに乗ることもあり、感覚を取り戻す、ヨットを楽しむことを目標に練習をしました。

 微風から強風まで一通りの風が吹く中、走り合わせやショートコース練を行いました。各風域での動作や走りの練習ができ、有意義に時間を使えたと思います。

 堅苦しく書くのに疲れてきました。

 スナイプチームでは、某大吾大根田三番志望事件の通り、レギュラー以外のペアも決まっていたのですが、使う前に自粛期間に入ってしまっていたので、今クールで初めて使われました。各々、自分の課題だけではなく、ペアとしてどうしていこうかというのが見えてきたのではないでしょうか。

 また、久しぶりに乗ったので忘れていることも多々ありました。某同期ペアでは、前日水を抜き忘れたために艇が重くて走らずスキッパーがメンブレし、それを励ますためにクルーが午後からどんどん元気になっていったらしいです。艇の中でのテンションの総量はいい感じだったのではないかと思われます。
 
 新型コロナウイルスの感染は拡大しており予断を許さない状況ではありますが、限られた時間を大切に練習に励んで参りたいと思います。

 以上です。