'11-11-08投稿、追加・更新、強調
過度の地球温暖化(気温、海水温の上昇)に伴って、局所的に豪雨雲が発生して世界の一部の地域で大量洪水が頻発しています。この原因は環境中に存在する水の質および量の状態変化によると考えていますが、真因は不詳であります。
既報にて「水とはどのようなものか?」および「水はどのように変化しているのか?」(水の状態変化の観測・評価)に係るさまざまな断片的な記載を原点に立ち返って抽出・整理しました(追加記載を文末に補足)
我が国のゲリラ豪雨を含めて、なぜ局所を選択して集中降雨(水の偏り)するか?個人的にそのメカニズムには関心があります。
局所豪雨と言っても、立地条件(緯度、島国、陸続き)によって、その発生メカニズムが異なっているかもしれませんが、根本的には大気圏における「水の状態変化」によると思われます。
狭い日本のゲリラ豪雨はさしづめピンポイント豪雨といったところか?
一般的には気温、海水温が高く水の蒸発量が多い赤道付近の亜熱帯から熱帯地帯に頻発することは常識ですが、中国、米国、欧州、我が国など高緯度地域(引用下図参照)においても、過度の温暖化が原因と想われる異常な洪水など気象異変が多発しています。
<洪水災害マップ>
Flood Mortality Risk
(Image above and in title graphic © 2005, The World Bank and Columbia University,Natural Disaster Hotspots: A Global Risk Analysis, Figure 6.2a)
(google画像検索から引用)
局所豪雨・洪水に係る断片的な数々の既報にて、都度、考察した内容を抽出して整理する予定です。
過度の温暖化→洪水に至る基本的な流れとして
「環境中への何らかの入熱の増加」→「熱帯化」→「海水温の上昇・局所的な水の状態変化」→「水の蒸発量の増加」→「大量な雲の発生」→「種々の有害ガスおよびエアロゾルを含有した雲の移動」→(風向き、地質・地形/雲質の何らかの違い)→「局所に雲の停滞」→「何らかの降雨促進現象(人工降雨剤、有害電磁波など)」→「豪雨」→「堤防決壊もしくは氾濫」→「洪水」→(繰り返し)→→→(排水場所なし=海面上昇)→沈没
を個人的には妄想しています。
参考投稿:(雲の形成分布)
・天変に影響する要因に係る記載(雲の種類と分布、構造の観測方法)
(引用文献:地球表層圏データベース本文を詳しく読む)
(補足)
「水はどのように変化しているのか?」
・海の酸性化の地球環境への影響
「・・・問題はそれだけではない。海がCO2を吸収することで、海水の酸性化が進んでいるのだ。 海水の水素イオン濃度指数(pH)は8程度とアルカリ性であるが、産業革命以降、現在までのpHは約0.1低下(IPCC第4次評価報告書)しており、アルカリ性の度合いがやや下がっている。すなわち、海水の酸性化が進んでいるのだ。」
・「減少する植物性プランクトン」
「・・・食物連鎖の基盤を支え、酸素生産など重要な役割を担う海洋の植物プランクトンが、世界で年間平均約1%の割合で減少し続けていることが、カナダ・ダルハウジー大学などの研究で分かった。 1950年以降のデータの豊富な北半球だけでも約60年間で地球全体の約40%も減少している。気候変動による海水温*の上昇が原因とみられ、気候変動による生態系への影響を裏づけた。海の植物プランクトンは、人為的に排出される量の3分の1にあたる年間約20億トンの二酸化炭素を吸収する・・・」
・雨の中の不純物
「ウィキペディア(Wikipedia)によれば
「・・・一般的に、雨を降らせる雲は、気象学上乱層雲、積乱雲、層雲に分類される雲が多く、その他の雲は比較的少ない。雨雲の下端(雲底)の高さは実にさまざまだが平均的には約500m~2,000m程度で、・・・・・すべての雨は空気中の水蒸気を起源とする・・・」
⇒2000m以上の高冷地は雨の影響を受けにくいと推定される。
「・・・雨水は大部分が水であるが、微量の有機物、無機物、特に重金属類を含んでいる。これらは雲が発生する際、あるいは雨となって地上に落ちてくる際に、周囲の空気や土壌から集めてくる。雨自体に臭いはないが、オゾン、湿度が上昇することによって粘土から出されるペトリコールや、土壌中の細菌が出すゲオスミンが雨が降るときの臭いの元だと言われている。」