梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

一緒に勉強してきて

2005年05月14日 | 芝居
前に『同期会』を開いたことを書きましたけれど、厳密な「同期」と申せば、共に第十四期歌舞伎俳優研修生として、国立劇場に通った七人です(私を除く)。
故嵐徳三郎さん門下の嵐徳江
市川猿之助さん門下の市川喜久於
市川段四郎さん門下の市川段一郎
中村雀右衛門さん門下の中村京三郎
中村吉右衛門さん門下の中村吉二郎
中村歌昇さん門下の中村蝶之介
坂東玉三郎さん門下の坂東玉朗
呼び捨てで書いてしまいましたがみんな私より年上です。
年齢は違っても、国立劇場内の研修室で、二年間、ずっと一緒に稽古してきたので、ほとんどふつうの学校での「同級生」みたいな感じですね。
去年の勉強会、私にとっては四年ぶりの参加だったのですが、五人の同期と一緒でした。稽古の段階、そして初日があいてからも、お互いの演技に、こうしたほうがいいんじゃないか、あれはよくないんじゃないかと、いろいろアドバイスをしあいましたが、「こういうふうにお互い芝居を語り合えるようになったんだなあ」と、感慨深いものがありました。
今年の勉強会も同期四人が参加します。おたがい「切磋琢磨」でよりよき舞台を目指せたらと、願っております。

これからしばらくは、「研修生時代」をお話させて頂きたいと思います。

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