東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

2016秋インカレ 決勝

2016年09月28日 10時00分47秒 | Weblog

こんにちは。三年生の山本です。インカレ決勝の成績を報告させていただきます。

http://kantogakurenyacht.jimdo.com/%E6%88%90%E7%B8%BE%E8%A1%A8/%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%96%E5%B9%B4/

470級 暫定成績

4357園田・青木 35-30-28 計93
4579間邪・角出 8-43-17 計68
4452谷・柏木 24-10-36 計70

【1】早稲田52
【2】慶應97
【3】日大99
【4】明海100
【5】中央122
【6】法政132
【7】千葉222
【8】東大231
【9】明治254
【10】駒澤265

スナイプ級 暫定成績

31308海野・浅川 39-43-35 計117
30785山本・江村 7-33-21 計61
30563菅原・師田 24-11-36 計71

【1】慶應51
【2】早稲田108
【3】明治19
【4】明海112
【5】中央130
【6】日大148
【7】法政158
【8】東大249
【9】学習院253
【10】横国263

三日間とも微風の中で初日2レース、二日目1レース、三日目ノーレース。風には恵まれないレガッタとなりました。470、スナイプともに8位。全日本進出はなりませんでした。
応援、ありがとうございました。

まだ気持ちの整理はついていないので、取り急ぎ成績のみの報告とさせていただきます。

失礼します。

東京大学運動会ヨット部 三年 山本圭祐


世界選手権を終えて

2016年09月25日 21時22分24秒 | レース反省

こんばんは。2年の田原です。

9/19~23に和歌山で行われた世界選手権を振り返りたいと思います。

 

仰秀班は整備の為9/2からほぼ無休でワールドに向かいました。特に船底塗料を剥がすのに時間と労力を使いました。1月に塗りなおした時の反省を踏まえて電動工具を導入するなどしましたが、それでも丸5日もやり続けました。正直、二度とやりたくない作業です。全員皮膚が赤くかぶれてしまったので、次回する時は長袖長ズボンを徹底しなければと思います。

また船台の確保も大きな問題でした。関東中のj24が動くというこで1つも借りる先が見つからず、結局廃棄予定の船台を修理して持って行きました。こういうビッグイベントではかなり早い時期から動き始めないといけないのだなと痛感しました。

 

さて、ここからはレースについて反省したいと思います。

2日目の台風と最終日を除いては基本的にど微風〜軽風の中でレースが行われました。プレワールドの感触からスピードは十分あることはわかっていたので、あとはコースだろうと思って臨みました。

僕はマストハンド兼タクティシャンとしての出場でしたが、初日と4,5日目は助っ人で来てくださった塩島さんにコースをほぼ引いてもらいました。

前半は各レースともスタートに失敗して右に返したり艇団の下受けをするなど、タックを重ね、順位を落としていきました。風も弱く一旦真ん中に入ると風がないところを走るしかありませんでした。反省としては、U旗に対して少し臆病になりすぎていたこと、レース毎に右か左か決めてエッジまで出さなければならなかったことが出ました。端まで出すのはギャンブルになってしまいますが、下受けして寄せたりしても結局風のないところを走るだけでした。風が全体弱く、どっちに出すか決めにくい中でタクティシャンとしては辛いですが、それでもどっちか決めて出るところまで出るしかありませんでした。微風はとにかくフレッシュを走らなければと強く痛感しました。

3日目のシングルは2上で逃げタックの末右に出したところ、そこから神風が右から吹き、とんでもなく伸びました。これもフレッシュで走れるところまで出した結果でした。

そして最終日は少し風が吹き、軽風~中風ほどの風の中のレースでした。スタートは失敗したものの、行きたかった右に出すことができ、シングルで回航することができました。プレ同様に風があればスピードで前に出ることができ、前を走ることができました。

 

今回シングル3発、過去最高順位18位を取れたのは、基本的にスピードで負けなかったことと文字を一つもつけなかったことにあると思います。基本的なところですが、この二つがなければ不可能でした。

 

今回出た反省を踏まえ、仰秀班は11月の全日本に向けて精進していきます。

 

それでは失礼します。

 

http://www.wakayama-sailing.org/j24/result.html


秋インカレ 予選

2016年09月23日 17時59分46秒 | レース反省

こんばんは。3年の山本です。
今週は、火曜は台風により休み、水木秋イン予選、金曜練習、土〜月が秋イン決勝となります。昨日秋の予選を終えて、今日は先ほどまで練習を行い、今シャワーを浴びてきたところです。

スナイプチームは秋の予選に出場しました。初日4レース、二日目1レースを行い、結果は2位でした。リザルトは

31308 海野・浅川 7-17-2-4-8 計38
30785 山本・江村 1-32-25-3-3 計64
30563 菅原・師田 6-56(BFD)-6-20-2 計90

学校別順位
1位 東京海洋大学 159
2位 東京大学 192
3位 横浜国立大学 197
4位 関東学院大学 218
5位 横浜市立大学 310

成績表は学連のホームページで見られます。
http://kantogakurenyacht.jimdo.com/%E6%88%90%E7%B8%BE%E8%A1%A8/%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%96%E5%B9%B4/

春は一位で予選を通過し、夏も他のどの予選校よりも練習した自信があるので当然目標は一位通過、でした。ところが初日、蓋を開けてみれば4位。原因は精神的な焦りからのBFD、ケースによる720度回転、など、チームとしてやってはいけないことをたくさんやってしまったことです。予選校で4位、という現在の実力を深刻に捉え、二日目は慎重にレースに臨みました。結果として1レースしか行われなかったのですが、2-3-8と3艇まとまった成績を取り、2位まで浮上することができました。
予選を踏まえて思うことは、いかなる時もリスクを考えて慎重に行動しなければならないということ。これはどんなに良い順位であっても、プロテストをかけられて2回転、マークタッチで1回転などをしてしまってはたくさんの船に抜かされてしまうため、危ない船はとにかく後ろを通って安全に徹するべきであるということ。決勝で、厳しい状況に置かれようと、一発逆転を目論んでリスク度外視の攻めをすれば勝手に自滅するのであろうということ。逆に言えば、とにかくリスクを排除し堅実に集中して船を走らせていれば、勝手に脱落する艇もあり、大当たりは狙わないが叩きもしないように慎重に順位をまとめていくことが今回の決勝における理想的なレース運びだと思います。3艇が安定した順位をまとめていけば、上位大へのプレッシャーになり自滅も誘える、そういう戦い方をしていくことが自分たちにできる勝利に一番近いやり方なのかなと思います。
明日から三日間、おそらくシビアな戦いになると思いますが、冷静に、タフに、どんな状況になろうと決して諦めることなく泥臭くいこうと思います。そして全日本インカレへ。

今年から火曜〜日曜の週6練習となり、例年よりハードな夏合宿になったなあと思いますが、一年生のみなは誰も欠けることなくよく頑張ってくれました。ありがとうございます。秋のインカレはハードだけど、来年は今年の一年生が主力となるのでインカレ決勝を海上から、陸上から見てさらに色々学んで欲しいと思います。

長くなってしまいましたが、目標は両クラス全日本インカレ出場、ということで蒲郡にてLBの皆様をお集めして決起会を開いてもらえるよう頑張ります!

明日も早いので、失礼します。ではでは

三年 山本圭祐


J24世界選手権でのレースデビューを終えて

2016年09月23日 01時26分07秒 | レース反省

こんばんは。1年の磯野です。

僕は今、世界選手権に出場中の仰秀のショアクルーとして和歌山に来ています。プレワールド後に和歌山入りし、艇体の最終調整、計測を行い、そしてまさかのワールドでのレースデビューを終えました。

 

そもそも僕が和歌山に呼ばれた大きな理由は、

・ワールドの雰囲気に慣れる

・計測の経験値を積む

というものでした。レースに出れたのは運がよかったからですね。

 

今後も仰秀チームとして活動していくことを考えている身としては計測に慣れておく必要はありますし、実際計測をやってみるとかなり厳密な基準があって、こんなところまで?というようなところまで細かくチェックされ、経験がものを言うんだなと実感しました。

当初我々はキールが薄いんじゃないか?と危惧していました。というのも、普段仰秀は水置き(海に浮かべっぱなし)されていて、レースに向けて船底塗料を剥がしたのですが(この作業、めちゃくちゃ大変です…!)これを繰り返す過程などでキールが痩せていってしまうらしいのです。結局キールに関してはギリギリセーフだったのですが、全く予期していなかったクーラーボックスが重い&位置が違うという問題が発覚して急遽フタを作り直して回避したり、仰秀自体が微妙に軽かったり…と、一筋縄ではいかない大変な作業でした。

 

とまあなんとか計測をクリアしたわけで、いよいよワールドのレースに臨みました。

 

この世界選手権は19日から23日までの5日間で開催され(ちなみにこのブログを書いているのは4日目の真夜中です)僕が出場できることになったのは、LBの塩島さんが来れない2日目と3日目でした。

が、2日目はあいにくの台風直撃…。僕自ら呼んでいるんではないかとの噂もありましたが(笑) デビュー戦になるはずだった関東フリートレースも台風の影響で中止になったりしましたし(笑)

 

台風も去り、3日目。この日は3レースが予定されているということで1時間早めてのレースが開催され、ついに僕のデビュー戦となりました。ところで、6人目のクルーとしての僕の仕事と言えば、マークコールとコンパスコールぐらいです。あとはロールをかけるとか。ランニング中はダウンビローにいましたし、確かに僕個人の役割が艇に与える影響はそれほど大きなものではありませんでした。しかし、デビュー戦にはもったいないほどのワールドでのビッグフリートを経験し、明らかに大きな経験値を積むことができました。レースの詳細等に関しては先輩方に任せるとして初めてヨットレースに出場した個人的な感想を述べると、ヨットレースは熱くて難しくて奥が深いものだと強く思いました。40艇以上のJ24が集まった今大会のレースは圧巻で、この中で抜きつ抜かれつの展開が繰り広げられるのはとても刺激的でした。また、和歌山の海は風や潮が難しく、リフトが続いて一気に順位が上がったり、振れ振れの風にやられたりと、レース展開やコース引きを決めるには多くの経験が必要で非常に難しいものだと思うと同時に、もっと多くの知識と経験を身につけてこれを攻略したい!と思うような奥の深さを感じました。

上手く言葉が見つからないので感想はこの辺で。



今回僕を和歌山に連れてきてくれたことに心から感謝するとともに、最後の1日のレースもショアクルーとして全力で仰秀チームをサポートします!

 

それでは失礼します。

 

1年 磯野洋佑





先合宿の練習報告

2016年09月12日 14時58分18秒 | 通常練習

4年の園田です。

大学院の入試が終わり、やっと心置きなく練習できるようになりました。

先週の合宿は台風の影響で水木が出艇できなかったため、4日間の練習となりました。
火曜日と金曜日は早稲田、慶応、日大、関学、九大の合同練習に参加し、コース練習をしました。
また、土曜日、日曜日は神奈川5大戦に参加しました。

コース練習では、全国でもトップレベルの大学とコース練習ができ、大変充実した練習ができました。
やはりどの大学もレベルが高いですが、東大の船も一緒に前を走ることができるレースもあり、これまでの練習の成果を感じることができています。特に、同じ国立大で、先の七大戦では負けてしまった九大に対しては互角以上の戦いができており、この夏の練習の成果を実感しています。

神奈川5大戦では、苦戦してしまうレースもあり、特に僕たちの艇が叩いてしまう場面があり、油断してはいけないなと感じました。しかし、3艇での安定感に関しては、以前より確実に増していることも確認できました。

関東インカレ決勝まで残りわずかの練習日ですが、気を引き締めて練習していきたいと思います。

 


2016 J/24 World Championship Pre Regatta !

2016年09月11日 22時08分57秒 | レース反省

おつかれさまです。仰秀の2年ピット金澤です。和歌山に拠点を移し、活動しております我々仰秀はワールドの前哨戦であるプレワールドに臨みました。

以下、リザルトです。

今回のプレワールドはワールドでも乗っていただく塩島さんに助っ人をしていただきました!塩島さん、ありがとうございました!

総合で3位だったわけですが、なにが良かったのか?まず、大きく感じたのが、船のスピードが他艇に負けなくなったということです。この夏、我らがスキッパー松山さんが月光のヨーロッパ遠征でチームにその経験を還元し、その間、4人は動作のレベルを上げることができたおかげで、8月の末から船の走りを十分研究する時間をとれたのが今回の走りにつながったのだと思います。具体的には、スタートで失敗しても挽回できたり、1上から良い順位をキープできたことが挙げられます。

また、コースをしっかり引けたことも大きい要因でした。タクティシャンである田原も成長しているのですが、塩島さんがいたことでほぼ完成形に近いコース引きのプロセスを作ることができました。本戦では塩島さんのいない日もあるので、これを塩島さんがいなくても僕らでできるようになっていくことが今後の課題ともいえます。

一方で、反省点も色々とありました。敬風の中、出艇して海面を調べていたら、予告信号に気づかず、スタートに間に合わなかったのは、詰めがまだ甘かったです・・・スタートの加速、風に対する船のセッティング、船のバランスなどなど、研究してもっとよくできるところも分かりました。

全体として、チームの全員が自分たちの成長を感じることができたレガッタだったので、そこは素直にうれしいです。

これから、船底塗料との格闘の続きがあるわけですが、はがして早くなってると思うと、モチベーションが上がっております!計測というもう一つの乗り越えるべき壁もありますが、明日から練習と並行してコツコツやっていこうと思います!

我々仰秀は様々な方からの支援を受けているおかげでワールド直前までなんとかやってこれました。ワールドの本戦まで気を抜かず、頑張っていくので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

金澤亮磨

 

 


仰秀大整備大会!

2016年09月06日 18時02分46秒 | Weblog
お久しぶりです。仰秀2年の田原です。
和歌山に向け、我々クルーザー班は最終調整に入っております。

2〜4日は普通に練習しました。ド微風から強風まで風が吹いてくれたので各風域の動作、走りの確認など、遠征前最後の練習にこれ以上はない練習が出来たと思います。5日は午前中に練習した後、ひたすら整備しました。海中にサイドステイを落とすなどのトラブルを乗り越え、上架に備えました。

6日の朝イチに上架。そこからはひたすら船底塗料を削りました。
7日も延々と削り続けましたが、終わらせることはできず。
全員ヘトヘトかつ塗料まみれになったものの、努力の甲斐あって見違えるほどまでになりました。明日の整備で完全に終わらせて和歌山に入りたいものです。

今後は8日に船輸送、9日に和歌山入り、10.11日にプレワールドに出場します。そこからは整備と練習を経て、19〜23日のワールドに突っ走ります!

U25での優勝を目指して、残された時間を目一杯使いたいと思います。
フェイスブックでも随時更新して行きますので、そちらもよろしくお願いします。

それでは失礼します。



見違えるほど白い仰秀①

見違えるほど白い仰秀②