梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

子歳の初仕事

2008年01月02日 | 芝居
本日歌舞伎座初春興行の初日。
大勢のお客様にお出で頂き、初芝居らしい賑やかな舞台となりました。
私の初仕事。後見、お役ともにまずは大過なくといったところ。3日間のお休み明けの本番は本当に緊張いたしましたヨ。
揚巻付きの新造は、反省点は大変多うございます。同じ役の人たちとともに、もっと手際よく、<綺麗ごと>で用事をこなさなければ! これは演じるというよりも、ひとつの<技術>ですから、先輩方によくよく教わりながら、脇としてのスキルアップを目指します。

終演後は先輩方と新年会でした。

『猩々』『一條大蔵譚』と続いておりますし、人数が多いため『助六』も早くから衣裳を着なくてはなりません。なんだかいつも以上にバタバタした初日となりましたが、無事終わってホッとしたしました。
お芝居の話は、もう少ししてからとさせて下さい。