冷え込みがいちだんと増すシーズンに合わせ、西国街道沿いの伝統建築「富永屋」(向日市寺戸町)で、味噌(みそ)づくり体験講座が催された。修復したかまどで煮た大豆をもとに、参加者は昔ながらの手作りの味を丹念に仕込んだ。
江戸期に門前町の宿屋として格式を誇った富永屋では現在、市民による「グループとみじん」が職人を招いて「おくどさん」と呼ばれるかまどを修復したり、ひな人形の展示や文化イベントの開催などに活用している。
「おうちでおいしいみそ作り」と題した講座は、カビの発生を避けるために寒さが厳しいこの時期を選んで今月10日に開催した。
「とみじん」メンバーが、前日から水に浸けた大豆を、まきをくべたかまどの大鍋で長時間かけて煮込んだ。参加した女性約10人は、寺戸コミセンの矢崎久美子所長の指導を受けながら、麹(こうじ)や塩と練りつぶした大豆を混ぜ合わせてソフトボール大に丸め、かめの中にぎっしり詰めた。「温度変化の少ない冷暗所で、じっくり熟成させましょう」との矢崎さんのアドバイスを受け、参加者は秋になってまろやかな味になる日を楽しみにしていた。
【 2014年02月12日 08時57分 】
江戸期に門前町の宿屋として格式を誇った富永屋では現在、市民による「グループとみじん」が職人を招いて「おくどさん」と呼ばれるかまどを修復したり、ひな人形の展示や文化イベントの開催などに活用している。
「おうちでおいしいみそ作り」と題した講座は、カビの発生を避けるために寒さが厳しいこの時期を選んで今月10日に開催した。
「とみじん」メンバーが、前日から水に浸けた大豆を、まきをくべたかまどの大鍋で長時間かけて煮込んだ。参加した女性約10人は、寺戸コミセンの矢崎久美子所長の指導を受けながら、麹(こうじ)や塩と練りつぶした大豆を混ぜ合わせてソフトボール大に丸め、かめの中にぎっしり詰めた。「温度変化の少ない冷暗所で、じっくり熟成させましょう」との矢崎さんのアドバイスを受け、参加者は秋になってまろやかな味になる日を楽しみにしていた。
【 2014年02月12日 08時57分 】