温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

ソフトロックAtoZ

2006-07-04 20:27:19 | Weblog
この本知っていますか?
もともとはVANDAという雑誌を主催しているメーリングリストの投稿で知ったのがきっかけだと思いました。
Web VANDA
webvanda.com<Magazine Relatives WEBVANDA - ニュース二もいろいろな記事が。
ゲーリールイスやブライアンウィルソンのインタヴュー記事も載っています。
で、この本や雑誌の中心となるのは佐野邦彦さんという方なんですが、66年から75年頃のポップミュージックの中で、ハーモニーを中心としたマニアックというか、凄いことをやっているのにリアルタイムでは注目されなかったグループにスポットライトを当て、とりあげて紹介しています。
ヴォーグスやゲーリールイス、アソシエーションなど私の好きなグループもとりあげられて、うれしくて本を購入したり、雑誌を数冊買ったりしました。
しかし、しばらくしてこの佐野さんのテイストと私のテイストは違うなあと感じだしました。
紹介されているミレニウムやアルゾなど期待して買ったのですが、私にはダメでした。
もちろん同感というものもありますが、かなりはずれが多いなと思いました。
そのことで、昔ミュージックマガジンを毎月のように買っていた頃を思い出すと、この雑誌ではロックやワールドミュージックを複数の評論家が一枚のアルバムを評論して、点数をつけていたことに気がついて、はたと思いました。
それは、音楽などの趣味嗜好性の強いものは、一人の人の評価でははかりきれないということです。
当時、私は複数の評論家の意見を毎月のように読んでテイストの近い評論家を選んで、その人がいいというものをえらんでアルバム購入の手助けにしていました。
こういうやり方の方が、一人の人の意見で選択するよりずっとはずれがないという気がします。
また、その結果自分のテイストや意志みたいなものが確立していったと思います。
どうも最近はみなある評論家の意見をそのまま盲目的に受け入れるような傾向が強いような気がします。
これは音楽に限らず、すべての商品にいえるような…。
今日は愚痴かな?