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現在は「続・夢幻章伝」掲載中。

「続・夢幻章伝」48

2021年06月25日 | 物語「続・夢幻章伝」
「同僚ぅおぅおぅおぅうぉうぉ!!」

へび呼ロイドの叫び。

消え去った同僚。

崩れ落ちるアヅチ。

残されたワイングラス(中身お茶)

「ええ、判っているわ」

マツバは指を鳴らす。

「判っている?」
「もちろん。この事件の真相を!!」
「ここから推理がはじまるのね」

ワイングラス片手にケートはその様子を見守る。(中身お茶)

「犯人は」

ごくり。

「あんたよー!!!」

・・・・・・。

・・・・・・。

パチ

パチパチパチ。

ふっ、と、マツバは息を吐く。
ケートの拍手。

「・・・なんてね」

「マツバぁあぅあぅあぅあー!!」

「今のは、雰囲気的にやっただけで、中身は何ひとつないわ!!」

「つまりは茶番だな」

チナツは杖を鳴らす。

「それもいいじゃないの」

揺れるワイングラス。

「人生には茶番も必要だわ。このワイングラスの中身のようにね」

イメージとしては
わりと初期の少女マンガのような目で、背景にバラが浮かび上がっている映像です。

「同僚ー!!!!」
「同僚ー!!!!!」

「よかったわね、暑苦しくなくなって」

マツバは椅子に腰掛ける。

「カフェオレちょうだい。あ、クッキーつくかしら?」

なんか日差しが暑い。

落ち着いて、全員席に着く。

「んで、結局何に操られているのよ?」
「それは俺も判らん」
「じゃああんた何が出来るのよ」
「くっ。これまでの仕返しか?」

みんなでカフェオレを飲む。
クッキー付。

「オイラは、・・・オイラわぁ、同僚と静かに暮らしたいだけなんだぁ!」

へび呼ロイドは、やけカフェオレだ。
(ヤケ酒の意味合いで)

「俺は、・・・俺わぁ、同僚たちに包まれていたいだけなんだあ!」

アヅチも、やけカフェオレ(以下同文)

「私としては、これで落ち着いてスタンプラリー出来るからオッケーよ!」
「ふふ、お茶のおかわりどう?」
「ありがとう。でもこれ、カフェオレが入ってたグラスだから」

女子ーずは、男子のクッキーも頬張る。

「あいつらは操られ、そして人の心に入り込もうとしている」

チナツが呟く。

「何かがこの世を支配しようとしている」

「そんな!! 同僚たちキコキコ!」
「なんとかして、食い止めないと!」
「でも、本人たちが幸せであることが重要じゃない?」

「操っている元凶を探さねば」

「さっきの失敗料として、その元凶とやらの場所を教えなさいよ」
「いいこと云うわね」

ケートの言葉にマツバは頷く。

「なんでお前が云うんだよ(損することを!!)」

「ほら、ちゃちゃっとやっちゃって!」
「オイラ、改めて同僚たちを、助けことを誓うよ!!」
「俺も!!」

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

「眠い・・・」

「「「何と!!!」」」




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