1979年のトゥブロベニク音楽祭ライブ音源から、フィルクスニーの演奏でヤナーチェクの「霧の中で」を聴いてゐる。7月21日、真夏の宮殿の中庭での演奏だが、残響もあり良いコンディションで録音されてゐる。
チェコの洋琴家、ルドルフ・フィルクスニーは、本ブログでは3度目の登場になる。以前に、モリーニの伴奏とクーベリックとの協演でご登場頂いたが、彼はヤナーチェクの愛弟子で作曲活動も行ってゐる。
ヤナーチェクの音楽は民族色も強いが、奇想天外で予測不能な展開を繰り広げる独特の世界がある。この洋琴作品では、救いの無い不安感や焦りのやうなものがモノローグ風に表現されてゐるのだそうだ。そう言われればそのやうな気もする。即興的な音楽であり、旋律の美しさが際立つ。こういった作品が聴きたくなる日は、心の健康を疑わねばなるまい。明日は研修会だ。音楽を聴いてゐる場合ではない。
盤は、私家版CDR 765-0037PF。
同作品の1971年のミュンヘンのスタジオ録音もDGから市販されてゐる。
チェコの洋琴家、ルドルフ・フィルクスニーは、本ブログでは3度目の登場になる。以前に、モリーニの伴奏とクーベリックとの協演でご登場頂いたが、彼はヤナーチェクの愛弟子で作曲活動も行ってゐる。
ヤナーチェクの音楽は民族色も強いが、奇想天外で予測不能な展開を繰り広げる独特の世界がある。この洋琴作品では、救いの無い不安感や焦りのやうなものがモノローグ風に表現されてゐるのだそうだ。そう言われればそのやうな気もする。即興的な音楽であり、旋律の美しさが際立つ。こういった作品が聴きたくなる日は、心の健康を疑わねばなるまい。明日は研修会だ。音楽を聴いてゐる場合ではない。
盤は、私家版CDR 765-0037PF。
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同作品の1971年のミュンヘンのスタジオ録音もDGから市販されてゐる。