温故知新~温新知故?

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コロナワクチン接種は日本は後進国?〜技術開発は一番を目指して積極的にチャレンジしないといけないのでは?〜

2021-02-09 23:43:13 | ニュース
以下の記事を見ると、アメリカや、中国、イギリスでは着々とワクチン接種が始まっているのに、日本ではまだ始まっていないし、ワクチン入手の見通しが立っていない状況のようだ。
新型コロナ 世界のワクチン接種者 1億人超える | 新型コロナウイルス | NHKニュース
ワクチンを少なくとも1回接種した人の数が最も多いのは、
▼アメリカで3158万人、
次いで
▼中国で3120万人、
▼イギリスで1201万人となっています。
また、人口に占める割合は
▼UAEでおよそ41%、
▼イスラエルでおよそ40%、
▼イギリスでおよそ18%、
▼アメリカでおよそ9%となっています。

どうしてこうなったんだろう。日本は、技術先進国だったはずなのに、残念な結果だ。私も昨年の4月ころには、ワクチンが開発されたら、日本は少なくとも世界3番め以内とか、せめて世界の10番以内の速さで接種ができると思っていた。しかし、現状はこのような状況だ。
理由は何なんだろう?
ワクチンは金儲けにつながらないから、民間は開発に消極的だったようだ。そういえば民主党政権時代、「2番じゃいけないんですか?」という言葉が話題だったことを思い出す。科学技術というものは、色々な無駄がある、すなわち非効率的でも、一番を目指す必要があると思う。無駄になる、儲からない、失敗するかもしれないという中でリスクを取って初めてオンリーワンとなるし、危機のとき、国民にとって利益となるようなことがあるのだろう。そう、野球では3割バッターでも大変なことだ。
このような科学技術でオンリーワンや一番になる確率は宝くじに当たるくらいの確率かもしれない。世の中、リスクマネージメント流行りで、安全安心のためにリスクを最小化することが目的みたいになってしまっているような気がする。私の仕事でも、すぐ、リスマネージメントとか言って、「こういう場合は、どう対応するんだ」とかすぐいわれ、ユニークかつチャレンジングなアイデアは、なかなか採用されず、闇に中へ消えていってしまう。本来リスクマネージメントはリスクを最小にするのだけど、決してリスクを取らないということではないはずだ。リスクを取るためのツールのはずだ。会社などではリスクを最小に会社の利益を優先して、チャレンジングなテーマに挑戦することは、どんどん評価されにくくなっている。
私は、そのようなムードが、現在のワクチン後進国となるような結果を生んでいる原因の一つだと思う。もっと、大きなリスクにチャレンジして、そのリスクを英知を絞って最小化するような技術開発をするような国になってほしい。