とりあえず花火って!!
「ダンシンザオールナイトかよ!!キコ!!」
は!!!とへび呼は
布団から跳ね起き、あたりをキョロキョロと見渡す。
「…………夢??キコ?」
なぁんだ、とひたいの汗を拭く。
「昨日の鍋の後、
花火からの、ダンスナイト、
沸き立つフロア、君とバンプ、
そんな騒ぎに惹かれて顔を出す村の重役達。
今宵は水辺も夢幻も全て忘れて
ただ、ひたすらに呑み明かせ!!踊り明かせ!!
ヤーホイヤー!!アァ↑アァ↓ア↑!!イーヨーマンテェエ!!」
夢で良かった、と安堵のため息。
「さぁ、みんな起きるキコ」
左右に目を向けると
まだ深い夢の中のアヅチとマツバ
それに今回はタツキも同じ空間で川の字で寝ている。
「今日も予定が盛りだくさ…………」
そんなアヅチは
昨夜の盛り上がりのまま眠ってしまったかのように、
紙で出来た三角錐の帽子をつけたまま。
帽子のてっぺんにはポンポンの飾り。
要するにパーティー帽子です。
「どこまでが夢キコ!!?
それとも今この時こそが夢キコ!!?」
胡蝶の夢なり。
「さあ、朝御飯を召し上がれ!!」
何はともあれ
食卓に着く面々。
「おはようございます!!」
「朝食もお世話になります」
「母ちゃんおはよう!!」
「はい、みんなおはよう!!
お茶は各自お好きな様に」
炊き立てご飯に
出汁の効いたお味噌汁。
浅漬け、卵焼き、野菜炒め。
湯豆腐、ひじき、ほうれん草の胡麻和え。
茄子のおひたし。
「あと食べたい人は納豆に生卵も」
タツキの母、台所からどんどん運んでくる
。
「相変わらず品数が多い」
「朝からこんなに作るの大変」
「感謝!!キコ!!」
ありがたくご馳走になる3人、
そして席に着くタツキ一家。
「今日はとりあえず、風呂からだな」
「朝風呂?キコ!!」
「あんた達、
このチケットは私の分だけなんだけど」
マツバは東一族公衆浴場年間パスを取り出す。
「マジかよ」
「あら、でも安心して」
そして、もう一枚のチケットも取り出す。
「このネイルサロンのチケットは
お友達も15%オフだから!!」
「チキショー、俺の爪もキレイになりますか!?」
「あの〜ところで」
タツキ父が手を挙げる。
「君らいつまでいるの!!?」
「「「コロイドが見つかるまでです!!」」」
「やっぱりー!!」
その頃、東一族の村、馬車降車場。
ひとりの東一族が降り立つ。
「うぉおおおおお、同僚ぅおおおおお」
ビチビチビチビチ、と鮮魚の様に暴れるコロイド
そして、その尻尾?を持って
虚無の表情で立ち尽くす青年。
「どうしよ、これ」
NEXT
「ダンシンザオールナイトかよ!!キコ!!」
は!!!とへび呼は
布団から跳ね起き、あたりをキョロキョロと見渡す。
「…………夢??キコ?」
なぁんだ、とひたいの汗を拭く。
「昨日の鍋の後、
花火からの、ダンスナイト、
沸き立つフロア、君とバンプ、
そんな騒ぎに惹かれて顔を出す村の重役達。
今宵は水辺も夢幻も全て忘れて
ただ、ひたすらに呑み明かせ!!踊り明かせ!!
ヤーホイヤー!!アァ↑アァ↓ア↑!!イーヨーマンテェエ!!」
夢で良かった、と安堵のため息。
「さぁ、みんな起きるキコ」
左右に目を向けると
まだ深い夢の中のアヅチとマツバ
それに今回はタツキも同じ空間で川の字で寝ている。
「今日も予定が盛りだくさ…………」
そんなアヅチは
昨夜の盛り上がりのまま眠ってしまったかのように、
紙で出来た三角錐の帽子をつけたまま。
帽子のてっぺんにはポンポンの飾り。
要するにパーティー帽子です。
「どこまでが夢キコ!!?
それとも今この時こそが夢キコ!!?」
胡蝶の夢なり。
「さあ、朝御飯を召し上がれ!!」
何はともあれ
食卓に着く面々。
「おはようございます!!」
「朝食もお世話になります」
「母ちゃんおはよう!!」
「はい、みんなおはよう!!
お茶は各自お好きな様に」
炊き立てご飯に
出汁の効いたお味噌汁。
浅漬け、卵焼き、野菜炒め。
湯豆腐、ひじき、ほうれん草の胡麻和え。
茄子のおひたし。
「あと食べたい人は納豆に生卵も」
タツキの母、台所からどんどん運んでくる
。
「相変わらず品数が多い」
「朝からこんなに作るの大変」
「感謝!!キコ!!」
ありがたくご馳走になる3人、
そして席に着くタツキ一家。
「今日はとりあえず、風呂からだな」
「朝風呂?キコ!!」
「あんた達、
このチケットは私の分だけなんだけど」
マツバは東一族公衆浴場年間パスを取り出す。
「マジかよ」
「あら、でも安心して」
そして、もう一枚のチケットも取り出す。
「このネイルサロンのチケットは
お友達も15%オフだから!!」
「チキショー、俺の爪もキレイになりますか!?」
「あの〜ところで」
タツキ父が手を挙げる。
「君らいつまでいるの!!?」
「「「コロイドが見つかるまでです!!」」」
「やっぱりー!!」
その頃、東一族の村、馬車降車場。
ひとりの東一族が降り立つ。
「うぉおおおおお、同僚ぅおおおおお」
ビチビチビチビチ、と鮮魚の様に暴れるコロイド
そして、その尻尾?を持って
虚無の表情で立ち尽くす青年。
「どうしよ、これ」
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