帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記 福智山2018いのちのシンフォニーコンサート最終章 -いのちあふれて-

2018年05月27日 13時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
今年も暑い夏がもうそこまでやってきた。
標高900mの福智山で気持ちいい山行ができる季節は、今年はこれで秋を待つことになる。
今回の目的は、福智山いのちのコンサート第2章で歌声を聞けなかったヒトリシズカと
ニリンソウのハーモニーを訪ねての山旅だったのだが、やはり自然界は毎年ごとにその
表情を少しずつ変化させる。
まあ、だからこそ飽きさせず、来年を、未来を目指す力を人々に与えてくれるのだろうね。
出逢えなかった歌声と、その代わりにそっと聞こえてくる息吹。
福智山ミュージアムは最終章、たずねてみよう、我が心のホームマウンテン。


とにかく、最高気温25度を超える季節、低山の山行はとにかく早い時間に行動するのが
鉄則なのだ。
朝4時からザックの準備をして、登山靴にワックスを塗って、食料をパッキングして、
6時半の開店を目指してやってきたおいしい庶民派パン屋さん”風車”で朝ごはんをゲット。
朝食を摂りながらの移動となる。






0824時、林道と別れて再び森の人になる野ねずみ探検隊、0839時、たった15分がこれほど
長いのかと思える登りを来て、上野越で一休み。これからがまた長いよねー。
朝、車酔いで食べきれなかった朝ごはんの残りをちょいと食す隊長。そうそう、それが大切。




センダイムシクイがさえずる。聞きなしを「ショウチュウイッパイグイーッ」と作ったのは
きっとオヤジだろうねー、おそらく(~o~)。




最後の胸突き八丁を登る隊長。朝とは打って変わってすごい元気じゃないかー!。




案の定、山頂は虫たちの占領下(^o^)。昼ごはんは荒宿荘まで下って食べよう。
10時半だけどまあいいかー。今日の焼きそばには、ウインナーとイカ切り身をスペシャル
トッピング、そして温めて持ってきた牛丼!。いかん、食べすぎだよー・・・。



11時過ぎ、早めの昼ご飯を済ませて荒宿荘を後にする野ねずみ探検隊。


おおー!、ここで邂逅!。これはフタリシズカ。きっと今日目的のお二人に逢えなかった
野ねずみ探検隊を哀れに思って、福智山の神様が使わされたのだろう。うれしい歌声、
ありがとう。





今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 福智山2018いのちのシンフォニーコンサート最終章 -いのちあふれて-


ねずみボス指令 第31回えびの京町温泉マラソン大会に挑戦せよ

2018年05月21日 14時30分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
また来てしまったこの大会。ハーフを走らせる大会は、九州のこの時期は他にほとんどなくて、
年間の前半シーズン終わりを告げるレースだ。
このところかなり仕事が立て込んでいて、ほとんどランの練習ができていないし、しかも週間
天気予報では当日は雨と言われていて、キャンセルしようか・・・などと思っても見たけど、
どうしても、この大会の激坂の折り返し地点が懐かしくて、そして、そのエリアの食・湯・人
・・・忘れられないねー。
天気予報は目の前になって好天、仕事も何とか隙を突いて(^o^)、よーしGOだ!。
初夏の日差しが厳しくて暑くなるかと思ったら、強い風が吹いて何とか凌げるコンデション。
練習不足の上、3月の岡の里マラソンでは肉離れで傷んだ左ふくらはぎ。ゆっくり楽しんで
走って2時間15分44秒・・・。まあ、今回はこんなもんかなー、でももっともっと修練がいるね。
では、大会前夜からの報告を・・・。




1157時、長い長い加久藤トンネルを抜けると、そこは霧島の麓。えびの到着だ。
今日の霧島連山は霞んでいるねー。新燃岳の噴火に続いて、先日来の硫黄山の火山活動で
農作物に被害の情報がある。こんな時こそ、個人の力は小さくても来てあげよう、励まして
あげよう!。


九州縦貫高速道を降りて、まず目指したのがここ。毎年楽しみになってしまった。
お店のお名前がオデにゆかり深くて、お店のスタッフ(おばちゃんたち)も年に1~2度しか
来ないオデを優しい笑顔で迎えてくれる。「あー、来た来た、明日やねー、がんばれよー」
はい、パワーをいただいて走りまーす。昼ごはんはアツアツのエビそば。美味いんだよー。


昼ごはんを済ませて大会受付に向かう途中に、このお店。ここも欠かせない名所(^o^)。
このごろお客さんが多くて人気の鶏の唐揚げ専門店。いただきま~す。




受付を済ませたら、自炊晩ごはんの食材を買い込んで今日の宿へ。AZホテルえびのはこの
大会参加にちょうどいい前線基地だ。さあ、チェックインしたら明日の準備をして早めに
お休みだ。


第31回えびの京町温泉マラソン当日、0520日は4時起床、コーヒーで頭を起こして準備開始。
AZホテルはこの日は特別に無料朝食を5時半から提供してくれる。ランナーにとっては
素晴らしいサービス!。来年も前線基地はここにしよう!。


さあ、朝ごはんをたっぷりいただいて今日のエネルギーを充填したら出発だ。
この気持ちのいい空の下へ、いくぞー!。






広い広い大会会場のここがオデの指定場所、フィニッシュ時の日影と移動を計算すると
ここになるのだ。じっくりと準備準備・・・。


大会会場の仮設ステージでは、ゲストのタレント、森脇さんと華井さんがトークショー。
結構笑わせてくれる。






マラソンコースほぼ全行程を見守る霧島連山。野ねずみ探検隊はかつて縦走したこともあったねー。
今は噴火を続ける新燃岳も、その頃はきれいな火口湖をたたえた夢の国だったのだ。






大会会場で、景品の抽選会を最後まで聞いたけど、かすりもしなかった(^-^;。
それでは、大会会場をお暇して今日の自炊夕食の材料を買いだして、今日の宿に着いたのが
1420時。15時からのチェックインの決まりだけど、女将さんにお尋ねしてみると気さくにOK。
有難い、いいお宿ですねー・・・。京町温泉 玉泉館


24時間かけ流しの源泉。これは素晴らしい。


オデの大好きな山頭火や雨情の詩が・・・!。ここに来たんだろうか?確認しなかったねー。
何度もお湯を楽しんで・・・。


この宿の名物、洞窟露天温泉(^o^)。こりゃー楽しいねー、子供とか大喜びだろうね(^^♪。
さあ、今日はゆっくり休もう。爆睡モードが待っているぞー。おやすみー。


夜半から降り出した雨は、あくる朝以降も降り続けて、あわよくばと用意してきた野鳥観察装備の
出番はなかった。
大会後日5時起床、7時の朝ごはんをいただいてゆっくりと帰路に旅立つX-T探査機。
昨日の大会会場も雨の中からお別れのエールをくれているようだ。
えびの・京町のみなさん、ありがとう。災害の辛苦に負けず頑張ってください。
一緒に走ったランナーのみんな、頑張ったねー。来年もまた集まろう。必ずー。


高速道路の長時間運転は、やはり眠気が来るねー。気分転換だ。
実はこの家、オデのオヤジさんとオフクロサンが長いこと住んでいた家で、遥か20年以上も前、
オデの熊本勤務で、野ねずみ探検隊もまだ小さかった子供たちと住んだ思い出の家なのだ。
休憩のためと称して、高速から降りてわざわざやってきた家。一昨年の熊本地震以来、大丈夫
か気になっていたけど・・・、大丈夫だねー。良かったよかった。
ちょうどお昼前なので、大好きな下通の桂花ラーメンによって行こう(^o^)。


1427時、X-T探査機は一昨日渡った遠賀川を渡り返していた。
福智山が笑顔で迎えてくれているようだ。
さあ、夢のような旅が終わる。野ねずみベースに帰り着いたら、介護施設にいる隊長のオヤジ
さんのお世話に伺って、完走の報告だ。






野ねずみ山日記 福智山2018いのちのシンフォニーコンサート第2章 -エビネ咲く頃-

2018年05月12日 14時05分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
さあ、今年の福智山コンサートホールはメロディシーズンの真っ盛りの歌声が響く。
5月の、湿度が上がりだす前の時期。天気がいい日はここに来るといいね。
今日のコース選択は、今まで厳しいコースで避けてきた筑豊新道。おっかなびっくりの
出だしだったけど、いやいや、筑豊新道は確かに厳しい登りだけど、沢沿いの新鮮な
空気の中、野ねずみ探検隊の筋肉を鍛えてくれて、変化に富んで飽きない道だった。
そして出逢った”いのち”達。素晴らしい歌声に感謝した一日だった。
では、コンサートの幕を開けよう・・・・。








今日の鳥の歌声はミソサザイ。沢沿いのコンサートホールが大好きな歌うたいだねー。






1038時、荒宿荘到着。おトイレをお借りしてちょいと休憩タイム。
ワンカップチキンヌードルが楽しい。
おやおや、ベンチの横にはナルコユリが小さな歌声で練習中。かわいらしい実がなったら
最終章だね、ガンバレ。
その隣には・・・???。オキナグサ?・・じゃないよねー。


荒宿荘の休憩を終えたら、一気に山頂を目指そう。
11時、福智山北面をよじ登り、展望が開けてくる。これも醍醐味の山だ。


1105時、福智山山頂登頂。気持ちいい風が吹く岩陰で、かわいらしいスミレの独唱。
しばし聞き入る。








山頂から下る上野越えコースは、この時期レイザンスミレたちが素晴らしい合唱を
聞かせてくれるのだけど・・・。まだ少し早かったかな~。ステージには葉っぱが出て、
コンサートは準備中だった。また聞きに来ようね。1314時、上野越え到着。




1359時、福智山ダム湖の登山口、瀬瀬里の渡しを越えると現世に戻りつく。
1405時、X-T探査機に戻りついて、登山靴を脱ぐ。

アンコール!、アンコール!、アンコール・・・・・・。



今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 福智山2018いのちのシンフォニーコンサート第2章 -エビネ咲く頃-

野ねずみ山日記 ボウガツルキャンプインでくじゅう大船山山行作戦 -大船山アタック本作戦-

2018年05月05日 18時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
前日から、くじゅうボウガツルでキャンプインした野ねずみ探検隊。
実は今朝4時前まで、昨日来の暴風が吹き、作戦撤収も検討したのだが、風は朝、治まった。
それでは本作戦実行決定。作戦は大成功で最高の大船山を堪能した山行となった。


5時前、テントから這い出して空をチェック。風は・・・吹いてないねー(^o^)。
よーし、準備開始だー、大船山待っていておくれ~。




朝日に生える三俣山と法華院。






0645時、ボウガツルのはずれから大船山登山口へ入山。
大船山の道は山麓の樹林帯は厳しい道なのだ。深い森を抜け、大岩を越え・・・。


やがて展望が見えだしたらやっと段原に付く。8時、段原で大船山山頂を見ながら一休み。
持ってきたパンのが袋がパンパンで、それだけ登ったんだねー。
さあ、足を休めたら行こうかー!。


ボウガツルを見下ろしながら、最後の崖登りだー!!。




しばし、久住展望を楽しむ。


大船山山頂部の御池に挨拶。


遥かに霞む由布岳双耳。さあ、そろそろ下りにかかろうか。
















北千里ヶ浜へ登る道で、最後に見るボウガツル。名残惜しい桃源郷だね。


1307時、北千里ヶ浜東端に登りつく。今日の北千里ヶ浜は昨日とは打って変わった薬園だ。
ポカポカの日差しにさわやかな風、お昼寝中の登山客もいる。昨日の寒風が嘘みたいだ。


1325時、スガモリ越えに到着。いやー、さすがに足がパンパンだ、一休み。最後の大船山を
見たら、さあ、下ろう。気を付けてゆっくりゆっくり・・・。1355時、旧硫黄鉱山道路に着く。




X-T探査機は、疲れ果てた野ねずみ探検隊を守るかのように野ねずみベースを目指す。
途中、仮眠1回、道の駅湯布院で、いつもの佐伯のチリメンジャコをゲットして(^o^)。
東九州道の渋滞を抜けて・・・。1755時、八幡の鉄の街並みを見る。
作戦は無事終了、片付けは明日にしよう。そしてまたやって来る苦しい戦いの日常に備えよう
今日、心に焼き付けてきた天空の光たちを胸に抱きしめて・・・。

今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 ボウガツルキャンプインでくじゅう大船山山行作戦 -大船山アタック本作戦-

野ねずみ山日記 ボウガツルキャンプインでくじゅう大船山山行作戦 -前線基地設営-

2018年05月04日 18時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
ゴールデンウィークとはいえ、いろいろ用事も重なってやっと野ねずみ探検隊の
自由日程となった。
この時期は直前での宿泊施設予約は、電話しては見たけどやっぱりどこも満員御礼。
でも、野ねずみ探検隊はノープロブレム、そう、天気さえよければ一番楽しい、
一番ワクワクする探検活動手段を持っているのだ。
前日の気象情報をもって準備開始。ターゲットは大船山、エリアはボウガツル。
作戦のスケジュールは幾通りも、状況に応じて修正可能なのだ。
では行ってみよう、今年の初くじゅう探索作戦。


0528時、前日来準備したバックパックや食材を積み込んで、X-T探査機はテイクオフ。
朝食用のマクドナルドの朝マックをゲットして、北九州都市高速へIN。
0553時、日昇。皿倉山、足立山の見送りを得て、北九州のエリアを出る。








0754時、湯布院ICで一般道へ降りて、道の駅湯布院でトイレ休憩。由布岳のお出迎えだ。


0829時、X-T探査機は、やまなみハイウェイを来て、くじゅうのエリアを確認。


長者原の駐車場からしばらく、くじゅう側に上り詰めて、これ以上車は入れない
ゲート前でX-T探査機は待機モードとなる。ここからはバックパックで旧硫黄坑道の
舗装道路を登っていくのだ。アシビが咲くアプローチだ。






三俣山の大きな山体に向かって、ひたすら歩くのだ。






北千里ヶ浜と大船山の眺め。何度見ても胸が熱くなる景色だねー。


北千里ヶ浜をひたすら来て。


ちょっと!、今一枚着てるんだから写真撮らないで!、えー、じゃーもう一回。
はい、いいよー!、あれー今度はオデが間に合わないよー(~o~)。
・・・なんてことをやりながら、旅は続くのだ。


1153時、法華院温泉山荘に到着。オデは温泉用のタオルを忘れてきたので山荘で購入。
100円でOK、よかったねー、記念にもなるしねー(^o^)。


さてさて、ボウガツルのはずれに設営場所を決めてテントを設営したが、とんでもない
暴風で最初はタープも立てられないほど。しかも思ったよりかなり気温が低い。
作戦スケジュールを修正だ。今日の大船山登頂は明日へ見送り、気温からして日の出
時刻は凍える可能性があるので、日が登ってからの本作戦とした。
野ねずみ探検隊の、辛いことはしないポリシーでOK,OK(^o^)。




そうと決まれば、今日はのんびりらくちんボウガツルキャンプだ!。
16時過ぎから17時過ぎにかけて、1回目の法華院温泉タイム。ホッカホカで夕映えの
ボウガツルを楽しみながら気持ちのいいテントサイトへ。



今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 ボウガツルキャンプインでくじゅう大船山山行作戦 -前線基地設営-