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本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

2024年12月に読んだ本

2025-01-01 | Books
12月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2426
ナイス数:83

ようこそ、ヒュナム洞書店へようこそ、ヒュナム洞書店へ感想
★★★★☆日本で個性的な書店を開いた店主の本を読んだりしたが、この本も韓国の店主の話のように読んでいた。しかしこれは小説だったと後から気がついたり。本が好きな著者の気持ちがストレートに書かれたと思える内容だ。
読了日:12月30日 著者:ファン・ボルム
プリニウス 8 (バンチコミックス)プリニウス 8 (バンチコミックス)感想
★★★★☆ プリニウスはアレクサンドリアの図書館からクレタ島をまわるのだが、一方、ローマの大火からの復興の前にポッパエアの死とティゲリヌスの暗躍と混乱は続く。
読了日:12月24日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき
耳に棲むもの耳に棲むもの感想
★★★★☆亡くなった補聴器の販売員の耳の骨は耳の中に棲んでいたものたち、という。耳であったり、音であったりをめぐるそれぞれの短編は、どれも少し日常の風景とは異なった世界に連れていく。個人的には「今日は小鳥の日」が不気味さと静謐さを感じさせる著者らしい一編だと思った。
読了日:12月22日 著者:小川 洋子
書楼弔堂 霜夜書楼弔堂 霜夜感想
★★★★☆今回の狂言回しは活字の書体をつくる仕事に就く青年だ。日本でも活版印刷が始まり、より読みやすい文字をつくるための書体を書くのが仕事。明治の世になり40年あまり、本と出版に関わる状況も大きく変わっているなかで、書楼弔堂の位置付けも変わってきたということか。しかしそれでも弔堂の行ってきたことは尋ねてきた客たちに引き継がれ行くだろうことを期待しよう。もちろん読者である自分もだ。
読了日:12月20日 著者:京極 夏彦
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下プロジェクト・ヘイル・メアリー 下感想
★★★★☆地球をアストロファージから救うミッションをひとりで遂行することになってしまったグレースはどうするのか。後半からの展開は希望と絶望のジェットコースター的展開だ。最後の行動にはうなってしまった。
読了日:12月14日 著者:アンディ・ウィアー
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上プロジェクト・ヘイル・メアリー 上感想
★★★★☆太陽のエネルギーが減少してしまうという事態に、地球を救うためのプロジェクトが「ヘイル・メアリー」だ。その意味からして今後どうなるのか見当がつかない。後半の展開に期待。
読了日:12月06日 著者:アンディ・ウィアー
プリニウス 7巻 (バンチコミックス)プリニウス 7巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆プリニウスはアフリカで危機一髪。ローマでは大火とネロの暗殺計画と混乱ばかり。
読了日:12月04日 著者:ヤマザキマリ/とり・みき
哲学の誕生: ソクラテスとは何者か (ちくま学芸文庫 ノ 7-2)哲学の誕生: ソクラテスとは何者か (ちくま学芸文庫 ノ 7-2)感想
★★★★☆『ソクラテスの弁明』の流れで読む。しかしギリシャ哲学を学んでこなかった身にはハードルが高かった。「無知の知」という言葉は聞いたことがあったが、それが誤解でありながら長くソクラテスの哲学を理解するキーワードとなっているという。ソクラテス言っていた「知らないことを、そのとおり知らないと思う」という内容を読み解くことの重要性を説いている。
読了日:12月01日 著者:納富 信留

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