帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記別巻 大船山サンライズ作戦 -輝きの頂へ-

2015年09月28日 13時40分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
0928日の朝一番の輝きを、オデはくじゅう大船山の山頂で浴びた。
大船山への登山道は、昼間でもうっそうとした原生林の中で、時折藪をかき分けたり
木の枝をくぐったりの厳しい道なのだ。
でも、こうして輝きを見ると、登る道の苦しさは吹き飛んで、大きな喜びが心の中に
湧き上がってくる。
では、大船山サンライズ作戦、本作戦の報告だ。






0458時、8合目の段原到着。ボウガツル出発から1時間と少しの暗闇の原生林との格闘は
正直、怖かった(^_^;)。何か恐ろしい物の怪が飛び出してくるような・・・。
ひたすら登って、写真を撮る余裕もなかったのだ。






ゆっくりと輝きが増してくる空の美しいこと・・・。「間に合った~!!」と登って
来られた方が、オデの他に3名ほど。おはようございますー(^o^)。おや、昨日温泉で
ご一緒したおじさんも・・・。お会いできましたねー。なんかうれしい。
ではしばし、一緒に輝きのギャラリー楽しみましょう。


朝日が照らし出した久住山、中岳等々の峰々。


一晩、舞台を楽しんだ十五夜のかぐや姫が、別れを告げていく。


輝く雲海の中に立つ由布岳が、見る人の目を引き付ける。



                        






朝日に照らされる飛行機雲。


さあ、素晴らしいひと時を過ごして、下山の時間になった。
もう一度、輝きを目に焼き付けて、0640時、下山開始。ご一緒してもらったみなさん、
またどこかでお会いしましょう(^^)/。


大船山の影がボウガツルにくっきりと・・・。


雲海がますます増えてきて、由布岳が飲み込まれそうだ。




0658時、下りはやっぱり楽だねー。ひょいひょい下って段原通過。日射しがきれいだ。


明るくなって、すっかり幸せな表情になった森を抜けて、0746時、ボウガツルに下りつく。


おやおや、これから登るパーティーが準備中だ。お気をつけてー。


テント撤収にかかりながら、お湯を沸かして朝ご飯の続きを・・・。


8時に撤収を開始したキャンプは0915時完了。ウーン、もう少し短縮したいね。
さあ、下山開始だ。リンドウの花が見送ってくれるボウガツルを歩く。



                           
このきれいな草原を立ち去るのは、毎度残念で仕方がない。また帰ってくるからなー。


北千里ヶ浜へ向かう登り道、1020時、今回作戦で最後になるボウガツルを見る。
しばし見入る。


日射しが暑くなった北千里ヶ浜をひたひたと歩き、1036時、スガモリ越えへの急登に取りつく。








スガモリ越えから硫黄鉱山道路へ下るガレ場の景色。




1115時、硫黄鉱山道に下りついて硫黄山の噴煙を振り返る。


1133時、往路で昼ご飯を食べた地点を通過。この辺はハンミョウたちが遊んでるね。


道端にはゲンノショウコやトリカブトや・・・花達が見送ってくれてる。また来るね。


12時、X-T探索機に帰着、さあ、温泉にでも入って帰路に着こう。


この頃、法華院温泉山荘が経営に乗り出したホテル花山酔の温泉をいただいて、ヤマナミ
ハイウェイへ。
大船山山頂で、雲海の中に見た由布岳が青空の中に立って、お別れだね。
X-T探索機よ、機首を野ねずみベースへ、ヨーソロー!。

今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記別巻 大船山サンライズ作戦 -輝きの頂へ-1
           野ねずみ山日記別巻 大船山サンライズ作戦 -輝きの頂へ-2

野ねずみ山日記別巻 大船山サンライズ作戦 -十五夜のボウガツルー

2015年09月27日 20時30分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
立山から早朝帰着した昨日は、隊長にオヤジさんからSOS連絡があって支援活動。
なんと、オヤジさんが使っていたパソコンが、突然ダウン!。全く動かなくなったのだ。
仕方なく、買い替えのお手伝いとなった。
さて、そうこうするうちに、今日はなんと十五夜で、明日にかけて天気は”良”。
隊長は用事で活動出来ないが、オデは明日月曜まで夏休み。これを逃す手はないね。
立山では三山縦走を逃したが、三山と言えばくじゅうにもあるぞ。
くじゅう三山の久住山と中岳のピークでは、既に日の出拝観の山行作戦を敢行した。
それでは最後のピーク、大船山の日の出拝観作戦を実行だ。
今日はとりあえず準備して、ボウガツルで前線基地にキャンプインの作戦へ。
お月様の十五夜をお祝いしたのだ。


8時前、隊長と、隊長の手下”フランネルフラワー”に見送られて出発。
1115時、今日の登山口は長者原から林道を登りつめた駐車場。山行準備開始。


1134時、さあ出発。やっぱりテントとシュラフをパッキングするとかなりの重量。
1145時、硫黄坑道を歩いて、この松の木は春にオオルリがさえずっていた松の木だ。








1250時、昼ご飯を終えて再出発。ススキの穂が秋の彩りをそえる山旅だ。
やがて三俣山が大きな山体を眼前に現す。いい山だねー。


1315時、硫黄坑道の”これ以上行くと危険”の終点から、スガモリ越えへのガレ場
登りへ進行。これからが青息吐息の登りだぁ。


1333時、苦しい時間って、長~く感じるけど、ほんとはそれほど長くはないんだね(^^)。
スガモリ越えを登り切って避難小屋に着く。


スガモリ小屋で一休み。晴れると言っていた空は、あまり機嫌がよくないね。
少し長めの休憩後1351時、再出発。さあ、今日の前線基地、ボウガツルを目指そう。






1407時、ガスの切れ間からボウガツルが垣間見える。もう少しだねー。
1427時、法華院温泉山荘が見えてきたぞ(^^)。


1428時、今日は日曜日で明日は平日なので、ほとんどの人は引き上げて静かな時間
が過ぎる法華院温泉山荘を通過して、ボウガツルへの途上、ミヤマキリシマが咲いてる。
そうか、今年の春に咲けなかった分を取り戻してるのかな?・・・。


1439時、ボウガツル到着。やはり、今日は静かだねー。さあ、どこにテントを立てるか・・・。




1443時、テントの設営地を決定。1525時、設営完了。ウーン、時間がかかりすぎるねー。
もっと練習がいるねー。








ガスっていた空は、日暮れ後完璧に腫れ上がって、十五夜のお月様をお祝いするステージ
になった。晩ごはんの塩カルビを焼きながら、のんびりと眺めるのだ。


1856時、今日の主役登場だ。大船山の真上から劇的な登場。今宵は一夜、この方の独壇場。
さあ、明日は早起き、月明かりの中で夢路をたどることにしようか。お・や・す・み・・・。

今日のYAMAP記録→野ねずみ山日記別巻 大船山サンライズ作戦 -十五夜のボウガツルー

野ねずみ山日記 本年度史上最大の作戦は”T0P”で撤収

2015年09月26日 07時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
この"憧れ"が、オデの胸奥に住み着いたのは、もう12年も昔。
オデが岐阜国に単身赴任していたころ、当時の野ねずみ1号探索機「紅号」のツーリングで
黒部第4ダムを訪れた時だった。ニ夏三冬の旅#26 黒部の"礎"尊訪6
見上げた峰々の輝きは、トキメキになって、オデの網膜から海馬に入り込みさらに心臓の
裏側あたりに焼き付いて「ドキッ!」とした。
それから12年。”憧れ”を探す作戦、コードネーム”T3P”で開始された立山三山縦走
作戦は、天気予報で約束された晴天をその前日に裏切られ、作戦活動中は降雨。
室堂で見上げる憧れの峰には一つも登れなかった。


H270923日15時、作戦開始。X-T探索機は新門司港のフェリーターミナルを目指して
出発だ。


ネットで予約して乗船券を印刷してくると、楽ちんで、車を駐車場に止めて待ってるだけで
OK。便利になったねー。今日は少し多めのお客さんだけど、まあ、のんびりの船旅だ。


あくる24日の朝、作戦スケジュールでは5時半スタートのはずの大阪南港で、フェリーから
下船できたのは6時。なるほどこのタイムロスは要検討課題だ。


阪神高速から第二京阪、京滋バイパス、名神高速、北陸道と、有料と高速を繋いで401km、
5時間の長距離ドライブ。予約した立山ケーブルカーの時間に僅かに15分間に合わず、
途中で立山駅へ予約変更の電話。更に天気予報の雨天化のため、テント泊を中止して山小屋
を予約。山小屋は室堂のバスターミナルに一番近い室堂山荘を選んだ。


1115時にやってきた立山ケーブルカー駅は、近場の駐車場はなんと満車!。さすが人気の
山だねー。仕方なく少し離れた第3駐車場へ。パッキングをテント泊から山小屋泊に変更準備
してスタートは1140時だった。


時間変更は連絡しているので、立山駅近辺で昼ご飯を食べていくことにして、適当に食堂
へ。いやいや、結構美味いお店で、懐かしの飛騨牛コロッケも楽しむ。
お店の名前は、たしか「あおき」だったっけ(^o^)。


1220時発のケーブルカーに乗る。実は昼ごはん前に発券手続きに来てびっくり、オデが
予約していたのは23日になっていて、「もうキャンセルになってますよ」。エエー!!。
仕方なく当日券で乗車。キャンセル料は二人で1,000円。隊長がお怒りだ(>_
7分間のケーブルカー移動で、美女平駅で移動開始は実働1230時、バスターミナルへ。


お客さんが多くて、1240時発のバスは満車。1245時発臨時便に乗る。実際の発車は50分。
クマ注意の張り紙が気になるオデ(^_^;)。


高原バスが標高を上げていくと、どんどん景色が変わっていく。幹回り940cmの仙洞杉、
350mの高さから落ちる称名滝。バスはポイントごとにとまってくれるのだ。


車窓から見える景色は、あっという間に紅く染まっていくねー。


阿弥陀ヶ原付近の展望。見事だね。






”憧れ”達を見上げながら雨の中を歩いて、室堂山荘へ。綺麗な山荘!。
夢の国みたいだねー(^^)。






憧れの立山三山の主峰、雄岳を見上げる。

                          
何度も・・・。ああ、これが 雄山、大汝山、富士ノ折立の憧れ三山。


室堂平の探索中の隊長。雨は降り続いている。明日の「曇り」の予報は本当かねー?。
雷鳥沢キャンプ場まで歩いて、状況確認だ。


1520時、雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。こりゃー結構な距離と高低差だぞ。







                              
遭遇は1615時、キャンプ場の確認をして、室堂山荘への帰路。道端で写真を撮っている
ご夫婦がいて、挨拶すると、「ほら!、そこに・・・」と教えていただいた。
ライチョウだ!。うれしい、隊長はかつて御嶽山で見てるけど、オデは初めて会えた。
うれしい、うれしい・・・。






天気予報は、夜のうちにまたまた変わって、一夜あけた25日も雨になった。
さんざん迷った挙句、憧れへのアタックは断念した。そうなれば、予定のもう一泊は
不要。早めに作戦は切り上げて、明日のX-T探索機での強行帰路を変更し、今日は
大阪南港からフェリーに乗ることになった。
早めに朝ご飯を済ませて、7時。室堂山荘を後にして室堂のバスターミナルへ。
8時発の始発に乗る。


高原バスは、失意の野ねずみ探検隊を乗せて美しい憧れ国を下るのだった。


立山ケーブルカーで下る7分間。


0907時、立山ケーブルカー駅に下車。さあ、結構な降りの中を駐車場へ。


往路の道をそのまま復路にして、X-T探索機は5時間の強行。
それがとんでもない道行きで、予約したフェリーに間に合わない恐れがあって、
急いでいると、なんと覆面パトカーに・・・!。
更に阪神高速は大渋滞で、フェリー会社に電話して便の変更を頼んだり・・・
何とか予約の便に5分前に間に合って乗船、1735時、この数日間喉から手が出るほど
待ち望んだ日射しを、やっとここで見ることができたのだった。




こうなったら、ゆっくり船旅を楽しもう。
明石大橋を眺めながら、船内のレストランでバイキングをたらふく食べて(^^)。




後片付けして、レン猫参謀長に作戦失敗の報告を・・・。

しかし、この作戦をまたいつの日か遂行するためのノウハウや大切な検討事項を
確認することが出来た意味深い撤退だった。
テント泊での作戦実行が、標高の高い室堂では、体力的に不安があること。
雷鳥沢キャンプ場から登山口までのアプローチで、隊長は既にバテた。
さらに、自家用車の超長距離の移動が、かなりのリスクを持っている事など、
根本的な計画の見直しが必要だとわかった。
雨は、山の神様が野ねずみ探検隊を守るために降らせたのかもしれないね。
これで、本年度史上最大の作戦”T3P”の撤退報告を終えよう。

今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 本年度史上最大の作戦は”T0P”で撤収

野ねずみ山日記 T3Pの敗退

2015年09月25日 05時57分46秒 | 野ねずみ作戦活動記録
フェリーに乗って、XーT探索機を延々と走らせてやって来た
立山は、昨日から雨🌂。まったくやむ気配がない。
3千m級の山に危険を顧みず無理に登る勇気を、野ねずみ探検隊は
持ち合わせていないので、作戦は撤退に決まった。
残念だがいたしかたない。
標題の写真は、昨日、雨の中の散歩で出会った雷鳥。
いてくれてありがとう。これだけでいい。
作戦コードネームは「T0P」に変更だ(-_-;)。

野ねずみ山日記 本年度史上最大の作戦スタート -立山三山縦走作戦前夜-

2015年09月23日 07時58分47秒 | 野ねずみ作戦活動記録
ついにベールを脱いだ本年度史上最大の作戦、コードネーム”T3P”。
ねずみボスからの念力指令が今、ねずみボス代行レン猫参謀長に届き、作戦開始指令が発令された。
作戦は”Tateyama 3 Peak”・・・「立山三山縦走作戦」!。

標高3,003 m 雄山(おやま)、標高3,015 m 大汝山(おおなんじやま)、標高2,999 m 富士ノ折立
(ふじのおりたて)の三つのピークの縦走。
更に別山、立山、浄土山の三山を制覇する壮大な作戦だったのだ。

作戦の全貌は以下の通り。

2015/9/23 16:00 野ねずみベース出発  移動X-T探索機  1:00
2015/9/23 17:00 新門司港フェリーターミナル フェリー移動 12:30
2015/9/24 5:30 大阪南港フェリーターミナル 移動X-T探索機 5:30
2015/9/24 11:00 立山駅 待合せ 0:20
2015/9/24 11:20 立山駅 移動 ケーブルカー 0:07
2015/9/24 11:27 美女平 待合せ 0:23
2015/9/24 11:50 美女平 移動 高原バス 0:50
2015/9/24 12:40 室堂 準備 0:20
2015/9/24 13:00 室堂 移動 徒歩 0:12
2015/9/24 13:12 みくりが池温泉 移動 徒歩 0:18
2015/9/24 13:30 雷鳥荘 移動 徒歩 0:36
2015/9/24 14:06 雷鳥沢キャンプ場 幕営  16:54
2015/9/25 7:00 雷鳥沢キャンプ場 移動 徒歩 1:48
2015/9/25 8:48 一ノ越 移動 徒歩 1:12
2015/9/25 10:00 雄山 移動 徒歩 0:24
2015/9/25 10:24 大汝山 移動 徒歩 0:18
2015/9/25 10:42 富士ノ折立 移動 徒歩 0:42
2015/9/25 11:24 真砂岳 移動 徒歩 1:12
2015/9/25 12:36 別山 昼食 1:00
2015/9/25 13:36 別山 移動 徒歩 0:36
2015/9/25 14:12 剣御前小舎 移動 徒歩 1:24
2015/9/25 15:36 雷鳥沢キャンプ場 幕営  15:24
2015/9/26 7:00 雷鳥沢キャンプ場 移動 徒歩 0:48
2015/9/26 7:48 雷鳥荘 移動 徒歩 0:24
2015/9/26 8:12 みくりが池温泉 移動 徒歩 0:12
2015/9/26 8:24 室堂 待合せ 0:16
2015/9/26 8:40 室堂 移動 高原バス 0:50
2015/9/26 9:30 美女平 待合せ 0:10
2015/9/26 9:40 美女平 移動 ケーブルカー 0:07
2015/9/26 9:47 立山 移動 X-T探索機 11:00
2015/9/26 20:47 野ねずみベース帰着

出発に向けて、野ねずみ探検隊はのんびりと準備中(^o^)。
忘れ物しないようにねー・・・。
では行ってきまーす。しばらくブログ更新ができないかもね。
まて、報告!。