帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記 平尾台でねずみボスの指令を受ける

2014年04月27日 14時39分35秒 | 野ねずみ作戦活動記録
良い山行日和の春の土曜日が来た。なぜだかこのところ、野ねずみ探検隊のネットレーダーにはオキナグサの開花情報がヒットしていて、
それも小倉の南に広がるカルストの台地、平尾台がねずみ電波の発信源。
平尾台ならX-T探索機で1時間弱で行けるエリアではないか・・・。という訳で、この晴れの土曜日は当然の作戦活動となった。
平尾台はいくつかのピークが連なる広大なカルスト台地で、これまで野ねずみ探検隊は北部エリアの吹上峠から大平山を経て最高峰の
貫山への山行は数回体験していたが、エリア南部の連山にはまだ足跡を残していないので、今回は未踏の南エリアを探索することになった。
そして、それはまさにねずみボス直発令の作戦命令で、野ねずみ探検隊は活動開始以来はじめて野生野ねずみとの邂逅を果たしたのだった。
標題画像のおそらくヒメネズミ君、下等生物のニンゲンに発見されないよう、全静止回避行動(ようするに死んだふり(^○^)しているけど。
「オイオイ、あなたのシモベ、野ねずみ探検隊だよ(^v^)、呼んだでしょー!、き・た・よ!。」


9時開始を標準時計にしてやってきた平尾台自然観察センター。山行準備をして、9時開店のセンターで平尾台の地図や情報をゲット。

 
車道歩きをはじめると、オッ、早速自然観察センターの情報にあったホタルカズラとタカサゴソウ発見。見たときは名前は思い出せなくて
帰り着いたらもう一度自然観察センターに立ち寄ることにした・・・のがまたまた幸運(^v^)。


車道をてくてくあるいて、0930時、見晴らし台到着。なるほど平尾台全景をほぼ見渡せて、今日の作戦を見渡せるね。んーその先から
車道を分かれて山道へ入ろう。


で、よくわからないまま登ってきた「堂金山」。縦走のはじまりだねー。寒くなし暑くなしのいい季節の幸せ山行、開始!。

 
隊長が次々と発見するスミレの種類の花達。正確なお名前は分からないけど、とにかくかわいくてきれいなので見てもらおうね。

                                  
さて、資料館のデータで最初に目指すピークにした貝殻山。急登をぐいぐい登ってきた。大きなハマグリが・・・ってあるけど、
そーでもないかな-。


さー、そろそろ今日のルートが確定する。あのはるか遠くに見える天狗岩、まずあそこへ行こう。そして縦走路を登り返しながら今日の
ターゲット「オキナグサ」を探すのだ。

 

 
山体の麓をトラバースして天狗岩への取りつきに至る道で、これまた自然観察センターで情報があったカノコソウとベニシジミ。

                      
垂直かと思えるような急登をずるずる這い登って・・・


おおー、来ました、天狗岩。絶景。

 

 そしてその辺あちこちに、スミレやフデリンドウが・・・。

                        
これが天狗岩。大きいねー。


ここから縦走開始。平尾台の景色を俯瞰しながら、ゆっくりゆっくり登る。その光あふれる道でついにその時は訪れるのだ。隊長が小さく叫ぶ「あれなに?」!。

                       
ξヨクキタ ノネズミタンケンタイ コノウチュウノナカデ ココデアエルノハ キ・セ・キ ダ ワラッテ イキテイケル ネズミコクヲ サガシダセー!ξ


奇跡の邂逅を経て、野ねずみ探検隊の探索は続く。1116時、桶ヶ辻到着、一休みだ。隊長は「由布院で仕込んだヤツ」などと言いながらエネルギー充填(クッキー)。
行橋方面の展望が抜群。単独行のお父さんがふうふう登ってきて挨拶、シャッターサービスだ。良い好日ですねー。



 1134時、今日のルートでは最高標高606.5mの周防台到着。
さて昼ごはんにしようか。

 
1140時、大休止。ここは「カフェ周防」。メニュウ一覧:かぼちゃのスープ、ホテルシェフのカレー、どん兵衛赤・緑、ミネステローネハンバーグ、オールフリー。
1225時、活動再開。たんまり食べたねー。美味い山飯、最高だー。


あれー、いい気持ちで、いい景色だけどそっちに行くととんでもない方向へ・・・。手前の道が正解みたいだねー。

                             


1240時、権現山通過。茶ヶ床園地を見下ろす。しかし、今日の最終ターゲット、オキナグサはついに会えなかったね~。もう季節は遅いのかな・・・?。

 
茶ヶ床園地で白いニホンタンポポを鑑賞しながら(そう、タンポポってこれだったよね50年前)車道を歩いてX-T探索機へ。途中山道に入って全速走行のキジと遭遇(^○^)。
結局、会えなかったオキナグサ。仕方ないねー・・・と、隊長は花の名前調べに自然観察センターへ。そんな偶然の、策略も企ても騙し合いも迎合も関係なくこの出会いが・・・。

 
自然観察センターの玄関前にカメラを構えるお父さんが「あそこもここもまぁだまだこれからほらそこにもほれあそこにもはははー」「ありがとうございました(^・^)」
はい、こちらが”オキナグサ”なのだ\(^o^)/。







赤狐号走る 合馬から菅生の滝へミニツーリング

2014年04月19日 16時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
天候が安定した土曜日、数日前までの予報では雨の確立が高かったので、山行などのアウトドア活動は計画していなかったのだ。
そこで、久しぶりに赤狐号とツーリングに行くことにして、エアチェックや暖機の準備してとりあえず出発。
どこに行こうか・・・、隊長からの指令は「合馬のタケノコ」。ああーそうね、ちょうど旬だねー・・・と合馬へ。
野ねずみベースからは、皿倉山のふもとのワインディングロードをヒョイヒョイと抜けると1時間もかからないのだ。
満員御礼の合馬タケノコ園の状況を観察した後は、もすこし足を延ばして小倉南区の山麓を潤している菅生の滝の見物だ。
ここも久しぶりだねー・・・。ひょっとすると30年ぶりぐらいかな(^_^;)。

 




菅生の滝:北九州市小倉南区大字道原
福智山から湧く冷たい清水は一ノ滝から三ノ滝まで三段で、一ノ滝が最高落差、約30メートル。
「すがお」のいわれは、滝のしぶきの勢いに女性の化粧がとれて「素顔」になってしまうからだという説もあるとか!(^○^)。

 



 
さてさて、赤狐号でのツーリングに標準装備されているのがこれ!(^○^)。今日の蔵めぐりは菅生の滝の帰りに寄った「無法松酒蔵」
と、合馬から八幡に帰ってきて立ち寄った溝上酒造「天心」。


野ねずみベースへの帰着は14時、野ねずみ畑が雑草だらけなので草取りして16時、さてそろそろ試飲会してもいいんかい?(^○^)。

野ねずみ山日記 福智山でヒトリシズカに出会う

2014年04月17日 14時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
毎日毎日仕事に追いまくられ、しかもどれもこれも難題課題だらけで、いささか頭がパンクしそうなオデ。こんな時はどうしたらいいだろう・・・
・・・って、することは決まっている。
何とか休めそうな日を見つけて”逃亡”。せっかく頂けるお休みだから、有意義に使わないともったいないよねー。有給休暇で久しぶりの山行だ。
この時期の山は花達が沢山咲いていて、本当に楽しいのだ。そうだ福智山に行こう・・・。
・・・で、この福智山逃亡山行作戦、実は大成功で思った通り沢山の花達を楽しんだ上に、なんともうれしい邂逅が待っていた。
標題画像のヒトリシズカ!。野ねずみ探検隊初の出会いだったのだ\(^o^)/。

 
上野(あがの)登山口の駐車場にX-T探索機を停めて山行開始が9時。登山口で出会った人のいいお父さんが「フデリンドウだね・・・」と
教えてくれる。おやおやセンダイムシクイがさえずっているねー。→福智山上野登山口でさえずるセンダイムシクイ


久しぶりの福智山、いい気持ち。前後して歩く先のお父さんは「私は山はここと決めているのだよ。」なるほどねー。

 
そのお父さんが指差して教えてくれたギョリンソウとウグイスカグラ。

                              
カキドオシも咲いているねー。(ブッブー! 隊長からNG、本名は「キランソウ」なんだって、ゴメンね(^_^;)。

 
登り出して約1時間で上野越えのベンチに到着。山桜の花びらで道はお化粧だね。

                          
こんな不思議な木もあるよ(^^)。ぐるぐるとねじれているのはなぜだろうねー・・・?。

 
7合目ぐらいからはスミレ達が大はしゃぎで現れるのだ。エイザンスミレかな?。スミレは沢山種類があって名前がわからないけど、
後々じっくり調べてみようかね。

 
ショウジョウバカマとヤマルリソウ。

                        
このときはまだそれと知らなかったニリンソウ、めったに見れない花がなんと群生しているのだ。

 
そして・・・、遭遇!。あっ・・・と隊長が息をのむ。その足元にヒトリシズカ。うわー、かわいいねー(^・^)。

 11時過ぎ、福智山山頂に到着。いい天気だ。


素晴らしい眺めを満喫する野ねずみ探検隊。

 

 祠の後ろの広場で昼ごはん。風も避けられてちょうどいいね。


昼ご飯を済ませて片付け終わると、登山口で出会ったお父さんが登ってきて、花の成果を教えてくれる。ヒトリシズカ咲いてましたねー。えっ、ニリンソウ
ですか?、咲いてました?。ええー行ってみよう。ありがとうございました。
山肌はまだ山桜が彩りを添えていて、綺麗だねー。荒宿荘によって行こう。

 
荒宿荘周辺にはスミレの群生がちらほら。隊長はおトイレを借りて、さあ下山準備完了だ。

 

 
 
 このあたりにはスミレ達が沢山、楽しいねー。

 
そして、花のお父さんに教えていただいて、やっとそれと気が付いたニリンソウに再会。おやおや花弁が6枚の花もあるねー(^v^)。

 
下山の道で見送ってくれたソウシチョウ、綺麗な色だねー。

 
スミレ達が見送ってくれて、13時前には上野越えで一休み。ここでは2匹の柴犬連れのご夫婦がいて、柴犬の1匹は実は福智山に捨てられた野良と教えて
頂いた。なんと2年間山に住んでいるとか。ガンバレよー。


山桜が見送ってくれる道を下る。



 
13時半、登山口に下山完了。ヤマガラ達が出迎えてくれたね。


さあ、予報通り空は雲が覆って雨模様だけど、野ねずみ探検隊は大満足。うれしい邂逅の旅を終えてX-T探索機は帰路へと発ったのだ。

野ねずみ探索記 ねこ歩き展探索

2014年04月13日 10時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
今、北九州市立いのちのたび博物館で、岩合さんの猫の写真展が開催されているという、最重要野ねずみ情報を隊長がゲットした!。
今日みたいに、朝からザーザー降りの雨の日にはもってこいの探索作戦だねー。当然、野ねずみ探検隊出撃!。
猫の写真展は「まるごと猫展」の特別展と常設展の岩剛さんの2か所で開催中で、久しぶりに恐竜の骨格標本が沢山展示してある常設展コーナーを見学。
何度か見ているので退屈するかと思った常設展コーナーが意外と楽しくて、鳥たちの剥製標本などはじっくりと観察できて面白かった。
さて、猫たちはどうなっているかな・・・。

                               
この頃、レン猫参謀長お気に入りの指令台はここ(^○^)。出発指令だー!。

 
9時過ぎの開館を狙ってやってきました、北九州市立いのちの旅博物館、特別展コーナーの猫たちのお出迎えだ。

 
おおー、虎の剥製が迫力。日本全国から招き猫も集まっている。

 
これは宮若の「追い出し猫」とか。幸せを招いて悪いことを追い出すらしい。いいね~。

 
絶滅危惧種のツシマヤマネコとイリオモテヤマネコ。思ってたよりかなり小さいんだ。


木村道子さんの猫テーマの絵が、何ともホンワカでいいねー。


さて、常設展コーナーへ、へーこの博物館、60万人達成だって。

 


相変わらず迫力だー。

 
カルカロドン・メガロドンっていう古代のサメの顎の骨格標本。でかいねー!。翼竜も飛んでるよー。

                         
さー岩剛さんの猫写真、じっくり楽しんで行こう。撮影禁止ですよー(^○^)。