武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

コロナ騒動

2020-04-24 15:39:53 | 武久の視線
僕は44歳で脳幹出血に倒れ、四肢麻痺となり
退院後、自宅のベッドで妻の介護で生活を始め
意思伝達装置で体験や詩を書くことを覚えた

その後、訪問リハビリでパソコン操作を訓練
麻痺しながらも動く左手でマウス操作
指一本ひらがな入力でキーボードを打ちネットも出来るようになった

自宅で生活が始まった頃から、僕の社会的存在って?
僕に出来る事って?と2,3年ぐらいは考えたのだろうか

出した結論は「障害者だから出来る事」だった
子どもたちに障害を見てもらい体験談を聞いてもらったり
医療や介護関係者に当事者、利用者の視線をネット発信する

そんな想いで地域福祉学習の「心の授業」をやったり
ネット活動としてブログやフェイスフックをやって来た

しかしながら、このコロナ騒動で当然「心の授業」どころではない
ネットの発信もコロナ情報や対策が殆んどになった
僕も不要不急の者となった、否、愚痴ではなく僕も自粛を、と自覚する

四肢麻痺となってから、やれることはやり切った感もある
還暦を過ぎ、夫婦ともども体力と気力の衰えも感じる

コロナ終息までは、最短でもあと一年以上はかかると思っている
僕の「障害者だから出来る事」も、これを期に終止符、、、と思う。


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