温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

「二律背反」を乗り越えるのが、技術者っちゅうもんでしょう。そうだ、そうだ。

2010-03-17 20:37:20 | 乗り物
「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」は、面白いな。
車雑誌なんかよりもずっと興味深い内容が多い。
今回もタイトルが気に入った。
「二律背反」を乗り越えるのが、技術者っちゅうもんでしょう。
そうだ、そのとおりだ。だけど最近の現場では、二律背反だから、ロジカルに無理でしょう、どっちをとるんですかという議論ばかりだ。議論というより判断を上司にふってくる。
例えばコストと燃費どっちをとるんですか?とかね。
これは違うよ。
二律背反みたいなロジックはネットを検索しても、教科書を探しても出てくる。
それからが、あなたの腕の見せ所なんだけど。
独自の知恵を絞ったアイデアで、こうすれば、目標値は達成できます、でもここだけはこう考えればどうですかという提案が欲しいのだ。
そうならないんだなあ、最近。

もうひとつ。
下にもあるように、数字信仰が強いんだよね。
感性で判断すべき部分を皆数字に置き換えちゃう。
見えるかとか目標値の定量化とか言って。
感性で判断すべきところは、感性で判断しなくては。
感性の定量化もだいぶ進んできたけど、まだまだ、人間様の複雑さやわずかな部分での細かい判断の能力は計測器の能力を遥かに超える。
ま、このような愚痴を言うのは私のような年齢の物だけなんだけどね。

「二律背反」を乗り越えるのが、技術者っちゅうもんでしょう。:日経ビジネスオンライン

「数字(馬力)」信仰を、実験でねじ伏せる
我々の“人馬一体コンセプト”は、馬と騎手がそうであるように、クルマとドライバーのコミュニケーションが最も大事だという考えがある。アクセルを踏んで、今加速をしたいと思った瞬間にグンと背中を押されるような加速を出すためには、下から出る太いトルクがどうしても必要なんです。

楽しさで買ってもらうには「5%を納得させ、95%を喜ばせる」
貴:だから乗り手の95%の人、スポーツ性はほどほどでも毎日乗ったときの楽しさを大事にする人が喜ぶクルマを、5%の、スポーツ性を大事にする人を納得させるように作る、という姿勢が必要なんです。

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2 コメント

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re:その通りです (渡り鳥) (ひろBB)
2010-03-18 23:23:44
渡り鳥さんコメントありがとうございます。
実は渡り鳥さんあたりから、年寄り間違っているよと反論がくるかと思っていたので意外でした。笑
技術の親玉、アホかあ。そうなんですよね。
日本のどこの会社もそうかもしれない。笑
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その通りです (渡り鳥)
2010-03-17 23:35:27
ホンダ(済みません、Y社のSo Much in Loveさん)の宗一郎さん、
松下の幸之助さん、ソニーの井深さんと盛田さんみたいに、まずはやってみないと・・・・。

最近の若い技術屋は自分で手を汚そうとしない。
CADで図面書いて、購買に見積を依頼して、現場に試作を依頼して、最後にアタシら品質保証部に検査を依頼して。

結局、自分達はPCの中だけでシュミレーションしてるだけ。

自分で組み立ててみろよ、現場がどんなに辛い思いで作っているのかを。

「次工程はお客様」の精神がないっ!。

毎年、新入社員研修で教えてるのに・・・・・。
まぁ、つまり弊社の技術屋の親玉がアホだということです。
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