東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新入部員自己紹介Part1 磯野編

2016年05月31日 23時06分06秒 | 新入生自己紹介

初めまして!

新入部員の磯野洋佑(いそのようすけ)です!

 

今回から順に新入部員の自己紹介をアップしていきます。

 

それでは自分の自己紹介を。

現在東京大学理科1類の1年生で、出身は愛知県の岡崎高校です。今は一人暮らしをしていますが、引っ越す前は西尾市というところに住んでいました。ヨット部では蒲郡でレースをすることもあると聞きましたが、その蒲郡は西尾市の隣にあります(しかもハーバーの所在は実は西尾ということで驚き!)。中高の部活動では、中学は軟式テニス、高校は数学をやってました。ここからもわかるようにしばらく運動をやっていなかった身ですが、ヨット部に入ったからにはきつい筋トレもこなし体を鍛えていきたいと思っています。

 

次にヨット部に入った理由について。

実は自分の父親は大学時代にクルーザーに乗っていた過去があり、その影響もあって何度か父にクルーザーに乗せてもらったことがありました。それに加えて、自分が東大に合格した時に松山さんにメールを送ってくれたらしく、サークルオリに行かざるを得ない状況になりました(笑)とまあここまではほとんど父の影響でしたが、その後入部を決意したのはやはりヨットが魅力的で、かつ部の雰囲気が非常に良かったからですかね。サークルオリで松山さんにヨットの魅力を熱弁していただいた他、試乗会で実際に仰秀やディンギーに乗せてもらったときの爽快感は最高でした。また、最後の決め手になったのは新歓コンパでのOBさんの方々の話でした。いくつになってもヨットを続けているかっこいいOBさんたちを目の当たりにして、それに圧倒されるがままに入部宣言をしていました。自分もいつかあんなかっこいい大人になりたいですね。。。 

 

合宿生活も2週間が経ちました。将来的には仰秀のメンバーになりたいと思っておりますが、現在は470、スナイプともに乗せてもらい、ヨット力を上げるべく練習に励んでおります。これからヨット部の一員として全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします!!

 

それではこの辺で。駄文長文失礼しました。

 

次回は、新入部員唯一の女性プレイヤーにして、ヨット経験者の小野万優子さんです。その腕前についてはご本人に伺ってみることにしましょう!お楽しみに!!


練習報告!(5/28,29)

2016年05月30日 12時00分12秒 | 通常練習

 拝啓

目に鮮やかな東京湾の赤潮、日に日に気温も上がりウェットでも暑く感じられるようになって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。3年470クルーの中田です。

このくらいの気温がちょうどいいのですが、一瞬で灼熱地獄になってしまうんでしょうね…。

5/28,29の練習報告です。

 

配艇

土曜日

470(午前//午後)

4579間邪・角出//

4452谷・中田//谷・1年生

4301中尾・柏木//中尾・水石

4175西坂・1年生//西坂・中田

4096     //大南・角出

3894     //小野・青木

Snipe

31308海野・浅川//海野・師田

30785師田・江村//山本・江村

30568菅原・高山//菅原・浅川

29604山本・1年生//高山・1年生

淡青+疾風

日曜日

470

4578間邪・1年生//間邪・角出

4452中尾・水石//谷・中田

4301大南・角出//中尾・柏木

4175西坂・中田

4096塚本・柏木

Snipe

30785山本・1年生//山本・江村

30563師田・1年生//菅原・塚本

29604高山・江村//師田・浅川

淡青+疾風

 

配艇を見ていただければ分かる通り、多くの艇数を出して練習しております!レスキュー2艇体制素晴らしいですね。

土曜日は小松さんに練習を見ていただき、午前午後とも早稲田大学と合同で練習しました。

マッチ練をする予定でしたが、午前ははじめ風がなく、ど微風の中で合わせて走り合わせをしていましたが、特に微風のランニングで他艇に置いて行かれてしまうことがおおい自分としては良い練習になり、パワーに集中して少しずつ落としていく感覚がちょっと成長した気がしました。

午後はマッチをやりましたが、マッチ初体験の身としては何とも・・・。知識としては少しわかっているようなことでも一瞬で判断してすぐに動くことが全くできず圧倒されるばかりでしたね…。その中でも特に感じたのは、同じ動作をするにしても早稲田の人たちはしっかりスピードをキープしたまま動けているのに対し自分らの船はセールが合っていなかったりヒールがちゃんと入っていなかったりで止まってしまってその間にだいぶやられてしまうなあというところでした。そのまんまフリートのスタート前の動きに通じるところですし、盗めるところを盗んでいきたいですね。

 

日曜は午前超微風だったので、予定を変更して1年生を乗せまくる練をしました。まだ動作がおぼつかないところはもちろんありますが、ロールをかけるタイミングを理解していったり、ジブを毎度毎度同じ位置に調節できるようになっていったり、海上でしか成長できないところをしっかり吸収してくれたようです。この時期の練習としては絶好のコンディションだったと言えるのではないでしょうか。覚えることだらけで大変だと思うけど、陸シミュがんばれ!

 

新入部員が11人入ってくれましたが、これは新勧期中のLBの皆様のご協力なくしてはなかったものです。この場を借りて深くお礼申し上げます。

ぼちぼち新入部員の自己紹介もブログに上がると思うので、ヨット部ともども応援よろしくお願いします!

←1年生陸シミュの様子


練習報告

2016年05月24日 23時16分46秒 | 通常練習

長らくご無沙汰いたしております。
3年470スキッパーの中尾です。
5/21,22の練習報告をさせていただきます。
師田が既に色々と書いてくれているようなので、手短に。
以下、配艇です。


4579 間邪・角出
4452 谷・水石→谷・一年
4301 中尾・柏木→中尾・一年
4175 西坂・青木
4096 大南・角出
30785 高山・江村→山本・浅川
30563 師田・浅川→菅原・一年
29604 師田・江村

4579 間邪・角出→間邪・水石
4301 中尾・一年→中尾・柏木
4175 西坂・柏木→西坂・青木
4096 大南・青木→大南・一年
30785 海野・浅川
29604 高山・一年→師田・一年

先週末は早くも夏の訪れを感じさせるような陽気でした。
海に出れば暑すぎず寒すぎず、ヨットに乗るには調度良い季節ですね。

まずはじめに、マッチ練について。
マッチレースはこれが初体験でした。スタート時のエントリーや時計回りの上回航など、普段のフリートレースとは異なる点も多く、飲み込むまでに多少の時間がかかりました。
マッチの良いところは、どこで差がついたのかが明確になるところですね。シンプルなだけに、闘争心が掻き立てられます。
今はまだ、状況に応じた咄嗟の判断ができずに歯がゆさを感じますが、相手がこう仕掛けてきたら、こう対応するといった型を身につければもっと楽しめるようになるはずです。
どうしても待ち時間が長くなってしまうのが珠に傷ですが、頭を使う良い練習でした。

つづいて、一年生について。
八景島マリーナはいつにもまして賑やかです。やはり一年生の存在は部に活気をもたらしてくれるようです。
僕は土曜の午後と日曜の午前、一年生と練習しました。今はまだスピンの動作などは海上で教えながらになってしまいますが、その上達の早さにはやはり目をみはるものがあります。前日夜遅くまでの陸シミュの成果が、翌日の練習に早くも現れているようで感心します。
470とスナイプで異なる動作や艇の各部名称など、覚えることが沢山あって大変だと思います。トレーニングも相当に身体にこたえるはずです。2年前の今頃、翌日の筋肉痛に苦しめられていたのを懐かしく思い出します。
まだヨット部に染まっていない一年生の視点からは、上級生には気づき得ないような問題点が見つかるはずです。忌憚のない意見を待っています。

練習の裏では七大学OB戦で用いられるシカーラの艤装・帆走チェックも行われました。随分と大変な作業だったようです。お疲れ様でした。


最近の練習

2016年05月24日 09時31分54秒 | 通常練習

スナイプクルーかスキッパーの師田です。

スナイプ、気軽にクルースキッパー交代できて楽しいです。最近はクルッパーと称してます。

 

今週は新一年生の正規合宿が始まり、八景島全体が活気付いています。若いってイイですねぇ。

レスキューが2艇あるので、疾風は小松さんが乗って上級生早稲田合同練を、淡青は一年生練をそれぞれケアしているので、練習効率を双方落とすことなく両立できており、大変すばらしいです。一年生練では、風も弱いということで新二年生と乗せてみましたが、二年スキッパーにも教える成長があるように見えました。沈もあったけど。というか、高山くんには無風のときに沈してもらって、1年の千葉くんと練習してもらいました笑。ごめんな。

 

上級生練では今週、マッチレースが取り入れられました!アレは、一艇の相手に何が何でも食らいついて勝つぞ、という勝負欲がガンガン沸いてきますな。1年の冬に学生マッチに参加したことがあるのですが、あの楽しさをまた思い出せました。僕はどうやら、このマッチ練でアグレッシブさを身に着けたらしく、その後のコース練ではシモの山本とジャストスタート!あの感じをキープしたいところです。

日曜日は早稲田とマッチレースをしたのですが、スタートシークエンスでいい勝負ができたとしても、その後の走りで圧倒的に離され、マッチ的展開にならないという事態に。。。小松さんは「いいセールを使ってよ~」とおっしゃるのですが、スナイプはいいセールといったらメインは2015、2010がレース用で、2009が一番いいんです・・・・。ジブも2010からリーチがもう伸びてるし。。。セールのセーブをしつつ、早稲田と出るときはいいセールを使うというバランスが難しいところです。

 

一年生を迎え入れ新人育成しつつ、上級生も技術的にも人格的にも成長したい時期ですな。みなさんがんばりましょ。

 

では、課題がヤバいのでこのへんで失礼します。

 


たのしいたのしいおひっこし(と5/8練習報告と春イン振り返り)

2016年05月09日 15時52分51秒 | レース反省

5/7,8の練習報告と他諸々です。
3年の山本です。こんにちは。
5/7は引越しでした。トラックの荷台に乗るのは何歳になっても楽しいです。金夜&土朝のみで、引越し大臣は上手なプランを組んだものだなと感心します。
やっぱり八景は天井が高くて良いですね。思い返せば、僕の入部の決め手の一つは八景のミーティングルームの天井がとても高いことでした。葉山合宿所の雑多な感じも好きなのですが、こちらも捨てがたいですね。

5/8
4357 園田水石 →間邪水石
4175 西坂中田 →谷中田/千葉
4096 大南柏木 →大南/塚本柏木
31308 なし →海野園田
30785 塚本山本 →山本師田(適宜CS交代)
淡青 小松さん間邪谷 →小松さん西坂塚本千葉

新入生(千葉、塚本)が来ました。2人とも意欲にあふれており、頼もしく思います。
午前微風、午後順風の素敵なコンディションでした。午後は同志社OBの山田さんのペアがいらっしゃり、一緒にコース練習しました。
クルーのえぐいハイクアウト、スキッパーの舵の使い方などもはや美しさまで感じました。動画も撮らせていただきました。むふふ

春のインカレが終わりました。僕と江村のペアは、予選は前を走れて、決勝は全然走れませんでした。
初めての決勝で、決勝のみ他のレースと雰囲気がとても違うことに萎縮した節はありました。今回、決勝を知ることができたことは価値があり、次に活かします。
予選では、スナイプ級個人成績1位と1点差で悔しいところはありますが、人生初のトップホーンを含め7レース37点個人成績2位、予想したより前を走れて少し驚きました。たかが予選、全然大したことではなくここで喜んでるようでは話にならないのですが、努力が少しだけ実を結んだように思われほんのちょっと嬉しいです。去年の春にスナイプ級は予選落ちしましたが、そこから一年でチームは予選を1位で通過でき、このペースでチームのみんなで力をつけていきたいと思います。

今年の全日本インカレは蒲郡で開催されます。石にかじりついでも枠を獲ります。今週も有志で金曜日から練習します。学科的に留年の二文字がうっすら見えてきているのですが、文武両立できるよう頑張ります。
最近、スナイプの素朴な感じ、つまりクルーもスキッパーもやることが少なく、風や波、舵と帆にのみ集中するシンプルなセーリングにかつてなく魅力を感じています。クルースキッパーどちらの動作もシンプルなので海上で頻繁に交代して練習できることも素敵です。また、ハルのチャインの角ばった部分など撫でたくもなります。
ヨットが楽しく、毎週末が待ち遠しいです。あと30785が大好きで、29604もそこそこ好き、あと28511を本気で整備して速い511伝説を復活させたいなあというちょっとした野望もあります。
LBの皆様のご支援のお陰でここまで来れました。強い東大ヨット部のために、全日本インカレ出場は通過点でしかありません。そのためにまずは今年、確実に全日本への切符を掴みます。
締めるところは締めつつ楽しくやります。秋は結果で示します。

3年 山本


春インカレ総括~成果と課題~

2016年05月07日 22時45分14秒 | レース反省

こんばんは。4年主将、スナイプスキッパーの海野です。
春インカレが終わり、引越しが完了したという事で、春インカレの総括をしたいと思います。

まず、予選から振り返りたいと思います。
予選での個人の成績としては1レースを除いてすべてシングルでまとめる事が出来たので、とても上出来だったと思います。とにかくスタートとスタート後の走りが良かったというのが全てでした。
スタートは上の5、6番目につけている事が多かったのですが、スタート直前になると、周りの船がラインに対してとても引っ込んでいる状態になっていたので、ノンストレスで自分だけ飛び出してスタートする事が出来ました。1人だけ飛び出せたのは、見通しを常に正確にとって、安全な見通しを頭の中に染み付かせるほどに記憶しておくことで、確信を持ってラインを読めたからだと思います。
一方で苦手だという事が露呈した事もありました。それは、微風での走りと下有利での下スタートです。
微風での走りは、他の船と比べてジリジリと角度が落ちていき、最終的に下の船にくっついてしまう為に、走りづらくなりタックせざるを得なくなることが、頻発しました。スピードばかり考えてしまい、落とし気味になり過ぎているのかな、と分析してはいますが、ここは秋インカレまでに修正出来ないとお話にならないです。なんとしても改善します。
次に、下有利での下スタートでは、ノンストレスでスタートする事が出来ませんでした。さっきラインを読めたと言いましたが、下有利の時は下が混み過ぎて見通しが見えない事がしばしばです。なので、自信を持って前に出る事が出来なかったのが原因の1つだと思います。また、下有利という事もあり、スタボのクローズでラインまでの高さを稼ぐ事が出来ないので、タックをしてポートのクローズで高さを稼がなければならないのに、うまくタイミングを見出せずスタボの他艇に邪魔をされてポートのクローズで高さを稼げなかった事も原因です。
下有利のスタートを下1で出る事ができて、なおかつ毎回のように下スタートを成功させていた山本くんに極意を聞いておきたいと思います。コツがあるみたいです。

次に決勝の振り返りをしたいと思います。決勝ではシード7校が参加するという事もあり、かなりレベルの高いレースになりました。しかし、その中でもスタート前の位置取り、スタート直後の他艇との位置関係は申し分のない良いスタートを切ることが出来ました。予選で出来ていた見通しを徹底的に取ることが、決勝でも実践できていました。一方で、スタート後の走りはかなり上位校との差を感じさせられるものでした。ジリジリと下に近づいて行ったり、上の船にブランケに入れられたりと、逃げのタックを打たざるを得ない状況になってしまい、思い通りのコースを引くことが出来なくなってしまい、結果的に逃げを繰り返すコースになってしまうという最悪の展開でした。今後に向けての反省は、スタート前の加速だと思います。加速がうまく出来ないから、スタート後の走り出しが遅いのだと分析しました。
成果として、強風(5~10m)でのクローズのスピードは決勝においてもかなり戦えるということが確認できたことが挙げられます。強風での1上の順位は8位、2位、10位と、かなり充実していました。課題としては、そこからしっかり順位をキープもしくは上げていく事が出来なかったと言う事です。クローズは良くても、ランニング、リーチングが遅かったです。特にリーチングは見るからに差が詰まっていくようなスピード差で絶望的でした。
最後に指摘しておかないといけないのは、スタート前にロッキングで42条
を取られてしまった事です。スタート前に、加速の動作の為に立ち上がって体重をかけようとしているところで取られました。スタート1秒前に取られたので、その遅れを取り戻す事が出来ず順位も悪くなってしまいました。今後の反省として、加速の時にもう少し動きを抑えてジュリーに目をつけられない様にします。

つらつらと成果と反省点を書いてきましたが、自分としては470が7位でシードを獲得できたり、スナイプは予選を断トツのトップ通過する事ができたりと、この冬と春の東大ヨット部の活動が間違っていなかったのだと確認できた事が東大ヨット部にとって最大の成果だと思います。
秋インカレでは両クラスとも絶対に全日本インカレに出場出来るよう、できるだけの事は全てやって、悔いの残らない様にしたいと思います。

 


小網代新歓

2016年05月06日 23時53分48秒 | 新勧

こんにちは
クルーザー班マストハンド新2年生の工藤康平です。更新が大変遅くなって申し訳有りません。
先週末(4月30日、5月1日)に小網代で試乗会を行いました。日曜日にはOBの仙石さんが新歓のお手伝いに来てくださりました。ありがとうございます。試乗会の参加人数は土曜日が新入生11人、日曜日が13人来てくれました。去年は入部が決まっている人ばかり呼んでしまって新歓イベントとして効果が少なかったのですが、今年はまだ悩んでいる子や、一回もヨット部の試乗会に来てくれていない子がいっぱい来てくれたので、積極的な勧誘を行うことができました。
試乗会の内容としては仰秀での試乗体験を行い、ハイクアウト・ヘルム・スピントリムなどの体験をしてもらいました。陸で待機している新入生は小網代の森の探索や桟橋で釣りをしました。
土曜日は松山・田原・金澤の3人が仰秀に乗り、日曜日は松山・田原・工藤の配艇でした。クルーザー班に来たての金澤が土曜に乗ってくれて、仰秀の新体制に向けての練習にもなったと思います。
全体の雰囲気としては陸のコンテンツが多かったためか1年生同士の仲がとても良く、ヨット部員の繋がりの強さを見せることができたと思います。また両日とも風が上がったこともあり、多くの新入生がイメージしていたいわゆる穏やかないわゆるレジャーとしてのヨットではなく、スポーツとしてのヨットを見せることができたんじゃないかと思います。
成果としては新入生が4人入部してくれました!まだまだ新歓を頑張っていきたいと思います。
改めて仙石さんありがとうございました。
工藤康平


ヨットに夢中!~春季関東インカレを終えて

2016年05月03日 06時48分48秒 | レース反省




四年の青木です。久しぶりの投稿となりました。春季関東インカレの結果報告と、個人的な話を書こうと思います。

先週末に春季関東インカレ決勝が行われました。
結果から言えば、470が7位でシード権獲得、スナイプが9位(7位と4レースで70点差)、総合7位でした。応援してくださった皆様、ありがとうございました。詳しいリザルトはこのブログの末尾またはFacebookをご覧下さい。

入部してはや三年が経ちました。残すところもう半年の現役生活です。振り返れば、本当に色々なチャンスに巡り会い、色々な事を考えた三年間でした。
毎年当たり前のようにディンギーで活動しインカレを目指す事も、J24を復活させ世界選手権に出場した事も、三年前から充実した新歓を行い10人近くの新入生を迎え続けていることも、その裏には多くの方々の協力と支援がありました。感謝してもし尽くせないほどの応援でした。

その中で強く意識したのは

自分達は応援に値するチームか
協力したくなるチームとは何か
支援に「応える」とは何か

です。そして、出した結論は

部として真摯にヨットに取り組み、楽しむ
楽しむ為の努力を惜しまない
個人としても部としても常に向上心を持ち、自らを強化し、目に見える成長をする

というものです。
これらは、同期の松山とクルーザー班復活の一年に携わる中で形となった考えです。支援無しでは続けられない活動をしている学生組織として、どうしても意識しなければならない点だと思います。
以上の事が出来ているか、客観的な評価は分かりませんが、自分なりに努力を続けた今までの時間でした。

三年前に部員が5人までに減った我々東大ヨット部は、その当時の現役の方々とLBの方々の努力により、ここまで強く大きな組織となりました。470は数年ぶりのシード権獲得、スナイプは3年生主体のチームで7位を狙える好位置につけ、決勝の裏ではクルーザーチームが充実した新歓を行い新入部員を増やしています。

しかしながら、急激に大きくなった組織として、部の運営上の課題は山積しています。また今回のインカレで、ヨットレースに勝つ上でレースメンバーもサポートメンバーもまだまだ足りない点があり、強豪との差を痛感しました。
海でも陸でも山積する課題は、明確で意識と行動により半年で改善できるものもあれば、もっと長期的な視点で育てていくものもあります。いずれにしてもそれらの差を詰め、組織として成熟し、やがて並み居る強豪と同等以上に戦えるチームを目指したいと思いますし、後輩にも目指してほしいと思います。

去年の秋から自分の引退時期が近いことを実感し、より多くのものを部に残す事を意識するようになりました。班制度を導入し、また疾風購入や小松コーチとの連絡の現役側の代表として、その意識で取り組んできました。そしてそれは何よりも、自分の代が結果を残す事に繋がると信じています。

昨年の夏にJ24世界選手権に出場し、自分の中のヨットへの価値観が大きく変わりました。その中で、日本で同世代のチームとレースをし、勝ち負けを争う事の尊さもはっきりと認識しました。何よりも自分が勝って喜ぶために470で練習し、ヨットを勉強している今があります。誤解を恐れずに言えば、この冬までは真摯に470と向き合っておらず、曖昧な技術で誤魔化してきたのかもしれません。自分の至らなさを痛感する毎日ですが、練習するほどに上手くなり、相方にも恵まれ、今が一番470に乗って楽しいと感じています。

残り半年の現役生活、悔いのないよう、仲間と一緒に頑張っていきたいと思います。これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

青木

以下リザルトです!

http://kantogakurenyacht.jimdo.com/%E6%88%90%E7%B8%BE%E8%A1%A8/%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%96%E5%B9%B4/

予選

http://kantogakurenyacht.jimdo.com/成績表/2016年/

[470級 得点]
4579 (間邪・中田) 12-10-9-3-14-13-15 計76
4452 (中尾・柏木) 16-18-DSQ(34位)-10-23-10-17 計140
4357 (園田・青木) 2-17-2-5-2-12-5 計45

[470級]
1位 東京 261
2位 学習 276
3位 千葉 299
4位 横国 301
5位 立教 354
6位 駒沢 359

[スナイプ級]
31308 (海野・浅川) 9-2-4-1-6-2-15 計39
30785 (山本・江村) 2-3-1-8-3-16-4 計37
30563 (菅原・師田) OCS(1位)-14-10-5-7-1-16 計99

*30563は第7レースにクルースキッパー交代

[スナイプ級 大学別順位]
1位 東京 175
2位 関学 334
3位 横国 345
4位 学習 346
5位 海洋 361
6位 立教 415

 

決勝

[470級]
4357 園田・青木 33-15-18-39-13 計118
4579 間邪・柏木 21-24-19-21-9 計94
4452 谷・中田 19-31-17-26-8 計101

1位 日本大 103
2位 慶應大 109
3位 明海大 187
4位 中央大 195
5位 早稲田 204
6位 法政大 244

7位 東京大 313

8位 明治大 402
9位 学習院 441
10位 横国大 461

[スナイプ級]
31308 海野・浅川 23-4-DSQ(31位)-25 計95
30785 山本・江村 31-28-33-28 計120
30563 菅原・師田 26-33-25-24 計108

1位 慶應大 99
2位 日本大 111
3位 早稲田 142
4位 明海大 154
5位 中央大 175
6位 法政大 201
7位 明治大 250
8位 横国大 298

9位 東京大 323

10位海洋大 327

[総合順位]
1位 慶應大 208
2位 日本大 214
3位 明海大 341
4位 早稲田 346
5位 中央大 370
6位 法政大 445

7位 東京大 636

8位 明治大 652