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2024年6月に読んだ本

2024-07-01 | Books
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1931
ナイス数:46

短歌を楽しむ基礎知識 (角川選書 670)短歌を楽しむ基礎知識 (角川選書 670)感想
★★★★☆図書館で偶然見つけて借りてみた。基礎知識とあるが読み進むうちに近世、中世、古代と歴史を遡っていく。基礎知識というにはてんこ盛りの内容だ。
読了日:06月30日 著者:
他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ感想
★★★★☆2020年4月号から2021年4月号まで連載されたコロナ禍の真っ只中に書かれたものだ。「エンパシー」という日本ではしっくりくる意味を取りにくかった言葉を「他者の靴を履く」というイメージで示したが、コロナ禍での現状とエンパシーの歴史的位置付けを探ることで、さらに掘り下げていく。
読了日:06月25日 著者:ブレイディ みかこ
自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫 M シ 17-1)自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫 M シ 17-1)感想
★ ★★★☆図書館で2ヶ月待ちで読む。女子高校生が5年前の殺人事件の結末に納得できず、自由研究に名を借りて調べ始める。関係のある人物に片端からインタビューをするうちに革新に迫っていく。ボリュームがありながらテンポよく読ませる。
読了日:06月21日 著者:ホリー・ジャクソン
善き女の愛 (Shinchosha CREST BOOKS)善き女の愛 (Shinchosha CREST BOOKS)感想
★★★☆☆5月に亡くなったアリス・マンローの短編集。短編なのだが読み終えると長編を読んだような、ずっしりとした読後感だ。
読了日:06月16日 著者:アリス マンロー
ストーリーが世界を滅ぼす――物語があなたの脳を操作するストーリーが世界を滅ぼす――物語があなたの脳を操作する感想
★★★★☆人は物語により団結し文明を築いてきた、ということはよく言われることだが、現在は物語が分断を招いている、と警告している。物語の主軸が共同体から個人へと移動してしまった結果であることは容易に想像できるが、この分断による危機をどのように回復できるか、というのは難しい。
読了日:06月07日 著者:ジョナサン・ゴットシャル

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