帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記 雲仙普賢岳の風にやられる

2011年04月30日 16時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
いやー、残念!。今回野ねずみ探検隊がやってきたのは長崎島原の雲仙に聳え立つ普賢岳。
何でもかつて大噴火とともに火砕流で大きな被害を出した平成新山の溶岩ドームを間近で眺めることが出来るという(@_@;)。
これまでもチャレンジの機会を狙っていたのだが、先日たまたまネットで、登山のアプローチにちょうど良い雲仙温泉の雲仙スカイホテルに
結構手ごろなプランを発見。それで作戦実行の指令となったのだ。
天気予報も今日日中までは好天の御約束だったので、朝一でX-T探索機を駆り、ホテルに預けて頑張って登ってきた・・・け・れ・ど・・・。
・・・この通り。午後になって荒れだした空は暴風を吹かせ濃い霧を張り、野ねずみ探検隊の視界から平成新山のドームを奪い去ってくれた。
まあ、こういうこともある。今回の作戦データは、次の雲仙山行再チャレンジ作戦にきっと役に立つだろう。・・・という事で、データ収集の
結果をねずみボスへ報告開始!。

 
前日からあらかた準備して、作戦当日は朝4時起床。お湯を沸かして氷を保冷バックに入れて出発。0840時、雲仙スカイホテルに到着。
ホテルの女将さん以下スタッフの皆様からは温かな歓迎で迎えていただいた。ここに預ければX-T探索機も安心。山行準備して0855時、山行開始。
しばらく仁田峠へ向かう車道を行き、0910時、池の原園地の入り口を入る。ここはまさに楽天地。花が咲き鳥が歌う。どこかにねずみボスが
探している”ねずみ国”の入口があるかもしれないぞ。→雲仙池の原園地の入口にて

 
0920時、東屋のベンチを借りて一休み。ンンーとガマンできずにクーラーバックからビールを取り出すオデ(^_^;)。これが楽しみ。つまみは
昨日の晩ごはんの残りのミニハンバーグとスパゲッティ。・・・とと、アーっ隊長が一個食べちまったぁ!。返せー(ーー;)。
なんて、おばかな野ねずみ探検隊を鳥たちと普賢岳が笑っているかもね。→池の原園地より望む普賢岳 ミツバツツジも咲き出した。

 
アジサイのような感じだけど、5枚の花びら・・・?隊長も首をかしげる。要調査の白い花。スミレもちらほら何というスミレかも後の要調査事項だ。
0948時、メジロやコゲラや、誰かわからない鳴き声を聞きながら2合目を通過。→普賢岳2合目のさえずりを聞きながら行く

 
1004時、4合目を通過。1030時、仁田峠の駐車場へ到着。この少し手前では、ウグイスがさえずっていた。→ウグイスがさえずる池の原園地

 
1038時、妙見岳への登りに着く。ここからが胸突き八丁の急坂だ。1104時、妙見岳直下のロープウェイ駅に到着。しばし休憩。




ここからの雲仙の眺めは素晴らしい景色。これからの道の展望を期待しつつも、かなり強くなってきた風が若干気になりだす。



 
どんどん低くなってくる雲の底。山頂部分は既にガスの中に入っている。出来るだけ先を急いだほうが得策だ。1129時、国見分れから計画では
国見岳への往復も考えていたが、これはキャンセル。普賢岳への道を選び紅葉茶屋へ降る。

 
1140時、紅葉茶屋到着。”茶屋”と言うから東屋ぐらいあるかと思ったが、普賢岳への分れの標識があるだけだった。ほんとはのんびりと
焼きながら一杯飲るつもりだった焼肉を、とにかくあせって急いで焼く(^_^;)。まあ、美味いけど・・・。
昼ごはんを終わったら、いよいよ普賢岳へのアプローチ開始!、1235時。

 
このアプローチは結構な急登で、崖登り近い場所もあった。息を切らして1257時、直下の普賢神社到着。1259時、ついに普賢岳山頂。展望は?・・・
・・・真っ白だ-(ーー;)!。


1302時、隊長から撤収命令発出!。これ以上いてもなーんも見れんもんねー。ラジャー!!。おやおや、こんなところでミソサザイが頑張ってる!。
嵐の普賢岳にさえずるミソサザイ

 
1324時、紅葉茶屋まで下山。雨が来たねー。いよいよ来るかなーと、オデはレインスーツのズボンまで装着。隊長は「平気、平気(^。^)。」
ホントに平気だった雨。1341時、あざみ谷到着。ここはすぐ近くに野鳥の水のみ場があるらしい。ウーン、また異なった趣の作戦も検討可能だ。



 
1542時、小雨状態の雲仙スカイホテルに帰り着く。ユウタ君とユウタママ、ご同行ありがとう。楽しい山の情報を小学5年生の山屋から頂いた。
いつもは、自分たちで雨を拭き、荷物を運ぶのだが、たどり着いたら「御疲れさまー、どうぞこちらへー」とオシボリが出てきて部屋まで
荷物を運んでくれる(^。^)。これは最高!さすが老舗なのだ。

さーて、作戦は失敗。再度のチャレンジを考えよう。明日は天気は・・・あまり良くないねー・・・。

野ねずみ野鳥探索 鴻巣山探鳥会’2011

2011年04月29日 12時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
森の木々は空をキャンパスに抽象画を描いていて、みんながやってきた少し上り下りの山道の屋根になっていた。
日本野鳥の会福岡の探鳥会に参加した野ねずみ探検隊は、引率役のO野代表が教えてくれる森の神秘を存分に堪能。
日々生活に追われる都会の、ほんの間近の森の中に息づく自然の命たちの息吹に、癒され諭される今日であった。
鴻巣山は、福岡市中心部、平尾の自然保護地区。こんなところ、あるんだねー!。


10時集合、知る人ぞ知るお楽しみ会。自然大満喫のひと時。テレビゲームしたりパチンコしたりする時間はもったいないぞー!。

 
ヒメアカタテハが飛んで来て、近づいても逃げないね(^。^)。 こちらはドングリの生まれたての赤ちゃんだって、O野さん撮影許可。
「バックが悪いけど・・・」いーえ、最高のシチュエーションです!。


姿は見れなくれても、聞き分けた鳥は25種類近く居たみたい。うまく行けばオオルリなんかもいるこの時期のこの森の日差しの中で過ごす。


野ねずみ野鳥探索 アトリ発見

2011年04月29日 04時57分42秒 | 野ねずみ作戦活動記録
先日12日のこと、隊長が「何かいる!、黄色いからキビタキかもしれない!」と大騒ぎするので、訪れた那珂川河畔公園はサクラ満開だった。
てっきりキビタキと思って撮影したその方は・・・「アトリ」。いやー、この方もはじめて野ねずみ野鳥写真館に登場だ。
花見中かな?(^。^)。



                    


 
                    
そうそう、アオジ君もこの通り、すっかり緑色になって・・・、旅の途中かな、どこまで行くんだろうね?。

ねずみボス指令 野ねずみ探検隊本部基地を建立せよ -足場解体-

2011年04月24日 10時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
さて、今日は建築中の野ねずみ探検隊本部基地の視察へ出発。なんでも外壁の張り込みが終わって足場を解体したらしい。

おおー、なるほどねー!。まだまだ内外装ともに工作が残っているが、全体像は見えてきたぞ。

そろそろ、登記とか資金調達とか、いろいろな手続きが必要になってくるなー。今年の春の野ねずみ活動は、ほとんどこの本部基地建立に
パワーを集中するよう、ねずみボスからの念力指令を受け取る隊長であった。




玄関から入ってキッチンとリビングをチェック。


リビングは2階まで吹き抜け。さあ、階段を上がってみよう。

 
2階の廊下から、寝室をチェックして・・・・。



 
そのテラスからの眺め。まあ、周りは家ばっかりだね(^。^)。確かに布団を干すにはもってこいのテラスだ。

さあ、内装の職人さんによろしくお願いして、これから隊長の実家で親父さんたちの支援作戦に突入する野ねずみ探検隊。
すぐお手伝い行きますよー!。待っててねー。

野ねずみ山日記 くじゅう開山祭2011 -立中山の頂で-

2011年04月17日 15時00分00秒 | 野ねずみ作戦活動記録
今年の開山祭は法華院温泉山荘から一番間近の”立中山”で、まず、遥かなる場所で災害に苦しまれる方々への、山荘のご主人からの哀悼の言葉と、
黙祷で始まった。
この日、くじゅうに訪れた者たちが一番神様にお願いしやすい日に、災害にあわれた皆様が少しでも幸せになっていただけるよう、みんなで祈った。
そして、このように好きな山へ来れて、静かな森の中を花を眺めながら鳥の歌を聴きながら歩く事が出来る自分たちの幸せをつくづく思いおこし、
感謝する野ねずみ探検隊であった。

では、くじゅう開山祭の作戦最終日、山を去る撤収までの作戦経過を報告する。

 


6時起床、まだ少し昨夜の酒が残ったような感じだが、せっかくこんなところにいるのだ。朝の時間を無為に過ごすのは飛び切りの千羽鶴大吟醸を
落っことして割ってしまうくらいもったいない事なのだ!。で、朝の探索活動開始。山荘の横にある小高い丘へ上がってみた。
おやおや、金剛宝寺の皆さん、既に身支度を整えて祈祷場で朝の勤行中だ。ご苦労様です。

探してもなかなか見つからない鳥たちの姿。声はするんだけどねー・・・。→開山祭の早朝、法華院に歌う

 
7時、朝ごはんを頂いた後、ゆっくり今日の昼ご飯の準備をして過ごす。お湯をもらって乾燥アルファ米に注ぎ、サーモスの水筒に満たす。
立中山ならば、1時間もあれば着く。開山祭開始が11時なので出発にはまだ早いが、まあゆっくり行って山頂で昼寝でもするつもりで0840時出発。
だって山荘にはもうほとんど人がいなくなってるよー(~_~;)。

                     
0915時、鉾立峠に到着。ここから佐渡窪へ下る道をわかれて立中山への登りへ進む。やっぱり昨日の飲みすぎでオデは体がだるい。隊長は元気!。

 
0940時、予定通り1時間で山頂到着。ここはまさにくじゅうの真ん中、東から大船山、西から最高峰中岳が野ねずみ探検隊を見下ろしている。




ボウガツルを見渡す景色をしばし楽しみ、後はシートを広げてお昼寝タイム(^。^)。広い山頂の原っぱに日差しと風がベストのシェスタ環境を提供中だ。

 
1045時、金剛宝寺のご住職たちが到着、早速準備開始だ。

 
山荘のご主人から冒頭の挨拶の後、ご祈祷が始まった。この世の全ての幸せと安寧を祈願して参加者皆合掌!。

 
30分ほどで開山祭は終わり、そのまま立中山の頂で風景を楽しみながら昼ごはん。そして1210時、ついに下山開始の指令が隊長より出た。

 
1225時、鉾立峠、1243時、佐渡窪入口のうもれマンサクを通過。2~3組のパーティがマンサクの花を楽しんでいる。


1250時、佐渡窪を渡りきり、鍋割坂への登りにかかる。

 
1250時、鍋割峠の手前で木立の枝で遊ぶヒガラを発見。しばしスコープをカメラにセットして撮影に挑むが、スコープをセットしたら飛び立つぅ(ーー;)。
だからスコープをセットせずに撮影した写真しかないのだ。おかげで約30分時間ロス。鍋割峠通過は1340時(~_~;)。



長い鍋割り坂の降りを1356時、終了。朽綱分れに到着。


朽綱分れからの山サクラの林をゆっくり下る野ねずみ探検隊。さすがに隊長もくたびれて来たようだ。

 
1420時、かなり疲れもピークで着いた登山口に待つX-T探索機のシートが嬉しい。さあ、これから3時間、我が家に着いたら今日の晩ごはんは
焼鳥屋の”ごきげん鳥”に行くことに決定だな。隊長は早速爆睡モードに突入!。