梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之京都日記2の27『初春に向けて』

2007年12月24日 | 芝居
本日『将軍江戸を去る』のあと、来月の歌舞伎座初春興行で師匠がお勤めになる『猩々』のお稽古がございました。
振付けは藤間の御宗家です。丸太町にお住まいの宗家藤間流のご師匠のお稽古場をお借りしての振り渡しです。
高麗屋(染五郎)さんとの<二人猩々>でございます。酒を酌み交わしながらの連舞、猩々独特の<乱(みだれ)>も華やか。
この度も後見を勤めさせて頂くことになりました。新しい1年を寿ぐお目出度い舞台。気が引き締まります!

2008年の初仕事は、この後見と、夜の部『助六由縁江戸桜』の<揚巻付き振袖新造>を勉強させて頂きます。

さて本日はクリスマスイブでございますね。家内を東京においてきた身で、ロマンチックな夜は過ごせませんからね、誰と過ごすというでもない面々で、鍋をすることにしましたヨ。