Blog.たかたか

本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

海峡を渡るバイオリン / 陳 昌鉉

2007-10-12 | Books
『海峡を渡るバイオリン』陳 昌鉉・(鬼塚 忠・岡山 徹 聞き書き)/河出文庫は
ことし読んだ本で一番面白かった本です。
早く先を読みたいけれど
読み終わってしまうのが惜しい
という気持ちにさせてくれました。

東洋のストディバリと呼ばれた
ヴァイオリン製作者の陳昌鉉氏の生涯を聞き書きしたものです。

戦後、韓国から日本にやってきて
独学でヴァイオリンの製作を行始める。

それに伴うさまざまな障害を乗り越え
研究と試行錯誤を繰り返しながら
ヴァイオリン作成にとりつかれていきます。

そして、すばらしいヴァイオリンを作るまでになっていきます。

これほどの人生をみると、感動します。

この本は、新宿のジュンク堂に行ったときに
文庫の新刊コーナーで目に入りました。

吉田秀和全集を買う予定で行ったのですが
なんとなくこの本も手にとって
一緒に買ってきました。

大当たりでした。
コメント