梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

正月気分も抜けて…

2008年01月03日 | 芝居
『助六』の揚巻付き新造も、今日はだいぶ段取りがよくなりまして、ホッといたしました。
とはいえ、これからがさらなる勉強のはじまりです。新造らしい振る舞いや、こなさなくてはならない仕事を、お客様には仕事と見せないためにも、無駄なく品よく、自然に動くことができるよう精進いたします。
初春の歌舞伎座で、成駒屋(福助)さん演じる揚巻付きの新造を勉強させていただける有難さを、絶対に無駄にはしたくありません!

…当月から、歌舞伎座の<所作舞台>が新しくなりまして、輝くような木肌が清々しく、その上に立つ身といたしましても、心引き締まる思いです。
『助六』はもとより、今月は多くの演目で使われておりますので、ご観劇の際にはちょいとお気を留めてみてください。