東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

本日も生憎の天気模様で

2024年06月28日 11時18分05秒 | 通常練習
お世話になっております。
3年470スキッパーの北村湧です。

先週末は関東個人選手権が行われました。結果としては、470チームは一艇も全日本への切符を掴むことができませんでした。

2日目は風が不安定だったものの、中風での南風で計5レースを行いました。
梅雨前線が近づき風の傾向が変わる予想もしていましたが、結果としてはここ1ヶ月よく練習してきたような南風のコンディション。
春インと秋インの中間点であって、夏の練習を迎える前の実力をはかるには充分すぎる大会でした。

気になったので、各校の470上位3艇の合計点を計算しました。


1日大 5-17-22 計44
2早稲田 17-21-24 計62
3慶應 32-32-49 計113
4中央 42-47-64 計153
5明治 42-61-69 計172
6明海 48-107-109 計264
7横国 64-87-142 計293
8東大 106-112-132 計330
9立教 78-160-169 計407

現状では8位、全日本ボーダーラインギリギリということになります。
もっと良い所にいれるはずだとも思えますし、順当なようにも思えます。


個人的には29に槇枝と乗って良い感触で走れていた分、悔しさが残ります。


この1ヶ月、個戦で上位陣と戦うには一上でもっと前を走らないと話しにならないと思い、クローズでの走らせ方から見直しました。

細かな風の変化に対してメインをイチカチニカチ動かして、メインセールがずっと正解の形を出せるように。見かけの風をイメージして風を流しつつ角度をどこまで取れるかを試しました。リフトを感じた時、ヘダーを感じた時にどう走らせれば他艇に勝てるのか、負けないのか。これまでのクローズをいかに漫然に走っていたか。
メインシートの引きに拘る期間を経た結果、コース練では意識をあまり向けなくてもそれなりのメインセールの形を外さないようになったと思います。
実際、コース練では前を走れることが増えました。


個戦後のミーティングで工藤さんから、「まだ基本が出来ていない」とお話がありました。再現性のある動作、そして小松さんが常々おっしゃるように、「メインとジブで走るヨット、いつだってメインとジブに綺麗に風を流してあげる」。そういった誰でも理解できるような当たり前のことの精度の差が、全個ペアとそれ以外との差のように感じました。

スタートやストラテジー、タクティクスの失敗はレースが終わった後に振り返り易く、反省に上がりがちです。
課題だし順位に大きく影響しますが、それでも「メインとジブを合わせてどれだけ綺麗に走れてたか」という指標を忘れずにいきたいです。

周りに囚われず風に対するベストを出すことについて話しましたが、一方で、もっと広い視野で周りの艇を見る大切さも感じました。

特に、スタートに関して。初日の上ピン付近で下に置く艇の選び方、綺麗にスタートできなそうな時にどう切り抜けられるか。
混雑した場所でもスタート後にフレッシュ掴める艇の身のこなし方。2日目、長時間APの後の北風微風でのボヤッとた雰囲気でのスタートの中でのラインの形成のされ方、最終レース気合いが入ってラインを上がる艇団と、安全にいきたい艇団のウェイティングの高さの違い。

有利エンドや潮だけでなく、レースのレベルや艇の事情やクセなど多くの要素で決まるスタートを常に成功させるために、海面を、人を、もっと観察してイメージさようと思います。


今回の大会では上位陣との壁を1つ2つ感じましたが、それは同時に伸び代でもあります。
実りある夏を過ごして秋のインカレで花咲かせられるように頑張ります。


3年 北村湧




新入生自己紹介 2024 part13 野口薫

2024年06月28日 11時18分05秒 | 新入生自己紹介
高田君紹介ありがとう!高田君とは同クラで、彼にはいつも助けられています。
ALESSが順調な高田君とは裏腹に、先日ALESSの教授から、少なくとも私にはあなたが言っていることが分からない、と言われてしまいました。
ちなみに最終提出期限は1週間後です。

初めまして、現実逃避中の野口薫(のぐちかおる)と申します。出身は東京の駒場東邦高校で、同じく新入生の北村君が同期になります。
中高では卓球部で、特にこれといった大会の戦績を残すことなく引退となってしまいました。室内競技ということで日焼けとは無縁の高校生活だったので、日焼けへの憧れがあり、これもヨット部入部の一つのきっかけとなりました。
珍しいことに、同じく新入生の太田薫君と名前が同じで、どっちがかおると呼ばれるか勝負だ!と最初は意気込んでいたのですが、僕がかおると呼ばれたのは累計3回でしたね。
ということで見る影もなく惨敗した僕のことは苗字などで呼んでいただけたらと思います。

新入生ブログを書くということで、僕がヨット部に入部したきっかけを考えてみたのですが、思い直してみると僕がヨット部に入部することになったのは偶然の連続だったと思います。
最初にヨット部の存在を知ったのはテント列の時で、その時はヨット部に入る気は全くなく、「風に対して45度で走る?どゆこと?」ぐらいにしか思っていませんでした。
その後はバド部やアメフト部などの新歓に行ったのですがあまりピンとこず、しばらくの間さまよっていました。
そんな頃同クラのみんなと昼ご飯を食べていた時に、高田君からヨット部をおすすめされ、一回試乗会に行ってみよう、となりました。
急に決めたので、予約が空いている枠がその明日の枠しかなく、ダメもとで申し込んだところ、なんとOKの返事をいただき、試乗会に参加しました。
試乗会でヨットに乗ってみると、優雅にお茶でも飲みながら風に任せて走るというそれまで持っていたヨットのイメージが180度覆され、全身を駆使して風を切る様子に魅了されてヨット部もいいな、と思うようになりました。

さらに同じ高校出身の木村さんと北村さんに食事に連れて行ってもらい、その時に北村さんからこのブログを読むとヨット部の雰囲気がよくわかるよ、と教わりそれから暇なときはずっとこのブログを読んで楽しんでいました。しかしこの時点では入部の決意が出来ずにいました。

その後、本当はヨット部の試乗会は終了していたのですが、木藤さんが最後のクルーザー試乗会を企画して下さり、ここで入部するかどうか決めよう、と思い参加させていただきました。
その日はたまたま先輩方の大会の日で、特別に輩方が大会の準備しているところを見学させてもらい、そこで見たグラサン姿の先輩方がかっこよくて、自分もこうなりたい、と思って入部を決めました。

ということで、ヨット部でお世話になることになりました。なんか面白みのない冗長な文章になってしまいました、、、
ヨット部の活動が始まってからはちょうど1か月が経とうとしていますが、ヨットの技術の方は、タックのたびに頭をぶつけ、ジャイブのたびに沈をする、という惨憺たる有様です。最近はヨットの用語がだんだんわかるようになってきたので、もっと実践を積んでうまくなれるように精進していきますのでよろしくお願いたします!

次回の新入生自己紹介は、僕が新入生の中で一番ヨット愛があるのでは思っている平井咲如(ひらいさゆき)さんです。なんと二年生からの入部で、一年の僕たちともタメ口で話してくれます。めっちゃ優しい。そんな彼女がヨット部に入部した理由とは、、、乞うご期待!!

メンタル

2024年06月27日 23時59分00秒 | 通常練習

お世話になっております。3年スナイプスキッパーの遠藤功大です。

僕は最近大学のプログラムでスウェーデンの大学に通う日本語勉強中の学生と英語と日本語でzoomで毎週会話しているのですが、今まで全く接点のなかったスウェーデンの知識がどんどん増えています。

Punsch rulleというお菓子が美味しいらしいです。どっかで探して食べてみたいです。

スウェーデンでも日本料理は人気らしく、その学生のお母さんも現地の寿司屋で働いていると言っていました。

僕はJapanの美味しい食べ物として、

“Imo Kempi“と “IEKEI ramen”を紹介しました。今度日本に行く時に是非食べたいと言ってくれました。

また僕はJapanのelectionの実態として、都知事選のポスター掲示板の写真を紹介しましたが、リアクションは「Oh…many cute girls…」という感じでした。


いつか北欧にも行ってみたいですね。オーロラ見てみたいです。


それではコンクールの活動報告をさせていただきます。


今クールは関東学生ヨット個人選手権(全個予選)でした。

東大はスナイプから1艇全個に進めることとなりました。

自分は佐藤君と出場しましたが、目標としていた順位で走ることはほぼできませんでした。


自分は他艇にわーわー言われることを嫌がって、混んでいる所のスタートで上手く決めることができませんでした。


もっと強いメンタルを持たないといけないなと感じました。

そうまが頭の中で考えているスタートの動きができておらず、申し訳なかったなと思います。


大会の2日後にはOB総会がありました。

引退後ほとんど会うことがなくなってしまった先輩方も現役を応援してくれているのを感じ、嬉しく感じました。


2次会の後僕は北村君と西尾さんと一緒に下重さんの家に行かせてもらい、明け方まで飲みながら語り合っていました。


「やりきれなかった人は引退してからも部活の出来事をいい思い出として思い出すことができず、引退した後も苦しみ続けている」

という先輩方2人の言葉がとても印象に残りました。

自分も4年の秋に引退するまであと1年半も無いくらいですが終わってみた時にやりきれたと思えるように頑張りたいです。


また、自分は来年副将を務めることになっていますが、力を持つ人としての責任についてももっと考えないといけないと感じました。

自分は他の人の合宿所の使い方などに対して苦言を呈したくなる時もありますが、「自分も完璧ではないしそんな注意できる立場ではないか…」と感じてしまいます。ですが、西尾さんに「他の人を注意するようになれば、それ以上に自分自身はきっちりやるようになる」と教えていただきました。


なので、これからは何か改善すべきと思うことがあったら、積極的に指摘して他の部員と一緒に自分自身の甘えも無くしていきたいです。


それでは失礼します。


現状。

2024年06月27日 23時45分57秒 | 通常練習
お疲れ様です。
2年470スキッパーになりました林歩乃葉です。
やまこうさんのブログにあった通り、先週末には470個人戦が行われました。
1日目は順風の中4レース、2日目はうねりが強い中風が安定せずなかなかレースが行われず最後に振れまくりの1レースが行われました。
うぐぐぐ、、あー。という見出し写真のような結果でした。(澤田さん無断使用ごめんなさい🐶💦)
大きかったのはなんといっても5レース中3レースで沈をしてしまったことです。
2.4レース目では他艇を避けるにあたり猶予の少ないタックをしたところクルーと連携が取れておらずまさかのタック沈。6レース目ではリーチングでオーバーヒール沈をしてしまいました。中には本当にしょうもない沈もあって、一上の序盤から沈をした時は巻き返しようもない距離のなか、近くにいるゆっくりした艇を少しずつ抜かしていくような感じでした。もうレースをしているのか、丈夫と2人で帆走練をしているのか、、失笑
1日目で4レース中の半分をこのような孤独な帆走練に費やしてしまった私たちは、明日は絶対タック沈だけはしないようにしようね。と約束して、もうちょっと流石にいい順位取れるはずやろ、、涙 と2日目のド強風を覚悟していました。
すると2日目はなんと、強いうねりの中風がなかなか安定せず結局吹き上がることはありませんでした。そのため帆走練すらあまりできないビミョーな風の中、4357にJOくんと5時間ほど2人きりにさせられるという奇妙な体験をしました。
本船が何度も動きそれについていって、、という中でだんだん会話の種もなくなってきて、、結局恋バナ(JOくんの現JO)をきかくという、最初の覚悟はどうしたの?というほどお互い5時間に飽き飽きしてきておりました。
最終レースは約束していたタック沈はしなかったのですが、2上回航後にセンターを上げるのが遅く、リーチングでスピンホイスト後にすぐ切り上がり沈をしてしまいました涙。
どうしてこんなに沈ばっかりしてしまったのでしょう、、、春の沈祭りを2人で開催していました。なんで?しょうもないよ〜最悪〜、こんなはずじゃなかった〜という気持ちでしたが2人とも。結局はこれが現在の実力であると思います。完全な不完全燃焼の部分はありますがこれから精進していこうと改めて思いました。
こんな中でも反省すべき点はたくさんあります。まず、スタートです。周りがどんどん風位を上げていく中でチキってちびちび進んでいたらルームがなくなってきちゃって加速に出遅れるだとかが多かったです。細かいハンドリング能力の向上、そしてクルーに任せきりになってしまってるライン把握をもっと上手くなりたいです。またある程度風が吹き上がった中でクローズ、時々オーバーヒールが入ってしまったりタック時の減速も大きかったと思います。このようなことがたっくさん見つかりましたので、クルーとたくさんコミュニケーションをとってどんどん擦り合わせていこうと思います。JOくんとは今回の5時間の奇妙な体験を通して仲良しポイントが少し増えたのかもしれません。これからもたくさん乗りましょう。自主練にもっと来てください。
それから細かいですが、格好は格好良くあるべきだと改めて痛感しました。原色オレンジの厚手の手袋に水色のいかにもUSEDのライジャケ着てるのは自分くらいでなんか恥ずかしかったし、やっぱりそういうのは舐められやすいでさ

ではおやすみなさい。

杣道

2024年06月27日 23時45分57秒 | 通常練習
お世話になっております。4年470級チームリーダーを務めております、山本航平です。
まずは先日開催されました関東個人選手権のリザルトを報告致します。

27位 4829 北村/槇枝 17-33-(52)-26-30 106点
30位 4791 安藤/山本 45-14-16-37-(BFD) 112点
34位 4692 澤田/西間 15-40-(60)-24-53 132点
46位 4452 成相/秋田 42-21-59-42-(68) 164点
53位 4579 松本/五熊 36-54-53-58-(BFD) 201点
78位 4303 大下/能登谷 (86)-74-73-60-74 281点
81位 4357 林/山本丈 71-(86)-80-78-71 300点
86位 4319 太田/相川 59-(RET)-DNC-DNC-DNC  332点

まずはじめに、土曜日に来ていただいた天木様、日曜日に来ていただいた工藤様、本当にありがとうございました。他のLB様も含めて、引退しても部活に足を運んでくださること、この場で深くお礼申し上げます。
結果は目標としていた1艇以上の全日本個人戦突破を達成することができず、大変悔しいものとなってしまいました。春インカレで惨敗してから、ペアや船を変えたり、平日の時間の使い方を見直してみたり、コーチとの連携を改善させる試みをしたりと工夫をしてきましたが、満足の行く結果を得ることができなかったことについては、真摯に受け止めなければならないと考えています。
正直な感想としては、全日本の切符はかなり高いところにあるのだと痛感しました。こと470級について言えば、ボーダーの選手がカット有りで64点なので、1レース平均で16点がボーダーという結果でしたが、それはたとえば僕たちのペアで言うところの2・3レース目の点数を取り続けてやっと、ギリギリ全日本選手権に出場できるかどうかというボーダーだということになります。下級生たちから見たら、もしかしたら「じゃあ叩かなければギリギリ行けたかもしれないじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、ヨットレースは不確実なもので、毎レース同じくらいの点数でまとめるというのはとても大事なことではありますが、現実的にはとても難しいことです。回りくどいですが要するに、実力が関個突破に達していないことが根本的な敗因だったと総括します。いいレースでシングルを取って、悪いレースでも20番前後でまとめるくらいの実力が必要だということは、とくに後輩諸氏は強く心に刻んでほしいです。(そして来年こそは全個の海にライトブルーのスピンを咲かせてください。)
ここまで実力の不足を書いてきたわけではありますが、収穫がなかったわけではありません。ペアと船を変えるなどの変化を産んでから、チーム全体は確実に良い方向に転んでいるのではないかと感じています。それは上3艇が春インから5月くらいまででは見られないようないい順位で帰ってくることができるようになってきているということに見られると思っています。ここ数週間でコース練習でとてもいい順位で回航したり、90艇近く出場する個人戦で15番前後で複数回帰ってこれるようになったのはこれまでにない明確な進歩であり、いい成長曲線を描き始められているのではないかと感じていますし、僕自身も含めて前を走る経験が初めてできるようになってきたところなので、やっと勝負の土俵に立つ準備ができたのではないかと思います。(だからこそ、個人的な感想としては「個人戦までにもっと時間が欲しかった」というのが第一に上がってきます。)最終的に叩いてもそこまで崩さず、いいレースではシングルを取れるレベルに達するところを見据えて、セーリングやハンドリングの基礎的なところからまた詰め直していきたいと考えております。
ブログを終わる前に、タイトルの「杣道」について。僕が専攻しているハイデガーの全集第9巻のタイトルでもあるこの「杣道(そまみち)」は、森のなかの細い道のことで、細く険しくて行き止まりかもしれないような鬱蒼とした道を想起させます。僕の人生そのものが「杣道」なのではないか、などと考えてしまいますが、それはそれとして、少し前まで、僕や僕と一緒にチーム運営を手伝ってもらっている槇枝から見ても、というか誰から見ても、470チームの現状が「杣道」のように見えたと思います。しかし、この個人戦を終えて、今の実力の不足具合とともに、ここ一ヶ月くらいのチームの成長も感じることができ、課題が浮き彫りになったことで、暗く鬱蒼とした「杣道」から抜けて本来の目標がはっきりと見え始めてきたのではと思います。目標に対して明らかに足りていないのは、細かいコース云々などの話よりはむしろ、メインとジブ・スピンを使った基本的なセーリングの技術やそれをマーク間で発揮する力、マークの場所を常に失わずにセーリングすることや、回航でぬかれないことであったりと、基本的な技術です。これまでレース続きになってしまい、基礎的な練習が疎かになってしまいましたが、ここから夏合宿まで、基礎力を高いレベルで何段階も上げて行くことができれば、目標がもっと近くに見えてきて、そこへ至る道ももっと開けることでしょう。今までの結果だと、LB様やコーチの方々などからしたら470チームが心配なことと思われますが、結果的に個人戦での敗北がプラスに転換できるように、ここから一層のこと謙虚に基礎的なところからの練習を重ねていき、必ず秋のインカレで結果を出しますので、どうか引き続きご支援ご応援のほどお願いいたします。

4年
山本航平

関東個人戦

2024年06月27日 12時53分07秒 | 通常練習
お疲れ様です。四年スナイプクルーの松本です。
先週末は関東個人戦がありました。以下結果となります。

8位 31418 中静/下村 
4-12-13-3-(36)
19位 31070 市毛/三上
30-28-17-5-(50)
27位 31308 天野/神田
(41)-17-18-30-41
32位 31741 元尾/松本
(36)-27-21-35-31
39位 31494 遠藤/佐藤
46-47-23-16-(68)
66位 30531 藤本/荒井
67-63-(74)-60-47
76位 30785 島瀬/今川
(78)-77-69-74-56

個人的な振り返りとしては、今後の課題としては、セールシェイプの出し方、コースの引き方等が挙げられます。
セールシェイプの出し方に関しては、バングの引き量に関して、甘いことがすごく多かったなと思います。新しいセールでも、スタート直後からベストなシェイプを出せるように注意をしていきたいです。
コースに関しては、最初のレースで、良いスタートで、フレッシュを走れていただけに、内内展開になってしまったことが悔やまれます。レースにおいて焦る気持ちはつきものですが、落ち着いていつも通りのことをしていこうと思います。

今回のレース特有のこととして、1日目の潮の強さがありました。
前回の江ノ島と違い、風がそこそこある中での強い潮で、毎回、上マーク付近でポート艇に前を越されてしまいました。マーク際での混雑を恐れて、左奥に伸ばせられなかったことも反省の一つです。

一方で、チーム全体としては確実に成長を続けていると感じます。まだまだ改善の余地があるのは間違いないですが、それでも去年の今の時点で誰もここまでのチーム像を描けてはいなかったと思います。
秋イン決勝、そしてインカレまでもう半年もないですが、このまま成長率を維持、増大させながら、最後まで頑張りたいと思います。

新入生自己紹介 2024 part12 髙田智彰

2024年06月26日 14時10分50秒 | 新入生自己紹介
大君紹介ありがとう。
ただ、僕は授業切りの剣豪ではないので新入生の誰かと勘違いしているようですね。
というか、先日もう初ゼミの落単が確定した男がいるらしいので、剣豪の称号は彼に譲りたいと思います。

はじめまして、
理科一類の髙田智彰(たかたともあき)です。
よく「たかだ」と間違えられるので、
「ジャパネットたかたの『たかた』で覚えてください」と自己紹介しています。
新歓期には100回くらい同じ自己紹介をしましたね。
このおかげで、みんな苗字は覚えてくれるので嬉しいです。

出身は東京ですが、横浜の幼稚園に通っていて、小学校からはずっと東京です。
なので久しぶりの神奈川での生活ですね。
高校は日比谷高校で、一つ上の代に高校同期の髙畑彩葉がいます。
彼女が入部のひとつの理由になったのですが、詳しい話は後ほどします。
中高では陸上部で短距離や走り幅跳びをしていました。
中学の陸上部はガチガチに厳しく、そのつもりで高校の陸上部に入部したところ、
なぜか陸上部は校庭を使う権利がなく、
その上コロナにぶち当たってしまい、競技場にも行けず、
不完全燃焼で終わってしまいました。

それでは、入部に至った経緯について書きたいと思います。
高校の部活が不完全燃焼で終わってしまったので、大学では何か熱くなれるものを見つけたい!と色んな新歓に行きました。
ただ、僕は小心者なので、
サッカーや野球などの小さいころからやっている人がいるスポーツや、ラグビーやアメフトなどの直接体がぶつかるスポーツは怖く、
大学から始める人が多そうなものを中心に新歓に行こうと決めていました。
対面授業が始まって最初の一週間は、クラスの友達の「○○に行った~」などの話を聞きつつ、どこに行こうか決めあぐねていたところ、
彩葉から新歓こない?と誘われたのでとりあえず行ってみるか!と行くことに決めました。
結局3回行った新歓で一度も彼女に会うことはなかったのですが、海上での疾走感に引かれ入部しようかなと思うようになりました。
ただ、なかなか入部への一歩が踏み出せずにいました。
というのも、新歓で行って楽しかった登山・オリエンテーリング・カーリングサークルはすべて土日が活動日でヨット部と丸被りだったのです。
新歓期というのは、何をしても先輩方がほめてくださるので非常に自己肯定感があがり、何を選んでも充実した生活が送れそうだと錯覚させてくれます。
逆に言うと、どれかに絞るというのは自分の可能性を狭める行為なのではないかと足踏みしてしまうのです。
うーんうーんと悩み、木藤さんと杉山太智さんにご飯に連れていってもらっても決めきることができず、決断を先延ばしにしていました。

入学から一カ月経ち、自分を客観視できるようになってくると、色々思うことが出てきました。
東京大学で生活する中で、常に感じるのは周りの賢さです。
友達の頭の回転、記憶力などに圧倒される毎日で、自分から「東大」を引いたとき、何が残るのだろうと感じるようになっていきました。
これまで努力を重ねてきた学業において、それがアイデンティティになり得ないと気づいたとき、
この四年間で、学業とは異なる何かを真剣に身につけようと思い、ヨット部に入ろうと決意できました。

練習が始まって約1カ月が経とうとしていますが、二回目の練習で熱を出して欠席し、まだ一度も沈をしたことのないヨットのヨの字も知らない駆け出しなのでまだまだ覚えることが山積しています。必死に食らいついていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次回新入生ブログは
僕よりもはるかに授業切りの剣の腕の立つ男、野口薫君です。
切った授業を取り返すために授業を切るという悪循環から誰か救ってあげてください。
それでは、彼の自己紹介をお楽しみに!

新入生自己紹介 2024 part11 大武琉

2024年06月24日 20時27分30秒 | 新入生自己紹介
かなめ君紹介ありがとう。
はじめまして、
理科一類1年の大武琉です。
苗字が珍しいのでいつも聞き返されます。
高校のテストで、名字と名前を5センチ空けても「おおたけ」と呼ぶおじいちゃん先生がいたくらいです。
呼びやすいんですかね。
おおたけ、だいたけ、だい、たける、呼びやすいので呼んでもらいたいです。


横浜生まれ横浜育ちで、三人男兄弟の真ん中です。中学は公立でソフトテニス部の部長をしていました。開成高校に入ってからはクイズ研究部、天文気象部、テニス部、に入って何もしていませんでした。

僕の最寄りは日吉駅で、かの有名な慶応大学のキャンパスがあります。昼は全国指折りのキラキラ大学生たちで溢れていますが、夜になると皆酔っぱらい、集団で地べたに座り込んだり、別の意味でキラキラ(ゲロゲロ)大学生になります。
その中間というか、中途半端というか、可もなく不可もないつまらない大学生活になりそうだったところを、ヨット部に拾っていただいた次第です。



ヨットに関心を持ったきっかけは、石原慎太郎の「太陽の季節」収録の「黒い水」という話でした。
(太陽の季節は倫理的に問題があるとされていますが、この話は健全な話です。)
海の恐ろしさと壮大さと、そこに立ち向かっていくヨット乗りの姿を描いていて、当時まだ若かった僕(2月前)の中2心がくすぐられました。

実は映画や本に目茶苦茶影響されやすい人間なのですが、1年の新歓シーズンに読んでいたのがたまたまこれで、たまたま自分の中でヨットが熱かったので、試乗会にいくきっかけになりました。勝手になにか縁深いものを感じてます。



無事東大に受かり、ヨット部に入ったはいいものの、動きが鈍い自分が本当に大丈夫なのだろうかとも思いますが、具体的な目標が定まるまでは、とにかく一回一回の練習を大事にして頑張りたいと思います。

扱いづらいとは思いますが、人の役に立ちたいと思う素直な人間なので、どうぞよろしくお願いします。

まとまらない自己紹介にはなりましたが、
次回新入生ブログは
授業を切らせれば右に出るものはいない、
令和の剣豪、髙田智彰くんです。

新入生自己紹介 2024 part10 スミス要

2024年06月22日 23時58分53秒 | 新入生自己紹介
下村悠生くん紹介ありがとう!
上から読んでも下から読んでもでおなじみ(?)のスミス要です!
ぜひこの名前の”スミス”か”要”のどちらかでも覚えていただけるとうれしいです。入学前は、東京大学なのだから世界から色んな人が来てるのだろうなと勝手に思ってたこともあり、英語圏で最多のSmithより和名のKanameで覚えてもらいたいなと思っていました。とはいっても大学で自分の身の回りに他国からの学生がいることはまだほとんどなく、大体の人に”スミス”のインパクトで一発で覚えてもらえてます。瞬間記憶というのですね。名前の「要」について言えば、小学校くらいの時にその名と音が似てるという理由で誰かからキャラメルと呼ばれてたことがあるとかないとか。
ちなみに私の父はカナダ、母は日本出身です。

中学は静岡附属で、高校は静岡高校です。太田薫とは中高が同じで、更にマネージャー1年の良知愛子とは中学が同じです。そして4年生には同じく静岡高校出身の安藤先輩がいます。静岡勢が勢いを増していると言われました。
ここでは中高の部活について話そうと思います。中学では小学生から続けてた陸上をやっていて、基本的には長距離種目でしたが投擲種目もやってました。投擲はマイナーですが、思いっきり投げて奇麗に飛んでいったときの気持ちよさに感動して続けてました。対照的に小中の時苦しいものだとばかり考えていた長距離走については、長距離走をマラソンに置き換えれば意外と楽しいかも!ということで最近再びランニングをゆるやかに始めてみました。
高校では運動系の部活から一旦離れて工学部という、競技プログラミングやアマチュア無線をする部活に入ってました。個人的には競プロはあまり広くない世界だと思ってたので、ヨット部の先輩に競プロ経験者がいると聞いたときはとても驚きました。
ここで部活の話をしたものの、中高どちらの部活も”自由”が強く根付いていて、the 部活 (ビシバシとした感じでキレのある部活をイメージ)という経験はない気がします。だからこそ大学ではなにかしら運動部に入ろうと思いました。

では、なぜヨット部なのか、について話していきます。
さっき言ったようにもともと運動部にどれか1つは入部したいと決めてあったのですが、テント列、サーオリ後、私は迷いに迷ってしまい、躰道部、ボート部、ヨット部の3つの部活のうちどれに入るか決め切れませんでした。水上スポーツに興味があったのでボート部とヨット部、どうしようかなと思っていたら躰道部もかっこいいよな!などと思えてきたのです。向田くんと同じく私もいわゆる優柔不断な人で、ついにどの部活の体験練習にも3回ずつ行くことになってしまいました。世の中には、入部するかしないかを直感で決める人と総合的な観点で決める人の2種類がいると聞きます。私はそのうち後者でいるつもりでしたが、どの練習に行っても鋭く褒められるし、部の雰囲気がいいし(ヨット部だけは独特な感じだった印象)で、全く総合評価はほぼタイでした。
もう、こうなったら!!ということで、直感で自分自身をヨット部に賭けることにしました。その直感には、静岡勢とのなんらかのつながりがあったのかもしれないですし、海上の船に乗っていたいという漠然とした小さいころからの夢があったのかもしれないです。あと、入学式での米田あゆさんのスピーチも少なからず影響しているのかなと思います。僕も宇宙飛行士になれたら!なんて思う自分は夢想家でしょうか。まあ、直感は直感ですし、自分でも言葉で論理立てて説明するのは難しいですね。

ということでヨット部に入りました、スミス要です!まだヨット部の一員として何を目指せばいいのかすら判然としていない私ですが、今後4年間の身をヨットに捧げた者としてすべきことは全力前進のみです。モチベーションは高いです、よろしくお願いします!

次回の新入生自己紹介は、ボート部の体験練習で偶然会ってヨット部で再開してくれた大武琉くんです。よろしく~!

新入生自己紹介 2024 part9 下村悠生

2024年06月20日 23時42分12秒 | 新入生自己紹介
こんにちは 琴帆さんの紹介通り、顔が小さい下村です。高身長で顔が小さいと八頭身!みたいに凄い感じになるのですが生憎僕は背が高くありません。とても残念です。 気を取り直して自己紹介です。 下村悠生といいます。悠生と書いてはるきと読みます。高校は向田君と同じ横浜翠嵐高校に通っていました。向田君とは代が違うこともあり面識がなかったのですが、実は駿台横浜校で同じ先生の授業を代違いで受けていたことがこの前判明し意外な繋がりに話が盛り上がりました(笑)。高校時代は野球部に所属していて、島瀬さん、秋田さんが同じ野球部の先輩だったことは入部の決め手になりました。生まれは川崎で、小学校3年生から5年生の間は台湾に住んでいました。帰国してからは横浜に住んでいて、最寄りの駅は京急富岡です。駒場までは1時間半弱かかる最悪の立地ですが、逗子葉山駅までは片道20分、日曜の夜に同期で最速で帰宅できるのは僕ではないでしょうか。 小、中、高と野球を続けてきた僕ですが、大学では漠然と何か新しいことを始めたいなー、と思っていました。もともとマリンスポーツに興味があったのでダイビングサークルなども検討したのですが最終的にヨット部に入部を決めました。高校の先輩もいて、上クラにも2人ヨット部がいるということ中々に入部を決めやすい環境だったことも決め手ですが、やはりヨットのにのって海上で風をきる、はじめての体験に試乗会で魅力されたのが1番の決め手でした。同クラからも他に2人もヨット部に入部して、嬉しい限りです。 6月になってやっと新入生練習が始まりましたが今は全てに苦戦中です。先輩から丁寧に教わったもやい結びは1日で忘れ、海に出てはレーザーで数えきれない沈を経験しました。それでも上手く風に合わせて船を走らせられるととても楽しく、今はどんどん練習して上達したい気持ちでいっぱいです。小柄な体格なので、ポジションはスキッパーを考えていますが470にはまだ乗ったことがないので、艇種はこれから考えていこうと思います。入部してからそろそろ1ヶ月が経つといえどもまだまだわからないことばかり、そして楽しみなことばかりです。これから頑張っていこうと思います! さて、次の自己紹介ブログは、上から読んでも下から読んでもでおなじみのスミスです。よろしく!