温故知新~温新知故?

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ボブ・ディランがノーベル賞だって〜なんか複雑だなあ〜

2016-10-15 10:34:35 | 音楽
ボブ・ディランがノーベル文学賞を撮ったと話題になっているようだ。
ボブ・ディラン氏、ノーベル賞の熱狂と距離|エンタメ!|NIKKEI STYLE
ボブ・ディラン氏のノーベル賞受賞後初となるコンサートが終わった。受賞へのコメントは一切ない。同氏は受賞の喧騒(けんそう)から明らかに距離を置こうとしているように見えた

ディラン氏は受賞後も一切コメントを出していない。コンサートではノーベル賞受賞の話題だけでなく、曲以外の会話そのものが一切なかった。ステージは暗くディラン氏の顔もかろうじて見える程度。声と曲が強調される「歌が全て」という演出だった。

 ステージでは、アンコールに応え代表曲「風に吹かれて」を演奏した後、最後はフランク・シナトラが歌って有名な「Why try to change me now(なぜ今僕の気持ちを変えようとするの?)」で締めた。世間から少し離れた自分の世界に入り「そっとしといて」と歌う曲だ。意味ありげな選曲だった。

まあ、村上春樹がノーベル賞を取るより私には当然と感じる。彼の私の才能は素晴らしいと思う。結構古典的な正攻法の詩と私は感じる。また、彼の行動、詩の精神からはノーベル平和賞のほうがふさわしいような気がする。まあ、ノーベル賞が体制的なものかは議論があるとは思うけど。。。。

で、彼からはどうも反応がないようだが、彼らしくて好感が持てる。また、このまま受賞を拒否するあるいは授賞式には参加しないというのが彼にふさわしいようだと期待しているのだけど、どうなるかな?
だって、彼は反体制の権化でお金も表彰もふさわしくないからだ。彼がアコースティック楽器からエレキギターを携えたときのファンのバッシングは凄いものだった。その頃の社会はヒッピーとか反体制ムード、むんむんの時代だった。その後、多くのロック歌手がファンを裏切ってお金持ちになって贅沢三昧の生活を謳歌するのを見て、私は彼らの歌詞とか精神はどうなっているのかと悲しんだものだ。だから、ここで彼が反骨的な反体制的な反応を示すとしたら、私は拍手を贈りたい。
ボブ・ディランさん沈黙貫く ノーベル賞決定後初の公演:朝日新聞デジタル
 一方、AFP通信などによると、ノーベル文学賞を授与する側のスウェーデン・アカデミーは14日現在、レコード会社やツアーマネジャーとは連絡が取れたが、ディランさん本人とは直接話せていないという。

文学賞を選考したノーベル委員長のペール・ベストベリィ氏は14日、スウェーデン公共放送SVTに「これほど長い沈黙はとても珍しい。驚いている。彼は頑固さで定評があるのは確かだが、(授賞式に)来たいかどうかも決めなくてはいけない」と語った。

「ロックを舐めている」 ボブ・ディラン日経記事が大物議 : J-CASTニュース
   音楽ファンの反感を買うことになったのは、日経が見出しに掲げた「ロックを芸術に高めた」という表現だ。ツイッターでは「アカデミズムの優位性を前提とした物言いがいらつく」「『高めた』という表現の時点で間違っている」などの反発が広がっている。

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「フォークへの裏切り」と非難されたボブ・ディラン