Blog.たかたか

本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

2009年に読んだ本 / 音楽関係編

2010-01-06 | Diary
きのうに続いて、2009年に読んだ本のうち音楽関係のほんを
あげてみます。

音楽関係は19冊と圧倒的に多くなっているのは
2008年と同じ傾向です。

そのなかからお勧めの5冊を選んでみました。

1.鉄のサムライ 音楽ホールをつくる
  -鉄鋼マンが挑んだ、音楽の殿堂・紀尾井ホール
  設立2000日の苦闘-/林 隆男
  紀尾井ホールの設立を巡るドラマですね。
  バブルのころから全国各地で音楽専用に限らず
  たくさんのホールが建設されましたが
  志をもって建てられたホールはどのくらい
  あるのでしょうか?

2.音楽の捧げもの ルターからバッハへ/茂木 健一郎
  昨年は大活躍の茂木さんの本です。
  (活躍しすぎてチョンボもありましたけど。)
  茂木さんはクラシックにも詳しいということで
  その茂木さんがバッハをどのように扱っているか
  興味がありました。
  ちょっと早書きとでもいうのか、口述筆記で
  急いでまとめたような感じもありますが
  内容的には面白く読めました。

3.路上のソリスト/スティーヴ・ロペス
  映画が公開されているころに読みました。
  映画のほうもハワイに行くときに
  機内サービスで見てみましたが
  本のほうが断然読みごたえもあり
  お勧めです。
  音楽家を挫折したホームレスと
  コラムニストである著者との
  揺れ動く関係に引き込まれます。

4.ボクたちクラシックつながり
  ピアニストが読む音楽マンガ/青柳 いづみこ
  タイトルからしてのだめ人気を狙ってる?
  といった気がして、買わなかったのですが
  図書館にあったので借りてみると
  それが偏見だったことがわかりました。
  青柳さんはたくさんの著書を持つ文筆家でもあり
  その彼女が面白がって書いている、という感じです。
  マンガからクラシックに興味を持ったひとを
  もう少し奥の世界にひきずりこもう
  という魂胆かな?

5.ロマン派の交響曲 『未完成』から『悲愴』まで/金 聖響・玉木正之
  新書が続きます。前作のベートーヴェンの続編です。
  ベートーヴェンのときもそうでしたが
  二人の楽しい会話を聞いていながら
  金さんから、第一線の演奏家ならではの話を
  教わっている、という感じです。

そのほかには
オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆四つの試練/中丸 三繪
マエストロ、それはムリですよ… 飯森範親と山形交響楽団の挑戦
 /飯森 範親・監修/松井 信幸 取材・構成
フェルメールの楽器/梅津 時比古
ベルリン・フィル あるオーケストラの自伝/ヘルベルト・ハフナー
歌って、ヴァイオリンの詩 2/千住 真理子
クレーメル青春譜―二つの世界のあいだで/ギドン・クレーメル

などを読みました。
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