「離宮の水」ブランドに11商品 大阪・島本で認証

2017-08-19 11:43:21 | 水 water
 大阪府島本町や町商工会などは、水無瀬神宮(同町広瀬3丁目)に湧く「離宮の水」を使った11商品をブランド認証した。同神宮でお披露目式をこのほど開き、関係者ら約20人が名水由来の豆乳やあめなどを味わった。

 離宮の水は環境省の名水百選に認定されており、町などは水をブランド化することで島本を全国にPRしようと今年1月に推進協議会を設立し、ロゴを作製。5月に水を使った商品を募り、町内の飲食店など11事業者が名乗りを上げた。

 式では、推進協会長の山田紘平町長が事業者代表に認証書を手渡した。関係者らが離宮の水で練り込んだパンやゼリーなどを試食。冷製うどんで認証を受けた同町山崎3丁目のうどん店主鍵原和男さん(68)は「微力だが島本をしっかりPRしたい」と意気込む。

 推進協は、11事業者の所在地や商品を掲載したマップを町内の公共施設や駅などで配布している。

【 2017年08月16日 13時05分 】

はや稲刈り、猛暑の中に秋の風情 京都・長岡京

2017-08-19 11:41:20 | 木 plants
 立秋(7日)を過ぎて1週間、猛暑の中にも秋の風情が漂い始めた。京都府長岡京市井ノ内の農家が14日、近くの田んぼで稲刈りを行い、蒸し暑さが続く曇り空の下、一足早い実りの秋に感謝の気持ちをささげていた。

 農家は小野洋史さん(51)。800平方メートルほどの田んぼには、今年から栽培を始めたわせ品種「初恋」がこうべを垂れ、赤トンボが飛び交う中、小野さんがコンバインで収穫した。立ち会ったJA京都中央の職員は「乙訓地域で今年最初の稲刈りだろう」という。

 小野さんは「今年は春から梅雨の時期にかけて安定した天候だったので平年通りの出来です」と話す。収穫したコメは、11月に市内で開かれる「長岡京ガラシャ祭」の景品などにする。

【 2017年08月15日 11時28分 】

育児中の母親らが情報交換 京都・大山崎に集いの場

2017-08-19 11:36:10 | 賞 prize
 京都府大山崎町大山崎鏡田地区に、子育て中の母親らが育児について情報交換する集いの場「ちびオレンジ」が発足した。同地区は昔ながらの家に混じって新築戸建ても次々と完成し、育児世代が増えている。今月までに3回開催。回を重ねるごとに参加者は増え、地域の重要な交流拠点になっている。

 鏡田地区住民の交流の場となっている「オレンジの会」の傘下として立ち上がった。同会連絡係の林さつきさん(47)は「若いお母さんたちに、子ども会へ加入する前の段階で友達作りをしてほしいと思った」と、ちびオレンジ設立の狙いを説明する。

 ちびオレンジは月に1回、土曜日の午前中に鏡田集会所で開催している。6月にあった1回目は育児を終えた世代の住民を交え、子ども用品を買いに行く店、サービスが充実した保育園や幼稚園などの話題で盛り上がった。

 先月は看護師の先輩ママを招いて子どもの発育について学び、今月は集会所近くの民家で水遊びを行った。最初の参加者は数組だったが、2回目には10組ほどに増え、今後も多くの親子に来場を呼び掛けていく。

 鏡田地区は子育て世代が流入している半面、交流は盛んでなかったという。ちびオレンジの連絡係をしている鍵田聡子さん(31)は「ちびオレンジに来て初めて互いに名前を知ったという人が多い。地域に顔見知りが増えることで災害時などの不安解消にもつながる」と期待している。

【 2017年08月14日 10時56分 】

採用試験をバリアフリーに 京都・向日市で点字受験

2017-08-19 11:33:11 | 政 governing
 雇用のあらゆる場面で障害者差別を禁じた障害者雇用促進法の改正を受け、京都府向日市が10月22日から始める身体障害者対象の職員採用試験で、点字の問題文や手話通訳などを介した面接を導入する。活字文のみの出題や口頭での面接に対応できる、などとした従来の要件を「門戸を狭める」として撤廃した。

 市では同日に1次試験、11月中旬に個別面接の2次試験を行い、事務職若干名を来年4月1日採用する。

 今月17日までの受付期間中、点字での受験や、面接の際に筆談や手話通訳の配置を申請できる。拡大鏡や点字用具などの持ち込みも認める。

 市は2012年度から採用試験を5回実施。いずれも、点字を除いた活字印刷文での出題と口頭による面接の他、自力での通勤や介助者なしの勤務が可能であることを受験資格としていた。

 今後、雇用枠の拡大が見込まれる中、4年ぶりとなる本年度の試験を機に、これらの条件を撤廃する。16年4月の同法改正で、事業主は採用時や採用後に「合理的配慮」を提供することが義務となった。市人事課は「合理的配慮のあり方について試行錯誤し、働きやすい環境づくりなど受け入れ体制を整える必要がある」とする。

 長岡京市では、障害者団体の要望を受け、既に昨年度の採用試験から同様の受験資格を撤廃。点字試験を導入済みで、本年度も実施する。筆談や手話通訳による面接には以前から対応していた。

 大山崎町は昨年度、自力通勤や介助者なし勤務の条件をなくした。点字試験は導入していない。本年度も同様の実施を検討中という。

【 2017年08月13日 12時03分 】

クジラやカメ、ガラス窓泳ぐ 京都・長岡京で描く

2017-08-13 12:37:45 | イベント
 クジラ、カメ、ヒトデ、タツノオトシゴ…。京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館内のガラス窓に、海をイメージした絵が描かれている。涼しげな色合いで、訪れる人の目を楽しませている。

 海の絵のあるガラス窓(幅1・9メートル、高さ3メートル)は7面。市中央生涯学習センターの企画で先月末、幼児や小学生ら約30人がクレヨンや青、黄、白のアクリル絵の具を使い、海の中の様子を自由に描いた。

 窓の絵を見て笑顔で会話したり、生き物の名前当てを楽しんだりする親子連れの姿も見られる。母親と大阪府高槻市から来た竹内れのんさん(6)は「クジラがかわいい」と話していた。19日まで。

【 2017年08月12日 12時17分 】

ヒマワリ5千本、太陽のほほえみ 京都・向日で見頃

2017-08-13 12:34:46 | 木 plants
 京都府向日市物集女町の畑に植わる約5千本の市の花ヒマワリが、徐々に開花を始めている。15日ごろにピークを迎える見込みといい、近隣住民は満開の花で一面が黄色く輝く瞬間を楽しみにしている。

 毎年、市が各農家組合を介して栽培を委託しており、2年前からは、物集女街道沿いの約千平方メートルで、所有者の中山忠厚さん(67)が育てている。

 6月中旬に種をまき、顔の高さほどで花が咲くよう肥料の量などに工夫を凝らした。「楽しみにしてもらってる。プレッシャーが大きいね」と笑う。

 10日には約100本が開花しており、京都市西京区から長男と訪れた峰本円香さん(30)は花の写真をズームアップで撮影。「元気がもらえるみたいで、ヒマワリは大好き。一足早かったので、長女も連れて満開の姿を見に来たい」と話した。

 向日市観光協会ではホームページ上のブログで開花状況を随時掲載している。

【 2017年08月11日 11時43分 】

古墳出土の鉄刀模型作りに挑戦 京都・長岡京で歴史教室

2017-08-13 12:30:55 | 習 learn
 夏休み子ども歴史学習が9日、京都府長岡京市勝竜寺の長岡第八小で開かれた。子どもたちが、国の史跡に指定された乙訓古墳群の一つ、恵解山古墳から見つかった副葬品の鉄刀模型作りに挑戦した。

 同学習は市ふるさとガイドの会が、昨年から実施している。この日は、午前の部と午後の部合わせて、市内の小学4~6年生約35人が参加した。

 子どもたちは、出土した刀の特徴などについて説明を受けた後、銀色のボール紙や、木目がついた紙などを使って、刀の刃や鞘、柄などをつくった。定規などをあてながら、慎重に紙を折り曲げたり、両面テープでしっかりと貼り付けたりしながら、ほぼ実物大の約70センチの刀を仕上げた。

 その後、完成した刀を持って近くの恵解山古墳を見学。同会のメンバーから刀が見つかった場所などについて説明を受けた。

 長岡第三小5年の西川知佐さん(10)=同市今里=は「きれいに作れてよかった。古墳のことも調べて、あわせて夏休みの自由研究にする」と話していた。

【 2017年08月10日 09時29分 】

風鈴の音、猛暑に涼呼ぶ 大阪・水無瀬神宮

2017-08-13 12:17:07 | ブログ Weblog
 大阪府島本町広瀬3丁目の水無瀬神宮が今夏から、境内に約100個の風鈴を飾っている。風にそよいで軽やかな音色を響かせ、猛暑にうんざりしている参拝者を和ませている。近年、住宅地やマンションで風鈴の音に対する苦情が増え、飾らなくなった家庭が増加しているという。住民の「せめて神社にはつるしてほしい」という声に応え、お目見えさせた。

風鈴が並ぶのは、境内の隅にある休憩所。50平方メートルほどの場所にベンチと屋根があり、風鈴は屋根の柱に等間隔でつり下げられている。直径10センチほどの透明ガラス製で、金魚や花火など夏らしい絵柄が清涼感を高めている。神社が買い求めて6月下旬から飾り、次第に数を増やしている。

 近くには環境省から名水百選に認定されている「離宮の水」が取水できる蛇口があり、多くの人が水をくみに来ている。大山崎町大山崎の坂本基雄さん(64)は「一斉に鳴ると涼しげな感じがして心地いいですね」と、耳を傾けていた。

 島本町はマンションや新築戸建てが増えて若い核家族世帯の流入が続く。こうした世帯は夏に風鈴を飾る習慣があまりなく、軒先につるしている家庭へ「夜中に音がうるさい」と言ってくることもあるという。水無瀬神宮は近隣住民らから、こうした話を聞いたことをきっかけに風鈴設置を決めた。

 9月9日の「重陽の節句」の祭事までは飾り、その後は残暑の程度をみながら取り外す時期を考えるという。同神宮の水無瀬努祢宜は「日本の夏の風物詩を守り、皆さんに音色を楽しんでいただきたい」と期待している。

【 2017年08月08日 10時01分 】

高齢化、戦争体験語り継げるか 京都、岐路に立つ団体

2017-08-13 12:13:22 | 民 people
 15日で終戦から72年―。広島原爆の日(6日)、長崎原爆の日(9日)と合わせ、戦争犠牲者を思い、平和への決意を新たにする日が近づく。被爆者や戦争体験者、戦没者遺族の高齢化が進む中、京都府乙訓地域では原爆被災者団体の支部解散が判明するなど戦争の記憶を引き継ぐ難しさも浮き彫りとなっている。

■減る会員、解散もやむなく

 乙訓2市1町の被爆者でつくる「府原爆被災者の会向陽支部」は昨年5月にひっそりと解散し、活動に終止符を打っていた。支部長だった鮫島純子さん(79)=長岡京市馬場=は「体調がすぐれず、会を引っ張っていく気力も体力も無くなった」と打ち明ける。後任の支部長探しも辞退する会員が相次ぎ、引き受け手はいなかった。

 会員数は一時100人近くいたが、解散時には約50人まで減少。毎年催す支部総会の参加者も近年はわずか7、8人だった。日本が不参加の核兵器禁止条約採択後初めて迎えた夏。「支部の解散は残念だが、原爆被害者は私たちだけでいい。戦争と原爆は二度と繰り返してはいけないと伝えたい」。鮫島さんは現在、上部組織の府原爆被災者の会副会長として活動を続ける。

 一方、2市1町の各戦没者遺族会も岐路に立つ。会員数が15年間で半減した向日市遺族会の永井諭会長(88)=同市上植野町=は「活動しなくても特別弔慰金はもらえるからと退会する人もいる」と肩を落とす。

 上部団体の日本遺族会は組織の存続のため孫、ひ孫世代の青年部の組織化を推進するが、市遺族会に動きはない。永井さんは「戦死した兄を弔うためにも体の動く限りは活動を続ける」と前を向く。

 「会員の高齢化は避けられない」と危機感を募らせる大山崎町遺族会の森田俊尚会長(56)=同町下植野=は「将来的に遺族会自体がなくなる可能性もある」としながらも、「遺族会の活動や平和の取り組みに理解のある人に活動参加を呼び掛けている。今後も平和団体と協力し、ほそぼそとでも遺族会という形を残して活動していけたら」と、後世へ語り継ぐ活動に意欲を見せた。

■各自治体、次代へつなぐ

 乙訓の各自治体は戦争の風化を防ぎ、記憶を次の世代へつなぐための取り組みを行っている。

 長岡京市は、米軍艦載機の銃撃で犠牲者の出た「神足空襲」があった7月19日を「平和の日」と定めている。来年の制定30年に向けて市内の戦争に関する資料を電子化して保存する事業に着手した。市が保管する資料の劣化が進んできたためで、現在は資料の仕分けを進めている。来年夏ごろに、戦争体験者の証言などと合わせ「平和博物館(仮称)」として市のホームページに公開する予定だ。

 また、向日市と大山崎町では、平和の尊さを子どもたちに学んでもらおうと、広島へ小学生とその保護者を派遣している。親子は5日に折り鶴を「原爆の子の像」へ納め、6日には平和記念式典に出席した。

 向日市では当初、市民全般を対象に派遣していたが、2010年度から募集を小学生と保護者に限定。今年は23組の応募があったという。市担当者は「戦争経験のない次世代の子に現地の雰囲気を感じてもらえたら」とし、未来を担う子どもたちに戦争の記憶をつなごうとしている。

【 2017年08月09日 11時59分 】

原爆の日、平和祈り鐘をつく 京都・乙訓の8カ寺で集い

2017-08-08 13:51:31 | 式 celemony
 広島に原爆が投下された6日、「非核・平和の鐘をつく集い」が京都府乙訓地域の八つの寺で行われた。家族連れやお年寄りらが、原爆で亡くなった人たちを悼むとともに、核兵器廃絶と平和な世界を願って、静かに鐘をついた。

 原水爆禁止乙訓協議会などが毎年開催しており、今年で29回目。長岡京市粟生の光明寺には、小学生から高齢者まで約40人が参加した。

 原爆投下時刻の午前8時15分に合わせて、全員で黙とうをささげた後、参加者は一人ずつ鐘をつき、平和への思いを込めて手を合わせていた。

 その後、同協議会事務局長で、被爆2世の米重節男さん(68)=向日市向日町=が、先月国連で採択された核兵器禁止条約の意義や、同条約の交渉会議を傍聴した際の様子などについて報告。各国の代表が核廃絶が進んでいない現状を批判するスピーチを行ったことや、すでに亡くなった方を含めて「ヒバクシャ」と表現する言葉が条約の前文に盛り込まれたことなどを紹介し、「核兵器は禁止されたが、世界からなくなっていない。世界の流れは大きく変わっており、日本も条約に署名するよう、取り組みを進めなければ行けない」と述べた。

【 2017年08月07日 11時35分 】



石臼で抹茶ひき公開、人気です 京都・和束の販売店

2017-08-08 13:49:51 | 商 trading
 京都府和束町の茶販売店「山甚」が、店頭に石臼を設置して碾(てん)茶を抹茶にひく作業を公開し、人気スポットになっている。外国人観光者も「ほかでは見ることができない」と喜んでいるという。

 直径34センチ、高さ23センチの業務用の電動石臼で、1時間に抹茶を40~50グラム作ることができる。開店時間に動かし、店内で作るソフトクリームなどに使っている。

 同町は碾茶の生産量が年々増えているが、宇治市などで抹茶に加工しており、町内の茶工場から購入した碾茶をそのまま抹茶に、作業も披露しPRしようと考えた。

 同店は「和束には茶畑と茶工場がある。さらに石臼で抹茶をひく工程も見てもらうこともでき、訪れる人に説明できるようになった。より多くの人に茶文化に親しんでもらいたい」としている。

【 2017年08月06日 10時30分 】

竹加工、流しそうめん楽しむ 京都・大山崎

2017-08-08 13:45:55 | 木 plants
 親子で竹の加工や流しそうめんを楽しむ交流会が5日、京都府大山崎町大山崎の竹林で開かれた。同町円明寺の円団西子ども会の親子連れら約30人が、竹林で伐採した竹から器や箸を作り、冷たいそうめんを味わった。

 夏休みに親子で触れ合う時間を持ってもらおうと、町青少年健全育成協議会が主催し、今年で13回目。大山崎竹林ボランティアも協力し、子どもらに竹の切り出しや食器作りを手ほどきした。

 子どもたちは、直径10センチほどの竹を選び、のこぎりで根元近くから切り倒した。竹は10センチほどの間隔で輪切りにして器にし、表面を紙やすりで削って持ちやすくする工夫も施した。箸作りでは、棒状の竹を小刀で少しずつ削り、自分の手にあった大きさに整えた。

 流しそうめんが始まると、子どもたちは次々と手を伸ばして夏の風物詩を堪能した。山岡楢君(11)=第二大山崎小5年=は「小刀を使ったのは初めて。難しかったけど、箸の先の方を細く削れて上手に作れた」と、笑顔で振り返った。

【 2017年08月06日 10時20分 】



仏教の言葉と写真コラボ 京都・宇治の平等院で企画展

2017-08-08 07:06:17 | 会 party
 仏教にまつわる言葉と組み合わせた写真の展示が4日、京都府宇治市宇治の平等院ミュージアム鳳翔館で始まった。公益財団法人仏教伝道協会(東京都港区)主催のフォトコンテストで入選した作品32点で、仏教の精神を伝える力作が来館者の目を引いている。

 コンテストは、現代語訳した仏典や各宗祖の言葉と写真で構成するカレンダーを作るために2014年から開いており、今回は16年の入選作品を展示している。

 「守り育て救い取るのが仏の心」との文言に添えられた写真は、つがいでひなを育てるツルの様子を切り取った穏やかな作品。「足ることを知る者は身貧しいけれども心富む」との言葉には、こけに覆われながらも柔和な笑顔が印象的な地蔵の写真が選ばれた。

 この日、開会セレモニーが催され、同協会の生田忠士常務理事は「人生の道しるべとなるメッセージが多い。ゆっくり見て、心を見つめ直してもらえれば」と述べた。カレンダーの文言を書いた書家の鈴木猛利氏による書道パフォーマンスもあった。

 展示は27日まで。平等院の拝観料が必要。

【 2017年08月05日 11時31分 】

車両点検に興味津々 JR西支所、小中生が見学会

2017-08-08 07:03:55 | 会 party
 鉄道車両の点検整備を担うJR西日本吹田総合車両所京都支所(京都府向日市鶏冠井町)で4日、見学会があった。市内の小中学生が普段は特急電車に使う見学用車両に乗り込み、回送列車を点検する作業員の仕事ぶりや清掃の様子を見つめた。

 親子ら約120人の一行は、京都駅と白浜駅を結ぶ特急「くろしお」の増結用車両で、JR西管内で広さが最大級の同支所(約28ヘクタール)に張り巡らされた線路を行き来した。

 草津線の普通電車となる回送列車とすれ違った際には、屋根で作業員がパンタグラフの動作を点検したり、ブレーキやタイヤのねじの締まりをハンマーで確認したりする様子を観察。「どうやって電気が流れるの?」「底のバネの役割は?」と次々と質問が上がり、洗車機をくぐると車内に大歓声が響いた。

 同市上植野町から参加した第5向陽小3年藤田真成君(8)は「電車は乗るのも撮るのも大好き。ずっと見ていたい」と話し、動画や写真を繰り返し撮影していた。

 見学会は、夏休みに合わせて向日市教育委員会が毎年1回企画している。

【 2017年08月05日 11時12分 】

激辛進化形、「金魚割り」いかが 京都・向日

2017-08-08 07:01:15 | 商 trading
 京都向日市激辛商店街は今夏、酒やジュースに唐辛子を浮かべる飲み方「金魚割り」をPRしている。向日市内の加盟店が酎ハイやカクテルに赤のワンポイントアクセントを加えて提供し、激辛ブームの進化を狙う。

 料理だけでなく、飲み物でも知名度を上げていこうと企画。居酒屋やお好み焼き屋など加盟店10店舗が協力し、ハイボールや焼酎、ラムネなどに唐辛子を入れ、グラスの中を金魚が泳ぐような風情を醸し出している。

 同市寺戸町のショットバー「air1963」では、小型の金魚鉢をグラス代わりにして、カクテル「ジンライム」などに唐辛子を浮かべる。オーナー荒巻美恵さん(45)は「ライムの緑に唐辛子の赤が映えて涼しげ。お客さんとの話題づくりになる」と笑う。

 同商店街は「金魚ゆかりの地と連携を深めて、全国に広めたい」と関連行事の構想を練る。

 19日にイオンモール京都桂川で実施するイベントや、9月23日に京都向日町競輪場で催す「KARA-1グランプリ」では、金魚養殖地の奈良県大和郡山市や民芸品「金魚ちょうちん」で知られる山口県柳井市の商工団体から協力を得て、金魚すくい大会を企画している。

【 2017年08月04日 11時25分 】