東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

春季六大学戦2017、snipe

2017年03月27日 19時45分43秒 | レース反省

こんばんは。四年の山本です。

最後の春合宿、そして春季六大学戦が終わりました。去年も一昨年も、春季六大学戦についてブログを書いたので今年も書きます。過去の投稿を読み返しつつ、当時の気持ちを思い返しながら徒然なるままに。長文になると思います。

リザルトは最後の方に載せます。よろしくお願いします。


一昨年。新二年生のとき。クルーは偉大なる海野さん。
過去の自分の投稿を読んで、ざっくり纏めるとクローズとリーチングが遅いらしい。リザルトは32-31-32(全34艇)。
とてつもなく遅そう。
今思うとよくこの実力で六大学戦に出たものである。未経験の新二年生とレースに出るクルーは大変だと思います。ありがとうございました。
そういえばこの直前に同期の宇佐美くんや上村くんと神奈川五大学戦に出た記憶がある。ドベとったりリコールしたりしたような。レースに出るのはクルーで経験を積んでから、スキッパーに転向した方が既にレース慣れしてるので効率は良さそうだと感じる。


昨年。新三年生のとき。クルーは同期の江村くん。
ペアを組んだ理由は、冬の八景島で、山本江村ペアは意思がなさそうで走るわけがない、という誰かの意見に対して、では六大学戦と春インでとりあえず試してみよう、みたいな感じだった気がする
順位は17-34-39-28-28-32(全40艇)
当時の僕はリーチングがとにかく遅く、また前に出た時にカバーの意識が薄く、博打を打ちがちなコース引きを後悔しているようです。確かに、だいたい30前後なのに第1レースは当てて17、第3レースは外して39とまあ30番前後の実力で博打を打っている感じはする。実力に対して順当なリザルトだなあと当時思った気がする。あとメンタルの弱さを痛感したような

チームとしては春イン予選でぶっちぎって一位取って秋までにこの配艇で勝てる予感がしたので、海野浅川、菅原師田、山本江村の配艇で秋まで行くことがこの後決まったような

当時経験の浅い新二年生の浅川と乗る海野さんは大変だったと思うけど、浅川は海野さん大好きだし、海野さんも浅川を手足のように使ってて面白かったのと、菅原師田のなんだか濃い同期ペアが頼もしかったのもあり、とても楽しい三艇だったです

最後の伸びが足らず全日本に駒を進めることはできなかった。実際の点数差以上に全日本インカレに対して手が届きかけたとは思っている


はい、今年
僕は新四年生で、初日は新二年生の多賀谷と、二日目は新三年生の高山と出ました。
リザルトは22-19-23-18-27-20-17-15(全37艇)


初日について。多賀谷とは去年の東北大戦でペアで出ました。当時は一回リコールしたけど、25艇くらい出てる中で全部5番以内でフィニッシュしたし、冬はたくさん練習したので六大学戦もなんとかなるだろうと思って臨みました。

結果は前年に比べるとちょっと前で安定しており、八大学の中堅でようやく戦えるようにはなったのかなとは
菅原浅川ペアが結構前走ってて、それに対しては見劣りするのは間違いないけど、一応はチームで戦えるようにはなってきたと感じます。

まず言えることは基本的に全てスキッパー中心でレースをしなければならないことが難しかったこと。やはり初の、周りのレベルが高い公式戦では余裕が本当になくなるので、お互いしてはいけないミスをたくさんしてしまった。新二年生なので仕方ない部分は本当に大きいし、僕も新四年生ながら至らない部分がたくさんあり、お互い辛いレースになってしまった。ただ、新二年生のうちから六大学戦で真ん中で接って、緊張の続くレースを一日五レースすることは大変だけれど貴重な経験だと思うので、次に活かしていってほしいと思うし、僕も頑張ります

 

北の強風からだんだん落ちて微風になり、一度無風を経て午後は南の軽風から中風と、五レースどれもコンディンションの異なってたので難しい一日だったと思います。午前は風向変わりまくってたし

二人で話しながらコースを考えたり、次のマーク回航後どうするかをレース中に話したり、コンパス角を読んで今どちらに振れているか、遠くの海面を観察しながら次の振れはどちらから来るか、などを話しながらできたのでよかったと思います。まあ当たってたかどうかはさておき、いろいろ考えて試したことに価値があると思う
あとは、女子ペア並みの軽量なので増量を頑張りたいところであります。


二日目は普段はスキッパーやってる高山と出ました。

北の8m/sのコンディンションでしたが、二人合わせて130kg超えてて、またハイクアウトも二人で頑張ったのでスピード的にはそこそこ戦えてるなと思いました。さすが新三年生、考えてることをいろいろ喋りながら提案してくれて、走りやすかったです。動作はまあ普段クルーあまりやってなくてまだまだなところはあるけど、致命的なミスもあまりなく、仮にレース中の軽いトラブルがあった時のトラブル対処力があるので乗ってて安心でした。
動作の面ではお互いいろいろ思うところがあると思うので、春インに向けて少ない練習時間だとは思うけど、集中して練習していきたい

順位も3レースで20-17-15と尻上がりだったので、もう一回あればもっと良くなったかもしれない。笑


二日間通じて自分について

良かったことは、ランニングとリーチングが風域問わずにスピードがあり、順位が悪い時はランニングとリーチングで数艇抜いて順位を回復でき、自分が上位の時は後ろにランやリーチングで抜かれないので順位の安定に繋がったことと、ランニングの下回航前の位置どりが良く、ほぼ全てのダウンレグでラップを取って順位を上げてこれたこと。
また、二上で後ろを走ってる時は、意識して大きくコース展開することで、端の風を掴んで走ってこれたので、多少左右外したところで順位を上げてこれた

あと、レースのレベルを鑑みて、レースの前日のミーティングで、37艇の中でとにかく20番で安定させようという目標を達成できたことで、基本的に大叩きするレースもなかったのも良かったかなと思います。第五レースの27位はだいぶ怪しいけど。


悪かったことは、スタート後の走りが悪く、基本的に他艇と同時にスタートした時は走り負けがちなこと。普段のクローズから、ややスピード重視で走りがちで、VMGは同じくらいでも下の船に近づきがちな癖があるので、何とか角度を取れる走り方を身に付けたい。

普段の走り合わせで東大スナイプ三艇のスピードはほぼ変わらないのに、菅原浅川艇のみスタート後しっかり走り続けられる、という結果は、山本多賀谷or高山、師田江村ペアのスタート時の加速が悪かったり、下の船を意識しすぎてスピードが悪くなってることが原因と考えられます。やはりここでもメンタル的要因がありそう

あと、やはりシフト自体をあまり掴めていない、フレッシュを走っていて振れタックをしようとしても、へダーのどこで返すのかの判断があまり上手でない
菅原浅川のところは今回それが上手くできて前に出れたようで

まあそもそも振れタックがちゃんと選択肢として存在するのはスタートがしっかりできてフレッシュで自由にタックが返せる前の方の船だけなので、まずはスタート後のスピードを改善せねば。


三艇全体で見れば去年の六大学戦と比べ上と切迫しており、成長を感じる結果になりました。またしても課題はありますが、そのあたりは意識して春インまでになんとかしたいところです。

やはり長くなってしまいました。。。

これから新勧です!!最後の新勧となってしまったけど、自分たちが引退した後もどんどん強くなってってほしいので、全力で新勧頑張りますっ

ではではっ

四年 山本圭祐


あ、リザルトです。写真はクリックすると大きくなるらしい。

全35艇(オープン艇込み)

4357 塚本(2年)・中田(4年) 22位
15-14-20-27-22-30-25-18 計171点

4579 西坂(3年)・水石(3年) 26位
27-28-30-18-10-34-28-24 計199点

4452 小野(2年)・角出(4年) 28位
DNS(36)-26-25-20-BFD(36)-25-26-26 計220点

全37艇(オープン艇込み)

31308 山本(4年)・多賀谷(2年)/高山(3年) 22位
22-19-23-18-27-20-17-15 計161点

30785 師田(4年)・江村(4年) 26位
23-27-32-25-26-18-24-24 計199点

30563 菅原(4年)・浅川(3年) 18位
12-12-5-10-BFD(38)-14-19-RET(38) 計148点

 

六大学戦は両クラス4位、八大学戦は両クラス6位でした。総合も同じ

 


学生マッチ!!

2017年03月13日 23時32分08秒 | レース反省
こんにちは。仰秀ヘルムスマンの田原です。
先日蒲郡で行われた学生マッチに出場しましたので、そのご報告をします。

以下結果です。
ラウンドロビン(総当たりの予選)
vs 同志社 ◯
vs 広島大 ◯
vs 九大 ●
vs OWL ●
vs 関東同盟 ●
vs 神戸大(後輩チーム) ◯
vs KBsailing(神戸大先輩チーム) ◯
vs 日大 ●
4勝4敗 5位

4.5位決定戦
vs 関東同盟 ●●

最終 9チーム中5位
初日と二日目は最大30ノットのブローが吹き全艇がブローチングするほどのハードコンディションでした。3日目は微風の中4位以上を決めるトーナメント戦のみ行われました。


ここからは感想を。
勝てた試合ではスタートで1歩リードするかペナルティを得ることができ、負けた試合ではそもそも走りで負けました。
動作については1年生の2人もミスなくこなしてくれたので自分はひたすら走ることだけに集中できました。強弱(体感で4〜14m/s)、振れが激しい風の中でヘルムスの気が散ってないことの重要性を強く感じました。
負けた試合でも日大以外には走りで大きく(初心者スキッパーとしては)突き放されなかったと感じました。OWLと関東同盟とのマッチはスタートの出遅れ、動作とコースのミスで離されました。
vs九大では1下での痛恨のマークタッチとその後の焦りによる走りの悪さで負けました。1つのミスで勝ちが負けに変わる瞬間を船全体で痛感しました。
良くも悪くも練習してきたものがそのまま出た大会だったと思います。練習で出来たものだけを使って戦うことを意識していたので無理をして自滅するようなことはなかったので、今回負けた時は納得して受け止められました。もっと実力をつけて来年はもっと上の順位を取りに行きます!!



最後にお世話になった東海マリーナをはじめとする運営の皆さん、宿泊先の富士見荘、毎週のようにマッチ練習に付き合ってくださった社会人チームの方々、関東同盟の皆さん、本当にありがとうございました。
それでは失礼します。




ブローチングの瞬間




リザルト

冬合宿4クール目!

2017年03月08日 22時21分36秒 | 通常練習

こんばんは。スナイプスキッパー4年のもろたです。実を言うと、先々週からなにかと理由をつけてブログ更新を他人にパスしていましたが、今度という今度は書きます。やるったらやります。

 

最近はというと、冬合宿の疲れの、ピークですね。寒いんです。先週はずいぶんと吹いたものですから、合宿がずいぶん長く感じられました。今週は仰秀メンバーもマッチ直前ということで八景島に来ないため、14人がマックスの八景島はなんだか寂しいものでした。1年生も、怪我やらマッチやらなんやらで八景にいるのは3人くらいなのでつらそうですが、もう、あと少しで楽な季節が来ると全員信じて頑張ってます。ヨット部の冬ってホント「越冬」って感じです。僕は、練習していたいので、そんなにすぐ冬合宿、終わってほしくないですけど。

 

さて自分はというと、なにしろスキッパー経験が浅いものですから、普通に考えて誰よりも練習しないとならぬとひたすら集中して、自分の動作に対する眼差しの解像度をあげて練習するしかない、と奮起しています。・・・・が、最近伸び悩んでいて苦しい時期だなぁと感じています。目下の課題は、スタート。出れないんです・・・。どうやらスタート前の微速前進の状態が、よくなく、もう少し止めずに、かといって飛び出さずに、ができてないようです。前回の八景レースもスタートは全部死んでるので、急務です。他にも課題は無限にありますが、とにかく、冬の内に、動作(最近この言葉の真意を知りました)を着実なものにしたいですね。もう、やるっきゃない。秋インであの時あの練習していればという後悔だけはしたくないのです。

 

ところで、最近、3年ヨット部にいて、ここにきて気づきはじめたのですが、この部活って、イイですよね笑。海上のスポーツとしても、陸上の集団生活経験としても。寒くてしんどいし、合宿所は汚くて夜は3回は起きるくらい最悪な睡眠ですが、ここで学べるものとか、得られるものって他になかなか無い。お金になるとか、ここでこう実用的だ、みたいな確信とは違うのですが、スポーツをする上での心がけ(小松さんの言葉は印象的です。好きです。)とか、人間関係で悩むこととか、時間の使い方とか、海上のしんどさとか、今経験しといて意味があるじゃないかなぁ、となんだかしみじみ思ってます。全部美化して肯定するわけにもいかないですけれど笑。今文章読み返したら、「お前、誰だ・・・」って思うような内容ですけれど。とにもかくにも、この部活に関わっていることにようやく本当にポジティブになっているということで。一年生は、もっと楽しんでほしいな。それからこの文章を読んでくれた、ヨット部を考えている新入生諸賢はぜひ試乗会にきてくれよな。

 

それでは、どうやら、やりのこしていたレポートが明後日期限なようなので、ぼちぼちそちらを書き始めることにします。失礼いたします。


春よ、来い② ~八景レース振り返り~

2017年03月02日 22時29分54秒 | レース反省

こんばんは。

前記事に引き続き、新3年470スキッパーの西坂がお伝えします。
 
現在、約48時間ぶりに八景島に帰還すべく電車に揺られながらこの記事を執筆しておりますが、もう一回風呂に入っとけば良かった、もっとこたつに入っとけば良かったと、すでにオフへの未練を断ち切れずにいます。
暦の上では春なのにいつになったら暖かくなるのでしょうか。
 
それはさておき、今回は前記事で書ききれなかった、先週の土曜日に行われた八景島レースについて書いていこうと思います。
 
 
リザルトは以下の通りです。
 
……………………………………………………
 
470級 全31艇
4357 西坂 水石 32(OCS)-1-8 41点 9位
4452 小野 千葉 13-6-23 42点 10位
4301 中田 角出 20-16-17 53点 17位
 
スナイプ級 全29艇
30563 菅原 多賀谷 12-2-6 20点 5位
30785 師田 江村 11-13-15 39点 9位
31308 山本 浅川 8-30(OCS)-7 45点 11位
29604 高山 金澤 30(DNF)-3-22 55点 15位
 
 
470リザルト
 
 
スナイプリザルト
 
……………………………………………………
 
 
八景島レースが行われた当日の予報は、昼頃に北から南に周り無風になる予報でして、運が悪ければ1レース行うことも危ぶまれるほどでした。
 
今回のレースで掲げられた両クラス共通の最低目標は、「NOケース、NO文字」です。全日本インカレ出場できるかできないかのライン付近にいる我々東京大学ヨット部が、「32年ぶりの両クラス全日本インカレ出場」の悲願そして、「全日本インカレ総合10位」の目標を果たすためには、文字を付けないことが最低条件、さらにはペナルティーを解消している暇などありません。
先々週の出艇禁止時のミーティングでも前回の秋インカレでのチーム全体の文字・ケースを確認し、そこを無くすことがいかに重要であるかを再確認しました。
また、何レースが行われるか分からない中、1レース1レースを大事にしていこうということも朝再確認して出艇しました。
 
しかし、リザルトを見ていただければわかる通り、これらを達成することはできませんでした。特に、僕、西坂と水石のペアは1レース目からOCS。
 
色々細々とした反省は多々ありますが、やっぱり一番反省しなくてはならないのは、ここです。
これだけ入りを気をつけても文字をつけてしまう恐ろしさを痛感しました。
 
第1レース、若干の下有利であると判断した我々は潮も考慮しつつ、下で出れるような位置でライン形成に加わって行きました。結果下から3番目だったのですが、並び始めた時から一つ上の船だけが飛び出ていたのでそこまで飛び出ないようにしながら待機。スタートの時間間際になって、一つ下の船が加速を開始したのが見えたのですが、そのタイミングで加速したらリコールだと判断したのでリコールしないように若干遅れて加速しました。結果、フォグホーンは2回なったのですが、自分の上下が出ていたのだと判断してそのまま行きました。結果としては、自分の上と下に自分も含めて3艇がOCS。あとから冷静に考えれば、スタート後あまり苦しくなかったことを考えれば、自分も出ていた可能性は十分に考えられます。また、自分の上下が強豪校であったこともあり、大丈夫であろうという甘さもあったと思います。周りに翻弄されないように、自信が持てるスタートをできるように普段の練習から厳しく厳しくやっていかないと行けないと思います。
 
スタートは一番苦手にしちゃいけない反面、自分の中で苦手分野の一つなので、これから春インまでのスタ練コース練でのスタートを一つ一つ丁寧に分析していこうと思います。
 
余談ですが、八景島レース後の火曜の練習で、「加速をしだした途端、急に後ろ振り返らなく(ラインを確認しなく)なる」というご指摘をいただきました。確かに、加速まではよく振り返ってラインの位置を確認するようにしていたのですが、加速を始めると見なくなっているようです。当然一番振り返らなくてはいけないところながら、それをしてなかった、またしてないことに気付きもしなかった自分の詰めの甘さを感じます。もっと練習しなくては。
 
そしてもう一つ反省しなくてはならないことが。第3レース二下(コースは上下二周+流し込み)でケースを起こしました。下マーク回航で先行艇に軽くぶつけてしまい、2回転。これで4艇に抜かれました。前・後ろ共に距離があり、その船と4位争いをしていたのですが、流し込みで抜けるかもという期待から焦ってしまいました。後ろと距離が離れていた上、5点というのは我々のペアが求められている数字としては十分すぎる数字なので、落ち着いて余裕をもって確実に回航するべきでした。9点差で悔し涙を流した去る秋を思えば、先ほども書いた通り、目標達成のためには確実性が求められています。レース中も冷静さを保ってリスクをおかしすぎないように十分注意していく必要性を痛感しました。
 
 
ここまで、大きな反省をしてきましたが、レースの中では練習成果がでている手応えもありました。
 
いずれも基本的なことですが、スタートで死にそうな時の判断は早くなり、レース中はクルーを信じてきょろきょろしない(最近練習でよく注意されてました)、ホープレス・ブランケになりそうになったらすぐ逃げる、潮の向き強さや次のマークの位置を常にクルーと確認し合う、ということを徹底した結果(リコールした第1レースは当然ですが)、1上の回航順位は3レースで順に、31艇中4、8、3と非常に良いものでした。
特に第2レースは、マークをクルーと確認し合う習慣が功を奏し、自分より先に二上を回航していた艇が全艇オフセットを回らず即ジャイしていく中、我々は律儀にオフセットを回ったことで前の船が全艇DNFになる中、7位で二上を回航した我々の船が一位になる事態に。
 
日頃から、我々のチームは経験値が低い分、いかに基本に忠実にできるかどうかで戦うしかにないと考えています。
早稲田や法政という強豪や、立教横国学習といったライバル校が参加する今回のレースでこのことがある程度結果として表れたことは自信にもなりました。
そしてやっぱり、「NOケース、NO文字」という基本中の基本ができなかったことが悔やまれます。
 
また、今回、自分の実力によるものではないとはいえ一位を取ったことで、やっぱり自分は1位をとりたいことを再認識しました。目指すは春イン予選個人成績1位。貪欲に行きたいと思います。そのためには、今回の反省を忘れないようにしつつ、基本に忠実に練習して行きたいと思います。
 
 
 
以上で八景島レースの振り返りとしたいと思います。
これからも、目標達成に向けて謙虚に活動して行きたいと思うのでご声援よろしくお願いします。
 
失礼します。
 
新3年470スキッパー
西坂惇之

春よ、来い①

2017年03月02日 15時47分01秒 | 通常練習

こんにちは。ご無沙汰しております。新3年470スキッパーの西坂です。

一昨日まであった冬・春合宿第3クール(2/24-28)についてご報告させていただきます。

 

先合宿は、赤旗続きで出艇回数が少なかった第2クールから一転して、風に恵まれ出艇待機が一度もなくフルで活動することができました。土曜日にあった八景島レースでは、ど微風予報の中、そこまで風は落ちず3レースを消化することができ、現在の実力を図るいい機会になったのではないかと思います。

それでは、各日を簡単に振り返っていきたいと思います。

 

2/24(金)

早稲田が昼着しないならと、昼の一時着艇なしで練習を行いました。そこそこな強風のなか、寒い寒い言いながら海上でお昼ごはん。この日は計8時間冬の海の上にぶっ通しでいたことになります。頑張りました。

午後は早稲田に混ぜてもらいスタート練習コース練習を行いました。艇数が増えて緊張感が増すこともさながら、レベルの高い環境で練習させていただけていることにつくづく感謝しております。ただ、冬・春の週5練が始まってから長い時間練習できていたおかげからか、ようやくではありますがコース練習で早稲田の船に絡める場面も少しずつ出てきて、上達具合に少しずつ手ごたえを感じ始めています。とはいえ、まだまだ甘いところがたくさんあり、一生懸命食らいつくのが精いっぱいなのですが…。これからももっともっと頑張らないとなと思いました。

 

2/25(土)

横国大主管のもと、八景島レースが行われました。470級31艇、スナイプ級29艇というそこそこ大きなフリートになりました。詳細はこの記事の後半、次の記事でお伝えします。

 

2/26(日)

この日は小松コーチは不在で、久々に東大だけの練習となりました。インデッキから吹いてもハーフトラまでのコンディションの中、加速、バック、幅寄せ、ピンダウン・ピンアップなどの練習や十字ラウンディングを行いました。

小松さんがいるときの練習やその趣旨を理解して記録しておくことで、最近はコーチ不在の中でも充実した練習が行えるようになったのはとても素晴らしいことだと思います。

その中でも加速は今までとは見違えるほど上達してきました。ピンダウン・ピンアップもいかに早く行えるかを練習することで、短時間でできる自信がつき、スタート前のわずかな時間でも躊躇なく行えるようになり、練習の成果が明らかに発揮されています。幅寄せはまだまだ研究と練習が必要ですが、ヨットレースの7割を占めるといわれるスタートの基礎を徹底的に練習することで、チーム全体的にスタ練コース練のスタートは大幅によくなったように思います。

 

2/27(月)

月曜日はマークがうてない特別帆走日だったのですが、1.5ピンダウンの北風強風の中、ひたすら動作練を行いました。クローズは15秒間隔のタック五回のち720°を無限に繰り返し、ランは無限にジャイブをし続けるという、地獄のような動作練でした。

波は強いわ、寒いわ、沈しまくるわで本当に家に帰りたくなりましたが、一日強風の中で動作をし続けたおかげでその日の中でもハンドリングが上達したように思います。僕はヨット部生活で最多回数の沈をして(小松さん曰く、自身が持つ『一日における沈の回数』日本記録(自称)に迫るほど)、あやうく海が嫌いになりかけましたが、こんなに辛い思いをしても、もっとヨットに乗ってもっとうまくなりたいという練習意欲が失せることなく湧いてくるので、最近の練習はとても楽しいです。沈おこしも前に比べて格段に速くなり、コーチから沈しても褒められるという奇妙な現象も発生しました。何事も練習ですね。

一緒に乗っていた水石は、沈しまくってごめんなさい。

 

2/28(火)

この日も北風の強風でしたが、前日よりも体感で風速が1-2 m/sほど落ちていたため、前日よりもだいぶ乗りやすい風でした。小松コーチが月曜日に「大変かもわからないが今日の風でこそ動作練習をすることで、少し風が落ちただけで操船がものすごく楽になるんだ」とおっしゃっていた通り、1ピンダウンする強風であるにもかかわらずこの日は沈する危険性は全く感じずとても楽なコンディションのように感じることができました。

また、金曜と火曜は小網代からクルーザー班のみんなが八景島に遠路はるばる来て一緒に練習してくれるため、多くの艇数で練習することができました。特にディンギー班は強風続きの疲れからか皆満身創痍だったのですが、クルーザー班が来てくれることで場がにぎやかになり楽しく練習できるという点でもとてもありがたいです。

この日の午後、僕はほぼほぼ初めてクルーザー班の同期の工藤と470に乗って練習しました。水石しかり、代替わりしてからというものの同期と乗る機会がとても多くなりましたが、同期とのると自ずと艇内の会話数が増えてとても楽しいです。後輩・先輩とのってももちろんいろいろ学ぶこともあり楽しいですが、同期と乗るのはやっぱり特別な感じがします。一緒に乗りたいと言ってくれる同期を大切にしようと思いました。

 

……………………………………………………

 

簡単に振り返るつもりがある程度長い文章になってしまいました。

これから、八景島レースについて詳しく振り返ろうと思ったのですが長くなってしまった、かつ、合宿所に向かわないといけない時間になったので、次ブログにて詳しく書こうと思います。

 

拙い文章ですがながながとお読みいただきありがとうございました。現在のディンギー班の様子が少しでも伝われば幸いです。八景島レースに関する記事も出来れば今日中、遅くとも明日までにはあげたいと思いますのでしばしお待ちください。

 

それでは、失礼します。

 

(最近部内ではやってるお遊び) 

 

新3年470スキッパー

西坂惇之


春合宿・第3フライト終了!

2017年03月01日 12時29分29秒 | 通常練習

こんにちは。新2年目で新人スナイプスキッパーの鈴木です。

 

先日の現役活動報告会でもご挨拶申し上げた通り、3月10日〜12日に蒲郡で行われる学生マッチに向けてクルーザー班(仰秀)で2nd・マストハンドも務めています。

 

小網代と八景島を行き来する週5練の春合宿も第3週を終えました!

今回の練習を簡単に振り返りますと、

 

金曜日:八景島(ディンギー)

→7-8mという爆風(注意:個人の感想です。)でスキッパー練習。ここまで吹く中での練習は2回目だったのでかなり怖かったのですが、海上で「大丈夫?帰る?」と言われてむしろ負けん気を発揮し、走り方はめちゃくちゃでしたが、何とかセーリングを楽しめるまでには恐怖心を克服できるようになりました。

 

土曜日:小網代(クルーザー)

→週末は風が落ちる予報で、練習できるかすら危ぶまれましたが、それなりに吹いて走りや回航、エントリーからスタートの練習ができました。

 

日曜日:小網代(クルーザー)

→この日もちゃんと風が吹いたので1日練習。途中、松山さんと交代してLULLにも乗らせていただきました。練習後は全員ですき家に行って、裏メニューの牛丼キング盛り(6人前)を食べつくすというイベントも。

 

月曜日:小網代(クルーザー)

→強風の中、仰秀のみでの練習。松山さんに来ていただき、横須賀沖くらいから城ヶ島沖までかなり長い距離を走りました。海も荒れており、寒い中での帆走でしたが、かつてないほど燃えました。走りがいのある、非常に楽しい風です。八景島でも相当吹いたようで、合流した時にはみんな疲れ切っていましたが…。

 

火曜日:八景島(ディンギー)

→月曜日ほどではないものの、強風吹き荒れる1日。午後には多少落ちて、5-6m強風(同じく個人の感想。)でスキッパー練習をしました。金曜日に恐怖心は一応克服したので、多少は走らせ方を意識しながら動作・スタート・コース練習に取り組むことができました。

 

先週に比べ、強めの風が多かった第3週でしたが、心身をかなり磨耗しながらも充実した練習となりました。強風だと否が応でも本気になること、また、それだけの集中力があることが分かったので、風が弱いときでも同様の(そしてそれ以上の)集中力でセーリングしたいなと感じられた1週間でした。

 

いよいよ3月が始まり、学生マッチまで残り9日となります。次の週5練は八景島には行かず、全て小網代での練習です。

皆様のご支援ご声援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

 

1年鈴木