ぶく塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

世間話と対話

2017-11-18 09:52:20 | 武久の視線
コミュニケーションの潤滑油としての世間話は大切なものだと思う
しかし世間話は会話にはなっても対話にはならない

僕が介護保険のお世話になり、関わってきた人の中で
対話をした、と感じた人は数えるぐらいしかいない

用件以外は世間話に始まり、世間話に終わる場合がほとんど
困りごとは聞かれても、悩みごとなどには話が及ばない

よく使われる「寄りそい、、、」「その人らしさ」とかは
世間話の中に浮かび上がってくるとは思えない

医療にせよ、介護にせよ対人間のもの
人間は肉体と心とで出来ているもの

対話する、、、心と心が向き合える空間


世間話だけでは寄り添いが構築されたとは思わない
たとえ何人の人が関わっていても対話がない限り痛ましい事件などはなくならない

心と心とが向き合う対話の必要性
社会的にも同じことが当てはまる現代だと、僕は思う。


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