帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記 英彦山で2年ぶりのヤマシャクヤク再会 -初めてのルート探索-

2019年04月28日 15時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
今日の作戦は二つの目的があった。
一つは昨年とうとう会えなかったヤマシャクヤクたちとの再会。
じっくりと情報を調べて、今年はねらった通り、本懐を遂げることができた。
もう一つはここ数年で会えていない、エビネたちの生存確認。
野ねずみ探検隊の英彦山の師匠、やま3さんに教えを請い、ポイントのヒントを
いただいて・・・、でも、探しても探しても出合えなかった。難しいねー。
エビネたちはまだ芽が出たばかりとのことなので、再度チャレンジしよう。
では報告開始。


0906時に作戦は開始された。スタートは英彦山青年自然の家。
今日は地元の高校が鍛錬登山とかで、数百人の集団でオリエンテーション中。
まあ、彼らとルートはほとんど交わらないので、影響はない。ガンバレ!。
八重桜に見送られて、自然歩道を歩きだす。


0923時、豊前坊高住神社に到着。ここは北岳の登山口だけど、野ねずみ探検隊は
もう少し足を延ばして裏英彦山の登山口から0945時、入山だ。




ケルンの谷から中岳直登ルートへ、新しくつけてもらっている番号カードが頼もしい。
「65番」で道を別ける。








英彦山の風景を数枚。北西尾根から中岳上宮を望む。


今年は裏年かな?。シャクナゲの小さな蕾が展望を彩る。


いつもはもっと花が付くのだけどねー。


やっぱりぽつぽつと落ちてきた雨、道行を急いで1409時、北西尾根コースを
降りきってバードラインに合流。更に下って1422時、野営場のススキ広場に到着。


青年自然の家に帰り着く直前に、鍛錬登山の高校生たちに遭遇。
英彦山はどうだった?。「きついです~、早く帰りたい~(*_*;。」
まあ、自分たちもこの頃はそうだったよねー。早く気が付いておくれー。
1439時、X-T探査機に戻りついたら、本格的に降り出す雨。グッドタイミングだー。
おやおや高校生たちはこの中で、最後の終礼だねー、かわいそうに(^o^)。

さて本日出会うことができたいのちたちを紹介。

ヒトリシズカとフデリンドウは蕾。




本日のミッションコンプリート、ヤマシャクヤクたち(^o^)。


ヒメレンゲにフタリシズカはまだ咲いていないね。

この次はエビネたちの生息探索に、作戦再活動だ!。

今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 英彦山で2年ぶりのヤマシャクヤク再会 -初めてのルート探索-

野ねずみ山日記 福智山恒例、花の山旅作戦

2019年04月21日 14時30分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
いい季節になって、福智山の花たちが楽しみな季節になったねー。
隊長のオフクロサンが急逝して、しばらくバタバタと山行を出来る状況ではなかったが、
何とかひと段落して、息抜きを兼ねて福智山の花達を訪ねてみた。
思った通り、ヒトリシズカやニリンソウ達が野ねずみ探検隊を出迎えてくれて、少し
ばかり干からびた心に柔らかな潤いをくれた。
これからはエビネランなども咲いて、しばらく楽しめる福智山いのちのシンフォニーホールだ。


0852時、少し遅めになった出発で、福智山ダム周辺は駐車車両が一杯かと思ったけど、
そうでもなく、意外とスムーズに駐車。
0904時、瀬瀬里の渡しを渡って山行開始。0924時、シャガが群生する大塔の別れ通過。


大塔の別れからは、山頂直登コースの筑豊新道へ。
道の厳しさも楽しみながら、ゆっくり登って・・・・。






隊長の調子も良く、直接山頂に向かうことにして、ススキの八丁峠に向かう。
さあ、最後の一登りだ。








昼ごはんを済ませたら、山頂周回路へ降りて福智南小屋へ。
ここに毎年咲いてくれるエビネランをチェック。まだ早いみたいだねー。
も少し先の楽しみだ。・・・と、オキナグサが!。お世話されてる皆さんありがとう。


福智南小屋から山頂周回路で荒宿荘を目指す。おやおや途中で出会ったアナグマくん
穴掘りでお忙しいようだ(^o^)。昨年会えなかったエイザンスミレを発見!。写真はピンボケだ。




下山路で聞いたオオルリの声、渡って来てるねー。





今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 福智山恒例、花の山旅作戦

野ねずみ山日記 くじゅうからのオクリコトバ -アトレー改めさんの旅立ち-

2019年04月07日 18時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
YAMAPで知り合った山仲間「アトレー改め」さん。
ついに九州を旅立つ時が来たと連絡があった。
お付き合いがあった皆さんが集って、お見送りの会を準備されたとか。
山を愛し、友を作り、そして九州の災害には共に立ち向かい、復興に力を貸してくれた
この方に、→アトレー改め 野ねずみ探検隊はくじゅうからオクリコトバをもらって来た。
おめでとう、そしてお別れは言わない。必ずつながっている、どこにいても思いは伝わる。
また、この地の山に来てくれる、そして会いに行こう。

さあ、今回の野ねずみ作戦目標は、久住が贈る心をこの場に届けること。
作戦開始だ!。




0406日1212時、一番水登山口から入山。空は・・・青い。あの空にあるオクリコトバを・・・。


おおー!、4000本のヤマザクラだって、一度に咲いたらすごいよねー!。
白のスミレ発見。




鍋割峠の道を登る。いにしえの修験の道はその文化の名残を残しているねー。












さてさて、法華院温泉山荘では何やら始まりそうだよ~(^o^)。
おおー、開山祭前夜祭、護摩炊きの行が始まった。人々を脅かす邪念の躯を退治するのだー!。




邪念の躯に念をかけながら火をつけると、たちまち燃え上がって修験者に襲い掛かる。




やがて邪念は力尽き、平穏が訪れる。勝ったねー(T_T)。火渡りすると新しい自分に
生まれ変われるらしい。


さて、晩ごはんをいただいてしばらく待つと、開山祭前夜祭の第二部、神楽舞が始まる。
武者舞に巫女舞。おごそかだねー。














0811時、帰路に出発。さよなら法華院山荘、さよならボウガツル、そして必ず預かった
オクリコトバは旅人に届けるね。




佐渡窪を見晴るかす。さあ行こう。


このあたりは、ヒガラ達の見事なコーラスが響き渡っている。




マンサクの花が風に揺れる歌、アトレー改めさん、聞こえるかい。


とにかく急いで、0950時には朽網別れで昨日より少しほころんだ桜を見る。
道端のキランソウに見送られながら、1018時、一番水登山口に下山完了。
さあ、X-T探査機、ワープ開始だ・・・・・・・・・・・・。


そして、お見送りの場に間に合ったくじゅうのオクリコトバ。旅人よ、どうかまた来ておくれ。
野ねずみ探検隊は野ねずみベースに帰着後、近くの公園でお花見して、隊長の手下の
チューリップを眺めた。
作戦完了である。

今回のYAMAP記録→野ねずみ山日記 くじゅうからのオクリコトバ -アトレー改めさんの旅立ち-