介護されし者

介護を受ける武久ぶくの視線

伝えねばならぬこと

2017-06-29 16:33:38 | 武久の視線
人は老いて死ぬ、、、
あたり前のことなのに、日本では縁起でもない話になる
僕には「嫌な事は考えたくない」という逃避にもみえる


と書くと、何を分かったような、、、と聞こえてきそうだ
勿論、僕も倒れる前までは「嫌な事は考えたくない」部類だった


しかし、近年はシルバー世代から終活や「自分らしい死に方」など
元気なうちから真剣に自分の死と向き合う人たちも増えてきたようだ
とても良い傾向なのだろうと思う


そんなご時世に撲は体験者として伝えなければならない、と思っていることがある
大体の人は老いて死ぬ、という流れの中で介護を受ける 


逝く覚悟や準備も大切なのかも知れないが
自分が他人の世話になる、介護されるということにも覚悟が必要に思う


介護されるということ、なかなか大変なことなのである
それなりの覚悟がないと葛藤や、自暴自棄などに悩まされる


自分らしく終えられるか?否か?は
介護を受けている自分の精神状態などが決定する 

                         と言っても過言ではないと僕は思っている。




(撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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