辛い立場の心理

辛い立場の人、、、被害者や被災者、病気事故、中途障害、倒産、、、
原因は何であれ、人は辛く苦しい立場に置かれると被害者意識が生まれる

「なぜ俺だけがこんな目に、、、」
「どうして私は悪くないのに、、、」「精一杯やっているのに、、、」

起こったことの理不尽さに対する腹立たしさ、喪失感、絶望
自暴自棄などからやり場のない怒りは被害者意識へと変わり噴出をする

そしてそれは、僻みや辛みなどになり最終的には自分を苦しめることになる

#武久塾

要介護者の心理

元気な頃は自分でやっていたことが要介護の人には出来ない
他人の手を借りたり、他人からやってもらうことになる

誰であれ人間の心理として他人に頼みごとをするのは気をつかうもの

自分では出来ない要介護者は
介護者に嫌われたら頼み辛くなり結局は自分が困ってしまう

介護者に嫌われたくない要介護者は
過度なお礼の言葉を言ったり機嫌をうかがったり機嫌を取ったりする

#武久塾

心の励み

入院中、是非はともかく妻や僕に看護師さんや介護さんなどから
子育てや夫婦間、恋愛などちょっとした合間に相談を受けることがあった

僕たちの若くもなく老いてもない年齢的なものが話しやすかったのか?
訳はともかく、病院のお世話になっている僕らが相談されると言うことは

お世話になってばかりの僕らではなく
僕らが何かしらの役に立てた気がして嬉しかったのを覚えている

弱者にとって
こんな自分でも他人の役に立てる、と言う体験や実感は大きな心の励みになるもの

#武久塾

目線

四肢麻痺の僕の介護やリハビリなどになると
接触回数は当然多くなるし、顔と顔の距離も近距離になる場面は多い

僕は男、介護スタッフは殆どの人は女性
今までは顔が近い時など目線を逸らしていたが、最近は目を閉じることが多い

眼を閉じていると大体の人は「眠いですかぁ?」と毎回聞いてくる
面倒くさい僕は説明することもなく「はい」と答える

患者や利用者がボーとしていたり
目を閉じている時などは疲れていたり、眠い時だけではないのだよ



#武久塾

本音や本心

好き好んで他人の世話になる人はいない
この基本的な人間心理の認識、それの欠如なのだろう

私は良いことをしている
私は感謝されることをしている

そんな気もちが強すぎると
目の前にいる患者や利用者の上辺だけしか見えなくなる

患者や利用者の本音、本心に触れてみよう寄り添ってみよう

体のケアだけではなく、心のケアも大切にしてみよう
体の痛みだけじゃなく、心の痛みとも向き合ってみよう


#武久塾

認識

ケア職のみなさんへ

みなさんの目の前にいる患者さんや利用者さんは
決して、本人は望んではいなかった姿なのだ、と言うことを認識していて欲しい

#武久塾

来るもの拒めず去るもの追えず

介護保険改正、利用料負担増とか
訪問サービス事業所のスタッフの変更、業務変更とか言われても

利用者や患者には何もできる訳でもなく
利用者や患者などは来るもの拒めず、去るもの追えずなのだ

なのに、ケアスタッフに「あのー、ご相談があるのですが」
と決定事項を告げられることがある　　　　#在宅介護生活